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言いたい放題 その1

2023年06月01日 | ブログ
重苦しい6月

 列島の南の地方には、例年より1週間早く梅雨入り宣言があった。関東も梅雨前線の雲に覆われており、ごくゆっくりであるが、台風2号も近づきつつあり、実質梅雨のようでである。

 ロシアのウクライナ侵攻は継続し、収束は見えない。この間隙を縫って、中共が中央アジア、旧ソ連邦諸国を取り込もうと画策している。資源はあってもそれを掘り出すのにはお金が掛る。国家の基盤整備に一帯一路を活用すれば、債務の罠が待っている。中央アジア諸国も馬鹿ではない。そうは言って、旧ソ連邦の旗頭は、戦略もなく無駄な侵略にのめり込み、国家間の信用を失い、追い詰められている。

 岸田政権も、広島サミットの大成功で、衆院選挙も近づいたかに思えたが、首相秘書官のつもりの息子の不祥事や公明党との党利党略のぶつかり合いで、すわ決裂かの状況で、留保せざるを得ない状況。この際袂を断てれば結構だったのだが、公明党も大臣ポストは失いたくないとみえる。

 確かに安倍/菅政権の時は親和性の良く見えた両党も、岸田さん自体は、どうも宗教色はお好きではないような感じである。その分岸田さんは政治家として真っ当である。公明党など、どこかの独裁国家の“走り”にしか見えはしない。そもそも韓国発の統一教会と公明党がどう違うのか。公明党の初期の創価学会の信者勧誘の手口は結構強引と見受けた。

 野党も戦える状態ではない。立憲民主党は完全に維新に野党第一党を奪われる見通しとなってきた。岡田さんなども頑張っておられるようだが、旬を過ぎた人物が足掻いてみても世の潮流に贖うことは出来ない。野田さんも同じ、安倍国葬の弔辞で花を持たされそれまでである。菅元総理と同様、いつまで選挙で当選できるかだけが生きがいであろう。

 自民党も長期的に診て、凋落傾向だが、戦乱の世にまだまだ役割は大きい。北朝鮮との首脳会談が取りだたされている。拉致被害者救済は、岸田政権でなければ間に合わない。NATOへの参加も進めればいい。もっとも日露戦争の前の日英同盟(1902年)は、ロシアのシナへの進出を阻止したい英国が、自身で戦わずして日本人の大量の血で代替させたものだったが、欧州も現在、このままではドイツ以外、中共の経済力に依存するしか生き延びる手段がないと考えているのではないか。ただ、「経済」「経済」、「お金」「お金」と皆さん考えすぎ。国家には、もっと人間には崇高な哲学がある筈だ。

 核兵器を持たない自衛隊からすれば、米軍にNATO軍が加わわれば、中共にも対抗できる。大体、尖閣諸島を自国の固有の領土などと「嘘を言うのも大抵にしろ」で、誰が考えてもおかしい。その前に台湾を中共の一部のように言っている理屈がわからない。大陸で共産革命を起こし、地主などを殺戮して蒋介石を台湾に追い込み、大陸を掌握したに過ぎない。元々台湾に住み、日本に統治されていた人々に共産党など論外であろう。

 問題があったとしたら、中共と付き合うために、台湾を切った過去のこの国の政権の愚である。この時も「儲け」しか考えていなかったのだ。




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