kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

雨の中で

2021-05-16 | 陸上競技
土曜日。この日は元々PTA総会が予定されていたため考査2日目となっていました。が、県内のコロナ感染者が増えてきているというのもあり直前で中止。日程変更はなく考査でした。2時間考査の後は避難訓練があって放課。雨が降っていましたが練習をすることに。こういう部分ではタータンがあるというのは大きい。

ピロティーで補強をしてからハードルドリルとジャンプ系。雨は降っていましたが気温はある程度高く湿度も高い。これだけで選手はかなり汗をかいていました。私も暑いなと感じるくらい。最初の補強は10分程度です。その中でどれだけきちんとできるか。負荷をかけられるか。1週間程度続いていますがある程度できるようになってきたかなと思います。細かい部分をいえばキリがないですが。できれば足首は伸びないようにしてもらいたい。最近は「固定しろ」とは言わないようにしています。こちらのイメージと選手が意識する部分が違ったりするので。こうなると良くないなと思うので。つま先を上げるという感じだけどにしています。腹筋をする時も背筋をする時もつま先が伸びないようにしたい。悪い癖をつけたくないので。

また、股関節周りの補強をしたりプレート補強をする時にも「膝が内側に入らない」「瞬発的に力を発揮する」という部分が大切。ここも意識させたいなと。補強の意味も考えながらですね。

動きの部分もkbt先生のやりたいことをこちらで察していきながら見ていきました。基本的な考え方は同じだと思っています。アプローチの仕方が変わってくる部分はあります。人数が多い部分があるので複数指導者の体制になることで手厚い指導ができるのかなと思います。

チューブを使った腿上げ。かなり良くなってきているなと感じる選手が複数います。これが走りに落とし込めるようになれば飛躍的に走れるようになる。県総体までに間に合うかどうかです。ここも最大限にサポートしたいですね。腿上げで「接地が長くなる」部分も少し見られました。他の部分でも影響してくることですから何度か指摘。その選手の感覚に合わせた言葉選びをしなければいけません。ここに関しても個人的にはかなり面白いなと感じています。何が本人に伝わりやすいかを探ることで指導の幅が広がります。勉強しながら指導できる環境だなと。

そこからは屋外に出て走ることに。雨予報でしたがそこまで酷くない。当初の予報では8ミリとかでしたから。ここまで降ると明らかに外でやるのは難しくなります。前も見えなくなるので。雨ですがやることはしっかりやる。短時間で集中してですね。スタートの構え、また甘くなっている者がいます。ここはしつこく言い続けたい。何故構えをきちんと作るか。普段のスタートからしっかりやっておかなければいけません。腰の移動は水平方向ですし、力の発揮の方向がきちんとしておかなければいけない。構えがきちんとできなければ身体が浮いたりします。実践に近い動きをしなければいけないのにここできちんとできなければ加速段階の動きが身につきません。

前日kd先生から「明確な意識を持ってやる」というのが全体な投げかけられました。やればできることを何度も言われている間は強くなれない、と。人はどうしても意識が疎かになっていきます。その時はきちんとできたとしても時間が経過すると曖昧になります。そこの部分しつこく言い続けることで本物になると思っています。「何をやるか」「何故やるか」を理解してから次の段階に進む。もっと強くなれるなと思います。構えも同じです。適当にやってしまったらその一本がもったいない。忘れて欲しくないですね。

そこから走練習。短短が150×3本、短長が150m×5本です。タータンが1周500mなので短長は戻ってこないで周回で行います。ここも練習効率としてはかなり良いかなと思いますね。雨が降りますが関係なく。風も強烈でしたが走れる方が良い。選手には「他の学校は雨の中で走る経験がない」という話も少しだけ。歩きながら話していたのでどれだけ聞いているのかはわかりませんが。他の学校ではタータンがないので雨が降ると走れません。だから試合の時には雨が降ったら嫌がります。慣れないですから。しかし、ここではそれができる。大きなプラス材料だと思っています。

私は短長のほうの間のレストを測る係として。短短はホームストレートのみなので自分たちで歩いて戻ってきてスタートする形です。短長は先頭がフィニッシュしてから1分後に再スタートになるので私も声が聞こえるところまで移動しました。雨の中なのでなかなかです。短長が2本目をスタートした直後、突風が吹いて傘がひっくり返る。ずぶ濡れ(笑)とはいえ、選手は走っているので声かけをしながら。なかなかの状況でした。

このグループの練習が終わってからまた別のグループの練習となったのでそちらも。短長が一人だったのでひたすら声かけ。選手の背中を押し続けることも私の役割だと認識しています。とにかく声かけ。元気付ける。声が大きいのが唯一の長所なので。

終わってから前任校の選手の気功治療をすることにしていました。山口まで来てもらって対応することに。場所的にこちらの方がやりやすいかなと。本人はなかなか来にくいかなと思いますが、背に腹は変えられず。何とか気功をして走れるようにしてあげたい。kd先生にバランス調整をしてもらってそこからずっと気功。なかなか改善できません。それでも手を当て続けるしかない。時間をかけて治るならいくらでもやります。本人が治したいと望むのであればこちらも最大限のことをしてあげたいと考えています。

4時間近くやりました。まだまだです。次の日も気功をすることに。勉強時間の確保も必要なので本人は横になったままでひたすら気功をするようにしています。どれだけ時間をかけれるか。こちらの根気と本人の治したいという気持ちだと思います。

何とかしたいですね。
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できる限りのことを

2021-05-16 | 陸上競技
前の記事の続きで。金曜日、実は午後から休みを取っていました。ほとんど年休は取らないのですが。色々なタイミングもあって。少し前任校の指導をするために。異動後、2年生の1人が足を痛めています。4月はほとんど走れていないのではないかなという感じ。それでも支部大会はベストを更新して3位に入っていました。冬でかなりの力がついています。が、全力で走れているかというとまだです。そんな中である程度結果を出したというのはやはり力が上がっているのだと思います。治療の部分も含めてなんとかできないかなと。

何度も書いていますが、この部分に関しては考え方が様々だと思います。異動したら前任校は関係ないのでドライに接する指導者もいるのではないかなと。私はそれができません。甘いといわれたら全面的に受け入れます。選手のためにならないと言われるかもしれません。もちろん、「見て欲しい」と言われなければ行きません。無理やりこちらの指導に従わせるというのは違うと思うので。そのあたりは顧問の先生とも調整しつつ。今の学校の選手のこともあります。私の性格的なことを分かってもらえないかもしれません。非常に難しいなと思いながらも。何度も書きますが「見て欲しい」と言われないのであれば絶対にやりません。それくらいはわきまえています。

この日は練習を見させてもらえる。ありがたいなと感じていました。私自身、現場で指導したいなと思っています。どんな形であっても現場で選手と向き合いながらやっていきたい。遠くから眺めるような指導スタイルではありません。どの競技レベルであっても「一生懸命にやる」という選手に対して力になりたいという気持ちがあります。

少し話が変わりますが、GW中に他校のハードル選手の指導をさせてもらいました。その選手の指導者から連絡がありました。この日な1時間くらい練習をしたそうです。強制ではなく。その時に先日教えたことをベースに丁寧に練習をしていたという報告でした。力はまだないかもしれません。それでもこうやって丁寧に練習をしようとする姿勢は大切だと思います。これがきっかけで力が上がるかもしれません。自分の学校の選手であってもきちんと出来ない選手は出ます。個人的には「一生懸命にやる選手」を大切にしていきたいなと思っています。これも考え方。

本題へ。この日はバトン練習をメインにしたいので見て欲しいということでした。最初の話に戻るのですが2年生1人が足を痛めていてどれくらい走れるか分からない。そんな中で先日の県選手権でリレー失格。メンバー変更しての出場でしたが経験不足ということもあり、3走の所で失格しました。3走が強いチームは強い。これまではそれで挽回していたのですが先日はそこでミス。走順変更も含めて考える必要があるのではという話をしていました。

顧問の先生も同席して下さっているのでバトンに関しての話をしながら進めていきました。前も書いたかもしれませんが、こういう場面に若い指導者が来てくれるというのは今後のことを考えると重要なことです。何となく見るのではなくポイントを押さえて見てもらえるようになれば間違いなく選手にプラスになります。なかなか熱を持って指導にあたってくれる人が少なくなっています。その中で興味関心を持ってくれる若い指導者にはこちらも色々なことを伝えていかなければいけないと思っています。これも年齢的な役割なのかなと。

私自身はどんな場面でも「教えて欲しい」と言われたら伝えるようにしています。別に隠しても仕方ないので。まずは聞いてくる人が少ないというのもあります。練習スタイルや内容だけを見てもらって真似ても意味はないと思っています。そこに何があるのか。何を目指しているのか。はっきりと分からないといけない。だからこそ隠しても仕方ない。伝えられることは常に伝える。この日のバトンは走順が変わったこともありグダグダ。よく考えてみたらアンカーの選手は最初からアンカー以外は走ったことがありません、今ではハードルで15秒3まで行っていますが昨年の最初は14秒台でした。走力がないからアンカーという形にしていたので他の事をやっていません。ここは問題。

一応、練習の時には説明をしていました。10バトンや25並走の意味を伝えながらやっていた。しかし、直接渡すことをしないのできちんと身についていませんでした。ここは私の責任かなと。もう少し視野を広げて他の走順も経験させておくべきだった。走れるようになっていたので冬に2走に持っていけばいいのではないかという話もしたのですが、もらうだけの方が良いということでした。甘やかすのではなかった(笑)

ほとんど走練習はできずにバトンのことをひたすら。本来やりたかった走練習は割愛。バトン練習で走っているので問題はないと思うのですが。こういう部分も普段から見れていないので難しいですね。最後にカーブ直線のマーク走を何本かやっていました。ここをやることで走りのイメージが作れる。それを前回感じたのでその流れの中でメニューに組み込んだのだと思います。大切な感覚。少し無駄な時間があったのかなとは思います。もっと効率的に練習ができていくと早く練習が進みます。時間を有効に使わなければいけません。

足の痛みに関して我が師匠に相談。あれこれ可能性を考えて頂きました。とにかくやれることは全てやりたいなと思います。私に出来ることはそれくらいです。中途半端な形で異動をしているのでせめてこれくらいはしなければいけないと考えています。全力で県総体を走れるかどうかです。

前任校の指導に関して書く必要があるのか。ここは以前も批判を受けました。これは前回の異動の時にです。前の学校と比べることで今の学校の選手に失礼ではないか、と。これはそうだと思います。今は現任校の選手に対しても出来ることは最大限にやっています。ここを疎かにするつもりはありません。ある程度は選手に受け入れられてきているかなとは感じています。同時に前任校の選手に対しても頼られたら応える部分があります。異動する前に話をしていますが、「異動したらそちらが最優先」です。ここは変わりません。が、それ以外の時間であれば頼られて指導するというのは悪いことだとは思いません。考え方は様々です。

こうやってblogに書かなければ誰も知らないままで終わるのかもしれません。それでも今私が指導させてもらうことで何かが変われば良いなと思っています。今のように前任校に関わることも限られています。当然ですが。限定的な時間だからこそこちらもやれることはしたいと思います。

上手く書けませんか。記しておきます。
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