ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

南会津のそば

2014年02月23日 | 手打ち蕎麦打ち
 
                    
福島駅西口にあるこらっせふくしま(福島県物産館)で昨日から二日間「南会津うまいものフェアー」が開催され、手打ちそば実演試食会も行われていると云うので、昨日に続き見学を兼ねて一食500円のそばも試食して来た。
何れも自家栽培の粉との事だったが、昨日の南郷村「南郷友遊クラブ」は打ち台にこね鉢を置いただけで実演は無く、予め現地で打って来た生そばを茹でて販売するだけの期待ハズレだった。
今日の下郷町「大川そば愛好会」は実演があり“水廻し”から“切り”まで見学して来たが、現役時代定宿にしていた民宿のおばさんの技法と全く変りは無く、粉は“二八”か”十割”かはガラス張りの中で問う事は叶わなかったが、粉に熱湯を注ぎ箸でかき混ぜた後はただヒタスラ“練り”込んで“延し”へ、“切り”は生地に対して直角では無く斜めに包丁を下ろす、会津地方ほぼ半数の地域独自の手法で、蕎麦の切口は江戸前(標準的な技法)の正四角形とは異なる平衡四辺形も地域伝統の技で、食感に変わりがあるのか?は未だに判らない。
昨日のそばは並だったが、会津地方共通の汁の不味さ(個人的な評価)は両グループ共に改善されたのかほぼ満足して、今日のそばはやや太目で硬くもっちりと腰があり、喉越しを楽しむのでは無く、良く噛締めてそばの香りも楽しむ上品な“田舎そば”の感じだった。
今や自分では打てない身体になってしまったので、こんな機会に他人の蕎麦打ちを見学して楽しむだけになった。

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