土曜日。この日は元々PTA総会が予定されていたため考査2日目となっていました。が、県内のコロナ感染者が増えてきているというのもあり直前で中止。日程変更はなく考査でした。2時間考査の後は避難訓練があって放課。雨が降っていましたが練習をすることに。こういう部分ではタータンがあるというのは大きい。
ピロティーで補強をしてからハードルドリルとジャンプ系。雨は降っていましたが気温はある程度高く湿度も高い。これだけで選手はかなり汗をかいていました。私も暑いなと感じるくらい。最初の補強は10分程度です。その中でどれだけきちんとできるか。負荷をかけられるか。1週間程度続いていますがある程度できるようになってきたかなと思います。細かい部分をいえばキリがないですが。できれば足首は伸びないようにしてもらいたい。最近は「固定しろ」とは言わないようにしています。こちらのイメージと選手が意識する部分が違ったりするので。こうなると良くないなと思うので。つま先を上げるという感じだけどにしています。腹筋をする時も背筋をする時もつま先が伸びないようにしたい。悪い癖をつけたくないので。
また、股関節周りの補強をしたりプレート補強をする時にも「膝が内側に入らない」「瞬発的に力を発揮する」という部分が大切。ここも意識させたいなと。補強の意味も考えながらですね。
動きの部分もkbt先生のやりたいことをこちらで察していきながら見ていきました。基本的な考え方は同じだと思っています。アプローチの仕方が変わってくる部分はあります。人数が多い部分があるので複数指導者の体制になることで手厚い指導ができるのかなと思います。
チューブを使った腿上げ。かなり良くなってきているなと感じる選手が複数います。これが走りに落とし込めるようになれば飛躍的に走れるようになる。県総体までに間に合うかどうかです。ここも最大限にサポートしたいですね。腿上げで「接地が長くなる」部分も少し見られました。他の部分でも影響してくることですから何度か指摘。その選手の感覚に合わせた言葉選びをしなければいけません。ここに関しても個人的にはかなり面白いなと感じています。何が本人に伝わりやすいかを探ることで指導の幅が広がります。勉強しながら指導できる環境だなと。
そこからは屋外に出て走ることに。雨予報でしたがそこまで酷くない。当初の予報では8ミリとかでしたから。ここまで降ると明らかに外でやるのは難しくなります。前も見えなくなるので。雨ですがやることはしっかりやる。短時間で集中してですね。スタートの構え、また甘くなっている者がいます。ここはしつこく言い続けたい。何故構えをきちんと作るか。普段のスタートからしっかりやっておかなければいけません。腰の移動は水平方向ですし、力の発揮の方向がきちんとしておかなければいけない。構えがきちんとできなければ身体が浮いたりします。実践に近い動きをしなければいけないのにここできちんとできなければ加速段階の動きが身につきません。
前日kd先生から「明確な意識を持ってやる」というのが全体な投げかけられました。やればできることを何度も言われている間は強くなれない、と。人はどうしても意識が疎かになっていきます。その時はきちんとできたとしても時間が経過すると曖昧になります。そこの部分しつこく言い続けることで本物になると思っています。「何をやるか」「何故やるか」を理解してから次の段階に進む。もっと強くなれるなと思います。構えも同じです。適当にやってしまったらその一本がもったいない。忘れて欲しくないですね。
そこから走練習。短短が150×3本、短長が150m×5本です。タータンが1周500mなので短長は戻ってこないで周回で行います。ここも練習効率としてはかなり良いかなと思いますね。雨が降りますが関係なく。風も強烈でしたが走れる方が良い。選手には「他の学校は雨の中で走る経験がない」という話も少しだけ。歩きながら話していたのでどれだけ聞いているのかはわかりませんが。他の学校ではタータンがないので雨が降ると走れません。だから試合の時には雨が降ったら嫌がります。慣れないですから。しかし、ここではそれができる。大きなプラス材料だと思っています。
私は短長のほうの間のレストを測る係として。短短はホームストレートのみなので自分たちで歩いて戻ってきてスタートする形です。短長は先頭がフィニッシュしてから1分後に再スタートになるので私も声が聞こえるところまで移動しました。雨の中なのでなかなかです。短長が2本目をスタートした直後、突風が吹いて傘がひっくり返る。ずぶ濡れ(笑)とはいえ、選手は走っているので声かけをしながら。なかなかの状況でした。
このグループの練習が終わってからまた別のグループの練習となったのでそちらも。短長が一人だったのでひたすら声かけ。選手の背中を押し続けることも私の役割だと認識しています。とにかく声かけ。元気付ける。声が大きいのが唯一の長所なので。
終わってから前任校の選手の気功治療をすることにしていました。山口まで来てもらって対応することに。場所的にこちらの方がやりやすいかなと。本人はなかなか来にくいかなと思いますが、背に腹は変えられず。何とか気功をして走れるようにしてあげたい。kd先生にバランス調整をしてもらってそこからずっと気功。なかなか改善できません。それでも手を当て続けるしかない。時間をかけて治るならいくらでもやります。本人が治したいと望むのであればこちらも最大限のことをしてあげたいと考えています。
4時間近くやりました。まだまだです。次の日も気功をすることに。勉強時間の確保も必要なので本人は横になったままでひたすら気功をするようにしています。どれだけ時間をかけれるか。こちらの根気と本人の治したいという気持ちだと思います。
何とかしたいですね。