ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

第21回「DXを肴にして語る会」

2007年07月01日 | アマチュア無線
毎年6月最終土日曜日に東北6県持ち回りで開催されるDX’ersのミーテング、今年は岩手県担当で八幡平高原のロイヤルホテルで開催されたので参加して来た。
30日は福島市制施行百周年記念行事の一環として、福島駅前を中心とした繁華街に市内各町内から山車が一同に結集して「ふるさと百周年祝賀山車フェステバル」の競演が開催され、町内の記録係担当者(ボランテア)としてビデオ撮影をしなければならなかったが、このミーテングだけは現役時代から年度当初に年間行事として休暇の申告を行い今日まで皆勤していたので当然こちらを選択した。
             
                     宴会前に記念撮影
今回は実質(家族を除く)53人の参加者で過去最低だったが数が多ければ良いと云う訳でも無く、この会スタート以前のADXA(秋田)のミーテングではゲストを迎えても20人前後、まだみんな若かったので徹夜のDX談義が恒例でとても楽しかったが、例年通り北海道、栃木、千葉、東京、神奈川からも11人の参加者があり、やや昔の雰囲気に戻りつつあるそんな気配が感じられた。
             
                  二次会会場の片隅でDVD視聴
アルコール変調猛パイルアップの側で音声の解読にに大変苦労しながら、昨年11月の5A7Aぺデションと盛岡クラブの岩手放送釜石ラジオ中継局(移転廃局前日)のアンテナを利用した160m運用と併せて、特に5A7Aは国際チームによる世紀の大ぺデションだっただけに大変興味深く視聴した。
             
                        講演会
             
                     TZ6JA/小原OM
昨春6mのヨーロッパの大オープンで、そして今年も早々と再来した6mの電波伝搬「6mノンポップ伝搬モード」について物理学者の立場から過去のデーターを参考にOMが解析した学術理論を解り易く、更にこれに対応するアンテナ設備や操作方法(仰角)など大変興味深い解説だった。これは「嘆きの回廊伝搬」としてUS-CQ6月号と月刊59の7月号に掲載されるそうだ。6mには全く興味が無かったと言えばウソになりANT設置に問題があったので出来なかったが、でも「地上高6mhに6ELがベスト」と聞いてしまっては屋根馬で実現可能だがさてどうしたものか?
             
                    JA1ELY/草野OM
我々の生存を賭けたPLC問題の最新情報について述べられた。自分は非力でただ名を連ねるだけだったが、そんなゴミ粒も結実してメーカー側にも少なからず反応が現れているそうだ。そしてユーザー側も、自分が一番先に期待していた“新しい物には直ぐ飛びつく人種”の玩具(すぐ飽きてしまう)に終わって欲しいと念じているのだが、まだ気を緩めずに頑張ろう。
             
                    JA7AGL/相沢OM
三月KDDI茨城衛星通信センターで行われた同通信センターの巨大パラボラアンテナを利用したアマチュア無線の月面反射通信実験について、代表者(JH1KRC)に代わりプロジェクトメンバーの相沢OMが講演した。全てが高度で聞き終わってみれば月面反射通信技術はソフト、ハード共に“アマチュア無線技術の最高峰の結集”の最後の言葉だけが残った感じだけだった。
福島からの4人組(JA7IC,PL,BWT,JO7HAM)はICさんの車に同乗して楽しい今年の二日間も無事終了した、来年は福島の当番。