奥多摩の丘陵ハイキングコースを歩いた。一応、最高地点は浅間岳という立派な名前の山。標高235mだ。
ゴルフ場の先、奥多摩の山並の向こうに富士山を望む。
山道から、ゴルフ場が覗けた。 たまたまkcyan
山から多摩川に下った所が、玉川上水の取り込み地点。羽村の取水堰が見える。
標高110mほどだ。
ここから、延々と武蔵野の台地を下り、新宿、四谷を経て、江戸市中に上水を供給した。
四谷大木戸まで43km、よく自然流下の堀を刻んだもんだ。 43kmで100m足らずを下るんだろうから、基本的に斜度1°以下だろう。
1650年ころに作られ、江戸が東京になってもこの上水路には長くお世話になった。
飛び込んだり、落っこたりして死んだ人も多かったらしくて、子どもの頃は近寄っちゃいけないと言われていた。確かに昭和30年代までは、杉並区の甲州街道近くで、すり鉢状の堀を下流の浄水場に向かって水が滔々と流れているのが見えた。
取水堰の直下。水量が多い。
20年ほど前、世田谷あたりからママチャリで何気なく玉川上水沿いを上り始めて、結局、羽村の取水堰まで来てしまったことがある。 帰り道は、尻の皮が擦り剥けて痛い目にあった。
羽村堰の上流でチューリップ祭り。 桜にかわってチューリップがちょうど満開。予想していた以上に立派。
地元のおばあさんが売っていた揚げ芋。塩を振っただけだけど旨かった。 昼飯替わりになった。