kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

何をやるのか

2018-12-26 | 陸上競技
火曜日。練習再開としていました。

練習をやる前にもっとやらなければいけないことがある。それだけは確かでした。合宿中に注意を受けた部分に関して。ここは練習の前に振り返っておかなければいけない。「情けない話ですが・・・」というタイトルで書いた記事に関しての続きの部分です。どのような状況であったのか。それをきちんと報告する義務があると思います。電話で直接指導者の方々からの話を聞いていました。それが事実なのかどうか。

以前であれば本当に激怒していたのだと思います。しかし、「激怒する」ことに意味があるのかどうかという話になります。結局は「何が悪かったのか」というのが分からなければいけない。「怒られたらそれで終わり」という話にはなりません。怒られればそれで解決するという単純な話ではないのです。どこに問題点があってどのような反省点があるのか。今後どのようにしていかなければいけないのか。そこまで考えていかなければいけない。

話を聞く。集合時間の5分前にロビー集合をする。この時点ですでに遅れる原因があると思います。5分前に集まって学校で移動すると思っていたが全員揃っていない。その状況だったの不在者の部屋に行く。部屋に行くがいない。一人は寝ていた。同部屋の人もいないので急いで行った。が、「急いで行った」という話の中に「歩いて行った」という部分。遅れているという感覚がない。更には自分たちが歩いていたら遠くで挨拶が聞こえた。みんなが集まっていたのでその輪の中に入った。という部分。指摘されなければいけないことが多すぎます。

そして「なぜ遅れたのか」という部分で上記の説明をする。指導された方は「言い訳をしている場合ではない」と諭したようです。本人たちは「理由を述べる」という行為をしたのになぜ指摘されるのか分からないようでした。根本的な部分だと思います。先を見て行動できない。周りの状況を読めない。場面場面で適切な行動が出来ていない。何事もなかったように輪に入る。どこをとっても「指摘される部分」でしかない。謝罪もなく「遅れた理由」をひたすら説明したところでほとんど意味がないと思います。問題点を明確にできていないのであれば次も同じようになる。

遅れた理由を正当化するために事実とは異なる内容を伝える。それも困ります。その場をやりすごせばそれでいいのか。結局、問題点に対してのアプローチが不十分。何がいけないのかを冷静に考えることができていないのです。だからこのようなことになる。それぞれに「今何をするべきか」を考えさせました。行動に関しても。本当の意味で分かっているのかどうか。練習をするだけではない。

また、この件に関して3年生が指導者の方々に謝罪をして回ったということでした。「迷惑をかけて申し訳なかった」と。本来であれば自分たちでもう一度行かなければいけない。そのことを確認すると「謝罪しに行ったことは知らなかった」とのこと。教育現場です。何をするべきかを教えていかなければいけない。しかし、すべての行動を教えていくのが本来の「教育」なのかどうか。ここも考え物です。ある程度のことは自分で考えてもらわなければいけない。

合宿に関することを書いた日誌を提出させました。これは全員。持ってきていない者もいましたが・・・。私が言わなかったというのも理由かもしれません。それでも「私は不在」でした。状況が分かりません。どのような練習をどのような感じでやったのか。合宿の雰囲気はどうだったのか。そこも含めて報告する必要はあると思います。

合宿前に配った資料には・・・

合宿終了後に日誌にどのようなことを書くかも決める。
必ず記入する内容
①自分が他校の選手に負けないと思ったこと
②他校の選手の取り組みで見習う必要があると感じたこと
③これからのチームとしての取り組みでやっていくべきこと

と書いておきました。選手がどのように感じていたのかも知りたいなと。

残念ながら今回指導を受けた選手たちは①~③について触れていませんでした。ほかの選手は全員書いています。こういう部分が顕著に出るのだと思っています。配布した資料には同じことが書いてある。それにきちんと目を通したのかどうか。同じことを伝えても伝わる部分と伝わらない部分が出てくる。その理由は「理解しようとしているのか」に尽きると思います。判断するという部分の前に「意図が伝わるかどうか」が重要になってくるのかなと感じました。

「技術的な指導」に入る前の段階。それだけは確かです。遅刻や不注意による故障が生まれるのはこういう部分が出てくるのだと思います。もちろん私の指導が悪い部分があるのだと思います。一切指導していないわけではありません。どちらかというと比較的厳しく接していると思います。それでもこのような結果になる。逐一分析していくと様々な部分がここに現れているのだと思います。

至らないところを書く。当該選手にとっては「恥をさらされた」という感覚になるのかもしれません。しかし、今回の合宿に参加していた選手の中で遅れたのはうちの学校だけ。それは参加者全員が知っています。他のところで「またhoshoの選手ですか」と言われた場面もあったようです。この現実をしっかりと受け入れていかなければいけないと思っています。大半の選手は練習中にはしっかりと取り組めています。が、それ以外の部分がまだ幼い。これまで指導されていないから仕方ないという話ではありません。高校では間違いなく言い続けています。

こうやって指導していくことで人間的な成長を促していかなければいけないと思います。それも私の役割だと。こういう部分が成長しなければ練習中に話している内容も伝わらないと思います。真面目に練習はやります。それが「練習を一生懸命やる」という部分が最大目標になっていないか。ここも考えていきたいと思います。

未熟なチームです。それでも進みたいと思っています。見守ってもらえたらと思います。
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前に進むために

2018-12-26 | 陸上競技
大阪での生活から現実に戻る。なかなか感覚の差を埋めることができません。実際問題やらなければいけないことが複数あります。どのように対応するか。

選手は私が不在時にプライベート合宿に参加してました。木曜日の段階で「合宿に向けて」という紙を作ってそれを配布。何をやらなければいけないのかを考えさせました。いないからできないという感じでは困ります。

土曜日に合宿に参加されている先生方から連絡があり。うちの選手が「貧血ではないか」とのこと。練習の一番最初に3キロを走ったようです。そのとき最後まできちんと走れない。走り終わって声をかけたが反応がない(これはいつもかもしれませんが)。さらに午後からの練習で「有酸素系」の練習をしている。40秒走を3セット。その途中で上述の選手が全く走れなくなったということでした。かなりの症状だったようです。

本人とも連絡を取りましたが「体力がないだけだと思う」と言います。練習で有酸素系が少ないというのもあり「DM往復走」を実施しています。その時にも全く走れない。ほかの選手はある程度以上のスピードで走ります。が、この選手のみ「ジョグ以下」でした。その都度「貧血の可能性があるのでは?」と何度も確認をしていましたが本人は「それはない」と。

しかし、今回の状況を見て明らかに動かない。「走りの動き」自体はかなりいいと思っています。夏以降、劇的に動きもよくなり意識的にも大きく変わってきている。それでもレースを走ればタイムが出ない。本人もきつかったと思います。良い動きとタイムが並列に並ばないというのはこれまでの感覚としてはありませんでした。学校の練習ではチーム内の数人との比較でしかないですがこういう場面で走れないというのは「明らかに何かある」ということになります。

連絡をして貧血検査に行くことにしておきました。検査結果を聞くと・・・。日常生活に影響を及ぼす可能性のあるくらいの低数値。うーん。本人は「普通」と思っていたようですが明らかに有酸素系が弱かった。これは当初からずっと弱かったのですが最近は顕著に出ていました。秋の不調も貧血が原因だったことが大きく考えられます。申し訳ない部分です。こちらがもっと気を配っておけば。本人が「大丈夫」と言っても検査を進めておけば全く違った結果になったかもしれません。

やはり「おかしいな」と思った段階で早めに対応をしなければいけません。「大丈夫」だといってももっと勧めるべきだったと思います。

ここ最近のこの選手の意識レベルや取り組み、動きは過去最高でした。きつくてもしっかりと練習に取り組める。そういう状況の中で140mなどを走ると後半保てない。100mでさえ保てていなかったのかもしれません。有酸素系が生きてくる距離でなくてもその影響は大きいと思います。この部分の対策をしっかりと考えていかなければいけません。この冬できちんとした練習を積む。それができるかどうかで来シーズンの結果が大きく変わってきます。本人もそのつもりでいるはずです。

今の取り組みの感覚で貧血から回復するとどうなるか。飛躍的に記録が伸びると思います。断言できます。それくらいの動きが出来ている。だからこそこれから先の対処は重要になってくると思います。普通にやっていたら回復は数か月かかると思います。各方面にいろいろと相談してベストの状況を作り出したいと思います。

気が付いたらその時に対応する。これだけは徹底したいと思います。本人が云々ではなく「判断をする」という部分を大切にしたいと思っています。本人はかなり苦しくてきつかったと思います。その状況が「当たり前」の状態だったから気づかなかっただけかなと。細心の注意を払って練習を見ていきたいと思います。
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blogについて

2018-12-26 | 陸上競技
細々とblogを続けています。

以前から書いていますが自己満足です。あった出来事を記録しておく。それが頭の整理なります。また、以前やっていたことの確認もできます。何度も何度も自分で確認をすることはありませんが。今回は大阪から戻ってきてもう一度前回大阪のhrk高校に行った時の事を見直してみました。こういう時にかなり役に立ちます。

学校訪問などをした時にはその時に感じたことを残しておくと便利です。不安なのはその時に感じたことが本当にあっているかどうかなのですが(笑)。それでもこうやって買いていくことで見えてくることがある。そう思っています。

今回はotk高校の記事をひたすら書きました。mtm先生からfnt先生に伝わったらしく怒られるのではないかと不安になりました(笑)。今のところ大丈夫みたいです。

こうやって色々と見ていくと本当に面白いなと思います。そして時々このblogを見ている「マニアック」な方々から連絡をもらいます。練習の意図を確認する部分です。いや、このblogに興味関心を持つというのは「かなりキテる」と思っています(笑)。陸上競技に関することでLINEなどでやり取りするというのは私的には最高に楽しい。

アホみたいに更新していたので閲覧者が若干増えていました。私のように指導実績がほぼない人間が書いているblogにどの段階で興味を持ってもらうのかよく分かりませんが。完全に趣味です。大阪でmtm先生が「Facebookとの連携がなくなりましたね」と言われていたので更新したことをお知らせできるように自分で自分の記事を開いて「シェア」ボタンを押すようにしました。

SNSで繋がるというのは賛否両論あると思います。それでもこうやって書き続けることで本来であれば出会うことのない方々と出会うことができる。「出会い系」ではありませんが(笑)。私は自分が好きで書いているだけ。繰り返しになりますが頭の整理をするためにはやはり必要な要素だと思っています。

出会いがある反面、「一部分を切り取って批判される」こともあります。「自分はすごいというのをアピールするな」とか「周りはお前の指導を良いと思っていない」「偉そうにするな」と書き込まれることもありました。SNSで配信するというのはそういうリスクもある。表現の仕方でクレーム対象になる事も多々あります。匿名での批判です。一時期本当に酷かったですからね。芸能人とかはこの何倍も酷いのだろうなと感じます。それって本当に意味があるのか?まーそういう時代なのかもしれないですが。

blogを書く。ここから何が生まれるのかは分かりません。が、書く事で何か変わるのかもしれない。そう思っています。小さな小さな活動なのかもしれないですが「何か」が生まれる可能性はある。私自身は普通の陸上好きだと思っています。大阪で見た「陸上競技が好きだから練習する」という選手達と同じ。純粋にその気持ちを持ち続けたいなと思います。大阪でお会いした先生方は本当に陸上競技が好きなんだと思います。そんな環境で陸上競技ができる選手達は本当に幸せだなと思います。

楽しくやりたい。心からそう思います。しつこくblogを書き続けると思います。毎回楽しい内容にはなりませんが。それでも書き続けたい。内容が支離滅裂かもしれませんが。記しておきます。
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大阪珍道中

2018-12-25 | 陸上競技
もう少し大阪での出来事を。まー陸上競技とは少しかけ離れますが。

1つ目
今回は新幹線で移動でした。その時にkrkと広島で合流する予定になっていました。実際はその前の電車も同じだったのですが自由席だったの一緒になりませんでした。広島で降りて乗り換えて大阪に向かう。こちらは指定席です。乗り換えの時間は数分しかありません。が、待っていてもホームにkrkの姿が見えません。え?

一応指定席に行ってみましたが来ていない。ひょっとして降りていない?寝てる?もしくは最初から乗っていない可能性がある?あー。もう発車時間になるー。向かい側にいる車両に調べにいく余裕はない。kd先生に電話をするものの繋がらない。そして出発。大阪駅で待つしかないかなと思って数分後に飄々とkrkが歩いてくる。

どうしたのか?と聞くと「間違えて12号車に行ってました(笑)」とのこと。いや、私たちが乗るのは6号車だから。全く違うところに行っていたようです。全然焦ってない(笑)大物です。私だけビクビクしていました。

2つ目
大阪に着く前にどうやってホテルに行くのかを調べる。全然分かっていない。JR切符で近くの駅まで行けるからと言われていました。新大阪でJR乗り場と書かれている方向に向かって歩く。表示に従って進んで行って改札を出る。すると切符が出てこない。なんだ?どうなってるの??と思いながら諦める。目の前にある券売機で切符を買う。目的地である「動物園前」があるのできっとこれで大丈夫だと。

途中で気づく。これはJRではないのでは??と。とにかく田舎者なので電車の違いが分からない。近辺の駅名を知っていたから救われたのですが完全に間違って乗っていた可能性がある。多分環状線に乗っていたのではないか??kd先生に報告をしておきましたが(笑)不安しかない。とりあえず無事に着きました。

3つ目
土曜日の朝。6時集合にして朝食を買いに行こうと話していたのですがkrkが全く来ない。10分以上待つ。その前に「起きている?」と連絡をしましたが返事なし。諦めて部屋に行ってひたすらノック。出てきました。「スマホの音量上げるの忘れていました」と。どうなんだ?!集団行動であれば許しがたい話です。まー他校の選手を預かっているので軽く諭して終わりにしましたが。朝食を買って部屋に戻る。

約束の時間になる前に私は部屋を出てkrkの部屋の前を通る。すると、



鍵差しっぱなしじゃないか?!もうどうなんだ(笑)きちんと戸締りはして欲しい。短時間とはいえ部屋に鍵を持って入る!なかなか。

4つ目
これは前の記事にも書きました。田舎者達は「準急」を把握していないで駅を乗り過ごす。そして迷子になる。アホすぎです。

5つ目
練習が終わり山口に帰る。JRの切符が17時50分くらいに新大阪発になっているので天王寺駅で変更をすることに。並んでいたので少し待つ。私の番になって変更を頼む。が、担当の人がかなり怪しい。切符を全て渡したのですが何をしていいのか分からない感じ。時間も指定して便を変えてもらうように頼んだのですがどうも理解してもらえていない。うーん。

何かやっているのだけれど全く作業が進んでいない。そのうちちょっと待ってくださいと言われて裏へ。なんだ?戻ってくると「クレジットカードで購入されているので一旦払い戻しをして買い直してもらうことになる」との返答。は?そんなことないやろ。カードを出すように言われましたが持っていない。その話をするとまた裏へ。

戻ってきて「新しくその時間帯の切符を買ってもらうことになる。今の切符は戻ってから払い戻しして欲しい」と言われる。いやいや、そんなバカなことはできない。もういいです、と取り下げる。10分くらい要したでしょうか。かなりロスをする。

6つ目
kd先生に相談して自由席で帰ることに。しかし、かなり厳しい時間帯。表示を見ながら移動。新大阪にたどり着くであろう表示に従って電車へ。電車に乗ると「難波駅」が終点だと言われる(笑)なんだ?これは?パニックになってkd先生に連絡。どつも大和路線に乗っていた様子。もうそれさえ分からない。来るときは一気に来れたのに!←この時点で環状線で来たことを把握していない(笑)

駅員さんに話を聞くととにかく天王寺に戻るように言われる。何がなんだか。それなら環状線に乗り換えればいいと思ったのですが改札を出るとJRの乗車券が戻ってこないので無理。訳分からず戻る。

krkは既に疲れ果てていて吊革につかまったまま眠り始める。もう散々(笑)練習がハードでしたから朝から全身筋肉痛と言っていましたし心身共に疲弊していたのだと思います。迷子になりつつあって申し訳ないなと感じながら移動。

天王寺から大阪行きの電車に乗って大阪駅で乗り換えて新大阪へ。バタバタでしたがなんとか到着。一番最初に予定していた電車まで数分でした。急げば間に合う感じでしたが「お土産買いたい」とのことで諦める。少しゆっくりしました。

7つ目
電車に乗ってしばらくするとkrkが「先生、これ」とお土産をくれました(笑)いやいや、一緒に居たじゃん(笑)。そういえば三重インターハイでもアップに付き合って会場で何度も会っていたにも関わらず9月の県新人の時に「伊勢お土産」をもらいました(笑)。何が何だか分かりませんが、感謝されているという事で受け取りました(笑)



まーバタバタでした。1つ言えることは大阪は楽しいということ。そして田舎者には電車が多すぎて何が何だか分からないということ(笑)

珍道中でした。記録として残しておきます。
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大阪合宿を通じて

2018-12-25 | 陸上競技
今回強行日程で大阪へ行きました。本当にこのタイミングしかないというタイミングでの練習参加。fnt先生が全国各地を飛び回っていらっしゃるので土日に練習参加させてもらうというのが本当にこのタイミングしかありませんでした。うちの選手には申し訳ないなという部分はあります。私が不在の中で合宿に参加するということになるので不安もあったかもしれません。まーそんな事を言っていたら試合で戦うことはできないというのはあります。私が様々な勉強をする事でうちの選手には必ず還元されます。

今回の合宿で感じたこと。やはり一番は「雰囲気」です。全員が「陸上競技が好き」というのが原点にあります。ここは本当に大きいなと思います。勝ち負け云々ではなく本当に陸上競技が好きなんだなと感じました。本来的な話だと思います。部活動は自由意志でやる必要がある。誰かから強制されてやるものではない。やりたくなければやらなければ良いという話です。otk高校の選手は全員が陸上競技が好きだなというのが伝わってきました。だから悲観的に練習をしない。練習主体が自分自身だという部分があります。やらされていないので表情が明るい。

沖縄インターハイの年ですから多分2010年。この時に岡山でotk高校の選手の姿を見てかなり刺激を受けました。関西の高校だから明るいというのではなく「競技に対する想い」が全面に出ているという感じがありました。その後snd高校やhrk高校にも練習見学に行きました。強いチームに共通する部分はやはり「陸上競技が好き」という感覚があります。「やりたくないな」という感じを出す選手が一人もいない。ここは共通点だと思います。こういう選手達と一緒に練習を続けられると本当に楽しいと思います。こちらがエネルギーをもらう感覚です。

otk高校の練習の流れ。全ての部分において「接地ポジション」が最重視されている。ここは一貫していました。こういう性格ですからしつこく質問したり確認しました。そしてひたすら見続ける。他の指導者が練習見学をする時がどのような感じなのか分かりません。私はひたすら見る事と聞く事を繰り返します。「こいつは何なんだ?」と思われている危険性はあります(笑)。

その中で感じたことは「接地ポジション」へのこだわり。もちろん他の部分も細かくやっているのですが「地面に力を入れて伝える」という部分が徹底されています。ポジションだけではなくその時の上半身の位置。フォローレッグのタイミングなど。部分的に抜き出してやるという練習は少なく「全習法」のような形でやっていくというのも特徴かもしれないですね。これはmtm先生も同じかもしれません。様々な動きをやる中でやりたい動きを身につけていくという部分。個別に抜き出してやることもあるのかもしれませんが、それでは流れが止まってしまう。更に「ドリルのための動き」になる危険性がある。だから意図的に?全習法のような形でやっているのかもしれないですね。

そして「タフ」(笑)。もうスゴい。うちの選手であれば早い段階で挫けていると思います。1日目の午前中、かなり走って補強。少しやるのかなと思ったら5セット(笑)。krkはすでにヘロヘロでした。他の選手はワイワイ言いながらやり続ける。走る練習にしてもかなりの量をしっかりとやり続ける事ができる。心身共にタフだなと思いました。

2日目に短距離が往復走をしていた。終わってfnt先生に「みんな良く走りますね」と話すと「今日はみんな余裕ですよ」と。「追い込む時はここから更に走りますからね」とのこと(笑)。いや、スゴい。これだけの質で一定以上の練習量を消化できるという部分が全国で戦える強さに繋がるのだと思います。今の段階ではうちには到底無理ですね(笑)。この辺りは精査しながらうちのチームに合ったやり方を工夫したいと思います。

なんかもっとたくさんあった気がするのですが。とにかく印象的な事が多すぎて。

貴重な2日間でした。
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大阪合宿2日目〜ハードルを使う〜

2018-12-25 | 陸上競技
続きを書こうと思っていたのですがなかなか時間が取れず。感覚が残っている間に文章化しておかなければいけないと思っています。薄れてしまう前にしっかりと書きたい。

前の記事には2日目の前半部分について書きました。身体作りの部分。徹底されています。そこからハードルサーキットという練習を。朝の段階で選手がグランドに白線を引いていました。これはこの練習がスムーズに進むための準備。水抜きだけではなくこういう部分までしっかりとやる。

fnt先生が「練習の流れを大切にしている」と言われていました。もしもここでハードルを置く時に手間取ってしまったら流れが止まってしまいます。そうなるとそこまでやってきた事からの繋がりがなくなってしまう。ここも大切な部分だと思いますね。人数が多いのでグランドいっぱいにハードルが並んでいました。道具の数が多い。

ハードルサーキットはどんなものなのかとかなり関心がありました。メニュー的には一歩ハードルから始まりハードルジャンプ、ハードル開脚ジャンプ、一歩ハードル、片足ホッピングといった感じでした。とにかく流れるように進めていく。そしてそれぞれが2本ずつくらいなのでかなりの量になる。

見ていてかなり気になる部分がありました。一歩ハードル。ここではハードルを越えるのに一生懸命になってしまう選手と明らかに意図を持って越えている選手がいました。単純にハードル練習をしているわけではない。きちんと意識できている選手はハードルを越えて着地する時に必ず身体の真下で捉えるのです。徹底しているなと感心しました。練習の全ての動きの中で「接地ポジション」を作り出す。この意図が伝わっている&理解できている選手は常に意識してやっている。

その動きだけではなくハードルジャンプも同様でした。連続ハードルジャンプではなくハードルを越えて一歩挟んでまたハードルジャンプをするという形です。この時に腰が乗らない選手が出てくる。競技力に比例する部分はあると思います。届かないので頑張って前に届かせようとする動きになる。そのため逆に遅れていく。流れと繋がりの部分に関してかなり工夫されているなと感じました。

ちなみに戻って行く時にはジョクでした(笑)いや、タフとしか言いようがない。本当に休まず動き続けます。

ひと段落したかな?と思っていると今度は少しハードルインターバルを伸ばし始める。ん?と思っていると「ピッチハードル」が始まりました。インターバルを3歩で走り続ける。ハードル走ですが基本ハードルを使ったインターバル走。60秒に1本走る。これを6本くらいやっていたのではないかと思います。もちろん1本1本は全力。さらにジョグで戻る。ずっと動き続ける感じですね。ハードルを使っているのでスピードを緩めることはできません。かなりハード。

それでも誰一人下を向かずにやり続ける。すごい。こういう雰囲気の中で練習を続けていく。それも様々な種目の選手が取り組む。それぞれがこの練習の中に課題を置いてやっている感じがありました。

そこから専門練習。ハードルは前日に引き続きハードルドリルから。動きの確認をしながらやっていきました。本当はもう少しバリエーションがあるとのことですが前日の動きの復習ということでやってもらえました。一度やっただけで身につくものではありません。繰り返しやる中で身につく部分がある。

そこから今度はショートハードルとロングハードルに分かれて練習。krkはインターハイ3位になった選手とマンツーマンで練習。ここは本当に貴重です。5歩ハードルをやりながらあれこれアドバイスを受けていました。途中、グランドにトラックを書いてそれぞれの区間での走りのイメージを直接聞く。レース展開や戦術なども含めて本人も自分の考えを話していました。5歩ハードルを走る回数はそれほど多くなかったですが跳んで戻ってくる時にあれこれ話をしている。これは財産になります。本当に良くしてもらいました。

ショートハードル陣は前日にと同様、機械を使ってタイム測定をしていました。どれだけ走っていたのかよく分からないくらい走っていました。常にタイムを意識して走り続ける。正確に測れるので顕著に出るためスピードを緩めることはできない。それも前向きに走っているので表情も明るい。本当に見習わなければいけないと思いますね。

短距離系はドリル系をしてから50mのタイムを測っていました。ハードル練習を見ていたので細かくは見ていませんがそれなりの本数走っていたと思います。そこからメディ投げをやって再び走る。往復走でした。何往復なのか確認するのを忘れましたが声を出して自分達で盛り上げながらやっていました。途中で「何セットやるの?」と聞いたら「5セットです!」と(笑)。いや、良く走る。40秒に1本走っていました。かなりの本数だと思います。この練習もしっかりと走る。前向きにガンガン走っていました。走れば走るほど盛り上がるという感じでしたね。

この明るさも大きな武器になるのだと思います。これだけの練習をしっかりと積んでいけるというのは自信にもなる。本当に感心しました。

明るい雰囲気のなかでしっかりと練習をする。その中に技術的な事が入っていく。強くなる理由が分かった気がします。ここの部分についてはまた別に書けたら良いなとは思っています。

本当に貴重な時間でした。お忙しい中で引き受けてくださったfnt先生、どこの誰だか分からない私に親切丁寧に色々なことを教えてくださったhrb先生に本当に感謝です。こういう機会があることは感謝以外の何物でもありません。自分自身が学びたいと思っている時にチャンスを与えてもらえる事にも感謝しなければいけないと思います。

また書きます。
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大阪合宿2日目〜身体作り〜

2018-12-24 | 陸上競技
日曜日。大阪合宿2日目。宿舎からotk高校まで40分超かかるので早めに出発。6時50分に宿舎を出て歩いて天王寺まで。そこから準急に乗って10分で最寄駅。前日の反省を生かして迷子にならないように細心の注意を払って移動しました。

到着は7時40分くらいだったでしょうか。既にグランドでは準備が進められていました。前日雨が降り続けて水たまりができていたグランドから水が流れなくなっていました。前日の練習後に水抜きをしている様子は見ていましたが翌日にここまで水がなくなっているとは。hrb先生が「放っておいたら明日もこのままかも」と言われていたのですが。

話を聞くとこの日の集合時間は7時半になっていたそうです。「多分6時半くらいには来て水抜きしたんやろうな」と言われていました。この日の練習がきちんとできるために準備をする。暗黙の了解なのかもしれませんが。「誰が来るかなーと思って早めに来て様子を見ていた」と言われていました。こういう時の様子が間違いなく競技に繋がると言われていました。

奇しくもこのタイミングで前の記事に書いた内容の連絡がありました。この差は如何ともしがたい。競技力の話ではありません。そこだけを求めて指導をしてきたつもりは一切ありません。今の3年生もありとあらゆる場面で指導をしてきました。声を荒げての指導はしなくなりました。結果的にこのようなことになる。情けなくて涙が出ました。現実問題どうするのか。せっかく「陸上競技」を純粋に楽しめていた時でしたからその落ち具合はいつも以上でした。

ここで考えてもどうにもならない部分だったので練習に集中することに。せっかくここまできて何をするのか。私がこの場でやる事は練習から何を学ぶか。そして連れてきたkrkの課題をしっかりと見極めてこれからどのようなサポートができるかを考えること。この2つのために来ています。そこをしっかりと理解しておかなければいけない。見うしなうことはできない。

krkは朝の段階から全身筋肉痛だと言っていました。普段やらない形態での練習だったことも影響していると思います。更にはアスファルトの上でスピードを上げていたというのもあるでしょう。それでもここまで来たからにはやるしかないですから。

「ダイナマックスをフルメニューでやります」とのこと。前日行ったメニューに加えて投げながら移動する種目も。ここも前日と同様「球が走る」という部分に視点が向けられています。大きな動きの中で強く速く投げる。その場投げの時点でかなり汗をかいてかいていました。更にそこから投げの移動です。50mの距離を何本も行っていました。このメニューが終わる頃には既に1時間を経過。すごい(笑)。全く休むことなく動き続ける。

ここで一番感心したのが「誰も下を向かない」ということ。やり終わってその場に止まって下を向くというのが一切ありません。すぐに次の種目に移ります。それを全員がやる。中学生が練習に参加していましたがその子達も流れに乗ってしっかりと取り組んでいました。かなりキツかったはずなのに。こういう部分が練習の特徴なのだと思います。量がどれだけでも一本一本しっかりと取り組む。ここですね。

更には選手自身の工夫。前の記事にも書いた高跳選手。ダイナマックスをキックする練習があったのですがこの時の方向が違う。最初はミスしたのかなと思ったのですがその次も同様に膝でキックしたボールが一人だけ上方向に抜けていきます。この理由は明白です。競技特性に生かした動きをしているから。他の種目は水平方向へのスイングで進みます。だからキックしたボールは水平方向に鋭く飛んでいく。しかし、高跳びは違う。振り上げ足で方向を変えていく。だから一人だけボールが上方向に向かう。

やっている練習がどのように結びつくのか。何の意味があるのか。そこを理解して意識して練習をするのでそういう動きになる。単純にキックすればいいという訳ではないのです。これは強くなるなと。自分のための練習にしている。そこの部分の差は大きいなと思います。

そこからアジリティ系のメニュー。複数種目を一気にやっていきました。ここまでにかなり疲労していると思いますがそこから神経系に刺激を入れる。回数を数えて競争意識を持ちながらやる。とにかくタフだなと思いながら見ていました。

長くなりつつあるので一旦ここまで。身体作りの部分です。かなりの時間をかけて取り組んでいました。短距離跳躍だけではなく投擲の子も全員ここまでのメニューを消化している。総合体力を上げていくというイメージが強くありました。

また書きます。相変わらず書きすぎだと言われるかもしれませんがお付き合いください。
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情けない話ですが

2018-12-24 | 陸上競技
ちょっと書いておきます。削除を余儀なくされる内容なのかもしれないですが。

日曜日の朝、連絡がありました。私が不在の中で参加させてもらっているプライベート合宿でのこと。朝練が開始される時間になってもうちの男子が来ていなくて遅刻してきたとのこと。うちの男子のみが遅刻。本当に情けなくて涙が出ました。

それも遅れてきたにも関わらず謝罪もなく通り過ぎようとしたようでした。偉そうなことをblogに書いていますが基本的な事が出来ていないというのはどうなのか。これまで十数年間様々な合宿に参加させてもらっていますが練習に遅刻するというのは初めてだと思います。競技云々ではなく「最も基本的な部分」が欠落しているのではないかと言われても仕方ない部分です。

一事が万事。先日から何度も遅刻したり不注意で怪我をする。その都度指導をしてきました。が、根本的な取り組みの姿勢を変えることはできていないということだと思います。私がいないから遅刻したと言われたらそこまでなのかもしれない。が、居ても居なくてもやる事は変わらないと思います。

遅れてきた際に指導をしてもらったようです。その時の反応もかなりのモノだったとのこと。伝聞でしかないのでどうなのか分かりません。指摘されたことに対して素直に受け止められていないという感じだったとのこと。全員が遅刻するような状態であったわけではありません。参加者全てが遅れるような無理難題を言われていたわけではなく「普通にやればできること」を求められていた。言い分のひとつに「集合場所が分からなかった」と言ったようです。

夏の合宿にも同じ場所に集合しています。それでも分からなければ他者に聞けば良い。もっと言えば多くの選手が移動しているというのが明らかなのでそれに付いていくだけでも必ずたどり着ける。「場所が分からなかった」という理由を挙げる事は更に私自身悲しくなる部分でした。完全に寝坊していた者もいたようです。どう表現したらいいのか。

きちんとやっている者かどう感じるか。周りからどのように思われるか。競技云々ではない部分です。これまで積み上げまでいる部分があります。それが音を立てて崩れ去る感覚があります。

私が不在の中で合宿に参加させたことが「悪」だと言われるのかもしれません。今回は急遽入った県外合宿です。先にプライベート合宿が入っていました。早い段階で予告していた部分もあります。そうであればそこに向けて心身共に準備をしておかなければいけない。合宿などは「取り組みの姿勢が問われる」部分です。普段の取り組みが如実に出てくる。男女の「取り組み姿勢の差」について触れていましたがこういう時に出てくるのかなと。

私が不在だからこそ他の指導者に迷惑をかけてはいけないという感覚がなかったか。「失敗」は誰にでもあると思います。しかし、余りにも繰り返し過ぎるのかなと。原因が私が不在という部分にあるなら、これまでの指導自体が本当にダメだったということになると思います。

本当に申し訳ない気持ちと情けない気持ちが入り混じっていました。ひたすら謝罪連絡をしました。

考えさせられます。
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大阪合宿1日目〜午後ハードル〜

2018-12-24 | 陸上競技
続きを。ドリル系をやってから今度は専門に分かれての練習となりました。今回はハードル選手と一緒に参加させてもらっています。インターハイ3位の選手もいるので一緒に色々とやれるだけで大きな刺激になります。県内ではちょっと力が抜けています。そうなると刺激が少なくなる。揉まれる必要がある。貴重な経験だと思いますね。

ハードル選手だけでかなり人数がいました。この環境下で切磋琢磨していけば強くなると思いますね。今回は体調不良で参加していなかった選手が110mHが14秒2。今年は学内でメンバーに入るためには14秒7くらいが必要だったとか。それだけで中国地区ではインターハイ確定です。それくらいの中でやるというのは大きいですね。

ハードルドリルから。ここも狙いを見極めながら。この辺りは今やっている事とほぼ同じ同じ。きちんと理解してやっていけば効果があるなと改めて感じました。県内のレベルアップを考えるともっと定期的にやらないといけないのかなと。ポイントになる部分を抑えておかなければいけません。krkは適応能力が高いなと感じています。この手の練習をやっていたら力が上がります。

やった事のあるドリルです。しかし、少し動きが違うとすぐに対応するのは難しい。本質的な部分が繋がっていくとその応用なのでやり易いと思いますね。それでも意欲的に取り組んでいました。そういえば午前中の自己紹介で意図的に目標記録を宣言させていました。「13秒台50秒台を出します」と(笑)強豪校に行っていきなり大きなことを言うというのは大変なことにだと思います。それでもこうやって宣言する度胸と必要かなと。全く臆する事なく言ってのけましたが(笑)。

ドリルをやってから実際にハードルを跳ぶ。アスファルトの上でしたが関係なく跳ぶ。すごいですね。こういう所からもタフさが生まれるのではないかと思います。脚にダメージが来る可能性はありますがそれでもやることはやるという感じですね。今回はハードルインターバルを少し詰めてシューズで走る。なかなか難しいと思います。ジュースで最大スピードを出すというのはなかなか。

1台目の所と5台目の所に「計測器」が置かれていました。赤外線で通過した時に記録が測定できるようです。かなり高額です(笑)。ここの通過タイムで今のスピードを確認できる。そのためタイムが落ち込んでいたりするとすぐに分かります。私が記録を計らない最大の理由は「誤差」です。押すタイミングが違えば大きくズレるので。しかし、この機械は0.001秒まで測定できます。高精度。だから実際のスピードがわかる。ライバルがどれくらいのタイムで行っているから自分もそこに近づけようとする事ができる。競争意識を持ち続けることができますね。

3本を3セット。女子もいるのでハードルを置き換えながら実施。途中「脚が痛い」と言い出したので少し話をする。ここまで来た意味を考えないといけません。ライバルになる選手達がいる中でしっかりと経験を積むことは大切。そこから前向きに取り組んでくれました。もちろん大きな怪我はさせられません。預かっている選手ですから。しかし、ここに来た意味を考えないといけない。チャンスを逃していくとこれからも逃してしまう危険性が出てきますから。

2セット目の2本目にライバルがkrkより良い記録をだす。見てみるといきなり半袖になっていました。悔しかったのかもしれません。そうやって「自分ももっと走ってやる」という競争意識を持てるというのが大きな事だと思います。結局そこでは勝てませんでしたが3セット目の3本目にこの日のベストを出してトップに立ちました。いや、一番最後でここまで走れるとは。やはり強いなと感じました。

かなり足にきているようでしたが最後にハードルジャンプをするという事でした。男子はハイハードルよりも高くしていました。台を2つ重ねてそこにハイハードルを置く。簡単に跳べる高さではないと思います。ミドルハードルを越えてそのままハイハードルを越える。krkは問題なく跳んでいました。周りも驚くほどでした。身体能力は抜群に高いと思います。かなりです。

約4時間やって終了。otk高校の選手は本当にタフです。少し早めに終わった選手たちはグランド整備を。翌日にグランドで走れるようにするために水抜きをしていました。本当に頭が下がります。hrb先生と話をする中で「取り組みの姿勢」についてはかなり徹底していると言われていました。道具の管理やグランド整備。しっかりと取り組んでいました。これが競技にも繋がっていくのだと思いますね。高校生アスリートという感覚がすごくありました。

実はこの日ymm先生と一緒に食事をしようと計画をしていたのですが時間的な不確定要素が大きくなったのでまたの機会にさせて頂く事に。今回の合宿の目的の1つであったのですが。本当に残念ですし、申し訳ない想いです。次こそは必ず。

中身の濃い1日でした。頭の中を整理しないといけないなと思いながら過ごしました。こうやってblogに残しておかないと記憶が薄れてしまったらもったいないですからね。本当にすごく刺激を受けました。

また書きます。
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大阪合宿1日目〜午後ドリル〜

2018-12-24 | 陸上競技
続きを。午前中雨。午後からは持ち直すかなと期待しましたが雨が降り続けました。相変わらず持ってるなと思いますね。

1時間ちょっとの休憩で午後の練習開始。タフです(笑)。雨のため午前中同様高架下で練習。最初は深腹筋から。複数種目で身体の中心に刺激を入れる。足を引き上げるための筋肉に刺激を入れておくという感じだと思います。そこから少し身体ほぐしというか柔軟性を上げるような動きをする。しなやかな動きが入る。肩甲骨周り骨盤周辺をしっかりと動かすというような動き。柔らかい動きをさせたいなと思っているのでこの手の練習はどこかに取り入れられた良いなと思いますね。

そこからまた股関節を使うような動きが。しかし、前の部分とは少し違う。うーん、と思ってfnt先生に質問。タイミングを逃さず話を聞きたいと思っています。分からないことを分からないまま勝手に判断していたら本質を見失うことになる。私自身がきちんと分かっていないものを選手に伝えると「真似しただけ」になる。そうならないように最大限のことをやらなければいけません。

で、確認すると「中臀筋の刺激補強」だと。実は午前中の練習の終わりに「資料」をいただいていました。先週mtm先生と富山で指導者講習会をした時の資料です。更に学校での練習メニューを2日分。事前に少し読んだ時に気になったメニューの1つでした。走るときに使う中臀筋。それだけではなく事前刺激を入れることで「良いポジションが作れる」という話でした。以前「白樺のポーズ」というのが全国的に流行りました。あれもその狙いがあったのだと思います。ほとんどの選手が「みんながやっているからやる」というだけできちんとした形にはなっていませんでしたが。

今回の「中臀筋の刺激補強」は意識して中臀筋に刺激を入れればそれで自然にポジションが作れます。先日から取り組んでいる「中臀筋を上手く使う」「中臀筋が使える姿勢を作る」という部分に合致しています。この辺りも上手く導入できれば面白いなと感じました。練習のバリエーションが増やせます。アップなどでも入れることが出来るのでしっかりと考えていきたいなと。

資料を見たときに「オーバードライブ↗︎ドリル」というのがありました。この練習の説明文章もあったのですがどの様なドリルなのかイメージができませんでした。fnt先生にどの様なドリルなのか質問をすると「今からやりますよ」ということでした。ありがたい(笑)

実は午前中に台を使った動きをしている時にかなり気になったことがありました。比較的前に進む動きの中で「接地ポジションを作る」ことができる。しかし、このスピードでいきなりポジションを作るというのは本当に難しいと思います。そうであれば間違いなくその前段階があるだろうなと。hrb先生に質問。ドリルに関してはかなり沢山あるとのことでした。それを段階を追ってやっていくことで身につけていく。ここで大切になるのは「やっていることをわかっているか」という部分だと。まさに。人数が多くなればやはり「精度」に差が出る。3年生の今時期になると理解して練習ができるので動きの質が変わる。そのまま大学で大幅にベストを更新するという選手が出るとのこと。下級生は真似をしているだけで雑になる部分が多い。だから動きが変わらない、と。

そういう視点で練習を見たいなと思っていました。そこでオーバードライブ↗︎ドリル。「脚が後ろで回ってしまう選手がいたのでその選手の動きを変えるために考えた」と言われていました。足振りから。これも「大転子の周りに遊びを作るイメージでやる」と。単純に動的柔軟性を高めるというだけではなく身体の内面に意識を置いて大きく動かす。それが前側での空間を作るのに必要になる。なかなか深いです。

段階を追っていきます。股関節の開きを意識したランジ。同じようにステップランジ。その場でのジャンプ。ジャンプ系の動きがここで入るというのは?と考えました。大きく動かせるための股関節の動きとジャンプ。一見繋がりがない様に見えます。が、前段階で中臀筋を意識して身体のポジションを作っています。実際に動き始める前に「正確な姿勢が出来ているのか」というのを確認する作業だと感じました。ここは確認していませんが多分間違いないと思います。多分(笑)

そこからスティックを使った「ステップ」でした。うちの練習の「もも上げ」と同義かなと。最初は小さく。そこから大きく。この段階がすごく大切だと感じました。小さな動きの時からしっかりと動かす。普通に見ていると「もも上げの小さいやつをやっているな」くらいです。が、せっかくなのでじっくり見てみる。動きに違いがあります。正確にやっているであろう選手を見極めて見続ける。小さな動きですがこの段階で「上から下へ」という動きをしています。きちんと出来ていると力がもらえる。出来ていない選手は完全に潰れています。小さな動きで潰れるのだから当然大きな動きになるともっと。

比較的小さな幅で行って足長を伸ばして同じ動きをする。ここも正確にできる選手の動きは見ていて軽快です。「接地」と「乗り込み」がきちんと出来ているので無駄なエネルギーを使わずに動ける。スティックの距離を伸ばすことで「前で動かす」という感覚が生まれると思います。動きがかなり良いなと思う男子がいたのでhrb先生に聞いてみると「高跳びで2m03跳ぶんですよ」とのこと。え?という感じでした。身長は160センチくらいでしょうか。それが頭上40センチ以上上を跳ぶ?!信じられません。が、動きの正確性はかなり。結局その動きが跳躍に生きてくる。バネが云々ではなく「地面からきちんとチカラをもらえるポジション」を自分自身が理解しているからできるのだろうなと。

スティックを使ってのスプリントを。前段階が出来ていないとできません。幅がそれほど広くないので詰まる選手も出てきます。それでもきちんと出来ている選手は音が違う。パンッと軽い音がします。出来ない選手はズッという音になる。擬音で表現するのはなかなか分かりにくいかもしれませんが。この「差」は大きなものだと思います。ここまでかなりの時間をかけてやった内容がこうやってスプリントになった時に顕著に出てくる。やはり段階を追ってやっていくことは必要だと思いますね。

ここで午前中の練習の流れと繋がっていきました。私の中で(笑)。やはりいきなり台を使った練習には届きません。想像ですがまだ前段階の練習があるのだと思います。移動距離を小さくしてまずはポジションを作る練習が何種類か存在していてそこから次の段階に進む。単純に見た練習だけではないと思います。マニアックな視点から見続けていますからここはしっかりと考えていきたいと思います。

あまりにも長くなったのでここまで。いや、こんな特定の人しか喜びそうにない記事になるとは(笑)それだけ刺激がありました。見ることは楽しい。至福の時間です(笑)

また書きます。
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