ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

映画鑑賞

2016年05月23日 | その他
             
フィギュアースケート選手の羽生結弦が特別出演すると各局のTVワイドショーでも放送された「殿、利息でござる!」を観てきた。
物語は仙台藩吉岡宿(宮城県大和町吉岡)の住人達は重税に苦しみ、その中の9人が千両(3億円相当)の大金をかき集めて殿様に貸し付けて、その利息で町を復興させようと画策した搾取される側から搾取する側に廻る実話の映画化で、期待していた以上に大変面白かった。
14日に全国一斉公開された事と、ゆなが藩(いわき市)の「超高速参勤交代」と同様のご当地映画の親しみもあってか、平日なのに観客はほぼ5~60人で日頃には考えられない大入りだった。
昼過ぎに終り「月1回師匠のそばを食べる」ノルマも達成出来るので、運動会の写真をプリントして13時半過ぎ頃“手打ちそばよしなり”に着いた。
カウンターも6席程あって日本古来のそば屋らしからぬ師匠発想の洋風の洒落た店は、この時間でもほぼ満席なのに珍しく空席があり直ぐに座れた。
カウンター席からは厨房の師匠の作業の様子が明瞭に聴こえる。タイマーが鳴りそばが茹で上がった、空かさずそばを〆る氷水の中の氷がぶつかり合う激しい音がして、音が止まると30秒程でビンビンと冷たく硬く締まった星の浮かぶ光るそばが目の前に現れる。
そばは年間を通して“あいづのかおり”だそうだが、そばが一番不味くなると言われている6月から8月の間も年間を通して何時も変らぬ味のそばは、自分には不可能な正に師匠の職人技だ。
そして絶対に真似の出来ない天ぷら揚げもそば茹でと同時進行だから、手元に届いた時にはうっかりすると口が火傷をしてしまう程で、また調理人としての心意気が十分過ぎる程感じられて、必ず旬の野菜がさり気なく添えられているから、自称男の料理人としても嬉しくなってしまう。
今月はスナップエンドウだったが、HPで紹介していた福島県アスパラ発祥地田島産のアスパラだったら最高だったが、そばが出されてから単品注文と知り、そばが食べ終わってしまうので断念してしまった。

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