6月議会で大きな議案となった「NEC跡地取得関連議案」が、9月議会に
再提出されることとなりました。先般の議会運営委員会において、17日の
9月通常会議・初日に先議として議決されることとなりました。
個人的な見解では、この1ヶ月で大きな進展として何があったのか、非常に
気になりましたが、示された方針には大きな変更はありませんでした。
今回の再提案は、同一議会でないため「一事不再議」とはなりませんが、ほぼ
同様の内容を再提出となれば、議会の議決の重みを十分認識した上での再提案と
思っています。9月26日に告示される市長・市議会議員選挙を前に、議員にしても
市長にしてもこの議決は大変重要であり、今後の議員活動、進退をかけた議決となると
考えています。
実は、再提案されることは私の頭の中にはなかったため、先般議会報特別委員会
から依頼のあった「特別委員会・活動報告」の原稿をどうするか悩みました。
広報が月1回の発行となったため、15日号での配布ができないため、市議会報が
市民のみなさんの手元に届くのは、8月下旬から9月にかけてとなります。
再提案によって、新たな展開となったためタイムリーな記事となり得ません。
それでも、先般提出した記事がそのまま議会報に掲載されますので、了解願いたいと
思います。
一関市議会では、大きな議会改革にこの4年間取り組んできました。
今回の議案は、市長就任後最も大きな財産取得でしたが、「これまで十分に説明を尽くしてきた」
とする市長と市民・議会に対して説明が不十分とし、特別委員会を設置し議論を重ねた議会側が、
予算執行にブレーキをかけることとなりました。市議会が、厳しいコロナ対策や厳しい地域経済
の現状、人口減少の影響を真摯に議論し、定数削減や委員会の見直し等、大きな議会改革に取り
組む中、通年議会を導入し議論の場を大きく広げた中での特別委員会となりました。
二元代表制の特徴である首長、議会がともに住民を代表し抑制と均衡を保ち緊張関係を保つ事が
重要である事が、今回の特別委員会の議論において、改めて認識されました。
市民の関心が非常に高い中、17日に議決が粛々と行われます。