“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術ニュース●2022年ノーベル化学賞、米国とデンマークの3氏が受賞

2022-10-05 19:45:26 |    ◆受賞◆
 2022年ノーベル化学賞は、「簡便な化学反応や生物学的反応を使って機能性分子を作る手法の開発」によって、米国とデンマークの3氏が受賞した。

 受賞したのは、デンマーク・コペンハーゲン大のモーテン・メルダル教授、米スタンフォード大のキャロライン・ベルトッツィ教授、米スクリプス研究所のバリー・シャープレス教授――の3氏。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「転換期の科学」(佐藤文隆著/青土社)

2022-10-05 09:33:21 |    科学技術全般



<新刊情報>



書名:転換期の科学~「パッケージ」から「バラ売り」へ~

著者:佐藤文隆

発行:青土社

 大きな科学の時代は終わり、あたらしい科学の時代がやってくる。戦後日本において、社会をまきこみながら、産業や文化や文明そのものを変えながら、進歩してきた科学。それは学問としての科学の枠組みをとびこえ、私たちの生活を変え、未来への希望や可能性をも与えてくれるものであった。「失われた30年」を経て、経済力や技術力がかつての勢いを失うなかで、同じように輝きを失いつつある科学はどうあるべきなのか。政治、学問、教育、あるいは科学者というさまざまな視点から、これからの「科学」について考える。
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●科学技術ニュース●NECと米レッドハット、Red Hat OpenShift 上にNECのソリューションを構築しグローバルでの協業を拡大

2022-10-05 09:32:50 |    情報工学
 NECと米レッドハットは、ユーザーのRed Hat OpenShift上でのITモダナイゼーションとデジタル・トランスフォーメーションの推進に向けたグローバルでの協業を拡大しする。
 
 これにより、NECは、Red Hat OpenShiftをミッションクリティカル領域におけるプリファード・コンテナ・プラットフォームとして位置づけ、共同Center of Excellence(COE)の編成や共同技術開発など、同領域における両社の体制や技術面での協力関係を強化していく。

 両社は長年の関係を基に、new windowRed Hat OpenShiftを活用しNECのコアDXやグローバル5G、およびデジタル・ファイナンスやデジタル・ガバメントなどのソリューションを国内および、グローバルのユーザーに提供していく。

 Red Hat OpenShift は、オンプレミス、クラウド、エッジを問わず、IT 環境全体でアプリケーションを構築、展開、実行できるように、より一貫性のある強力なコンテナ・プラットフォームを提供する。

 NEC のソリューションと組み合わせることで、ユーザーは、ハイブリッドクラウド、マルチクラウド、エッジデプロイメントをより効果的に管理し、ビジネスニーズを満たし、将来に向けて拡張することができるようになる。

 NECとRed Hatは、グローバルな企業変革をより強力にサポートするために、共同COEの編成、共同技術開発の分野で協力していく。

 NECとRed Hatは、上記の取り組みを通じて、コアDXやグローバル5G、および、デジタル・ファイナンス、デジタル・ガバメントなど主要産業向けソリューションの展開を加速するためのグローバル市場開拓戦略を策定する。<NEC>
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●科学技術ニュース●産総研、可視光用撮像素子を用いた中赤外線レーザーのビーム径計測技術を開発し計測装置の小型・低コスト化実現

2022-10-05 09:32:21 |    物理
 産業技術総合研究所(産総研)物理計測標準研究部門 応用光計測研究グループ 沼田 孝之 主任研究員は、可視光用半導体撮像素子を用いた、中赤外線レーザーのビーム径計測技術を開発した。

 これは、半導体撮像素子で発生する熱励起電子を利用して、中赤外線レーザーのビーム径を計測する新しい技術。

 通常、半導体撮像素子による可視光の計測では、熱励起電子はノイズ源として扱われる。しかし同技術ではこの既成概念を転換し、熱励起電子を信号源ととらえる。測定対象の中赤外線レーザーで撮像素子をスポット加熱し、素子上で発生した熱励起電子の分布を検出する。

 熱励起電子の分布とレーザーのビーム径との相関を評価することで、熱励起電子の分布を基に入射したレーザーのビーム径を推定することができる。

 同技術によって、小型で低コストな、現場で扱いやすい装置を用いて、中赤外線レーザーのビーム径の計測が可能となり、各種材料加工や低侵襲医療をはじめとする多様な中赤外線レーザーの応用技術の発展に貢献する。

 通常、シリコンを用いた半導体撮像素子は、可視光の持つエネルギーで励起される電子を信号源として利用する。このとき、熱エネルギーによって励起される電子はノイズ源であり、不要なものとして扱われる。

 同研究ではこの概念を転換し、中赤外線レーザーの照射による熱によって励起される電子を信号源として利用し、光励起される電子をノイズ源として扱う。半導体撮像素子の受光面を測定対象の中赤外線レーザーでスポット加熱し、その熱によって励起される電子の分布を画像化して入射レーザービームの強度分布を計測する。

 今後は、ビーム径の計測精度の評価を進めるとともに、任意のビーム形状への適用性を検討する。将来的には、同技術を活用し中赤外線レーザーを用いた各種材料加工や低侵襲医療、センシング技術などへの応用展開を予定している。<産業技術総合研究所(産総研)>
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「はじめるNotion」(溝口雅子著/技術評論社)

2022-10-05 09:31:56 |    情報工学



<新刊情報>



書名:はじめるNotion~使いかたを自由にデザインするための、基本、コツ、アイデア~

著者:溝口雅子

発行:技術評論社

 革命的オールインワンワークスペースの「基本」と「使いこなし」が、これ一冊で身に付く。メモ、タスク管理、議事録、社内Wiki――、あらゆる情報を一元管理できるオールインワンワークスペース、Notion。Notionの特徴は、ユーザーのアイデア次第で、使いかたを無限にデザインできる自由度の高さにある。しかしその一方で、初心者にとっては「とっつきづらさ」があるのもまた事実。そこで本書は、Notionの基本的な使いかた、ページデザインの考えかた、使用法のアイデア、便利に使うためのコツ、チームで使うための方法まで、すべてを一冊に凝縮した。Notionをはじめたものの「どう使えばいいかわからない」と悩んでいるかた、もっと便利に使いたいかた、自分だけの最高の使用法を見つけたいかたへ。Notionのエキスパートである、「Notionアンバサダー」がやさしく教える。
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