今日は、一関市で「素粒子で宇宙・物質を覗く」と題して、楽しむ科学教室が開かれました。
主催は「平成基礎科学財団」で、岩手県と一関市が協賛しました。
平成基礎科学財団は、あのノーベル賞受賞者小柴昌俊氏が理事長です。
今日は、光栄な事に小柴先生も一関に来てくださいました。
一関市の学生にとっては、非常に貴重で素晴らしい時間を得る事ができました。
小柴先生の言葉はもちろんですが、講演を行った鈴木厚人先生は、東北大学副学長で現在は、
KEK(高エネルギー加速器研究機構)の機構長で、日本の加速器研究の第1人者です。
そして、これから世界にひとつだけ建設する予定のILC(国際リニアコライダー)計画の
もっとも中心にいる研究者です。
このILCが、一関市に建設されるかもしれないと言うニュースは、その広大な計画から、
未だ、夢のような話ではありますが、建設費8,000億円、経済効果5兆円・・・、世界中から
1,000人を越える研究者が常駐すると言う、研究施設です。
2~3年後には、その計画が発表になるものと思われます。
来年度から、一関市では中学生を対象につくばにある「高エネルギー研究機構」に
生徒を派遣する予定です。
大きな夢は、実現するのかも知れません。