金曜日。かなり長い1週間だった気がします。あっという間だった気もするのですが、かなり身体が疲れている感じがあります。色々と効率的に動けるようにならなければいけないなと感じています。効率化というのはすごく大切だと思っています。前例主義から脱却して本当に必要なものだけ残す。
この日はかなり気温が低かった。風が強かったというのもあるかもしませんが。こういう日に限って半袖でした。そんなに寒くないと思っていたのですが、風が通るので明らかに寒い。何なのでしょうか。寒暖の差が激しすぎます。生徒達も体調管理に最大限の気配りをしておかなければいけないですね。県総体に向けて何をするのか。そこが最優先事項なのかなと。
練習は3つに分かれて実施。kd先生が幅跳選手を連れて小野田へ。ssk先生の指導話受けにです。より専門的な指導を受ける体制が作れるというのは大きいですね。課題となる部分を克服してもらいたい。高跳びは競技場へ。どうしても専門練習が減ってしまうのでここは特別に抜き出してということです。こちらには途中からkbt先生が。私はグランドに残って練習を見るという流れでした。こういう部分はどこよりも優れているのではないかなと思います。私が競技場に行っても良かったのですが、ハードルがあるからということで気を遣って頂きました。グランドで見続ける。
アップサーキットからハードルを使った練習、チューブ腿上げという流れで。何人かは明らかに力が出せるようになっています。気になることは少しずつ話すようにしています。どうしても人数が多いのでバランスよく声をかけなければいけないと思います。この辺りもこれまでは少なかったので意識しなくてもできていましたが。今は意識的にやらなければいけないのかなと。男女もあります。もっと人数が多いチームはどうしているのか気になります。勉強したい。
短い距離を走ってからバトン練習。前任者の時から行われている練習とのことでした。色々と思いながら見ていました。この辺りのことはkbt先生と意見交換をしながら。もう少し距離が長い方がいいのかなと思っていましたがまだその辺りは同意見でした。バトンの受け渡しに関してもあれこれ話ができます。こういう環境というのは我々に取ってもプラスだなと思います。指導に関して意見交換ができるというのは勉強になります。あれこれ話しながら。
そこから専門練習へ。1人で全体を見ることになりました。が、あちこちで練習をしています。これはとても1人では見れないなという感じがありました。「専門練習」はそれぞれが課題としている部分を考えてやるという形です。やることが全く違うので場所も違います。赴任当初に「複数で見れるのは選手にとってプラスになる」と言われていたのはこういうことなんだと思います。これを1人で見るとなるとなかなか。これまではハードルだけを見ていましたが、これに短距離が入ってくるとかなり大変かも。
種目を絞って特化してやるチームもあると思います。専門練習の内容もある程度画一的に行うと部分もある。その方が練習としてはやりやすいと思います。本来的には「課題」が異なるのでそれぞれに合わせたメニューでやるのが良いのだと思います。そうなると全員分の個別メニューになる。現実的に難しいので同じメニューになります。これを言い出すとマーク走なども10人いたら10人に合わせて作らないといけなくなります。最大公約数的な距離でやることになる。ここは仕方ない部分なのかなと思います。より細かくとなると…という感じでしょうか。とにかく大変だなというのだけは分かりました。
この日は短長の選手が「中間の走り」について質問をしに来てくれました。そこでカーブ直線の「中間マーク」をやってみてはどうか?と勧めました。私が好きな練習です。バックストレートに入った時に力を使わずタイミングを合わせて走っていく。そのきっかけ作りの練習となります。前任校との練習でもやるようにしています。実際にやってみてその辺りの意見交換をしながら。感じ的にかなり良いとのことでした。気を遣ってくれているのかもしれませんが。見た感じもかなり良かったなと思います。
ハードル男子はワンステップハードルからの一歩ハードル。とにかくきちんとハードルを越える練習をさせたいなと考えていました。ヨンパ選手に合わせてです。まだまだハードリングに改善の余地があります。これをあっという間に修正するのは難しいので少しずつ。逆脚も含めてなんとか改善していかなければいけない。とはいえ時間がそれほどない。この部分は計画的にやらなければいけないと思います。ワンステップハードルの時にすでに腰が残り気味になります。それ以外にも。
一歩ハードルをやらせましたがなかなか。スピードを上げて入らせるとスムーズになりました。意識的に「遠くから遠くへ」というイメージを持たせることに。器用な選手であればある程度やればできるようになります。もう少し時間がかかりそうです。勝つための練習をさせてあげたいなと思ったいます。
ショートハードルはドリルをやらずに跳ぶとのこと。限られた時間の中で。この辺りは本人の感覚に合わせる方が良いんだろうなと思っています。この日の課題は「インターバルを走る」ということでした。前回の競技場練習の時に久しぶりのハードルだったので前半部分でなかなか上手くいかないこともありました。この日はその辺りも含めてだと思います。
1台目までの入りがかなり良くなっているのめ鋭さが増しています。より積極的に入るために1台目を中学生用に変更して2台目は正規。ブラキハードはですから怖くありません。かなりスピード感があります。これも見ながら「こっちの方がいいかな」と感じる部分を実践する。これは本当に楽しいですし、勉強になります。krk君の時もそうでしたが「体現してくれる」というのは大きい。感覚が違えばそれで止めればいいだけ。強制的にやらせるのとは随分違います。
冗談半分で「ハードルの才能あるんじゃない?」と投げかけました。すると「前からあります(笑)」と返されました。残念(笑)。まー、かなり力があると思います。差し引きなしでここ数年これくらいハードルができる選手はいなかったかなと。ハードルインターバルの走りを含めてです。時間が欲しいなと思います。
最後に補強を。これは各自でやっていました。先日股関節補強を教えた選手達はそれを実施していました。随分できるようになっています。やはり練習は偉大だなと感じます。こうやって取り組む姿勢をみるとこちらもやる気になります。まーこれ以上やる気になるなと言われるかもしれませんが。
肌寒い日でしたが色々と感じることがありました。今年45歳になりますが日々勉強だなと思います。毎日の生活の中で学ぶことが多い。ありがたい。