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パリ五輪2024 その7

2024年08月19日 | ブログ
ゴールドラッシュ

 結果としてこのパリ五輪で、日本は実に20の金メダルを獲得した。これは米中に次ぐ世界で3番目の多さだ。まさにゴールドラッシュである。その20個の金メダルのうち、実に8個はレスリングによるものであった。

 先に白人や黒人に対して日本人は、腕力や体幹の強さで見劣りがする感じを述べたが、どうも足腰の強さは先天的に日本人有利のような気がしてきた。グレコローマン77kg級日下選手が、元々相撲をやっており、今も四股を踏んでレスリングの練習に臨むと聞いたからである。

 それにしても、彼は2000年の生まれだそうだが、その年に開催されたシドニーオリンピック女子マラソンを制した高橋尚子さんの名にあやかって、「尚」、「日下尚(くさかなお)」と名付けられたという。親御さんの密かな想いが、24年後大きく花開いたのである。

 メダリストには、それぞれのドラマがある。今回女子50kg級の須崎選手は、初戦でインドの選手に敗れてしまう。以下 NHK Webニュースから大会前の紹介文を引用『女子50キロ級の須崎優衣選手は、千葉県松戸市出身。早稲田大学の4年生です。スピードに乗ったタックルを中心に多彩な技による攻撃が最大の持ち味です。小学1年生から父がコーチを務めるクラブでレスリングを始め、中学2年生から高校3年生まではJOC=日本オリンピック委員会が若手の英才教育をする「エリートアカデミー」で実力を磨きました。中学時代は、出場したすべての大会で優勝するほどの強さを誇り、高校3年生だった2017年には世界選手権で初優勝して、2002年の伊調馨選手以来となる高校生での世界チャンピオンとなって一躍脚光を浴びました。さらに2018年の世界選手権で2連覇を果たすなど国際大会ではいまだ負け知らずです。・・・・・日本女子がオリンピックの表彰台を逃したことのない最も軽い階級で金メダル候補として活躍が期待されています。』

 すなわち、その強さと過去の実績から柔道の阿部詩選手と同格の金メダル候補であったようだ。

 ところが、先に紹介した通り、初戦で敗れてしまう。五輪の怖さ、勝負の怖さ、ところがその後、当のインドの選手が計量で失格となり、須崎選手は3位決定戦に進むことができ、銅メダルを獲得したのである。結果として日本女子は、6階級全員メダルホルダーとなった。

 男子フリースタイル65kig級、初出場の清岡幸太郎選手と女子57kg級桜井つぐみ選手は、共に高知県出身で高校の同窓生だったことで、最強の幼馴染として話題となった。高知県人としても92年ぶりの金メダル(女子では初)という。高知では凱旋パレード、祝賀行事を準備し、両名に県民栄誉賞を贈る予定だそうだ。

 パリ五輪レスリングのゴールドラッシュに貢献した選手は、他にもグレコ60kg級文田選手、フリー男子57kg級樋口選手。女子62kg級元木選手、女子76kg級鏡選手がいる。

 みなさんそれぞれにドラマがあろうが、ここでは紹介仕切れない。ただ、これまでの人生よりこれからの人生が遙かに長い道のりである。僭越ながら、引き続きのご健闘とご多幸を切にお祈り申し上げる次第である。





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