中小企業診断士 泉台経営コンサルタント事務所 ブログ

経営のこと、政治のこと、社会のこと、趣味のこと、人生のこと

言いたい放題 その12

2023年07月04日 | ブログ
ジョージア

 最近引退された、大相撲の元大関栃ノ心関の故郷の国。先日お昼の報道番組で知ったのだけれど、人口400万人程度の小国ではあるけれど、ちゃんとした独立国家。北はロシア連邦、南東はアゼルバイジャン、南はアルメニアとトルコと接し、西は黒海に面する。とある。問題は、国土の2か所、2割程度の面積が今もロシア軍の占領下にあること。しかし、ロシアのウクライナ侵攻に対しては、国連でNOの決議に賛同しているという。

 テレビでは、子供時代を広島で過ごされたという駐日日本大使が、流ちょうな日本語で説明されていたが、今頃知るこれも大国ロシアの横暴に汗顔の至りであった。恐らくわが国とロシアの関係を重んじて、わが国では、ロシア批判になる報道が控えられてきたのであろう。

 現在に至っても、一部ロシア通の政治家や評論家の中には、わが国の「国益」を楯に、ウクライナへの肩入れに批判的な人も居るくらいだ。ロシアの侵攻当初、わが国の一部評論人の中には、ウクライナ政府の早期降伏を勧める者まで居たことを思えば、「国益」「国益」でどれだけ小さな国の権利を無視してきたことか。

 岸田総理は、再び支持率の急落で、政権運営が大変であろうが、客観的にみて当初からウクライナに肩入れしてきた姿勢は評価すべきであろう。自民党内の基盤が安倍派などに押されて弱く、国民の反対の声に抗して安倍氏の国葬を強行したことで、支持率を落とした。それが伏流となって、今も公明党シンパの菅氏などにも忖度せねばならない立場となっている。本当のところは、自民党は公明党と兄弟などでは全くない。小選挙区で当選するための手段として、韓国発のカルトにまで従ってきた自民党の体質こそが、批判され続けなくてはならないが、逆に「公明党と太いパイプを持つ」という評価が未だに幅を利かす。選挙あっての民主主義である。

 もっと国民が賢くならなくてはならない。大体選挙に強いなどと言われた政権の裏側は、腐臭が立ち込めている気がする。経済は大切で、国民の命と生活を守るために不可欠で、軍事力だって経済が駄目では成り立たない。しかし、9億9千万円の年俸ではまだ安い?!日産のゴーンさんなど数千億の未払い賃金を要求しているくらいだけれど。人間が1年間裕福に暮らすのにいくらのお金があればいいのか。所得税は累進性を大幅に緩め、社会保険料の累進性は上限が低いようで、何億の収入でもそれほど堪えない。庶民はようやく稼いだお金の半分程度を税(消費性は所得に関わらず一律)と社会保険料でむしり取られる。

 大企業の一部の高額所得者よ、日本人の美徳、わび、さびの文化に目覚めよ。

 今年、税収が71兆円と過去最高となったというが、少子化対策と防衛費増額に加え、ウクライナ復刻支援にも、わが国は欧米から期待が大きい雰囲気だ。中共の台湾進攻を見据え、自衛隊の増強には、兵の増員も必要だが、いずこも人手不足だ。

 もっとも中共が台湾に軍事侵攻すれば、中共もロシアと同様の末路を辿る気がする。独裁者には、自身を写す鏡を持たないようである。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする