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お宝発見!!

 日曜日、雨の中を必死の思いで車を飛ばしたのは、3週間前に偶然立ち寄った「刈谷ハイウエイオアシス」にもう一度行こうとしたからである。もっと直截に言えば、産直広場で買った穴子がとてもおいしかったからまた食べたいという妻の意向に従ったのである。今は穴子が旬の時期だそうで、プリプリした歯ごたえはウナギに勝っているかな、と思ったほどだから、実は私も妻が言い出す前から行きたいな、と思っていた。妻の言葉に、「渡りに船!」とばかりに反応して出かけたのだが、さすがにお千代保稲荷から長良川沿いに南下し、長島あたりから伊勢湾岸道路に入って、目的地に着こうというコース選択はきつかった。高速道路を乗り継いでいく方法もあったが、それじゃあ面白みに欠けるとバカなことを思ったのがいけなかった。雨にたたられた影響もあったにしても、予想以上に時間がかかってしまったし必要以上に疲れた。夏休み中は毎日100km近くバスを走らせているのだから、何もせっかくの休みくらいゆっくりしてればいいのに、普段よりも長距離ドライブをしてしまうのだから、自分ながら物好きな男だと思う。
 しかし、それだけの苦労はしてみるものだ。思いもかけぬところで思いもかけぬ物に巡り会えるのだから・・。

 ハイウエイオアシスに着くと、まっすぐ産直広場に向かった。


 さすがに旬というだけあってずらりと穴子が並べられている。このためにはるばるやって来たと言っても過言ではない妻が、うれしそうに早速何パックか手に取った。(月曜・火曜は穴子尽くしだったが、どれもこれも柔らかくて本当においしい穴子だった)私たち以外に穴子を手に取る人があまりいなかったのは不思議な気がした。「今、穴子がおいしいですよ!」と大声で言いたくなったが、素面ではそんな恥ずかしいことはとてもできない。ちょっと不満な気持ちは残ったが、辺りをふらついていたら、そんなことは忘れてしまった。と言うのも・・、


 なんと「ゴジラのたまご」が売られていた!!
 立派な木箱、というか小さな檻のような箱に入れられているのは、よく見ればスイカのようだが、それはただの目の錯覚だろう。木箱の上面にはゴジラの絵も描かれているので、きっと本物なんだろう。たまごを産む雌ゴジラがいるかどうかは定かではないが、ミニラというゴジラの子供もいたくらいだから、雌ゴジラはどこかにいるんだろう。あまりにも意外な物に出会った私はもう頭が混乱してしまって、写真を撮るのが精一杯で、この「ゴジラのたまご」がいくらするものなのか見るのを忘れてしまった・・。今思えばどうして買わなかったんだ、と後悔の思いもしてくるが、あの時はただ「おお!!」と叫ぶことしかできなかった。
 少し離れたところにいた妻に「ゴジラのたまごがある!!」と教えに行ったが、まるで取り合ってくれなかった。確かに見かけはスイカみたいだけど、あれは絶対にゴジラのたまごだ!!どうして分からないんだろう・・。

 ゴジラと言えば、どうしても松井秀喜のことを考えてしまうが、相変わらずスタメン落ちする試合も定期的にあって、なかなか好調が長く続かない。もう今シーズンの残りも、きっとこんな使われ方なんだろうな、と思うと悲しくなるし腹も立ってくる。しかし、当の松井が耐えて頑張っているのだから、私も我慢しなけりゃいけないのだろう。悔しくて仕方ないけど、私には叫び続けるしかない。

 「頑張れ、松井!!」


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