kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

大阪合宿1日目〜午前中〜

2018-12-23 | 陸上競技
土曜日。この日から2日間の合宿。

土地勘が全くないのでどう動くのかよく分からず。新今宮駅の近くのホテルに宿泊していました。残念ながら朝から雨。天王寺駅まで歩くことにしていたのですがずぶ濡れ。目的に向かうための電車が分からない(笑)。というか駅がどこにあるのか発見できませんでした。アベノハルカスの所にあることが判明して慌てて移動。田舎者にはなかなか厳しい(笑)

電車に乗って移動。しばらく乗っていて1つ目の駅に着く。ドアが閉まる時に駅名を見ると私が降りなければいけない駅でした。え?1つ目なのに?と思っていたら「準急」だったようです。しばらく駅を飛ばしていって最初に止まるのが目的地の駅だったと。一駅10分ではなく数駅飛ばして10分だったようです。あー。無念。戻って駅を降りてから迷子になる。線路沿いにグランドがあると聞いていたので歩いて行くと途中で行き止まり(笑)もうどうしろと言うのか。あちこち歩いてなんとかたどり着きました。そしてずぶ濡れ(笑)もうどうにでもなれ(笑)

残念ながら雨でした。高速道路の軒下が練習で使わせてもらえるとのこと。いや、本当にありがたい。室内練習ではなく普段やっている練習に参加させてもらえるというのが大きい。私たちが到着した時には練習場所に全ての荷物が運ばれていました。かなり大量の荷物。運ぶだけでも大変だと思います。

挨拶も早々に練習に入る。まずはDM投げ。その場での投げでした。以前tky高校の練習を見学させてもらった時と同じ感じを受けました。投げるDMのスピードが速い。ここに大きな違いがある。うちが使っているのは某メーカーの安いDMです。本物のDMは投げやすく取りやすい。この差は大きいのかもしれません。それでも勢いが違う。体幹を使ってしっかりと投げる。手先だけで投げるとスピードが出ません。体幹と重心移動。アップの段階でしっかりとやっていました。

そこからミニハードルを使った動きへ。私はひたすら観察。何が狙いでそのミニハードルを使っているのか。単純にそれをやっているわけではないと思います。「狙いは何ですか?」と聞けばすぐに解決するのかもしれません。しかし、見ていてそこを理解するのが楽しい(笑)ミニハードルを越えていく。その中に何があるはず。

見ているとhrb先生が側に来てくださいました。私が見ていて気になったこと、ここが狙いではないかと思ったことを確認する。今回は「音」に着目していました。「音」を見るというのも変な表現ですが。その音の原因がこの練習の「狙い」ではないかと。接地のポジション。そのポジションにどう入るか。つまり「地面への力の伝え方」に狙いがあるのではないかと思って見ていました。

そのままの流れの中で「台」を使った練習に移っていきました。これはかなり興味深い。一言で表現するのは難しいのですが。跳躍系の練習の一環かなと始めてみたときは感じました。台に乗って次の台に移る。三段跳びの動きに近いなと感じていました。よく見てみると台の上に乗った瞬間に接地のポジションが決まっている。そのタイミングに合わせてフォロースイングが入る。この台を利用してそこの動きを徹底しているのだなと勝手に解釈。

が、もうしばらく見てみると実は台から降りる時も同様の動きになっている。降りるときは空間ができるのでよりそこのタイミングが意識しやすい。そこでパンっと衝撃を拾ってそのまま止まらずに進む。台の上も降りた時も同じ動きをやっているのです。これは面白い。自分の身体の真下で捉える。それができない選手は明らかに「音」が悪くなる。fnt先生が「抜けろ」という言葉を何度もかけていました。接地が悪ければ地面からの力を上手くもらえない。ブレーキがかかって力が抜けない。私はそう捉えました。

この辺りのことはfnt先生とhrb先生にしつこく聞いてみました。図々しいと思われるかもしれませんが。縦の動きがきちんとできる。地面から力をもらうためのポジション。接地と身体の位置。ここを徹底している感じがありました。ハードルだけではなく跳躍系でも必要になってくる部分。ここを身につけるための動きが色々とある。勝手な分析なので本当は違うのかもしれませんが(笑)

そこから60mをひたすら走る。5本1セットにして4セットか5セット。間はジョグで戻る。いや、走ります(笑)。かなりの時間走っていました。それでもみんな笑顔。すごいなと思います。普通、集団であれば何人かは「やりたくないな」という雰囲気を出す選手が出てきます。それが全くない。本当に一人もいない感じでした。みんなが前向きに練習をする。練習を楽しんでいるという感じが前面に出ていました。こういう雰囲気の中であれば挫けそうになってもまた立ち上がれる。そんな感じがありました。すごい。これは何年も前に私が感じた部分。今でも全く変わっていませんでした。

終わってから体幹補強。ここは動きながら鍛えるというのではなく寝転がって行う補強を。意図的にここに置いているとのことでした。DMを使って負荷をかけながらの補強。腹筋、背筋、腕立てというベーシックな補強ですがDMを使うことでしっかりと負荷がかかります。かなりの時間をかけて補強をしていました。ガッツリ(笑)

見ていてこちらが元気をもらいました。そして何を意図しているのかを探りながら見る楽しさ。なかなか充実した時間でした。

とりあえず午前中のことを残しておきます。また書きます。
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大阪へ

2018-12-23 | 陸上競技
金曜日。この日から大阪へ。14時過ぎに新幹線に乗ることにしていたので年休を取って休むことに。どう使っても年休が余ります。これはどうなのか。考えさせられます。思い切って消化するしかないのかなと。消化しきれませんが。

すこし前の記事にも書きましたが今回は国体選手を連れて大阪に行くことになりました。是非とも県外の選手と一緒に練習をして刺激を受けてもらいたいと総監督の考えがありました。器として県の枠を超えてやっていかなければ絶対にいけないレベル。こういう環境を与えてあげられるというのはこれから先の伸びにも繋がります。

近県ではなく大阪へ。mtm先生に相談してotk高校のfnt先生にお世話になることに。ここも前の記事に書いたかもしれません。とにかく様々な縁があって今回の遠征が実現しました。なかなか日程が合わずにどうなるか不安なのところもありましたが「ここしかない」というタイミングで22、23日の2日間でお願いすることに。1月はfnt先生が不在ということだったので是非とも直接話を伺いたいと思って。そのためうちの選手の合宿に関しては他の先生にお任せすることになりました。心苦しですが。

金曜日から大阪に入り翌日の朝から練習に参加させてもらうことに。練習が始まる前日に一緒にfnt先生と食事をさせて頂くことに。こういう場でしか聞けない話もあります。まだ練習を見ていないのにあれこれ聞くのは難しいところがありますが。更にありがたいことにmtm先生も一緒に食事をすることになりました。本当に申し訳ない限りです。

かなりの時間ご一緒させていただきました。競技に関することやその他諸々の話をする。陸上好きの人と話をするのは楽しいですね。人生についての話も色々と。考え方の部分を知ることができるというのは大きい。fnt先生もmtm先生も公立高校。どのような想いで指導をしてきたのかという部分はかなり感じるものがありました。こうやって熱を持って指導に当たられている方々と時間を共にすることで自分自身の指導やその取り組む姿勢の見直しができます。

貴重な時間でした。かなり更新が遅れていますが。とりあえず書いておきます。
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見守る

2018-12-22 | 陸上競技
木曜日の練習。あれこれあって練習開始は17時前。なかなかの時間です。メニューに関しては一応作りました。甘いかもしれませんが。何か指導した時に「やらなければいけない」という気持ちになり過ぎて変な練習をするというのは避けたいですからね。無駄な頑張りをさせたくないなという気持ちもありました。

練習は1時間程度で終わる内容にしていました。話をする必要があれば開始が遅くなることも懸念されるので。一応無駄に量を増やすのはやめておこうと。学習していますから。少しだけ全体に話をしようかと思いましたが任せることに。こういう時きどう対応するかも見たいなと思っていたので。メニューの内容をどれだけ理解して練習を進められるかです。

私はスタート用のピストルのメンテナンスでもしようかなと。準備していると機械科の先生が「やりましょうか?」と声をかけてくれました。すぐに頼む(笑)。分解して鉄ブラシ?で磨いてくれる。潤滑油?錆止め?を使ってくれました。これまでペーパーヤスリで削っていたのに圧倒的にこちらの方が早い。うーん。やはり専門にしている人に頼る方が無駄がない。最後はグリスまで使ってくれて動きもスムーズに。有難い話です。感謝。

練習はバランス系をやってからBCT。そこから体幹強化サーキットの室内バージョンを。そこから補強+動きを。これも少しバージョンを変えました。これまではBランジをやっていたのですがどうもスムーズに進まないのでDMランジに変更。短時間しかやらない予定だったのでカニ歩きと前後歩きを15mから20mへ。このメニューが案外キツいようです。途中で止まってはアレコレ言っています。狙ったところに負荷がかかるようになっているので良いことなのですが。

ディップ系の動きも入れています。上腕三頭筋に負荷がかかる。この時にどうしても脇が開くのでその辺りのことも指摘しながら。細かい部分は指摘しなければ分からないと思います。最後にワニとエビをやって終わり。本当に1時間程度の練習でした。十分。

最後に合宿についての話をしておきました。細かいことは言わないでおこうと思っていたのですが私が不在の中での合宿参加になります。他の指導者に迷惑をかけることは避けたい。そうなるとやはり準備だけはさせておかなければいけないと思います。

鉄は熱いうちに打て。そういう部分も含めてこの合宿で何をやらなければいけないのかを考えさせる時間を作りたいと思います。練習前にきちんと確認をさせたい。全てを自分たちでやれというのではなくある程度は道筋を示しておかなければいけないと思います。どのようにこの合宿を過ごすのか。ここは大切だと。私が不在の中でどう取り組むか。

絶妙のタイミングだと思います。自分たちのためにやるという感覚を持つために何をするか。任せます。
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向き合う時間

2018-12-21 | 陸上競技
前の記事の続きになるてましょうか。

木曜日。朝選手達が自らミーティングを実施。話の展開はよくわかりません。どのような話をしたのかというのは任せています。任せたことにより大きな問題が発生したこともあります。が、これは通常はレアケース。普通はそんなことにはなりません。どのような発言をするのか、どう対応するのかは当然見えてくるという部分。考えさせられます。

朝にミーティングが終わったと言いにきましたが時間的に対応できない。放課後まで待つように伝えました。日誌は提出していましたがコメントは書かず。こちらもかなりのエネルギーを使ってコメントを書きます。今は日誌を通じでコミュニケーションをとる段階ではない。順序があります。何を優先して行くのか。ここも考えものだと思っています。全てをやってあげるという気はありません。まずはそれぞれが自分自身と向き合って振り返りをする。そこに対してきちんと考えてからどうするか。ここが出来なければ話をする必要性もなくなります。

放課後、話をしに来たので個別に。意図的にNaも同席させました。これから先のことを考えると選手がどのように考えているのかを知ることは大切かなと。数人から一度に来たので個別に話をすることに。かなりの時間を要しました。が、自分の口で自分の言葉で話をさせることは必要だと思います。沈黙になった時はこちらは待つ。話しません。基本話をさせることがメインだと思うので。

同席させたNaからもそれぞれに一言ずつ言わせました。客観的に聞いていてどう感じたのか。これからどのようにしていけば良いのか。同年代として少しでも話ができるようにならなければいけないと思います。このご時世、先輩後輩の関係も希薄になっています。時代錯誤と言われるかもしれませんがやはりそれぞれの立場がある。友達関係のような先輩後輩があるというのは良いのか悪いのか。ガチガチの関係ではなくても良いと思います。それでもある一定水準は保ちたい。必要だと思っています。

Na曰く。それぞれが思っていたことをきちんと聞けたのは大きい、と。普段そういう部分に関して真剣に深く考えて対応するこということさありません。漠然と過ごしている。なんとなくやり過ごしている。問題点があったとしてもそこを見て見ぬ振りをしている。そういう部分は少なからずあると思います。速く走れるかどうかだけを目指すならそこまで求めなくても良いのかもしれません。短期的に結果を出そうと思えば考えさせずに型にはめる方が早い。が、それだけが人生ではない。それから先の方が圧倒的に長い。そうであればやはり「育てる」という感覚で接していきたいなと思います。

この待ち時間に他の選手が何をしているのか。ここも大きいと思います。後で確認をしたら補強をしていたとのこと。こちらに関しても指示は出しませんでした。何をしたらいいのか分からずずっと話しているだけというのでは時間の無駄になります。

ここで大切になるのが「私は怒っていない」という部分です。こういう書き方をしているので激怒しているのではないかと思われるかもしれません。全くです。私が云々の話ではない。結局、それぞれが問題点を認識してどのように行動しなければいけないのかを考える必要があるというだけ。何もなかったかのように練習に参加して普通にやることはマイナスだと思っています。次に繋がらない。私が何を指摘しているのか。

ある選手が「日誌を朝練の後に慌てて書いて提出していた」と言っていました。そんなことは内容や字を見れば分かります。そこを指摘するのは簡単。しかし、そこで考えさせる必要があると思います。日誌を書くのは誰のためなのか。私に怒られるから書くというのでは何の意味もありません。提出忘れが何度もあるので「提出しなければ全員練習なし」という話もしています。だから慌てて書くという事態になる。

が、それは何か意味があるのか。自分自身がきちんと振り返りをするために日誌を書くのです。毎日10分から20分の時間を振り返りに使えないというのであれば結局「その程度の情熱」だと思います。練習時間だけ練習をしておけば強くなるという話ではない。全ての取り組みが繋がっている。振り返りをせずに次の日の練習を迎えるというのであればまた同じミスをする危険性がある。自分の中で動きに関してや取り組みに関して「自己分析する時間」を作る必要がある。そのための日誌だと思います。書くだけの日誌はお互いにマイナスでしかない。

こういう部分に関しては妥協なく見ていかなければいけないと思っています。それはかなりのエネルギーを要します。競技で絶対成功したい!という強い想いを持っている選手であってもこの辺りが考えられなければまだ「想い」だけで行動は変わらないと思います。「陸上競技が好き」という選手の方が競技力自体は低いかもしれませんがこれから先伸びていく可能性が高くなります。その方が互いに面白い。

自分自身と向き合う時間を作る。練習だけではないと思います。これが形になるかどうか。分かりません。私自身がやることではないですから。選手がどう感じてどう動くか。該当者以外が自分の事として捉えることができているか。そこも大きいと思います。しっかりと考えてもらいたいですね。他人事ではなく自分自身の話だと。

とりあえず記録しておきます。
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レールを敷かない

2018-12-21 | 陸上競技
前の記事にも書きました。まだまだ競技に対してというよりもやらなければいけないことの方が多い。その中で私がどのように関わるか。ここは考えなければいけないと思います。

これまで指導をする中で何かを伝えるとそれを穿った捉え方をして「発言した事が悪い」という形になる事が多くありました。現実問題、それが本当に悪だったのか。その時批判されていたとしても時間経過の中で「どちらが悪いのか」というのは明確になります。一部分だけを切り取ってその事だけを批判するというのは今の世の中の風潮。本当の意味で教育活動になるのかどうか。もう今のシステムは限界が来ていると思います。

「お客様」から言われたことに対して「誠心誠意対応する」事が求められる。どう考えてもおかしいと思うことであってもそこに対する対応が少しでも意に沿わなかったら「大バッシング」となる。こういう流れに辟易しています。世の中の全てにおいてこの手の流れがある。だからと言って事実が分かった、問題が鮮明になったからといって絶対に謝罪などはない。言った者勝ち。言われ損。

本気で何かをやろうとする。そこに対して見えてくるものが沢山あります。「一生懸命やる」と口にしてもやらないというのは良くあるパターン。そこに対して指摘をすると「やってます」という返答になる。いやいや、やっていないやろ?と再度伝えてもその意味は伝わらない。自分中心に考えている、感じているのでそれ以外の視点からの意見はなかなか入らない。そこは考えないといけない部分。この手のことを書き始めると延々と書いていける気がします。いや、理不尽な事が多すぎる。

前置きがめちゃくちゃ長くなりました。愚痴というか不満というか。マイナスの事を書くと面白くないですがそれをどう受け入れるか。いつもいつも楽しくできません。

これまで何かあった時はこちらが主導してある程度の話をしてきました。それによりその場は解決するのですが本質的な解決にはならない。それに意味があるのかどうかずっと考えていました。指導をしたからといって本当に分かっていなければ次も同じような事を繰り返す。指摘された事に対して本当の意味で分かっていなければやはり次も同じような事をする。次に何かある時は輪をかけてタチが悪くなるというパターンが多い。本質的な部分が分かっていないので「許してもらうために反省している態度を示す」というのでは誰のためにもならない。

助長していく。それは間違いなくあると思います。その場をそれでやり過ごす事が出来たのだから次もなんとかなる。そうやって少しずつ「負の強化」がなされる。ダメなものをダメだと教わるというのは必須だと思っていますがそこをやり過ごすと悪い方向に転がりやすい。本当に改善しなければいけない部分に対して周りが過剰なまでの擁護をすると「何かあっても守ってもらえるから大丈夫」という感覚になる。それではこれから先困る。それを分かるかどうか

話が大きく逸れている気がしますが。今回はそこまで大きな問題だとは思ってはいません。しかし、きちんと考えさせる必要はある。私から言われたから考えるというのではない。もちろん考えない者も出てくると思います。そこに関してはまた別問題。どちらにしても解決のための「レースを敷く」というのは辞めようと考えています。必要性がない。自分のために何をするのか。そこが分かるようにならなければ先には進まないと思っています。

今考えなければいけない事。「伝えられた事に対する理解」「自分の事として捉える」「最善の行動をとる」という部分だけ。「問題行動」ではなく行動の甘さが出ているだけです。そこに対してきちんとした振り返りをする。そこができるかどうか。私がすべて関わってレールを敷く必要はないと思います。ある程度のことは自分達でやらなければいけない。自分達に返ってくる事だから。

女子キャプテンであるNaに任せました。3年生の力も借りて。私が介在する必要はないと感じていたので。ミーティングをするという事だったので朝練はその時間に。大きな問題ではないかもしれませんが、小さい時にきちんと対応しておきたい。自分達の口で言葉にしてきちんと伝え合う。その経験を避けていたらやはり前には進まないと思います。大問題であれば私がすぐに入ります。問題が大きくなる危険性があるので。今回は「自分達について振り返る」という時間にしたい。練習云々よりも大切な事が沢山あると思います。

レールを敷かれてそれに乗っかっていれば考えなくても結果に繋がる。それは楽です。が、何も残りません。競技に対して真剣になれない選手に対してこれまでは「レールを敷く」事で対応してきました。お互いにとってそれが一番楽だから。それはやめようと考えています。「レールを敷かない」という選択を私自身がすることで選手達が「何のためにグランドに立つのか」を真剣に考えるようになるのではないかと。与えられた答えではなく自分達で考え考えて出す答えの方が良い。

これまでのミーティングは中心選手が話をしてそれで終わっていたと思います。それでは何も変わらない。何かを変えていくために。組織としてチーム作りをしていく必要があると思います。以前、選手だけでミーティングをさせた事を避難されたこともあります。何故その場に私がいなかったのか、と。そういう見方もあるのだと思います。甘んじて受け入れます。が、そんな事をいつまでも続けられない。選手が自分のために何かをやるという感覚を持つ。それが今やるべき事だと考えています。

まとまりません。それでも記しておきます。大きな問題はありません。自分達について考えさせる事。該当者だけが考えればいいわけでもない。成長を促していきたいと思います。
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足踏み

2018-12-20 | 陸上競技
思うことを。

少しずつ前に進んでいる感じはあります。が、それはこちらがイメージするよりもゆっくりです。何かのきっかけで大きく進むのかもしれませんが。なかなか難しい部分もあります。

関連付けシートを作って書く。Mが書いている内容が今のチームの状況を言い表していると感じていました。そのため本人は若干苦笑いをしていましたがコピーして全員に配布。1年生の時からすればこれだけチームについて考えることができるのかという部分は本当に嬉しく感じました。数人はチームについて触れています。が、大半の者は自分のことのみ。自己分析ができていないという感じでした。そのためコピーを配布した際に「この紙を見てチームについて考えて日誌を書く」と伝える。

翌日日誌を見て愕然としました。やはり半分近くの者がチームについて触れていません。一事が万事だと思います。技術的な指導に関しては話を聞くがそれ以外は聞かない。そんな選手は稀だと思います。全ての部分に関して聞いていない。だから同じミスを繰り返す。振り返りをするために日誌を書いているのですがそれがきちんとできない。読めない字で書いて出す者も。流石にこちらも考えさせられます。

全体行事でグランドを使うことがありました。その行事の担当は私とtnk先生、さらに陸上競技部となっていました。行事が終わり誰も気づかないのでNaを大声で呼んで整備の指示を出す。それに気づいたNとSが動く。他の部がグランド整備を手伝ってくれたのですが他の者は気づかない。周囲を見て動くという経験が少なすぎる。言われたことだけをやるというのが染み付いている感じですね。ここを抜け出さなければいけない。

更に。短距離の者は実際に走るという機会がありました。遠目に様子を見ていましたが身体を動かして走るための準備をしている者がいない。前日の最後にその辺りのことを指示しておきました。こんな事で怪我をしてしまったら何のために練習をしているのか分からなくなる。競技で少しでも結果を出そうと毎日練習をしている。たった1日ワイワイやるために情熱を使っているわけではない。そうであれば走らなければいけないという状況に対してどのようにアプローチするか。万が一怪我でもしたら台無しになります。実際怪我をした者も出ました。

怒るとか責めるとかいう話ではないと思います。私が怒るからきちんとやらなければいけないと感じるようであれば集団としての活動は意味をなくします。本来であれば本人達がどのように感じるのかだと。

本当に何かをやろうと思えば、自ずとやるべきことを見えてくる。見えていないということは分かっていないということ。高校生だからそれくらいの事はある。それも分かっています。しかし、本当にそれで良いのだろうか。せっかく手本になる関連付けシートを渡したのにそこから何も考えない。自分が何をしていけば良いのかというヒントになる部分を受け止めることができない。練習を一生懸命にやっているのだから問題はないと言われたらそこまで。集団で練習する必要性はなくなります。

別に私が無理難題を突きつけて選手に迫っているわけではない。理解している選手もいればほぼ理解できない選手もいる。それだけの話です。しかし、集団は理解している選手を中心には回りません。理解していない選手の行動に大きく左右される部分がある。こういう部分の理解が進まなければまだ気持ちにも波が出てくる。結果、良い練習ができずに全体の質を下げてしまうことになる。それで何が残るのか。

情けない話ですが足踏みです。一直線に登り続けられると良いのですがそうはいきません。ここが難しい。毎回毎回前向きなことが書けるといいなと思います。が、そんなドラマのような話はありません。上手くいかない時の方が圧倒的に多い。

以前から「チームとして」「責任を果たす」「役割を自覚する」という事は言い続けています。その時から日誌に書けない選手も出てくる。それなら日誌を書くのは止めれば良いと思います。強制されて書くというのであればこれほど無駄な事はない。互いにストレスを感じながらやるというのは違うと思っています。自分が自分の練習や取り組みについて振り返るためのものでなければいけない。そうでなければ時間の浪費になる。それは常々言い続けています。これも伝わらない。繰り返しになりますが一事が万事。全ての部分は繋がっていると思います。

私が話している内容を理解している者に「私が話している内容は難しいか?」と確認をすると「難しくない」との返答。理解しているから「難しくない」と答えるという部分は往々にしてあります。理解できない者にとってそれは難解な話なのかもしれません。今回こうやって記している内容に関して「難しくて分からない」と思われるかもしれません。それは受け止めていかなければいけない。

価値観が多様化するという現実であってもここは譲れない部分だと思います。理不尽な話ではないですし気をつけてやれば誰にでもできる部分。そして聞いて行動を変えようと思えば万人に可能な話だと思っています。足踏みをしてどこまで留まるか。分かりません。

記録として残しておきます。否定的な事に触れると炎上する時代。何かあればこの記事は消されるかもしれません。その時は「何かあったな」と推測してください。ご理解を。
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縁あって

2018-12-20 | 陸上競技
色々な流れがあり、大阪に行くことになりました。これは私にとっては本当に大きな経験になります。毎年県外に出て勉強させてもらいたいという気持ちが強くあります。バタバタしすぎていてそれが実行できない状況でした。それが国体の関係でタイミングよく県外に練習に行くことに。ありがたい話です。

昨年度、どうしても近畿の高校に練習に行きたいと思っていました。その時にgt先生の仲介でhrk高校のmtm先生の所へ練習させてもらいに行くことができました。多くの刺激を受け練習スタイルの見直しを本気で考える。今年の1月にも同様にhrk高校へ。この時は単独で。近畿の高校の取り組みを見たい。その部分を肌で感じたい。強く思っていました。

今回は国体の400mH選手と一緒に県外に行くことになりました。gt先生とmtm先生に相談。近県の強豪校という選択肢もありましたがgt先生のアドバイスのもと近畿に行くことに。そこでmtm先生に相談。「陸上競技部」として実績のあるotk高校を紹介していただきました。mtm先生に仲介していただきfnt先生と連絡を取り練習に参加させてもらうことになりました。

実は以前から一方的に知っていました(笑)。gt先生からよく話を聞いていました。gt先生はポールの選手を連れて大阪に何回か練習に行っています。その時の話を聞いて一度は行ってみたいと思っていたのです。

更には2010年、私が指導して初めてインターハイに進んだ年だったと思います。沖縄インターハイ。県総体で総合優勝してそれなりに「手応え」を感じていた時期。そこでhsg先生主催のknn合宿へ参加させてもらいました。そこで全力で打ちのめされる(笑)。他県のレベル、近畿の意識レベルの差を痛感しました。

その時に書いたblog。

konan合宿1日目
勝てない

コテンパンにやられています。一番の「差」は「競技に対する貪欲さ」でした。この「差」をどのように埋めるか。ずっと模索してきました。それでも埋められない。その時に少しだけfnt先生と話をさせてもらっています。それ以後はペコリと挨拶をさせていただくだけでした。あの時大きな刺激を受けた学校に練習に行けるというのは本当に「縁」を感じます。

gt先生のおかげでmtm先生との繋がりができる。そこからさらにfnt先生のところまで「縁」が繋がる。陸上競技を通じて自分自身の人生観が大きく変わってくるのを感じます。普通に県内で生活をしていたらそのような経験をすることはできない。この「縁」を感じられるというのはやはり周りにいる素晴らしい指導者のおかげだと思います。感謝しかない。

多くのことを学びたいと思います。話を聞くだけではなく目で見て肌で触れることが大きい。楽しみです。
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「何か」をやる時

2018-12-20 | 陸上競技
思うことを。

物事を始めたりイベントを遂行する。企画力や運営能力が問われる部分だと思う。これは経験しなければなかなか身につかないものなのかもしれない。高校生は普通に生活していたらこの手のことを経験することはない。座って授業を聞いてきたらそれで終わりになる。何かイベントを企画する経験なく社会人になっていく。小さなことでも構わないのでやはり企画運営はした方が良い。

企画をする段階。ずっと「準備が大切」だと言い続けてきている。もちろん一般的には当然のことだと思う。が、様々な観点から見ていくと一概にそうだとはいえない。「上手く行くだろうか」と考える。その時に誰かに相談すると「難しいから辞めた方がいい」という指摘をされることもある。そうなるとなかなか身動きが取れなくなる。何が正しくて何が間違っているのかをしっかりと考えて準備がするという流れになると最初の一歩が踏み出せない。

堀江貴文氏の本を読んだ時に「準備なんか必要ない」というような文章があった。単純にその言葉だけを真に受けて全てのことに準備しなくて良いのだと判断するのは違うなと思う。何かをやろうと思ったら準備をしてからスタートするのでは手遅れになるという意味だと捉えている。

ペンギン。一番最初に海に飛び込むペンギンを「ファーストペンギン」というらしい。海の中にアザラシなどの天敵がいるかもしれないという未知の世界へ飛び込む。どうも先頭にいるペンギンは何も準備をしていない状態で後ろのペンギンに突き落とされるらしい(笑)最初のペンギンは天敵に命を奪われるかもしれない。しかし、天敵がいなかったら誰もライバルがいない海の中で餌を一番先に食べまくることができる。ハイリスクハイリターン。

世の中では何かをしようと思えば「無理だからやめた方ご良い」とアドバイスをする人が多い。何かアクションを起こすというのは簡単なことではない。だからこそ最初の一歩を踏み出すのは大変。多くの人の意見に耳を傾けて準備しようとすると動けなくなる。考えて行動を始めることと大切だと思うし、その反面思い切って動き出さなければいけないと思う。

物事を始めるときにほんとうに準備が必要かは意見が分かれる。が、運営を考える上では「準備」が必要になる。ここだけは外せない。企画をする段階を超えて実際に活動をするためには「準備」をしなければ絶対に失敗する。アバウトでやって「行き当たりばったり」でたまたま上手く行くということとある。が、この過程ではかなりのロスがありストレスフルな時間になる。1日だけがストレスを感じるのであれば良いが複数の人が多大なストレスを感じることになる。

ここの視点が足りないなと思うことがある。何となく終わればそれで良いのか?という感覚がある。企画提案こスタート地点は「思いつき」でもいいと思う。しかし、その時にある程度の未来への展望を持っておかなければいけない。単にやればいいという話ではない。運営する中で相談をするのであれ自分自身が完成図のイメージを持っておけるかどうか。何も持たずに相談するというのは相手の時間を浪費することになる。こういうパターンの時は問題点や準備不足を指摘したとしても「やっているじゃないか」という態度になる。考えて何かをしようとしているのではなく「やること」だけに焦点が当てられている状態だから。

企画することと運営することは異なる。運営する時には多くの人を動かすことになる。助けてもらわなければいけない状態になる。そうであれば運営に関しては時間をかけて準備をするというのは必須。万が一のことまで考えて動かなければいけない。リスクマネジメントの視点があるかどうか。ここは絶対に外せないのではないか。

色々と考えさせられる。何をどのように学ばせるか。意味のある時間を過ごすために。未来へと繋がる時間にするために。何をするべきか。どう行動するべきか。自分自身に言い聞かせながらやっていきたい。
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合わせて

2018-12-19 | 陸上競技
火曜日。練習は通常通り。この日の内容に関しては事前に話をした時にMが感覚的に良いと感じたメニューを中心にやろうと思っていました。感覚の部分。こちらが「思うこと」だけではなく選手の感覚に合わせた練習も必要になると思っています。

バランス系から始めてハードル股関節。これもこの冬から取り入れています。動的柔軟性を高めるための練習です。単純にコンディショニングの中でやるよりも道具を用いてやる方が狙い通りの動きになります。私は翌日の準備のためにあれこれやっていたので遠目に練習を見る程度でしたが。細かくは見ていません。

最初に補強サーキットを。通常であれば練習の真ん中に持ってくるのですがこの日にシャフト補強をするのは避けようと思っていたので流れを変えておきました。やらなければいけないことはいつもと同じ。走る前に身体に刺激を入れておくという部分ですね。

加速段階の練習を最初にやっておきたいと思っていたのでDM投げから初めてそのまま「加速段階練習」へ。DMを使った動きからそのまま加速段階の動きにつなげていきます。T走を含めた動きを入れる。人数の関係で私も手伝いました。チューブ走で選手について走る。これだけでかなりの疲労度。同じスピードで走るということがこれほどきついとは・・・。もう女子にさえ勝てません。

数年間に学内でクラスマッチがありNと一緒に走ることに。3m差でバトンをもらって抜いてやろうと必死に走りましたが後半までスピードが持続できる撃沈。もう無理だと悟りました(笑)。それ以後一緒に走るのは避けています。もう少し私自身が動かなければいけないのかなとは思っています。難しい部分ですが。

話を戻して。加速段階の動きを作ってから合流走。まずは前半部分の動きの確認です。トップスピードの中でどれだけ思い通りの走りができるか。合流走は色々な意味で効果があると思っています。狙い通りの部分ができれば最高のスピード練習になる。バトン練習やこの手の練習はうちの練習の中心にあります。基本スピード重視。

休憩の意味も含めてシャフトトレーニング。上半身と下半身の連動をメインに。意識してその部分をやれれば効果は高いと思っています。ディップの部分が脇が開き始めているのでもう一度指摘。正確な動きを徹底していきたい。さらに車系とワニウォークとエビを実施。身体に刺激を入れなおすという感じでしょうか。

複合走をやってから追いかけ走を。これは特に中間部分の意識。加速段階の動きもしっかりとやりますが色々な練習をしながら中間の動きを作るというのもやります。ショートダッシュをするだけではない。短い距離を走れば加速段階の動きができるというものではありません。しっかりとその部分を作ってから中間の動きへ。複合走は「進みにくい状況」を作って段階的に負荷を減らしていきます。単純に走るというのではなく「膝の引き出しの感覚」を作ることができる。それがそのまま追いかけ走の後半部分につながっていくと思っています。明確な意図あり。

最後に各自練習を。やっとできました(笑)。自分たちで考えてやる時間を入れたいと思っています。こちらがやりたいと思うことを入れていくとなかなか時間の確保ができない。気持ち抑え目にしなければ上手く時間の確保ができないと思いますね。考えもの。

選手の状況を把握しながらやりたいと思っています。感覚を磨くための練習を計画的に取り入れる。実施してまた確認をする。当然のことですがこの手のことをしっかりとやっていきたいと思います。

比較的簡単にまとめておきます。
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役割

2018-12-19 | 陸上競技
火曜日。この日も色々と思っていることを実行に移してみる。前日に関連付けシートを書かせる。これにより自己分析をしっかりとさせました。私的には「取り組み」について、「競技に対する意識」を把握する事が出来ました。Mが書いていた「チームについて」は見た瞬間に涙が出ました。よく考えている。大きな成長。これは拡大コピーして部室に貼るようにしました。今だけではなくこれから先のチームにも必ず生きる。

火曜日の朝。朝練は選手に任せる事にしました。前日の段階で指示を出しておきました。「自分で考える」という部分です。ある選手に「あなたがメニューを考えなさい」という指示。単に思い付きで考えるのではなく「この練習をやる理由」を明確に説明できるようにするという課題付きで。

この選手は9月以降ほぼ練習ができていない。あちこちに痛みが出ている。無理はさせていません。明確な理由が分からない中で頭があちこちに出ます。この1ヶ月は走るというだけではなく補強さえできていない。そんな状況で練習に参加するというのはなかなかしんどいと思います。

そういう部分もあり「責任を持ってメニューを考える」という役割を与える。自分のことだけではなく全体に影響を及ぼす内容になる。そこに対して自分が考えてやらなければいけないという比較的重い責任。思い付きでやるのではなくそこに明確な理由を入れる。そうすることで練習に対する理解も深まると思います。

表面的に見えるものだけではない。現場でしか分からない事がたくさんあります。今回メニューを考えさせる事で色々な変化が選手に生まれるのではないかと期待しています。多くの場面で「役割」を与えていくことは大切だと考えています。競技をするというだけではなくそれ以外の面でも出来ること、成長するキッカケはあると思っています。

今後はしばらく選手に朝練のメニューを考えさせても良いなと思います。また木曜日などに自分達で考えたメニューを導入させることも1つの方法かなと。これまでは多くの場面で私が主導でやってきました。ガチガチではないですがこちらが決めたレールに乗ってやっているというのが多くある。しかし、それだけでは面白くないなと。選手自身が何をやりたいのか。何が足りないと感じるのか。そこまで考えさせたい。

役割を与えるという部分。ここはしっかりと考えたいと思います。易きに流れるのではなく考えてやっていく部分を増やしていけたら良いなと。私自身考える事がかなりあります。これまでのスタンスからの脱却。日々考えてその時その時のベストになる取り組みをしていきたい。それが今の私の「役割」だと思います。私は私に出来る事を最大限にやる。

中身は薄いですが一応記録しておきます。やっている事、やろうとしている事を残していく作業。今後に生きると思って。
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