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“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AIナビゲーター2024年版」(野村総合研究所、NRIデジタル著/東洋経済新報社)

2024-02-28 09:46:49 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:AIナビゲーター2024年版~生成AIの進化がもたらす次世代ビジネス~

著者:野村総合研究所、NRIデジタル

発行:東洋経済新報社

 生成AIの登場で変容するビジネス現場を業界別に解説。NRI(野村総合研究所)グループのAIエキスパートチームによる決定版。いかなる未来を想定し、いかに活用すればよいのか?「本書は、生成AIの歴史、主要技術、発展を支える技術的基盤、規制とリスク、各業界での活用状況、そして未来展望を解説し、この分野における深い理解と潜在力の活用に向けた洞察を提供します」――「はじめに」より。OpenAI/ChatGPT/自然言語処理/敵対的生成ネットワーク(GAN)/トランスフォーマー/大規模言語モデル(LLM)/NVIDIA/検索拡張生成(RAG)/ファインチューニング/量子コンピュータ/ディープフェイク/グラウンディング/ステーブルディフュージョン/マルチモーダル/クッキーレス/Midjourney/ソブリンクラウド/プロンプトエンジニアリング/シンギュラリティ/汎用人工知能(AGI)・・・・・・ほか。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「図解 深層学習」(小池 敦著/近代科学社)

2024-01-30 09:32:17 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:図解 深層学習~数理で理解する基本原理~

著者:小池 敦

発行:近代科学社

 同書では「深層学習に使用する数学」について、意味を直感的に理解できるように図を多用することで式を補完する。第I部では深層学習についての基礎事項と次の部で使用する数学について、第II部ではニューラルネットワーク(深層学習)の中身について、第III部では深層学習の自動チューニングについてそれぞれ詳述。深層学習の実践・応用へステップアップするための基礎がじっくりと学べる、第一歩に相応しい一冊。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「生成AIで世界はこう変わる」(今井翔太著/SBクリエイティブ)

2024-01-29 09:32:45 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:生成AIで世界はこう変わる

著者:今井翔太

発行:SBクリエイティブ

 新進気鋭のAI研究者が大予測! 生成AIで変わる私たちの仕事・くらし・文化。話題の生成AI、どこまでなにができる?AIって結局、どんなしくみで動いているの?最新テクノロジーで私たちの仕事は奪われる?AIで働き方や生活がどう変わるのか知りたい…。【目次】 第1章 「生成AI革命」という歴史の転換点――生成AIは人類の脅威か? 救世主か? 第2章 生成AIの背後にある技術――塗り替わるテクノロジーの現在地とは? 第3章 AIによって消える仕事・残る仕事――生成AIを労働の味方にするには? 第4章 AIが問い直す「創作」の価値――生成AIは創作ツールか? 創作者か? 第5章 生成AIとともに歩む人類の未来――「人類の言語の獲得」以来の革命になるか? 特別師弟対談(対談相手:松尾豊氏)
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ChatGPTの先に待っている世界」(川村秀憲著/dZERO)

2024-01-25 09:37:06 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:ChatGPTの先に待っている世界

著者:川村秀憲

発行:dZERO

 ChatGPTは誤った回答を返す――。規制が必要だ――。人類がそんな話題で盛り上がっているうちにも、驚異的な成長スピードで進化を続ける人工知能。もはや予測ではなく現実――。「なかったこと」にはできない――。第一線の人工知能研究者が見通す、近未来の「人と人工知能」の協働シナリオとは? 人工知能が急速に能力を高めているなか、近い将来、シンギュラリティは本当にやってくるのだろうか。それはいつごろなのか。人間の価値観を揺るがすような、パラダイムシフトは起こるのだろうか。そのとき、労働はどう変わる? 教育は?芸術はどうなる? 富の偏在はどうなる?著者は、俳句を生成する人工知能「AI一茶くん」を開発した人工知能研究者。研究者から見たChatGPT出現の意味とは。ChatGPTなどの大規模言語モデルの仕組みから、近未来の社会変容までを平易に解説。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AIガバナンス入門」(羽深宏樹著/早川書房)

2024-01-08 09:32:56 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:AIガバナンス入門~リスクマネジメントから社会設計まで~

著者:羽深宏樹

発行:早川書房(ハヤカワ新書)

 ChatGPTをはじめとする現在のAIは、巨大な便益とリスクを持ち合わせている。有効に活用するために何を心がけ、どのような社会を設計すべきか。京大「人工知能と法」ユニット特任教授を務める気鋭の弁護士が、「AIガバナンス」の現状と未来を語る。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「Human-in-the-Loop機械学習」(Robert (Munro) Monarch著/共立出版)

2024-01-08 09:32:15 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:Human-in-the-Loop機械学習~人間参加型AIのための能動学習とアノテーション~

著者 :Robert (Munro) Monarch

訳者:上田 隼也、角野 為耶、伊藤 寛祥

発行:共立出版

 同書は、Human-in-the-Loop機械学習(人間参加型AI)の活用により、効率よく高品質な学習データを作成し、機械学習モデルの品質とアノテーションのコストパフォーマンスを改善する方法を解説する。実世界で応用されるほとんどの機械学習モデルは、人間のアノテーターが作成した学習データセットを利用して構築される。それゆえ機械学習を実世界の問題に応用していくには、この学習データセットをいかに高品質とするかが重要である。学習データセットが高品質なら、単純な機械学習アルゴリズムでも実用的に十分な性能を引き出すことができる。同書では、アノテーションのプロセスに能動学習という機械学習手法を導入して、アノテーションの品質とコストパフォーマンスを劇的に向上させるテクニックを軸に、AIと人が互いに助け合いながらより良いAIシステムを開発するために役立つ、幅広く、かつ奥深い知見を提供する。同書は4部構成の大著であり、Human-in-the-Loop機械学習や能動学習の解説だけではなく、アノテーションの品質管理手法やアノテーターの評価・管理手法、アノテーションツールの設計方法といった、実際の機械学習プロジェクトに必要な極めて実践的な内容を豊富に含んでいる。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「意味がわかるAI入門」(次田 瞬著/筑摩書房)

2023-12-29 09:37:33 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:意味がわかるAI入門~自然言語処理をめぐる哲学の挑戦~

著者:次田 瞬

発行:筑摩書房

 「AIは言葉の意味を理解している」―2020年に行われた調査で、回答者の半数近くがこのように回答した。22年に公開されたChatGPTは、当時より一層自然な受け答えが可能だ。はたして現在のAIは言葉の意味を理解しているのだろうか。そもそも意味を理解するとはいかなることなのか―。AIの開発史をたどりながら、現在のAIを支える大規模言語モデルのメカニズムを解き明かし、深い霧に包まれた「意味理解」の正体に一歩ずつ迫る。哲学者によるスリリングなAI入門。【著者】次田 瞬:1984年神奈川県生まれ。博士(文学)。現在、名古屋大学大学院情報学研究科特任助教。専門は心の哲学、言語哲学。著書に「人間本性を哲学する――生得主義と経験主義の論争史」(青土社)、翻訳書に「予測する心」(共訳、勁草書房)がある。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ChatGPTは世界をどう変えるのか」(佐藤一郎著/中央公論新社)

2023-12-15 09:34:56 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:ChatGPTは世界をどう変えるのか

著者:佐藤一郎

発行:中央公論新社(中公新書ラクレ)

 インターネットは衰退するのか? GAFAMの行く末は? ChatGPTがビジネスや社会にもたらす変革について、展望する。【著者】佐藤一郎 コンピューターサイエンス研究者。慶應義塾大学理工学部電気工学科卒業。国立情報学研究所副所長・情報社会相関系教授、総合研究大学院大学複合科学研究科情報学専攻教授併任。日本学術会議連携会員。博士(工学) (計算機科学専攻、慶應義塾大学、1996年)。
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●科学技術ニュース●NIMSと東京理科大学、神経系の動作をマネする世界最高速度の電気二重層トランジスタを開発し汎用性AI端末の高速化に期待

2023-12-06 09:45:16 |    人工知能(AI)
 物質・材料研究機構 (NIMS)と東京理科大学からなる研究チームは、高イオン伝導性をもつセラミックス薄膜とダイヤモンドを用いて、世界最高速度で動作する電気二重層トランジスタを開発した。

 このトランジスタは、画像・人物・音声・匂いなどのデータに対する分類や将来予測を含むあらゆるパターン認識・判断に利用できるため、汎用性が高く、高速かつ低消費電力なAI機能搭載端末機器への応用が期待できる。

 電気二重層トランジスタは、電解質/半導体界面の電気二重層の充放電で電気抵抗が変化することで動作する。人間の脳でみられるような神経の電気応答を模倣できることから (ニューロモルフィック動作) 、AI素子への応用が期待できるが、既存の同種トランジスタは、典型的な動作速度 (ON状態からOFF状態への遷移時間) が10ミリ秒程度~数100マイクロ秒と遅く、より高速な動作が望まれていた。

 今回、同研究チームは、パルスレーザーで精密に堆積させて作ったセラミックス (多孔質イットリア安定化ジルコニア膜) /ダイヤモンド界面での電気二重層効果を利用し、高速動作する電気二重層トランジスタを開発した。

 成膜条件を精密に調整することでジルコニア膜中に多量に導入したナノ細孔内に水が吸着し、それに由来する水素イオン (伝導性が高い) が、電気二重層の充放電速度の高速化を可能にした。

 パルス電圧印加により動作速度を調査したところ、既存の同種トランジスタに比べて8.5倍ほど速い値である世界最高速度を達成した。

 また、このトランジスタを用いてAI素子に求められる自在な波長変換 (入力波形を任意の波形に変えるニューロモルフィック動作) を高精度に実施することもできた。

 同研究によって、セラミックス薄膜を利用して電気二重層効果の充放電を高速化する新技術が得られた。電気二重層という厚さ数ナノメートル程の微小空間を利用し、高速なAI機能を実現できることは実用上の大きなメリット。スマートウォッチや監視カメラ、音声センサーなどの各種センサーとの組合せにより、医療、防災、製造、警備などの幅広い産業で利用できる高速かつ低消費電力に動作するAI機能搭載機器への応用が期待される。<物質・材料研究機構 (NIMS)>
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AI失業」(井上智洋著/SBクリエイティブ)

2023-11-10 09:43:00 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:AI失業

著者:井上智洋

発行:SBクリエイティブ

 生成AIは私たちの仕事をどう奪うのか?ChatGPTを代表格とする文章生成AI、ミッドジャーニーやステーブル・ディフュージョンに代表される画像生成AIなど、各ジャンルで高機能のAI技術が続々と誕生している今、あらゆるビジネスパーソンはそれらの概要を理解し、使いこなせなければ生き残れない時代が到来しているといえる。さらには、最新のテクノロジーツールを自在に操れたうえで、自らのプレゼンスを高めるために、「己の付加価値をどうビジネスで生み出すか」が問われ始めてもいる。そんななか、多くの働く人の頭にあることは、「テクノロジーによって自分の仕事が奪われるのではないか」「共生していくにしても、太刀打ちできる気がしない…」という危機感であろう。数年前は、「どんなに技術が進歩しても、ヒトにしかできない仕事やクリエイティビティはある」と信じて疑わなかった人々でさえ、この現実を目の前にして「いよいよ本格的に多くの人が失業するのでは?」と考えを一転させているはず。同書は、かねてよりAIやメタバース、テクノロジーと雇用の関係性について、先見的な意見を述べてきた経済学者・井上智洋氏が、この大変革期に「人工知能が私たちの雇用と経済に与える影響」についてやさしく語る1冊。【目次】第1章 生成AIが変える世界 第2章 AIで産業はどう変わるか? 第3章 人工知能は日本経済をどう変えるか? 第4章 AIと人間は共生可能か?
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