“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「原発はどのように壊れるか」(小岩昌宏、井野博満著/アグネ技術センター)

2018-04-03 10:01:42 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:原発はどのように壊れるか~金属の基本から考える~

編集・発行:原子力資料情報室

著者:小岩昌宏、井野博満

発売:アグネ技術センター

 同書は、一般市民や研究者・実務家に、原発の安全性・危険性を金属の基本から考えてもらうことを目的として執筆された。金属学の常識と考えられる事柄も、良くかみくだいて説明し、誰にでも理解できる表現に心掛けた。そのうえで、原発にはどのような金属材料が使われ、どのような問題を抱えているかを詳述した。疲労・腐食・中性子照射脆化などの劣化事象や耐震強度の問題である。

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★科学技術ニュース★NICT、5G実証試験において端末約2万台の同時接続を確認

2018-04-03 10:01:24 |    通信工学

 情報通信研究機構(NICT) ワイヤレスネットワーク総合研究センターは、第5世代移動通信システム(5G)において現状の100倍以上の端末を接続要求されている「多数同時接続」性能に関する実証に成功した。

 5Gに向けて導入が検討されているGrant Free方式と呼ばれる無線アクセス方式により、基地局一台につき、約2万台の端末の同時接続が可能であることを確認した。

 この方式が実用化されれば、災害時等において通信の輻輳が発生するような状況であっても、限られた時間内に多数の端末から情報を発信することができる。同実証では、防災倉庫とスマートオフィスの2つの利用シナリオにおいて、この性能を有効に活用できることを示した。

 同実証は、総務省からの「屋内において2万台程度の多数同時接続通信を可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討の請負」の成果であり、イトーキ、エイビット、シャープ、ソフトバンクと共同研究契約を締結して実施したもの。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「化学のちから」(岡野光俊著/裳華房)

2018-04-03 10:01:03 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:化学のちから~生命・環境・エネルギーの理解のために~
  
著者:岡野光俊

発行:裳華房

 化学に初めて接する人に向けて書かれた入門教科書。化学に興味はあるもののどこから学び始めればよいか分からない人や、環境を守るために何か貢献したいと考えている人、化学とは縁遠かったけれど機会があれば学び直したいと思っている人も、同書書を通して化学の楽しさ・おもしろさに触れ、身の回りのあらゆる場面で活躍する“化学のちから”を実感できる。

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