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今日の粉は研修旅行先でもあった茨城県北部金砂郷地区で栽培されている品質日本一とも評価されている“常陸秋そば”で、事務局Wさんが毎回自宅で試し打ちをして加水量等の参考事項を指示されるが、試食の結果は評判程の物では無かったそうだ。
この粉、もう数えきれないほど打ち食べたが、専門誌等でそば通や業者が評価する程の物にはまだ巡り合う事は無かった。
今日も2人の手伝いをした。水回し”ではそばの香りが十二分に発散して、この香りだけはどんな美味いそばを食しても味わえないそば打ち人だけの特権だ。
粉は大変滑らかでロール挽き?しっとりと水分も十分にあり握り〆ても崩れず“10割り”でも十分水で打てると判断したが、誰も打つ人は無く全員が“二八”で打った。しかし加水量は先と後に打った人達の間では結構差が出てしまった様子で、途中で暖房を止めたが、気象条件が短時間の間に微妙に変化した証拠でもあった。
お手伝いの後は青葉教室で講師としてお世話にもなったAさんの模範の打ち方をしばらくぶりに拝見したが、達人には珍しく加水で誤算があった様子で“延し”の頃からその影響が現れて、これも気象条件の成せる業。こんな一例からもそば打ちは単純に見えても大変難しく実に奥の深い道楽だと信じている。
今日も全くの初心者と推察されるTさんという方がWさんから紹介されて仲間入りした。
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