金曜日。この日から考査開始。学年によって終了時間が異なります。そうなると色々と問題が発生する(笑)2時間の生徒と3時間の生徒。更に写真撮影などもあったようです。かなり時間差攻撃(笑)それぞれのペースで練習を進めていくことに。テスト期間ですがある程度の時間が確保できます。その中でやれることをしっかりやって行けたらいいのかなと。
最初少しだけ採点をさせてもらいました。ハイペースで採点して練習へ。どこかでこういう時間を確保しておかなければ仕事自体ができません。何かをやろうと思えばどこかで時間を割いておかなければいけない。グランドで採点はできませんから。仕事をすることができて、次にグランドに行くようにしないと周囲からは認められません。当たり前の話です。
練習に行った時にはまだ補強をやっている所でした。ほとんど問題はないくらいの時間帯でした。学年が段差でやってきましたがそれぞれに合わせて練習を進めることができたかなと思います。最初はハードルドリルを。秋に向けて基礎的なことをやっておきたい。今はまだ勝負にならないかもしれませんが、秋には決勝に残って中国新人を目指すレベルになってくれたらなとと思っています。そのためにも走力を上げないといけないのですが。やることはまだまだたくさんあります。この日は専門練習があったのですが、この選手はドリルだけにしました。そこからは短い距離を中心に走る。秋に400mを53秒台くらいまで持っていければある程度は戦えるようになるのかなと。県総体は会見をする場になればいいなと思っています。
そこから時間がずれてヨンパの選手が。専門になった時からある程度細かい部分を。ワンステップハードルをやってから一歩ハードルへ。見ていると「あれ?」という感じが。少し上手くなっています。特別にハードルに特化した練習をしているわけではありません。ある程度はやりますがドリルばかりやっても効果はないと思うので。逆にハードルを跳んでいたら強くなるという話でもない。細かい部分も含めて。
一歩ハードルが進むようになっているのでこれは面白いなと。ロスが減ってきているので走りの邪魔をしなくなる。こうなったら面白い。そのまま3台目までの入りの練習をすることに。この辺りで次の選手が来たのでこちらにも対応しながら。なかなかバタバタです。
ヨンパ選手は1台目までで詰まります。本人は「大きく行っても少し遠い感じがするので24歩になる」と言っていました。最初は遠目に見ていた(ハードル基本をやる場所とヨンパの練習場所が真逆)のですがあまりにもちょこちょこなるので近くに行って確認。数えてみると22歩。スタンディングからとはいえ22歩で少し詰まる感じになっていました。大きく走るイメージができてきたのでそれがそのまま1台目までの流れになっているのかなと。かなり改善されました。
これまではハードルに対して近くで踏み切っていたのでかなり浮いていました。一歩ハードルがきちんとできるようになっているということはきちんと踏み切れるということなのでこの辺りは上手く対応できるようになります。その結果、腰が残るハードリングが改善されてきました。着地の姿勢についてもかなり話をしているのでスムーズになってきました。いや、これは面白い。かなり手応えがあります。これまでもレース前には感じが良くなっていたのですが本番でうまくいかないレースが続いていました。あとは今やっていることを実践でできるかどうかです。良い感じ。
ショートハードルはこの間に5歩でリズムアップを。この部分は自分でもできます。当然ですが。で、ヨンパを見ている間に自分でスタブロを出していました。この日の練習課題は1台目までのアプローチだなと思っていたので感覚的に近かったのかなと。これまではハードル全体の改善に時間を使ってきました。しかし、ある程度のことができるようになってきたので今度は細かい所を詰めていけたらいいなと。1台目までの入り。ここが課題となります。
スタブロから出るときに足が外に逃げます。それを改善しなければこれまで以上のスピードを出すというのが難しくなります。真っ直ぐ走っていく。それをやるためにはやはり「スタブロ」の改善かなとkd先生と一緒に見ていたのでその辺りのことを確認しながら。ここはkd先生が細かく見てくれました。本人との感覚を合わせながら。今はスプリントの部分をkbt先生がしっかりと作ってくれます。私はそれに合わせて色々やっていくという感じです。専門的な部分をやらせてもらえるのは本当にありがたい。だからこそ選手にとって一番プラスにになる形にしたいなと思います。それは「速く走れる」という部分です。
kd先生が修正してくださったのでスタブロからの出がかなり改善されました。そこからハードルに入っていく。まだ本数が足りない部分はありますが総体に向けてやっていければ結果につながるなという手応えがあります。複数顧問の最大メリットです。色々な角度から選手にアプローチしていける。私自身も勉強になります。本当に。
最近特に陸上競技に対する「面白さ」を感じる部分が増えています。色々なタイプの選手がいて。そこに対してどのようにやっていくか。様々な形がある。指導させてもらえる環境に感謝しかありません。本当に。
まとまりませんが。この日のことはまた書きます。まだ色々とあったので。