kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

「何か」をやる時

2018-12-20 | 陸上競技
思うことを。

物事を始めたりイベントを遂行する。企画力や運営能力が問われる部分だと思う。これは経験しなければなかなか身につかないものなのかもしれない。高校生は普通に生活していたらこの手のことを経験することはない。座って授業を聞いてきたらそれで終わりになる。何かイベントを企画する経験なく社会人になっていく。小さなことでも構わないのでやはり企画運営はした方が良い。

企画をする段階。ずっと「準備が大切」だと言い続けてきている。もちろん一般的には当然のことだと思う。が、様々な観点から見ていくと一概にそうだとはいえない。「上手く行くだろうか」と考える。その時に誰かに相談すると「難しいから辞めた方がいい」という指摘をされることもある。そうなるとなかなか身動きが取れなくなる。何が正しくて何が間違っているのかをしっかりと考えて準備がするという流れになると最初の一歩が踏み出せない。

堀江貴文氏の本を読んだ時に「準備なんか必要ない」というような文章があった。単純にその言葉だけを真に受けて全てのことに準備しなくて良いのだと判断するのは違うなと思う。何かをやろうと思ったら準備をしてからスタートするのでは手遅れになるという意味だと捉えている。

ペンギン。一番最初に海に飛び込むペンギンを「ファーストペンギン」というらしい。海の中にアザラシなどの天敵がいるかもしれないという未知の世界へ飛び込む。どうも先頭にいるペンギンは何も準備をしていない状態で後ろのペンギンに突き落とされるらしい(笑)最初のペンギンは天敵に命を奪われるかもしれない。しかし、天敵がいなかったら誰もライバルがいない海の中で餌を一番先に食べまくることができる。ハイリスクハイリターン。

世の中では何かをしようと思えば「無理だからやめた方ご良い」とアドバイスをする人が多い。何かアクションを起こすというのは簡単なことではない。だからこそ最初の一歩を踏み出すのは大変。多くの人の意見に耳を傾けて準備しようとすると動けなくなる。考えて行動を始めることと大切だと思うし、その反面思い切って動き出さなければいけないと思う。

物事を始めるときにほんとうに準備が必要かは意見が分かれる。が、運営を考える上では「準備」が必要になる。ここだけは外せない。企画をする段階を超えて実際に活動をするためには「準備」をしなければ絶対に失敗する。アバウトでやって「行き当たりばったり」でたまたま上手く行くということとある。が、この過程ではかなりのロスがありストレスフルな時間になる。1日だけがストレスを感じるのであれば良いが複数の人が多大なストレスを感じることになる。

ここの視点が足りないなと思うことがある。何となく終わればそれで良いのか?という感覚がある。企画提案こスタート地点は「思いつき」でもいいと思う。しかし、その時にある程度の未来への展望を持っておかなければいけない。単にやればいいという話ではない。運営する中で相談をするのであれ自分自身が完成図のイメージを持っておけるかどうか。何も持たずに相談するというのは相手の時間を浪費することになる。こういうパターンの時は問題点や準備不足を指摘したとしても「やっているじゃないか」という態度になる。考えて何かをしようとしているのではなく「やること」だけに焦点が当てられている状態だから。

企画することと運営することは異なる。運営する時には多くの人を動かすことになる。助けてもらわなければいけない状態になる。そうであれば運営に関しては時間をかけて準備をするというのは必須。万が一のことまで考えて動かなければいけない。リスクマネジメントの視点があるかどうか。ここは絶対に外せないのではないか。

色々と考えさせられる。何をどのように学ばせるか。意味のある時間を過ごすために。未来へと繋がる時間にするために。何をするべきか。どう行動するべきか。自分自身に言い聞かせながらやっていきたい。

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