“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「知の越境法」(池上 彰著/光文社)

2018-06-25 10:17:49 |    科学技術全般

 

<新刊情報>

 

書名:知の越境法~「質問力」を磨く~

著者:池上 彰

発行:光文社(光文社新書)

 現在の池上 彰の八面六臂の活躍も、NHK時代の“左遷”から始まった。記者としてのキャリアを順調に積み重ねてきたが突如、「週刊こどもニュース」キャスターへの異動を命じられる。それでも腐らず、複雑なニュースを小学生にも分かるように噛み砕く語り口が好評を得て、ついに国民的番組に押し上げる。この成功体験から、分かりやすさは武器になり、専門を持たないことは分野の垣根を越える強みだと気づき、心機一転、フリージャーナリストの道へ。異動、転身とは、現状を脱し新天地に飛び込むという意味で「越境」であり、積極的な行為だ。幾多の領域を跨いで学び続ける著者が、その効用と実践法を説く越境のススメ。

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◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」/BS朝日「WILD NATURE 地球大紀行」他

2018-06-25 10:17:27 |    ◆TV番組◆


 <テレビ番組情報>

 

NHK-BSプレミアム  コズミックフロント☆NEXT 毎週木曜日 午後10時00分~11時00分
                                   再放送 翌週水曜日 午後11時45分~0時44分

6月28日(木) コズミックフロント・スターズ「宇宙からの信号“パルサー”の正体に迫る」

 40年以上前に、イギリスの研究者が宇宙から届く怪電波を捉えた。規則正しく繰り返すことから「宇宙人からの信号」と大騒ぎになった。「パルサー」と名付けられたこの電波源の正体に迫る中、浮かび上がってきたのは超新星爆発で生まれるある天体だった。中性子だけでできた宇宙一不思議な天体・パルサーの秘密にダイナミックなCGで迫る。

BS朝日 WILD NATURE 地球大紀行    毎週金曜日午後9時~9時54分

8月18日(金)  Big Blue 奇跡の海を守る

 アメリカ合衆国カリフォルニア州のモントレー湾には、ラッコをはじめ、アシカ、ゾウアザラシ、イルカ、シャチ、ホホジロザメ、ザトウクジラ、シロナガスクジラなど、大小あらゆる種類の海洋生物が集まって来る。地球上でも他に類を見ない野生生物たちの楽園として、現在は観光が主要産業になっているモントレー湾。しかし、わずか50年ほど前、この楽園は生態系が崩壊する一歩手前まで追い詰められていた。

NHKテレビ Eテレ  地球ドラマチック    毎週土曜日 午後7時00分~7時44分
                              再放送 毎週月曜日 午前0時00分~0時44分

6月30日(土)  火星移住計画への道

 移住実現に向けて重要なのが、人々を火星に送りこむための宇宙船の開発だ。アメリカではすでに人間と物資を火星に運ぶための巨大ロケットの製造が始まっている。また火星の住居として、アメリカ人建築家が考案するのが「氷の家」だ。氷は火星で調達できる上、人体に有害な「宇宙線」からも身を守ることができる。さらに火星での酸素や水・食料の供給源として、ある「藻の仲間」が注目されているという…。(2018年フランス)

BSフジ   ガリレオX    毎週日曜日 午前11:30~12:00 (隔週新作)

7月1日(日) アルツハイマー病・認知症 予防と治療の最前線 質量分析装置がとらえた糸口(再放送)

  脳の神経細胞が壊れることで、記憶力や判断力が衰えて社会生活に支障をきたす状態となる「認知症」。団塊の世代が75歳以上となる2025年には高齢者の5人に1人が認知症になるとも言われ、その数は700万人と見込まれている。認知症は早期発見できれば発症を防いだり、遅らせたりすることができるが、これまでの検査は高額であり、また侵襲性の高い髄液検査が必要など、ハードルが高かった。そこに登場したのが、高精度な質量分析装置。血液検査だけでアルツハイマー病や軽度認知障害のリスクが検出できるようになった。また治療面でも、脳内に効率よく薬剤を届ける技術が待たれていたが、脳への門番である血液脳関門を突破できるナノマシンの開発が成功し注目を集めている。飛躍的な進歩をとげるアルツハイマー病・認知症予防の最前線に迫る。

主な取材先: 内田和彦(筑波大学)
         片岡一則(ナノ医療イノベーションセンター)
         朝田隆さん(メモリークリニックお茶の水)
         島津製作所

NHK総合テレビ <NHKスペシャル>  シリーズ「人類誕生」(全3回)

                   日曜日<不定期> 午後9:00~9:49

 シリーズ「人類誕生」は、ありふれたアフリカの生き物に過ぎなかったサルが、なぜ700万年の間にヒトへと進化できたのか?驚きと謎に満ちた人類進化の壮大な物語を、最新科学のCGを駆使し解きき明かす新シリーズ。番組ナビゲーターを務めるのは、俳優・高橋一生。

7月8日(日) 第3集「ついにヒトは海を越えた」

 進化した心と身体からだを手にした人類は世界中に拡散した。その旅路には、2つの大きな障壁が立ちはだかっていた。それは、広大な海と極寒の北極圏。現代人でも困難なその障壁を突破できたのはなぜなのか。その謎を解く2つの道具が遺跡から発見され、当時の航海術と防寒術は驚くべきテクノロジーだったことがわかってきた。しかし、それだけでは十分ではなかった。カギを握るのは、ヒトをヒトたらしめた最後のピース「冒険心」。私たちホモ・サピエンスに秘められた意外な力を、拡散の旅路の中に探る。

NHKテレビ Eテレ  サイエンスZERO    毎週日曜日 午後11時30分~0時00
                                再放送毎週土曜日 昼12時30分~1時00分

7月1日(日) 宇宙夜話 #0 とことんオーロラ

 地球と宇宙の間でゆらめくオーロラ。実は北極と南極には24時間オーロラが出続ける奇跡の場所がある。その一つ、北極圏スバールバル諸島で、全天撮影用の超高精細カメラを使い1日を越える連続撮影を敢行。その映像には通常の緑のオーロラに加えて、幻と言われる赤いオーロラや研究者も初めて見るオーロラまでも、克明に記録されていた。緑のカーテンだけではない不思議なオーロラの世界を、専門家・作家と共にとことん味わう。

ゲスト:京都大学教授…田口聡、作家…平野啓一郎

司会:小島瑠璃子、森田洋平/語り:大嶋貴志

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「流体力学」(鈴木康方、関谷直樹、彭國義、松島均、沖田浩平著/コロナ社)

2018-06-25 10:16:59 |    機械工学

 

<新刊情報>

 

書名:流体力学

著者:鈴木康方、関谷直樹、彭國義、松島均、沖田浩平

発行:コロナ社(機械系コアテキストシリーズ)
 
 同書では主として非圧縮性流体と定常な現象を扱い、機械系の流体力学の初学者が基礎的かつ実用的な内容を限られた時間で習得できるよう配慮した。重要な式は例題で取り上げ、また章末には豊富な演習問題を付け、詳細な解答を載せた。

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