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がんばれ、中京!!(2)

 とうとう中京大中京が決勝戦に勝ち進んだ。決して平坦ではなかったこれまでの戦績を振り返ってみると・・、

中京大中京 5-1 龍谷大平安(京都)
中京大中京 5-4 関西学院(兵庫)
中京大中京 15-5 長野日大(長野)
中京大中京 6-2 都城商(宮崎)
中京大中京 11-1 花巻東(岩手)

やはり2回戦の関西学院戦が最大の難関だったと思う。完全アウェイの状態で粘って勝ち残ったからこそ、その後の快進撃があったのだろう。優勝する学校には1度か2度、危ない試合があるものだが、それが関西学院戦だった。そのほかの試合は実力差を見せ付けた堂々たる試合ぶりで、さすがに決勝戦まで勝ち残ったチームにふさわしいだけの戦力をもっている。そこで主力選手の準決勝までの打撃成績を載せてみる。

 1.(遊)山中 渉伍  0.238
 2.(二)国友 賢司  0.214
 3.(三)河合 完治  0.565
 4.(投)堂林 翔太  0.474
 5.(捕)磯村 嘉孝  0.294
 6.(左)伊藤 隆比古 0.316
 7.(一)柴田 悠介  0.444
 8.(右)金山 篤未  0.429
 9.(中)岩月 宥磨  0.200

 近年の高校生はかなりの長打力も備わった選手が多いが、中京もホームランが打てるパワーヒッターがそろっている。ちなみに磯村、河合は2本のホームランを打っているし、伊藤と金山も1本ずつ打っている。もちろんホームランなどヒットの延長である高校野球であるから、特筆すべきではないかもしれないが、やはり長打力のあるチームは魅力的であり、なんと言ってもホームランは野球の華であるからついつい注目してしまう・・。
 だが、やはり今年の中京は守備力の高さに注目すべきであろう。主戦投手、堂林は打者を力で圧倒するほどの投手ではないが、試合を重ねるごとに安定感が増してきて簡単には打ち崩されないだろう。控えの森本も甲子園で自信をつけたようで、守備に関しては死角はないように思える。ちなみに投手成績は、以下のようになっている。
 1.堂林 翔太 2.08 34回2/3
 10.山田 貴大 0.00 1回0/3
 11.森本 隼平 2.89 9回(1/3)

 これらのデータを見る限り、正直言って中京大中京が、春夏連覇した第48回(66年、当時中京商)以来43年ぶり7度目の優勝を飾ることになると思う。決勝戦の相手、新潟の日本文理もいいチームのようだが、中京の相手ではないように思える。もちろんいくら数々の修羅場をくぐってきたとは言え、やはり高校生だけに何が起こるかわからないが、順当に行けば中京の優勝はかたいように思う。しかも、中京が進出した過去6度の決勝はすべて勝っているというジンクスもあるだけに、長く悲願であった全国制覇はまず間違いないのではないか、そう信じている。

 で、試合経過を以下に載せる。

 
  team  1  2  3  4  5  6  7  8  9  total
日本文理  0  1  1  0  0  0  1  1  5  9 
中京大中京  2  0  0  0  0  6  2  0  x  10 


 日本文理のものすごい粘りには冷や汗をかいた!!すごいチームだ!
 だが、なんとか1点差で逃げ切り中京大中京が47年ぶりに優勝を果たした!!

 おめでとう!!

 
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