ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

ゴーヤチャンプル

2006年06月19日 | 男の料理
              オリジナルPL特製ゴーヤチャンプル
健康食と聞き興味本位で栽培したが、レシピにあるゴーヤチャンプルは正直のところ何度たべても旨いとは感じなかった。そして家族からも「こんな不味いもの」と見放されてしまったものの、折角収穫出来たのに捨てるのも忍びなく、健康のため“漢方薬”と思いながら自分だけの特食、その都度調理方法を変えて食べ続けていた。
当初、不味い一番の理由は共通して独特の苦味で、それに自分は普段からあまり好んで食べない豆腐と紙屑の様な舌触りの鰹節が好みでなかった。
ゴーヤを軽く茹でて氷水に浸して苦味抜きをしたり、材料を入れ替えてもこれと云った成果も無く、もうやめようと思っていた時沖縄県人の長寿の秘密の一つ“黒砂糖”に気づいた。
 ・これを加えて甘味で苦味を和らげる
 ・豆腐を揚げ豆腐にして食感を増す
 ・卵もふっくら仕上げ存在感を残す
などと、いろいろ試行錯誤の結果全く味の異なるゴーヤチャンプルが誕生して一箸も口にしなかった息子までもが・・・・・夏場を乗りきる我が家特製の健康食になった。

材 料            4人前
 ゴーヤ           1本
 豚バラ薄切り(脂身)   200g
 木綿豆腐          一丁
 卵               2個
 黒砂糖(粉末)        大4
 酒               大2
 醤油              大1
 胡麻油            大2
 サラダ油           大2
手 順
1)ゴーヤを縦半分に切りスプーンで綿の部分まで除き厚さ3~5mm半月型に切る
2)塩一つまみを入れた熱湯で湯通し位の感覚で軽く茹でる
3)木綿豆腐を水切りして横半分、縦16等分に切りフライパンに胡麻油を加え、豆腐の四面を焦げ目が付く程度に焼き皿に取り出す
4)卵を溶き、フライパンにサラダ油を加えて油を熱して溶き卵を一気に注ぎ箸で軽く混ぜながら柔らかい塊を箸で皿に取り出す(卵が硬くならないようにフライパンをコンロから外しながら熱調整をする)
5)フライパンにサラダ油を小さじ1加えて一口大に切った豚バラを8割程度炒め1)と酒・醤油・黒砂糖(必ず粉末に砕いて)を加え、肉が炒ったら3)を加え炒める
6)豆腐に汁がからまったら、4)を加え軽く混ぜ合わせて完了
豚バラは脂身の方が風味豊で普通の豚より“黒豚”か福島ブランドの“エゴマ豚”が旨い。黒砂糖は粉末、無ければ粉末状に砕いて使う。また調味料の量は醤油と共に自分好みの味にすれば良く、黒砂糖大さじ4は決して多い量でもなくゴーヤの苦味とベストマッチ、麦酒のつまみに最高癖になってしまった。
面倒な時は手抜きでゴーヤと豚バラだけでやってしまうがこれは簡単で結構イケル。