“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「2019年、日本上陸 量子コンピューター」(日経ビジネス編/日経BP社)

2018-11-23 09:38:41 |    情報工学

 

<新刊情報>

 

書名:2019年、日本上陸 量子コンピューター~社会・企業・仕事・生活はこう変わる!~

編者:日経ビジネス

発行:日経BP社

 量子コンピューターが2019年、日本に初めて実機がやってくる。スーパーコンピューターが数百年かかっても解けない問題が一瞬で解けるようになる「超越性」。そのインパクトは、IT業界にとどまらず、製造、医療、化学などあらゆる業界に及ぶ。
そもそも量子コンピューターとは何なのか。量子コンピューターは、社会を、企業をどのように変えるのか。そのとき、私たちの仕事や生活はどうなるのか。基礎知識から先進企業の取り組み、産業への影響までをまとめた「量子コンピューター」が分かる一冊。

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★水素ニュース★ホンダ、燃料電池自動車用「スマート水素ステーション」の受注開始

2018-11-23 09:38:15 |    ★水素ニュース★

 ホンダは、高圧水電解型の水素ステーション「スマート水素ステーション(SHS)70MPa」の受注を開始した。

 「SHS 70MPa」は、燃料電池自動車(FCV)に供給する高圧水素を製造・貯蔵・充填する装置で、高圧水電解型の水素ステーションとして世界初となる充填圧力70MPa(メガパスカル)・製造圧力82MPaを実現。

 環境省の支援制度を活用し、2016年10月に東京都江東区青海で開始した実証実験を経て商品化したもの。

 ホンダ独自技術の高圧水電解システム「Power Creator」により、コンプレッサーを使用せず高圧化できるためコンパクトなサイズを実現。再生可能エネルギーなどの電気で水を電気分解して水素を製造する。

 また、充填圧力を70MPaにすることにより、ホンダのFCV「CLARITY FUEL CELL」に水素のフル充填が可能な小型水素ステーションとなりる。

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★科学技術ニュース★理研と北海道大学など、磁気渦の新しい生成機構を発見

2018-11-23 09:37:55 |    電気・電子工学

 理化学研究所(理研)と北海道大学による国際共同研究グループは、外部磁場がない状態でも磁気渦が生成していることを発見し、その生成機構を解明した。

 今回、同国際共同研究グループは、中性子小角散乱測定により、「Y3Co8Sn4(Y:イットリウム、Co:コバルト、Sn:スズ)」という物質は外部磁場がなくても磁気渦構造を生成していることを発見した。

 その起源としては、動き回る電子が媒介する多体の磁気的相互作用に由来した新しい機構によって、磁場がない状況で磁気渦が生成されていることが考えられる。

 同研究成果は、磁気渦を示す物質の探索・設計のための新しい指針を与えるとともに、磁気渦を情報担体とする磁気記憶素子の実現に向けた足掛かりになると期待できる。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「日本における意匠権の取得と侵害に関する実務解説」(倉内義朗著/経済産業調査会)

2018-11-23 09:37:23 |    企業経営

 

<新刊情報>

 

書名:日本における意匠権の取得と侵害に関する実務解説~日本語・英語の二段表記~

著者:倉内義朗

発行:経済産業調査会

 意匠の解説本に英文が添えられているものは、あまり見受けられない。日本文と英文とを二段に表した稀有な同書を有効に利用してもらいたい。

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