<新刊情報>
書名:ドーキンス博士が教える「世界の秘密」
著者: リチャード・ドーキンス
絵:デイヴ・マッキーン
訳者:大田直子
発行:早川書房
現実って何だ? 世界はどこでどうできた? 身の回りの見慣れた現実は、科学の目を通して語られると、魔法をかけたかのように面白くなる。フルカラーで若い読者も楽しめる「世界」の解説書。 私たちは普段魔法やお化けなど信じないのに、ありそうもない出来事が起こると「奇跡」を持ち出すし、魔法の活躍する物語を昔から好んできました。しかし本書の著者、ドーキンスに言わせれば――「超自然のマジックを持ちださなくとも世の中の出来事はうまく説明できるし、そのほうが驚きと不思議を深く味わえますよ」。長年人々に科学的な考え方のすばらしさと力強さを訴えてきたドーキンスは、「なぜこの世にはいろいろな種類の生き物がいるのか」「虹はどうしてできるのか」「悪いことはなぜ、私たちを狙ったように起こるのか」といった、ごく身近で素朴な疑問について考えることから始め、科学者が長年積み上げてきた成果を通して世界を見ていきます。すると現実の世界がなんとも不思議で、それでいながらじつにうまい仕組みで機能していることが、いつのまにか納得できるのです。著者の主張をより深く理解し、興味とイマジネーションをさらに広げるイラストが豊富に収められた、大人から子供まですべての「驚き」を愛する人々に捧げる科学読本。 (早川書房紹介文より)