岩手大学を訪問して、表題のタイトルの講義にゲストとして参加してきました。
昨年に続いてのお招きでしたので、早い時期に議会日程を確認し、日程調整を
行いました。が、まさか、官製談合防止法違反等により、市役所庁舎が2度も
捜査の対象とされる想定外、そして異例の状況下での講義となりました。
議会最終日の6月28日には、議長として挨拶を行いました。
「・・・事案の重大性を鑑み早急に、調査権限と調査範囲・手法を明確化し、
すべての会派・議員の共通理解を得たうえで、全議員を委員とする調査特別
委員会を設置し、現下の非常事態に二限代表制の一翼として議会一丸となって
役割を果たしてまいりたい・・・」
私が議長に就任して、ほぼ3年前に改選後の新しい議会活動がスタートしましたが、
当初、継続案件の「治水対策特別委員会」以外には、「特別委員会」の設置があり
ませんでした。
その後、「NECプラットホームズ株式会社一関事業所跡地を含む・・・特別委員会」
「農地現状変更等に関する調査特別委員会」、そして来週には、新たな特別委員会
の設置が予定されています。まさに、当市にとって非常事態であり、6月議会で
提案される予定であった中里市民センター建設工事や大東「道の駅」建設工事など、
市民生活や関係者の皆様に多大な影響が見込まれます。
講義の内容として、「二限代表制」としての議会の重要な役割、そして今後地方分権
改革によって、首長の権限が拡大するなか、チェック機能の重要性が増している事、
人口減少社会の到来によって、例えば「グローバル化が進み、地域社会が疲弊」する
なか、多様な民意の形成・合意形成の必要性が増し、地域に根差した政策立案が必要
となります。
講義おいての質問では、ILC誘致に関する質問などがありました。私からは、このような
巨額の投資となる大型政策において、最も重要なことは「政治、そして政治家」のはたす
役割が、非常に大きいと思います。と少しだけ持論を述べてきました。
今年度は、各種総会、様々な講演会、要望活動が以前のように通常開催されるため、非常に
タイトな日程となっています。そのような中、東北地方整備局岩手河川事務所長に7月1日付
で着任された長田 仁所長とも久しぶりに再会できました。
週明けには、新しい特別委員会が設置される予定となっています。市議会として、しっかりと
対応していきたいと思います。