孫の愛実は曾祖母のDNAを濃く引継がれているのか、爺も好むおふくろの味“おから炒り”や“ひじき煮”の様な煮物が大好物だ。
愛実の舌は感心するほど繊細で、おからは川俣町扇田食品の青肌豆腐のおから、ひじきは乾燥物や缶詰はダメでエスパル鮮魚店の長崎産の生の太物に限り、食材に拘り昆布と鰹出汁の科学調味料を一切使わない爺の調理法にもある様だ。
前回「炊きたてのご飯に乗せて食べたらとても美味かったョ」と言われて、今回は調理後一日放置して十分味を染込ませた“ひじきの炊き込みご飯”を作った。
料理教室で習得したかやくご飯のひじき入り版は、太目のひじきの香りと旨味が全面に出て期待通りに仕上がり、愛実の感想も楽しみだ。