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東山動物園

 先週土曜日の「スマステーション」で「明日にも行きたい動物園・水族館」を見ていたら、第9位に東山動植物園がノミネートされていた。その中で、ライオンをごく間近で見られるようになったと紹介があったので、俄かにいってみたくなった。実は東山動物園は、今年の夏「Night Zoo」といって、普段入園できない動物園を見学できるというイベントを週末に行っていた。私はそれを知ってぜひ行きたいと思ったが、日程が合わずに涙を飲んだ。それだけに今度こそ必ず出かけると、妻を引っ張るようにして出かけた。
 TVの影響で人手が多いかも、とちょっと心配していたが、さすがに夏の昼間、わざわざ暑い最中を広い園内歩こうと思う物好きは少ないようで、ゆっくり見学できたのはよかった。だが、どうして動物園はこんなに私を興奮させるのだろう。入選し、最初の檻を見た瞬間からハイテンションになってしまい、ワーワー言いながら園内を動き回ってしまった・・。
 動物園の花形といえば、まずはキリンと象。

 

さらにはサイとカバ。

 

しかし、なんて大きいんだろう。どれもゆったりとしていて見ていると心が落ち着く。彼らもそれなりの悩みを抱えているかもしれないが、そんなことを微塵も見せないおおらかさが素敵だ。
 でも、やっぱりライオンを見なくちゃ。

 

 堀の上に架けられた橋を渡っていくと、分厚くて堅いガラス越しにライオンがすぐ近くに見える。この日は雌ライオンしか出ていなかったが、それでも目が会うと背筋がゾッとする。野生の動物の秘めた殺気を感じるには趣向だ。
 でも、東山動物園最大の目玉と言えば、コアラだろう・・。

 

 他の動物たちと比べたら、かなりの優遇を受けているのは少々気に入らないが、やっぱり可愛らしいから仕方がない。じっとしているだけなのに愛敬があって何枚も写真を撮ってしまった・・。
 だが、この日いちばん驚いたのは、キンシコウ。孫悟空のモデルになったとかいうサルだ。東山動物園が中国から借り受けたものが家族でいた。

 

 金色に輝く毛並みが美しく、しばし見とれてしまった・・。小猿の動きが可愛らしくて思わず微笑んでしまう。すると、ボス猿と思しき大きな一匹が室内に入っていったので、中まで追っかけていった。


「こんなきれいなサルもいるんだなあ・・」
と妻と話していた瞬間、そのキンシコウが私たちに向かって飛び掛ってきた。
「うわぁ!!」
思わず叫び声をあげたらドーーーンとガラスにぶつかり、さっと身を翻して外に出て行った。
「びっくりした!!」
私たちを威嚇したんだ。なんて奴だ、しばらくは動悸が治まらなかった・・。
 
 「サル知恵とは言え、なかなかやるもんだ」などと冷静さを取り戻すにはかなり時間がかかってしまった。
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