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自民党総裁選 第3回

2024年09月07日 | ブログ
毀誉褒貶

 人気者には、反面マイナス情報も出回る。「自民党議員に人気のない石破さん」との評価は定着している。理論派で、その理想論には付き合えないというイメージなのか。都度支持してくれた議員に対しても選挙が終われば素っ気ないとか言われる。鉄道オタクで、地元鳥取から島根間に新幹線を敷こうとしているとか。あることないことかどうかも分からないけれど言われてしまう。

 小泉進次郎氏などは、「地頭が悪い」「米国の大学で修士号を取っているというが、英語ができない」「米国高官に、友達扱いの英語フレーズで挨拶をする」「話し言葉が独特の構文で意味不明」「ポエム」等々言いたい放題言われる。どこまでが事実なのか実際に彼と接していない一般国民には真偽は不明。確かに地頭が良ければ、大学はまず国内の旧帝大を目指す筈とは思う。

 分かりやすいのは高市大臣。靖国神社参拝は欠かさない。中共にバリバリものを言う唯一の日本の国会議員。その点、二階氏などに頭のあがらなかった安倍氏などよりよっぽど真正「右翼」ということは知れる。中共に対する不快感は私も全く同感であるものの、総理総裁には保守は結構だが、「右翼」だというだけで選ばれても困る。

 茂木幹事長、林官房長官や加藤元官房長官などは、東京大学を出ているという事で、地頭が悪いとは言われないし、大臣ポストや党の要職を熟しては来ているが、人気は薄い。所謂「今一華がない」と言われそうな部類の人達。河野デジタル大臣は華があるようで、このところ強引さが鼻に付き、人気が陰った。戦後の岸信介、池田勇人、佐藤栄作の時代の大物政治家の一人で、彼らと総理の座を争い、結局果たせなかった河野一郎氏の孫にあたる河野太郎氏。前回は小石河連合が功を奏したか、善戦したが、最後に高市氏票が岸田氏に回り涙を飲んだ。大きなチャンスを失うと次のチャンスは早々来ない。

 麻生副総理の迷言「このおばさんやるね」、「そんなに美しい方とは言わんけれど」と容姿までに言及した。上川外務大臣の外交手腕を高く評価したついでに、出た言葉が物議を醸した。大臣とはいえ、女性に対して「おばちゃん」発言、続けて「美しい方とは言わんけど」。もっとも古希を過ぎた大臣向けにルッキズムもないとは思うが。その後ご本人からの失言も出た。「産まずして何が女性か」まあこれも、発言の趣旨を忖度すれば、妊娠、出産の出来なかった女性に対する揶揄ではないと知れる。先の都知事選では、あれだけ現職に阿って沈黙したマスゴミが、言葉尻を捉える馬鹿な連中だらけと知れる。

 長く普通の大学出首相が続いたが、ここに来て、上川氏と小林氏を加え、高学歴候補が乱立。勉強をしていないリーダーは所詮それだけのものと、ようやく皆分かってきたようだ。

 「相棒」という刑事ドラマの人気が高いが、主役の水谷豊さん演じる杉下右京のセリフに「私たち警察官は国民を守るために居るのです。警視庁や警察組織を守るためにあるのではありませんよ」というのがある。今回の自民党の総裁選でも、「国会議員は国家・国民のために居るのであって自民党など政党組織のためにあるのではありませんよ」と言って差し上げたいものである。加えて総裁選はタレントの人気投でもないことも申し添えたい。





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