“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ドローン産業応用のすべて」(野波健蔵編著/オーム社)

2018-04-06 10:45:25 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:ドローン産業応用のすべて~開発の基礎から活用の実際まで~

編著:野波健蔵

発行:オーム社

 同書は、ドローンを利活用したい企業の人々を主たる読者対象として、導入目的に応じたドローンの選び方や使い方を具体的な事例や実証実験の例を通じて紹介するとともに、実用レベルの今後のドローンの発展の未来についても紹介する。

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★炭素ニュース★TMEIC、カーボンナノチューブの薄膜化に成功

2018-04-06 10:45:02 |    ★炭素ニュース★

 東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は、独自のミスト成膜技術により、カーボンナノチューブの薄膜化に成功した。

 カーボンナノチューブは導電性に優れ、強度と柔軟性を兼ね備えた材料として注目されており、さらにフィルム状にすることで様々な分野へ用途が広がることが期待されている。特に、透明導電性フィルムとして実用化された場合、太陽電池セルの大面積化や自由な形状をした、新しいディスプレイパネル等の実現が期待できる。

 従来の、カーボンナノチューブフィルム化生成方法である塗布方式では、塗布量の微調整が難しく、カーボンナノチューブを薄くムラなく均一な膜として形成することは困難とされていた。

 今回TMEICでは、カーボンナノチューブ原料をミスト化し、最適に噴霧する、独自のミスト成膜技術により、「厚みが100ナノメートルの均一な膜厚」を実現することに成功した。

 また同時に、透明導電性フィルムとしての実用上、不可欠な条件である「透過率90%以上」も達成した。今後、カーボンナノチューブ薄膜の早期実用化に向け、プロセス条件等の一層の最適化を図る。

 TMEICのミスト成膜技術は、膜厚10~100ナノメートルにおいて、ナノ単位での膜生成が可能であり、上記カーボンナノチューブ以外にも導電性高分子やハイブリッド材料(有機/無機)、ナノ粒子分散液などの最先端材料でも適用可能。

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★科学技術ニュース★がん研究への応用をめざし「JAXA - Kavli IPMU/東京大学 硬X線・ガンマ線イメージング連携拠点」始動

2018-04-06 10:44:43 |    生物・医学

 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) と宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所 (ISAS/JAXA)  は、「JAXA- Kavli IPMU/東京大学 硬X 線・ガンマ線イメージング連携拠点」を発足させることで2017年10月に合意したが、 2018年4月1日、Kavli IPMU の主要メンバーが揃い、本格的に活動を開始した。

 Kavli IPMU に置かれる拠点は、ISAS/JAXA で培われた硬X 線・ガンマ線イメージングの技術を用い、慶応義塾大学医学部との協力のもと、核医学、特にがん研究への加速的応用を行うことを目標にしている。
 
 これまでKavli IPMU は、ISAS/JAXA の宇宙衛星プロジェクトと密接な連携をとってきた。ISAS/JAXA には、宇宙衛星用に、世界に類を見ない高感度の硬X線撮像分光装置や軟ガンマ線検出器を開発したノウハウがある。小動物のイメージングに、これらの検出器を活かせば、極めて高い分解能と正確な定量性をもって、これまで困難だった「がん幹細胞」の生体内での可視化が可能になるなど、がん根治に向けた研究に発展をもたらすと期待できる。
 
 同拠点は、東京大学柏キャンパスに設置。大学共同利用システムである ISAS/JAXA の理学・医学・薬学の共同研究ブランチとして、医学研究コミュニティの課題に対するソリューションを提供する組織へと発展させることを目的としている。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「<解析塾秘伝>実測との比較で学ぶ!CAEの正しい使い方」(吉田 豊著/日刊工業新聞社)

2018-04-06 10:44:20 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:<解析塾秘伝>実測との比較で学ぶ!CAEの正しい使い方~機械工学の実験で検証するCAEの設計・評価テクニック~

監修 :NPO法人CAE懇話会解析塾テキスト編集グループ  

編者:岡田 浩

著者:吉田 豊

発行:日刊工業新聞社 

 人気シリーズ「解析塾秘伝」第7弾。今回のテーマでは「実験とCAE」をテーマに、「CAE解析結果と実測との比較・検証」の方法を伝授する。設計・生産現場の技術者から寄せられた疑問に対し、簡単な原理モデル(実物)を用いて、「正しい、実測・CAEの設定方法と結果の評価方法」について学べる入門書。

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