ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

料理教室29回目

2007年07月12日 | 男の料理
ポークカレーを習った。日本でカレーと言えば=カレーライスでラーメン同様に幼児から老人まで幅広く愛されている国民食も、製法も種々雑多で味もピンキリ、これほど味に変化のある食物も珍しいと思う。社員食堂(外注)のオバサンはSBのカレー粉と小麦粉を混ぜ合わせてスープ鍋からスープを加えて練り合わせ再びスープ鍋に戻す、オフクロとほぼ同じ工程だったが、これほど不味い物は他に無かった。
仕事柄過疎地から都会まででの外食が大変多かったので生活の知恵も自然に授かった。初めて入った食堂で“チョットヤバイ?”と感じた時は専らカレーライス専門だった。幸い社員食堂以下の物に巡り合わせた事も無かったし、特に昨今では味もほぼ統一、それもそのはず大部分は業務用(一斗缶入り)らしく大きなハズレは無いかった。
ある日、街の小さなレストランまともな洋食屋だった。同僚の一人だけがカレーライスを注文してカレーとライスが別盛りで運ばれて来て来た。一口食べると「ソース下さい」と大きな声で叫んだ。白衣に背の高い帽子をかぶったシェフ(店主)が血相を変えて現れて「ウチでは三文カレーなんか出していない、不味いんだったら金など要らね、ソースかけるなら帰ってくれ」と大ご立腹。自尊心を傷つけられたシェフと家庭(オフクロ)の味、何れに軍配か?突然の出来事に同僚に尋ねる事はなかったが、それほどにカレーライスは好みに幅広く奥深い食べ物、自分の味を追求する価値は十分にある。今日はルー作りの原点をチョットだけ知ったので、スパイス類も小瓶で安価に入手出来るし、閑に任せてカレーの探求も面白いテーマかも知れない。

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