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言いたい放題 その17

2023年07月19日 | ブログ
酷暑

 基本的に夏は嫌いではない。瀬戸内海に面する町で育ち、青春時代はその対岸の工場地帯の町で過ごした。子供の頃は夏、毎日近くの遠浅の海で、泳いだり貝を取ったりして遊んだし、就職してからは、会社の同僚や同好会のメンバーで、毎年のように夏は海辺でキャンプを楽しんだものだ。当時だって十分夏は暑かったが、気温が40℃に迫るこの頃とは、レベルが違う。

 今、ウクライナでロシアの侵攻があって戦争があるが、当時もベトナム戦争があった。共産主義化した北ベトナムが、南ベトナムも併合して、共産党統一国家を確立するため、南へ侵攻した。米国が南ベトナムを支援したため、ベトナムのジャングルで、米軍とベトコンと呼ばれたゲリラ軍の死闘があった。多くの悲劇が起こった。

 当時、山口県の岩国基地には、ベトナム帰りの米兵が、休日は広島などへ出かけるので、広島への列車で、戦闘機の米国人パイロットから、片言の英語を交えて直接話を聞いたこともあった。国内では過激派と呼ばれる若者が跋扈し、内ゲバの惨状を残して壊滅していったが、成田空港を巡る反対運動などにも関与していた彼らは、その後も長く存在感を残していた。

 世界の人口が50億人と言われた1970年代。この国では詩情豊かな昭和歌謡の名作を多く残した。今や世界人口は70億人を超えている。殺漠とした空気だけが漂っている。ただ、米ソが突出した軍事力と経済力で他国を圧していた、所謂米ソ冷戦の時代は、中共や北朝鮮などの脅威は感じられなかった時代で、その分この国は当時の平和ボケを未だに引きずっている。野党の平和ボケは、その存在意義として、少数支持者からの支援による国会議員確保のために必要だろうが、与党にも親中派議員が未だ勢力を有して、まともに対話できる相手ではない国と、一方的に話し合いが大事と画策し、国費を浪費する。国内のパート・アルバイトの女性や若者の低賃金の剰余金で、中共を太らせた頭の悪い指導者を未だ奉っている。一方で大企業の重役の給料は、億万長者を輩出する。

 それにしても、殺人的な暑さとは言ったもので、確かに朝が来たら亡くなっていたという老人も出る始末。関東でも東京の練馬区や埼玉以北は地獄の暑さの様だ。千葉だって乗用車のクーラーも効かなくなる暑さなのだ。昔、こどもの頃は、家の寒暖計が真夏に30℃を超えるか超えないか程度だったと記憶するが、現代は35℃を巡る攻防である。

 電気料金が高くなると言って、通電しているからまだ良いが、大雨、大風等で停電したら、クーラーどころか扇風機を使えない。そのような時のためにも一家に一台電気自動車をとは、車会社の宣伝文句。ハイブリッドまでは売れた国内自動車販売も、フルの電気自動車にはまだ二の足を踏む消費者が多い。大きな災害時には充電したくとも電気が来ない事態とも成りかねない。




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