“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「入門 ビットコインとブロックチェーン 」(野口悠紀雄著/PHP研究所)

2018-02-09 11:10:11 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:入門 ビットコインとブロックチェーン
  
著者:野口悠紀雄

発行:PHP研究所

 同書は、ビットコインをはじめとする「仮想通貨」、そしてその基礎技術である「ブロックチェーン」について、Q&A方式でわかりやすく、かつ余すところなく解説。ビットコインは本当に安全か? なぜブロックチェーンは「社会革命」と呼ばれるのか? 日本のメディアでは語られない「2つのブロックチェーン」とは? 新しい資金調達法「ICO」とは何か? ブロックチェーンによって「経営者のいない会社」が出現する? 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★炭素ニュース★NECと産総研と名城ナノカーボン、世界初の印刷エレクトロニクスに最適な半導体型CNTの高純度製造技術を開発

2018-02-09 11:09:52 |    ★炭素ニュース★

 NECと産業技術総合研究所(産総研)、名城ナノカーボンは、非イオン性分散剤を使い99%以上の高純度で、半導体型単層カーボンナノチューブ(CNT)を分離できる製造技術の確立に世界で初めて成功した。同成果は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)プロジェクトによる成果の一部。2018年度から名城ナノカーボンがサンプル販売を開始する。

 この半導体型CNTを印刷エレクトロニクスによるデバイス製造の材料として用いることで、大面積、超薄型・フレキシブル、安価かつ高速動作が可能で高性能なトランジスタを製造することができる。今後、コンビニ、スーパーなどのマーケティング用途や医療用途など、IoT活用に必要なセンサーデバイスへの応用が期待できる。

 今回開発した単層CNT分離技術「電界誘起層形成法(ELF法)」は、非イオン性の界面活性剤でCNTを分散させ、CNT分散液に密度勾配をつけて電気泳動することで、CNTを高純度に半導体型と金属型に分離できる。

 製造した半導体型CNT分散液は、イオン性界面活性剤を含まないため、デバイス動作に悪影響を与えない高機能性インクの作製が可能となり、印刷エレクトロニクスにおいて、高性能なトランジスタの安定的な作製を実現する。

 今後、国内外の企業、大学、研究機関などに販売するとともに、共同で用途開拓を進めることで、今後3年間で100の企業・団体への提供を目指す。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★科学技術ニュース★NICT、地デジ放送波を使った水蒸気量推定手法の試験観測を板橋区でスタート  

2018-02-09 11:09:31 |    宇宙・地球

 情報通信研究機構(NICT)は、東京都板橋区と豪雨予測技術に関する研究開発における協力に関する協定を締結し、地上デジタル放送波が送信所から各家庭まで空中を伝わるときに大気中に存在する水蒸気の影響で発生する、わずかな遅延をピコ秒精度(ピコ:1兆分の1)で精密に測定することで、大気中の水蒸気量を推定する技術の実証を目的とした試験観測を開始する。

 大気中の水蒸気は凝結して雲粒になり、大きく成長し雨粒になると、雨となって地上に落ちてくる。この水蒸気の分布を正確に知ることが天気予報の改善につながり、降る場所と時間の予測が困難なゲリラ豪雨の予測精度の向上が期待できる。
 
 NICT がこの地デジ放送波による水蒸気観測技術に関して、自治体との協定を結び、試験観測を開始するのは板橋区が全国初。

 推定された水蒸気量分布のデータは、気象数値予測モデルのデータ同化に利用される。気象数値予測の精度向上が実現できれば、ゲリラ豪雨による大雨予測、突風・強風予測の向上が実現し、防災・減災や日常生活の利便性の向上につながる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「入門 振動・波動」(福田 誠著/裳華房)

2018-02-09 11:09:09 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:入門 振動・波動  

著者:福田 誠

発行:裳華房

 物理や工学の広い範囲で必要とされる振動・波動についての入門的教科書。(1)数式の変形過程を省略せずに丁寧に記述(2)初学者がつまずきやすい箇所では NOTE を付して補足説明(3)すべての章末問題に略解をつけ、かつ詳細解答を裳華房Webサイトに公開することで、読者が自学自習によって内容を深められるようにした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする