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言いたい放題 その14

2023年07月10日 | ブログ
無視

 読売新聞などは、安倍氏の1周忌を結構好意的に報じていたが、元NHKの解説委員だった岩田明子氏の「安倍晋三秘録」なるものを9回に亘り連載さえしていた文藝春秋は、この八月号で、事件のことに 一切触れていない。「無視」したのである。

 この国の一般大衆の多くは、不幸に遭った人々を誰であろう憐憫の情愛を持って遇する。この国の長く総理を務められた方が銃弾に倒れ、1周忌の法要が行われると知れば、多くの方が献花に出掛ける。野党の党首も「大政治家だった、大きな足跡を残した」と賞讃の言葉を述べる。いずれも礼儀を重んじる日本人全体に媚びているに過ぎない。

 政治家は、故人への賞讃は票になる。雑誌社は関連本を出せば売れると見込む。それだけのことだ。岩田氏など安倍氏と統一教会の関りについて問われ「知らなかった(把握していなかった)」と答えたという。その程度の「秘録」なのである。都合の悪い話は秘匿しておく秘録である。

 私は通常人物を顔で評価する。真っ当な方はどのような職業の方であれ、真っ当な顔をされている。口では縁を切りますと言っていても、その表情というか根本的な顔が、宗教色に染まっている政治家がいる。洗脳された顔と言うか。自分の頭で考え判断できない表情をしているものだ。宗教とはそれほど怖いものだ。普通に神や仏を信仰しておれば良い。組織だって活動する者は、寺のお坊さんではないが、厳しい修行の果てに、洗脳されない自己を確立してはじめて得られる僧侶などとしての営みがある。

 政治家が票を得るために、ジャーナリストは自身が投稿した雑誌を売るために、安易に宗教に近づいてはならないものだ。

 個人的な「○○シンパ」などと言われるものも危険だ。自民党など一部女性議員に兆候があるが、そのような方は、議員を辞めた方がいい。民主政治家には向かないように思う。公明党や共産党は元々危ない人の集まりではないか。主義主張や信仰にシンパシーが強い。

 自身の長期政権のために、モンスター国家に諂い、日銀総裁に操られて株価を操作(約50兆円の買い上げ)し、さらに国債の半分程度(553兆円)を買い上げて、国家の財政を危機に落とし入れても、長期政権を維持し、外国の政治家にさえ名を知られれば良いというものではなかろう。

 8月号の文藝春秋の特集記事は、皮肉かどうか、著名人による代表的日本人100人。明治天皇や秩父宮があり、昭和天皇はない。西郷(隆盛)は入り、大久保(利通)は居ない。吉田(茂)や佐藤(栄作)、大平(正芳)が居り、池田(勇人)や角栄は居ない。勿論入っているから功績・人望大で、漏れた人は云々という評価ではなかろうと思う。24名の方が5名ずつ指名し、紫式部は3名が上げ、空海と徳川慶喜を2名の方が上げている。合計100名で数合わせしている。あくまで、選者による、選者の考える代表的な日本人像なのである。



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