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自民党総裁選 第7回

2024年09月19日 | ブログ
本命候補見参

 早くから総裁選立候補の意思を表明しながら、推薦人確保に手間取り、どうにか告示日に間に合ったようだ。勿論上川外務大臣のことだ。

 私は格別「ジェンダー平等主義者」ではないし、逆にやっぱり能力的には女性は男性の平均で7割(スポーツ、武道、囲碁・将棋等を含む)程度ではないかと全く勝手に思っている。しかし、女性には男性に劣る3割を、子孫を残すという大役で補って余りある能力があるのだ。「産まずして何が女性か」ではなく、あくまで平均的な能力、男女の役割分担の話をしている。

 平均で男性の7割という事は、知的には、並みの男性よりはるかに優秀な女性も多数居られるわけで、個々個人の能力評価には関係が薄い。

 今回の自民党総裁選の9名の顔ぶれを見て、東京大学卒が復活していることが分かる。半数以上を占める5名が該当する。そのうち何と4名は米国ハーバード大学修士卒である。ようやく自民党も知的能力主義に目覚めてきたことが伺える。

 ただ、学歴はひとつの目安であり、政治家の絶対条件ではない。学識と政治家としての資質が強い相関関係にないことは過去の事例をみても分かる。もっともこれだけ国際化が進み、内政・外交が複雑に絡み合う政治状況では、トップリーダーには徹底的な地頭の良さが必要であると考えている。

 学識、教養といったものはその人から自然に発せられる「気」に表れる。外交の場で、外国人要人と接したときに、相手を気後れさせるくらいの「気」が必要である。上川大臣こそ本命候補と感じる所以である。ただ「気」は感じられない人には分からない。

 もっとも私は、上川大臣にお会いしたこともないし、外務大臣に就任される以前のことは知らない。オーム真理教の麻原彰晃の死刑執行にハンをついた当時の法務大臣だったことも後付けで知った。外務大臣に成られて、麻生副総理の「このおばさんやるね」発言以降に注目したに過ぎない。ただ、国際会議の議長役を堂々と熟し、中共の王毅外相との会見の際の王毅外相の表情から察して、恐らく彼(王毅外相)はそれまでの日本政府要人の誰よりも威圧を受けた表情を見せたこと。おおかたの日本の政治家は、中共政府要人にまずお愛想笑いで握手を求める。これでは中共側に早速マウントを取られる。

 今回総裁候補に9人の自民党代議士が名を連ねたが、中共要人と対等以上に接することが出来るのは上川大臣くらいではないか。小泉進次郎氏の立候補会見で、フリーの記者が小泉氏に無礼な質問をしたと、多くの視聴者からの非難を受けていたようだが、記者の発言があまりに正鵠を得ていたのではないか。本当のことをはっきり言うと確かにこの国では嫌われる。それはそれで、この国の良い点でもあるのだが。

 自民党総裁選挙は、タレントの人気投票ではない。この国の1億2千万人の今後を左右する重要なリーダー選抜選挙である。




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