順序が逆になっていました。こちらの記事を更新してつもりが水曜日の記事が先にアップされていたというお粗末な話。まーそれでも更新しておきます。
またも更新が滞っています。できるだけ早く書かないと自分の中の感じを忘れてしまいます。それは避けたい。自分がその時に何を思ってやっていたのかを書いておくことは必要なことだと思っています。何を目指して。何をやろうと思って。この部分は重要です。
火曜日。この日は検定の事務作業に追われました・・・。授業以外の時間が本当に大変です。当たり前と言われたらそうなのかもしれませんが「息つく暇がない」というのがあります。いろいろとやることもありながら・・・。これって体が持つのかなという不安も。グランドに行くことが気分転換になっているところはありますが、「体力的な部分」に関しては回復しません。持つのかな・・・。やるしかないのですが。
放課後はできるだけ早めにグランドへ。考査期間中なので時間も短い。グランドに行くことげずいぶん救われます。気持ち的に。選手が練習をしている姿に救われます。すでに体幹補強が始まっていました。テスト期間中は先日提案したメニューで補強をしてくださっています。こういう部分の配慮にも感謝ですね。ありがたいです。道具の関係で練習のタイミングをずらしました。プレートが必要な種目では数が足りなくなるようなので。工夫。補強には正確性を求めたいのでかなりしつこく声掛けをしました。これが良いか悪いかはわかりません。自分たちで意識して正確にできるとよいのでしょうが最初の段階は難しいと思います。しつこく言い続けるのは得意。
そのあとにkd先生から全体への話が。kbt先生やkd先生とは練習中に気づきを話します。私たちは外から来た状況なので「これまで通り」という部分とは違う視点から見ることが多い。良い部分もあればもっと改善していけばよくなる部分もあります。選手は一生懸命やっているでしょうから気づかない。この部分に関してどうするか。「考える」という部分の中で「本当に必要なこと」をどう感じてもらえるか。よりよい状況を作っていけたらいいなと思っています。
ある程度身体を動かしてから専門練習。いつもよりも長めに設定されていました。ハードル練習をしたいということだったので短時間で動きの確認をしてから実践的な練習にしました。これまでの指導の中では「ドリル」を抜き出して練習をするというのはほとんどありませんでした。時間がかかるからです。最低限の動きの確認だけをすれば十分ハードルが跳べると思います。こういう時にはワンステップハードルがメイン。短時間で確認ができます。本数は最小限にして。
そこから各種目に分かれて実施。これは大変です。男女のショートハードルと男子の400mHがあります。ショートハードルも2か所でなければできません。400mHはショートハードルから一番遠い場所でやります。「自分たちでやっていく」という流れの中で進んでいますから「できる」とは思います。とはいえ、せっかくなのでより改善できる形になっていけばいいのかなと思っています。単純にハードルを越えて「よかった」「悪かった」だけではなく次につながる改善点を見出しながらできるほうがいい。
男子の110mHに関しては「ユースハードル」での実施としました。練習が十分に詰めていない部分もあります。その中で何ができるかを考えたときに「走ること」かなと。ハイハードルであればどうしてもスプリントが落ちます。高さがあるので今の段階ではまだ「高く跳ぶ」形になります。そうであればハードルインターバルで走れない。よりスプリントに近づけるためには「低くする」ことも重要ではないかなと思っています。これも感覚的な話です。
400mHに関しては「22歩」「15歩」の練習です。先日、15歩の感覚を作るための練習を入れました。本当は短期間で詰め込むといいと思うのですが、やることがたくさんあるのですべてはできません。この日は課題となる部分を克服させたいなと思っていました。ある程度感覚は作れているのであとは自信をもって走ってくれるだけでよいのですが。ハードリングに課題があります。着地時に腰が引けてしまうのです。この部分を改善するためにどうするか。これも先日やっていました。最初の段階では17歩くらいで「着地姿勢」を意識しながらやっていき続いてスピードを上げてのハードル。ずいぶんロスがなくなってきました。とにかく勝たせてあげたい。そこが大きい。それだけではなく55秒台に突入して中国大会で戦えるようにしたい。そのための準備を。
ショートハードル女子は2人。複数種目をやっているのでそちらも気になります。本人たちの申し出を受けながらです。私としては「ハードルをやりたい」と言われるとうれしいですがそこだけではありません。より戦える種目を選びながらだと思います。戦うために練習をしています。より上のレベルを目指せる種目選択をしながらですね。
女子のショートハードルの課題を。1台目の入りを速く。よりスプリントに近づける。ここが自分たちで課題として挙げてきたのでそれに対応するための練習。前回と同じように1台目を低く設定してより鋭く1台目に走れるようにしました。そこから高さを戻して1台目まで。段階を追うことでで「やりたいこと」ができるようにしていく。大切だと思いますね。そこから数台抑えて跳ぶ練習をしてから5歩ハードルへ。ここも望み通りという感じです。今は「~がしたい」という部分に合わせて練習をする形です。通り一辺倒の練習ではない。これも私にとっては面白い経験です。こちらから「与える」だけではなく「必要なこと」を自分たちが挙げてくるのでそれに応じてです。
5歩ハードルいつもより少し狭く設定しました。理由は簡単です。より「走るため」に。これも「段階」に応じてハードル練習で求める部分は変わってくると思っています。3歩でぎりぎり届くかどうかの選手に「ハードルインターバルを刻む」という話をしても「教科書通り」でしかありません。速い選手が「刻む」ことを求めていたとしても目の前の選手に何が必要なのかを考える必要があります。届かないのであれば「どうすれば届くか」を考えさせる必要があります。ここは重要。ここに私が感じる「楽しさ」があるのですが。その段階に応じて何をすればよいのか。提供できるかどうかですね。
今は女子のショートハードルに関わる時間が増えています。トータルとしていろいろな選手とかかわっていければと思ってはいます。限られた時間なので自分が最大限にできることをしていきたいなと思っています。こうやって見ているとやはり「体幹強化」は必須です。「走っていたら筋肉はつく」という人もいるのだと思いますが。ハードルなどの「非日常的な動作」をしたときにわかる部分もあります。着地に耐えられない部分に対しては「技術的な要素」よりも「筋力的な要素」が重要になるのです。ガンガンにウエイトをやって筋肉量を増やすという気はありません。今ある筋力と体を使てどのようにパフォーマンスを上げるかです。残念ながら「筋力的に弱い」選手に対しては「補強の勧め」をします。強くなるために必要な要素は絶対にやらないといけない。
専門練習をしたいと望んでもそれを支える土台があるかどうかは重要です。自分の走りのレベルを上げるために。やっていることが「動きの変化」につながっているなと感じる部分がいくつもあります。これは楽しい。13秒台を目指す練習と15秒台を目指す練習を同時展開で実施できているのも面白いですね。どのようにして効果を上げるか。ここを考えながらやっていきたいと思います。