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カーダシアンさんがKimono騒動で反論。「日本文化における着物の重要性は理解」

2019-06-29 | 先住民族関連
BuzzFeed 2019/06/28 15:53
米国人セレブリティのキム・カーダシアンが発表した下着ブランド「Kimono」の名前について批判が集まっており、カーダシアン氏が声明で反論しました。
米国人セレブリティのキム・カーダシアンさんが25日(米国現地時間)に「Kimono」という名前の下着ブランドを発表し波紋を呼んでいる件で、カーダシアンさんは「伝統衣装である着物に対して不名誉をもたらすものを発表するつもりはない」とし、ブランド名を継続する姿勢を示した。
アカウント名「KIMONO」、ユーザー名 @kimonobodyで取得された下着ブランドの公式twitterアカウント
米紙ニューヨーク・タイムズの報道によると、カーダシアンさんは同紙宛ての声明で「私は日本文化における着物の重要性を理解し、深い尊敬の念を持っています」と日本文化への理解を強調した。
また「伝統衣装である着物に不名誉をもたらしたり、類似するものをデザイン・発表するつもりはないです」とし、なお、Kimonoというブランド名を変えるつもりはないという姿勢を示したという。
ブランドについて「私の補正下着ブランドの根本には、多様性と包括性があり、これから発表されるものに本当に誇りを持っています」と、今後もKimonoで新作下着を発表し続けるとした。
商標登録の出願に関してはこのように説明している。
「商標登録の出願は、私の補正下着などに(キモノという)言葉を使える様にするためのもので、誰かが着物を作ったり、伝統衣装である着物という言葉を使ったりすることを制限するものではありません」
ブランドKimonoの発表後、カーダシアンさんへの批判は強まるばかりで、カーダシアンさんのTwitterやインスタグラムの投稿には”Change the name”(名前を変えろ)とのコメントが相次いでいる。
改名を要請し世界から2万筆の署名
署名サイトchange.orgでも、カーダシアンさんにブランド名を変えるよう要請する署名が始まり、28日現在で各国から2万筆以上が集まっている。署名は日本語と英語、フランス語の3カ国語で行われている。
署名の発起人はKimonoというブランド名について「日本の伝統衣装である『着物』を想起させることに加え、商標登録の申請を行っているのは我々の誇る文化である着物へのリスペクトに欠けるネーミングと言わざるを得ません」と批判。
「黙っているのではなく、まずは少なくともどれだけの人が反対しているのか、数として見せるところから始めましょう」と呼びかけている。
署名した人が書き込める意見欄には「これは明らかに日本文化の盗用・私的使用です」「伝統ある概念の塗り替えはやめてほしい」との意見が寄せられた。
#KimOhNo
Twitter上でブランド発表直後から始まった「#KimOhNo」(キム、オー、ノー)というハッシュタグは、「Kimono」とカーダシアンさんのキムという名前や落胆の心情を掛けており、ブランド名を変えるよう呼びかけるハッシュタグになっている。
ユーザーが日本の着物や、自分が着物を着た写真を掲載、「これが本物の着物です」というメッセージを送っている。ブランドKimonoをめぐる一連の報道では、このハッシュタグがBBCやUSA TODAYにも取り上げられている。
Twitterでの反対を表す投稿では、個人だけでなく、イギリスのビクトリア&アルバート博物館も着物の写真と共に#KimOhNoのハッシュタグでツイートしている。
「着物とは16世紀から日本で全ての階層や性別の人々に着られてきた重要なもので、現在も日本文化の象徴といえます。本当の着物についてビクトリア&アルバート博物館のサイトで学んでください。#KimOhNo 」
カーダシアンさんは25日にツイートやインスタグラム投稿で新ブランド発表をした以降、ブランド名への批判に対して反論してこなかった。
「文化の盗用」とは
今回、カーダシアンさんは日本の伝統文化である着物を、着物とは全く関係のない下着のブランド名につけ、「文化の盗用」との批判を浴びた。
「文化の盗用」とは、本人の出身や所属とは違う国・地域の文化や伝統を、自己流に利用したり、盗用したりすることを意味する。
特に影響力の強い人物やブランドなどが、主にファッションなどの分野で、その伝統の元来の意味合いを無視したり、他の伝統文化と混合したりして商業目的に利用することで頻繁に批判を浴びている。
一方で、文化の盗用という概念は白黒はっきりと判断できるものではなく、複雑な問題でもある。
カーダシアンさんの件では、着物という名前を使っているが、主に米国で「文化の盗用」だと批判を受けるのは、著名人のファッションだ。

文化の盗用として批判を浴びたカーリー・クロスさん(左)とマドンナさんのファッション
写真左側はモデルのカーリー・クロスさん。有名下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」が2012年に開いたショーでファッションが文化の盗用だと批判された。
クロスさんは、アメリカの先住民族であるネイティブアメリカンの伝統的な被り物を模したものを頭に着け、ネイティブアメリカンの伝統工芸品であるターコイズのアクセサリーを全身に身につけた。
ヒョウ柄の下着にそのようなネイティブアメリカンの伝統装飾品を身につけランウェイを歩いたことで、結果、ビクトリアズ・シークレットとクロスさんは、ネイティブアメリカンや世間から強い批判を浴びた。
2018年8月には、歌手のマドンナさんがニューヨークで開かれたイベントに、北アフリカの少数民族の伝統衣装を身につけて登場したことなどで、批判を浴びていた。
ハロウィンなど身近にもある「文化の盗用」問題
ハロウィンの衣装での文化盗用について議論しようと呼びかけるツイート
著名人だけでなく、イベントやフェスティバルでのファッションや仮装も、議論の的となっている。米国を中心とする海外ではハロウィンのイベントでも、文化の盗用問題が頻繁に議論されている。
ディズニー映画アラジンの登場人物ジャスミンを模した、インドの民族衣装サリー風のコスチューム、またはネイティブアメリカン風のコスチュームなどを身につけたり、顔を黒、または白く塗ったりすることが、文化の盗用の議論の対象となっている。
ブランドKimonoに関しては、BuzzFeed Newsは、カーダシアンさんの事務所に対し「Kimonoという名前にした理由」や「それが文化の盗用になったり、議論になることを考えたか」などの点について問い合わせている。
https://www.buzzfeed.com/jp/sumirekotomita/kim-reply-kimohno

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<第15部 室蘭・イタンキ浜かいわい>波と戯れ 市民憩いの場

2019-06-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/28 05:00
 駅や学校、スーパーが集まる室蘭市東町の市街地から5分ほど車を走らせる。視界が開け、太平洋の大海原が見えてきた。
 車を降りると、潮の香りが漂い、穏やかな波の音が聞こえる。砂浜に向かう。犬を散歩させている人、波打ち際を駆けるランナーがいる。青い海では、サーファーたちが華麗に波を乗りこなしている。
 ここは「まちのものがたり」第15部の舞台、イタンキ浜だ。緑豊かなビオトープ、全国的にも珍しい砂浜の「鳴り砂」―。市街地近くとは思えないほど自然にあふれ、西胆振随一の浜辺として多くの市民が訪れる。最近は小型無人機(ドローン)の撮影地としても人気が高い。
 かつて浜周辺の景色は、今とはまったく異なっていた。「この地区には昔、競馬場やゴルフ場があったんだ」。イタンキ漁港の近くに70年以上住んでいる一戸鉄男さん(79)が、そう教えてくれた。
 1929年(昭和4年)に開業したゴルフ場は、浜風をもろに受ける難関コースとして知られた。戦後間もない46年には「進駐軍競馬」が開催され、4日間で延べ15万1千人が観戦したという。
 一戸さんは「沼地があって、トミヨやメダカが見られた。高い砂山だらけで、その砂は太平橋の建設に使われたんだ」と懐かしそうに話す。戦後、蘭東地区の拡大と発展に伴い、81年に室蘭新道が開通するなど、浜周辺も大きく姿を変えた。
 海を離れて街に戻ろう。校庭で遊ぶ児童、部活に取り組む生徒の声が響く。バスターミナルから路線バスが次々と発車する。「ものづくりのマチ」を支える町工場が軒を連ねる。地域の安全を守る警察署は、2003年に蘭西地区から移転してきた。
 イタンキ浜かいわいは多彩な顔を持つ。浜に生きる人、海風を感じながら暮らしを営む人、連載ではそれぞれの物語に迫りたい。

 室蘭報道部の田中雅久が担当し、7月2日から連載の本編を始めます。
■「イタンキ」って? アイヌ語で「おわん」の意味
 イタンキ浜の砂浜を歩いていて、ふと疑問に思ったことがある。なぜ「イタンキ」という名前が付いたのだろうか。
 アイヌ語で「おわん」という意味の「イタンキ」。室蘭市民俗資料館によると、由来には複数の説があるという。
 有力な説は、巻き貝のツメタガイが作る「砂ぢゃわん」だ。ツメタガイは産卵時に卵と砂を粘液で固めて、茶わんをひっくり返したような塊を作る。ツメタガイは、イタンキ浜でも春から初夏にかけて見られるという。同館では砂ぢゃわんの実物を展示している。
 もう一つはクジラに由来する。アイヌ民族が浜でクジラが来るのを木のおわんを燃やして待ったが、クジラは現れず、餓死してしまったという悲しい話だ。
 一方、漢字表記も存在する。イタンキ浜近くの住民約80世帯が加入する「東町伊丹来町会」。なぜ「伊丹来」と書くのか、複数の住民に尋ねてみたが、「理由は知らないなあ」と苦笑い。室蘭市教委の学芸員、松田宏介さん(40)が「それは単なる当て字だと思いますよ」と説明してくれた。
 諸説ある名称の由来に思いを巡らせながら、浜を歩いてみては。新たな説が浮かぶかもしれない。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/319693

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遊歩道照らす光と映像 阿寒湖畔でデジタルアート「カムイルミナ」 5日開幕へ準備着々

2019-06-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/28 05:00
遊覧船乗り場近くに設置された、記念撮影用のフォトフレーム
 【阿寒湖温泉】釧路市阿寒町の阿寒湖畔で体験型デジタルアート事業「阿寒湖の森ナイトウォーク『カムイルミナ』」が7月5日から始まるのを前に、会場のボッケ遊歩道周辺では開催に向けた準備が進んでいる。1~4日にはカムイルミナを無料で体験できる公開リハーサルが行われる。
 カムイルミナは、音声が流れる専用の杖を手に湖畔沿いの遊歩道1・2キロを歩き、途中の森などに映し出される光や映像を楽しむ夜間の催し。フクロウが登場するアイヌ神謡「コンクワ」を題材に、自然との共生を伝える内容だ。シンガポールや大阪などでデジタルアートを手掛けるカナダのモーメントファクトリー社がプロデュースし、阿寒アドベンチャーツーリズム(AT、大西雅之社長)が運営する。
 スタート地点に近い阿寒観光汽船本社の付近には、カムイルミナに登場するフクロウのキャラクターと一緒に撮影できるフォトフレームが設置された。遊歩道や森の中の機材にはネットが巻かれ、周囲の景観を損なわないよう配慮されている。
 また、NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構はカムイルミナの開始に合わせ、オリジナルキャラクター「まりポックル」を作製した。アイヌ民族に伝わる「コロポックル」(フキの葉の下の人)と、阿寒湖のマリモの間に生まれたとの設定で、フェイスブックやインスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)とユーチューブの専用のアカウントから、カムイルミナを含む阿寒湖周辺の観光情報を発信している。
 阿寒ATは7月1日からの4日間をリハーサルとして無料で公開する。1~3日はいずれも午後8時に始まり、1日は9時半、2日は11時、3日は9時45分最終入場。4日はオープニングセレモニー終了後の9時前後から10時まで入場できる。所要時間は50~60分。予約不要で、希望者は阿寒観光汽船本社前のまりもの里桟橋乗り場にあるチケットブースに集まる。問い合わせは阿寒AT(電)0154・67・3200へ。(光嶋るい)
※「コロポックル」の「ロ」と「ル」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/319661

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有珠の観光ガイド活動に尽力 酒井さんに運輸局表彰 魅力伝え15年「仲間のおかげ」

2019-06-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/27 05:00
【伊達】道内観光の振興や発展に寄与したとして、うす観光ボランティアの会の酒井卓晃会長(82)が、北海道運輸局から2019年度の表彰を受けた。酒井さんは15年間、有珠善光寺を拠点に、周辺の歴史や魅力を観光客に紹介する活動を続けており、「表彰はガイド仲間のおかげ。ありがたい」と喜んでいる。
 酒井さんが選ばれたのは、運輸局が長年、観光ボランティアに取り組む人を表彰する「観光をめぐる一般協力者の奉仕活動等表彰」。道内で3人が選ばれ、今月3日に札幌市で表彰式が行われた。
 酒井さんは、同会が2004年に設立された時から会長を務める。土曜、日曜日など年間70日ほど、他のの数人のガイドとともに有珠善光寺で活動。訪れた観光客に、江戸幕府がアイヌ民族に仏教を布教するため、1804年(文化元年)に建立した同寺の歴史などを無料で解説している。コジマエンレイソウなど美しい山野草の花が咲く境内を案内する。
 また、有珠聖公会バチラー夫妻記念堂など、有珠地区の名所の場所を紹介するほか、予約を受けて団体客を案内することも。酒井さんは「観光客に喜ばれ、張り合いがある。82歳だけど、これからも有珠の魅力を伝えて行きたい」と意気込んでいる。(中野訓)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/319301

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新アイヌブランド!受け継がれた伝統の模様を現代へ!アイヌ文様ネイティブトートバッグ『IKORo』クラウドファンディングを開催!

2019-06-28 | アイヌ民族関連
東京匠鞄×北神威の新ブランドが登場!アイヌ文化をカバンに乗せて、「IKORo」ブランドをリリース!
PR TIMES 2019年6月27日 09時30分
伝統と文化を兼ね備えて現代に登場した「アイヌ文様ネイティブトートバッグ」ビジネスシーンでも、使いこなせる!アイヌの誇りと温もりを最高級の牛本革レザーに。そんな想いが込められた高品質な鞄。
https://www.makuake.com/project/kitakamui/

 北海道を中心に古くから大自然と共に暮らしてきた先住民族である『アイヌ』
彼らには先祖代々から今日まで、大切に守り、受け継いできた文化があります。それを『アイヌ文化』と呼びます。
その中の伝統模様である『アイヌ文様』それを現代で生かし、世界にアイヌ文化の魅力を広めたいと思いました。
■文化をブランドへ
アイヌの誇りと温もりを最高級の【牛本革レザー】に込めました。そんな想いが込められた高品質な鞄。
■プロダクトの特徴
ベルト部分には、高級イタリア産レザーを使用し耐久性 丈夫さを追求。
開口部から邪気が入らぬようアイヌ文様で、しっかり宝物を守ります。
■光により文様が輝きを増す
アイヌ文様ネイティブトートバッグの文様は、
光のあたり加減によりお洒落に文様が浮かび上がります。
■現代にアイヌ文化を融合
休日の買い物やカフェなどへ、お洒落な相棒を連れて。
ブランド:『IKORo』
商品名:アイヌ文様ネイティブトートバッグ
素材:牛本革
サイズ:下記をご参照ください。
重量:1.3㎏
カラー:ダークブラウン
■クラウドファンディングサイト
受け継がれた伝統の模様を現代へ!アイヌ文様トートバッグ『IKORo』
※ 現在はMakuake特別限定価格のキャンペーン実施中です。
→ https://www.makuake.com/project/kitakamui/
【『IKORo』に関するお問い合わせ】
会社名:東京匠鞄
お問い合わせ:info@georiem.jp
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000027611.html

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宇宙ステーションから観測された火山噴火がすんごい迫力

2019-06-28 | アイヌ民族関連
GIZMODO 2019.06.27 18:00
Ryan F. Mandelbaum - Gizmodo US [原文] ( 岡本玄介 )
日本に割と近い場所です。
週末のこと、国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士らが、ロシアのカムチャツカ半島にある雷公計島で起こった火山の噴火を激写しました。
すっごい眺めとなっています。こちらが全体像です。

Image: ISS Crew Earth Observations Facility and the Earth Science and Remote Sensing Unit, Johnson Space Center
噴火の様子
この写真で見られるのは、典型的な噴煙の舞い上がり方で、火山灰がてっぺんで広がっています。またミシガン工科大学の火山学者、サイモン・カーン氏がNASAの地球観測サイトに書いた内容には、噴火の根本は白い雲に囲まれており、空気中の水蒸気が気流によって雲となったか、マグマが海水を蒸発させているようだ、とあります。
航空機や衛星が取ったデータを見るに、この灰はおよそ地上から12~16km地点にまで到達しているそうです。
NASAの発表によりますと、成層圏に到達できるほどの高さの噴煙は、気候や航空にもっとも大きな影響を与えるので、火山学者にとって特に興味深いのだそうな。
雷公計島について
ここは標高約551mの無人火山島で、日本からロシアのカムチャツカ半島まで広がっている、千島列島の一部にある島です。そして環太平洋火山帯に位置しているので、太平洋の地殻プレートがほかの地殻プレートと衝突することで、世界の大部分の地震や火山の噴火が起こる場所なのだそうです。

雷公計島が以前に噴火したのは1924年と、さらにその前は1778年でした。またWikipediaによりますと、島名の由来はアイヌ語で「地獄の穴(または噴火口)」を意味する「ライ・コツ・ケ」なのだそうです。昔からそういう認識だったんですね。
ちなみに千島列島にはほかの活火山があり、2009年には飛行中のISSが、この並びにある芙蓉山の噴火も撮影したことがありました。そのときの写真はたくさんの科学的データベースを提供することになり、その写真は噴火の特徴について多くの科学的議論を巻き起こした、と地球観測サイトに書かれています。
噴火後の動向
ESAによりますと、雷公計島の噴煙は昨日の時点でベーリング海の北へと漂っていたそうです。ロシアやアメリカ西海岸など、生活圏に支障がないと良いですね。
Source: NASA Earth Observatory (1, 2), ESA
Reference: Wikipedia
Tags : サイエンス地球画像海外
https://www.gizmodo.jp/2019/06/iss-volcano-observe-wow.html

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(語る 人生の贈りもの)関野吉晴:7 先住民族の地図、森と川の世界

2019-06-28 | 先住民族関連
朝日新聞 2019年6月27日05時00分
■探検家・医師、関野吉晴
 《先住民族とは「地図が違う」という》
 私たちの地図は、海、山、砂漠など多様です。マチゲンガは海を見たことがないだけでなく、存在も知りません。彼らの地図は森と川だけでできているんです。私に「どこの川から来たの」と聞くので、「タマガワ」と言うと、「聞いたことないなあ。魚や鳥はいるの?」って尋ねられるんです。僕は「魚も鳥もいるけど、ここほどは豊かじゃない」と答えます。
 来るのにどれぐらいかかるかも聞かれるんですが、東京からペルーの首都リマへ、そこからバスでアンデスを越えて舟に乗り、最後は歩いて……。早くて1週間、雨で増水すると2週間。彼らの言葉では「3」までしかないので月の満ち欠けで「新月から数えて満月の前ぐらいかな」と言うと、「隣の川と同じぐらいじゃないか。獲物も魚も少ないなら、家族でこっちに来たら?」と言われます。
 《一緒に旅もした》
 彼らは出無精なんだけど、僕がしつこく頼むと、みんなついて来ます。でも彼らは荷物を持って歩くのが大嫌い。昼前には「足が痛い」「疲れた」と言い出す。僕は夕方まで歩きたいから「遠くから来ているんだから」と泣き落とそうとしても、「隣の川と一緒ぐらいだろ」とか言われて(笑)。
 午後2時か3時ごろ、妥協して「ここで休もう」と言うと、その辺の植物を使って30分ぐらいで小屋を作り、喜々として狩猟に出かけます。狩猟は苦痛ではないのです。いまを楽しんでいるという点では、彼らにかないません。
 日本では電気、水道、ガス……と管につながれて暮らしていて、1本切れるとパニックになるけど、彼らは何にもつながれていない。自然の一部となって生きている。そうすると、自然への畏敬(いけい)の念や感謝が生まれます。目に見えない何かがあり、それを怖(おそ)れながら生きていく。そのほうが人は謙虚になり、自然をコントロールしようなどとは思いません。(聞き手・山本奈朱香)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14071650.html?_requesturl=articles%2FDA3S14071650.html&rm=150

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(語る 人生の贈りもの)関野吉晴:6 「トウチャン」一家と付き合って

2019-06-28 | 先住民族関連
朝日新聞 6/26(水) 16:00配信
■探検家・医師、関野吉晴
 《1972年に帰国したが、翌年、再びアマゾンへ》
 初めて行ったアマゾンで出会った人たちは、少なからず文明に接したことがありました。「アマゾンにはもう未知な地域はないのでは」と目標を失っていたところ、奥地に文明化を嫌う先住民たちがひっそりと暮らしている場所があるとの資料を読み、そこへ行き、その人たちと暮らしてみたいと思ったんです。
 マチゲンガは5千人いると言われていますがそこでは200人ほどが孤立して住んでいるらしい。標高千メートルぐらいの山頂に住んでいるのですが、気づかれないよう人目につく場所の木は切らず、川原でも足跡が残らないよう石伝いに歩くので、探すのが難しい。……
本文:799文字
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スピッツが歌う朝ドラ主題歌「優しいあの子」が描くものとは?

2019-06-28 | アイヌ民族関連
OKMUSIC  2019年06月27日 08:01
北海道の大自然の優しさが夢を後押ししてくれる楽曲
NHK連続テレビ小説の記念すべき100作目として制作された『なつぞら』。本作は、戦災孤児として父の戦友の家に引き取られた奥原なつが、北海道・十勝の大自然で育てられた感性を発揮し、アニメーターとして羽ばたく姿を描く作品だ。
本作を彩るために書き下ろされた主題歌が、スピッツが歌う「優しいあの子」である。その歌詞には厳しい寒さの大地を感じさせる「氷を散らす風」や、広大な大地から見上げた「丸い大空」など、舞台である北海道をイメージさせるワードが散りばめられている。
大自然に育てられ夢を叶える物語は楽曲にどう落とし込まれたのか。歌詞を追って考察していこう。
主人公・なつは、アニメーションという知らなかった世界に出会う
戦争孤児として、父の戦友・柴田剛音の実家に引き取られたなつ。兄と別れて単身、知らぬ土地で生活することになった彼女の心境は辛いものだった。
しかし、新たな環境にもめげずに挑戦を続けていった彼女は、小学校の映画祭でアニメーションという新たな世界に出会う。その様子は、本楽曲にもしっかりと落とし込まれた。
優しいあの子 歌詞 「スピッツ」
https://utaten.com/lyric/sa19032966
アニメの世界では、あらゆるものを表現の味方として扱うことができる。そう、大自然での生活の中では、敵にも感じる「氷を散らす風」すらも。そして、なつはアニメーターとして人々に世界を表現して伝えていく夢をもつこととなる。
しかし夢への道は険しいもので……。
アニメーターに夢を抱いたなつ。しかし、自分にはそんな力は無いと思い、何度も夢を諦めそうになる。
それでも夢を捨てなかった彼女はアニメーターになるために動き出すが、柴田家では牧場を継がせるようと長男との結婚を検討されたり、理解を得て東京に出てからも兄を理由にアニメ制作会社の入社試験に落ちたり、幾度となく夢を砕かれる。
だが、そんな苦難も乗り越えて、ついにアニメ制作の現場へたどり着く。この様子を本楽曲では、北海道と絡めてアイヌ語を用いて表現している。
優しいあの子 歌詞 「スピッツ」
https://utaten.com/lyric/sa19032966
「コタン」とは、集落を指すアイヌ語だ。アニメ業界は非常に狭い世の中で、別会社に所属する人も含めて、全体的に村社会を形成している。そのことを考えると「コタン」というのは非常に収まりのよい表現ではないだろうか。
「優しいあの子」とは?
本楽曲のタイトルでもある「優しいあの子」。そのワードは何を示すのだろうか。本作品の内容に沿って考えていくと、ある答えが導き出された。
それはアニメを見る視聴者だ。自分が感じた世界の良さを、後世に伝えていきたい。そんな思いが、楽曲とドラマの2つを重ねると見えてくる。
連続テレビ小説『なつぞら』は、7月で2クールの折り返し地点を迎える。これからさらなる盛り上がりを見せるであろうドラマ本編と共に、本作を彩る楽曲を聴いて、より作品を楽しもう。
▲スピッツ「優しいあの子」MVショートVer.
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=SADbL6J6mpo
https://okmusic.jp/news/342926

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【そごう横浜店】 ヨシダナギ写真展 HEROES 2019

2019-06-28 | アイヌ民族関連
■会期:7月2日(火)~15日(月・祝) <会場:そごう横浜店8階=催会場>
PR TIMES 2019年6月28日 09時00分
■開場時間:午前10時~午後8時 
※最終日は午後6時閉場。ご入場は各日閉場の30分前まで。
■入場料:一般・大学生500円 高校生以下無料

「LOST KAMUY」アイヌ民族(日本)
世界中の少数民族を求めて命懸けの撮影の日々を過ごすフォトグラファー、ヨシダナギ。
本展では、新作のアイヌ民族やベルベル人を含む、BEST作品集「HEROES」から選りすぐりの作品を一堂に展示。ヨシダナギ史上過去最大の写真展を開催いたします。
ヨシダナギがその足で出向き、その目で切り取った、地球上に今なお現存するヒーローたちの姿をご覧いただき、“ナギワールド”をたっぷりと体感していただけます。
期間限定ショップではオリジナルグッズを販売します。
また会期中、ヨシダナギによるトークショーとサイン会も開催いたします。
「フォトグラファー」NAGIYOSHIDA ヨシダナギ
独学で写真を学び、2009年から単身アフリカへ。以来アフリカをはじめとする世界中の少数民族を撮影、発表。唯一無二の色彩と直感的な生き方が評価され、2017年には日経ビジネス誌で「次代を創る100人」雑誌Pen「Penクリエイター・アワード2017」へ選出。講談社出版文化賞、写真賞を受賞。近年は阿寒湖イコロシアター「ロストカムイ」キービジュアル撮影。山形県「ものづくり」プロモーションのムービーディレクション、タヒチ航空のプロモーションビジュアル撮影など国内外での撮影やディレクションなどを多く手がける。
ヨシダナギ トークショー&サイン会 会場:9階=市民フロア センタープラザ
 ●トークショー 7月6日(土)・7日(日) 各日午後1時30分
 ※「ヨシダナギ写真展」会期中、限定ショップにて書籍・グッズを税込2,160円以上お買い上げのお客さまに「着席整理券」を配布。【各日先着100名さま】立見自由
 ●サイン会   7月6日(土)・7日(日) 各日①午後3時②午後4時③午後5時
 ※「ヨシダナギ写真展」会期中、限定ショップにて書籍・グッズなど対象商品をお買い上げ
のお客さまに「サイン会参加整理券」を配布。【各日先着60名さま】
期間限定ショップ
 作品集や書籍をはじめ、ヨシダナギオリジナルグッズが勢ぞろいいたします。
・ポスタカード5枚セット…1,080円
・A5ポケットファイル…432円
・スマホケース…3,024円
・ブロックメモ…648円
◎ヨシダナギBEST作品集『HEROES』
1st写真集『SURI COLLECTION』から約2年。世界中のヒーロー(少数民族)を撮影し続けるフォトグラファー「ヨシダナギ」の集大成となる一冊。 ヨシダナギ(著)、ライツ社刊、12,000円
B4 サイズ(縦36.4×横25.7㎝)128ページ、会場限定カバー付き※その他書籍も販売。
展示写真作品販売
本展の展示作品は、すべて受注生産で承ります。サインを入れて約2ヵ月後にお渡しします。
●幅20~180㎝:54,000円~1,944,000円(縦サイズは作品により異なります)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000356.000031382.html

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白老アイヌ協会が第一弾事業のカフェオープン【白老】

2019-06-27 | アイヌ民族関連
室蘭民報2019.06.26
白老町コミュニティセンター1階にオープンした「かふぇピラサレ」
 一般社団法人格を今年5月に取得した白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は、法人としての第1弾事業として「かふぇピラサレ」(アイヌ語で広げようの意味)を白老町コミュニティセンター1階にオープンさせた。山丸理事長は「協会が自立するためにも何とか成功させたい」と話している。
 メニューはオハウ定食、煮魚定食、焼き魚定食、うどん、そばなど。季節に合わせて海の幸、山の幸を食材にしたメニューも考えていくという。毎週月曜が定休日。営業時間は午前10時~午後4時だが、同コミュニティセンターのイベントに対応した時間延長も検討している。
 広さ約50平方メートルにテーブルは七つ、いすは約30。アイヌ文様刺しゅうやアイヌ民族に伝わる叙事詩「ユカラ」の体験教室、アイヌ文化関連サークルへのスペース貸し出しなども考えている。
 山丸理事長は「アイヌ文化を発信しながら、気軽に見に来たりできる場所にしたい。町内外のみんなの力を借りていろんな企画をやっていきたい」と張り切っている。
 イランカラプテ音楽祭が同コミュニティセンターで開かれた22日には、オハウ定食60食分を来場者に無料提供した。
 ※「イランカラプテ」の「プ」は小文字
http://www.hokkaido-nl.jp/article/12244

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Book Review AINU

2019-06-27 | アイヌ民族関連
IMA 2019/6/26

池田宏『AINU』ブックレビュー
対話としてのポートレイト
北海道に暮らすアイヌの人々を訪ね、約10年の歳月をかけて池田宏が写真に収めた写真集『AINU』。アイヌの民族や文化的な背景ばかりを思い浮かべると、そこに写されたさまざまな人たちの姿と、彼らの普段の暮らしに意表を突かつかれるかもしれない。それほど池田はそのコミュニティに溶け込み、ゆえにこれらの写真は彼らとの個人的な関係性から生まれている。コミュニティに入るための労力はもちろん、どのように撮るかという試行錯誤も含めて、長い月日をかけたこの写真集を、札幌国際芸術祭の統括ディレクターを務める天野太郎が紐解く。
レビュワー=天野太郎(横浜市民ギャラリーあざみ野 主席学芸員、札幌国際芸術祭2020 統括ディレクター)
池田宏の写真家としてのキャリアは2006年に始まる。それまで、学生時代から海外旅行をしながら写真撮影をしていたものの、未熟だった技術的なことも含めて職業としての写真家を本格的に目指すことになった。とはいえ、最初からこの写真集のテーマであるアイヌについて関心を示し撮影をしたわけではない。職業としての写真を始め、その後、独立して以降、それも徐々にこのテーマについて掘り下げることになった。漠然と「民族的なもの」に興味があった池田にとって、誤解を恐れずにいえば、 取っ掛かりは国内の中にある、それが繋がるテーマであれば何でも良かった。沖縄に目を向けたこともあったが、2008年以降、自分にとって未知の世界であるアイヌに方向性を定めたのも、比較的手付かずの分野でもあったからだ。一見安易にも聞こえる動機ではあったが、後述するが、そのことがむしろ池田にアイヌについての関わりを少なくとも現在まで継続させることになった。
高校の修学旅行で白老を訪問したことはあったのだが、人伝にアイヌといえば二風谷と聞いてまずこの地を訪れた。そこで最初にあった人物が、池田の「純粋なアイヌの人は居ますか?」という不用意な問いに、即座に「純粋な日本人は居ますか?」と返したことが事実上、これまで継続的にこのテーマ、多くはアイヌの人々の人物像を撮影してきた池田の動機付けとなった。
人にはそれぞれルーツと称する自己を規定する手段を持つが、同時にそのことを問い始めると、いまの自分が如何に混ざりもの=ハイブリッドな存在であるかを思い知ることにもなる。日本に住み、日本語を話し、日本の国籍を持つものを総じて日本人という事に似て、それは法的な裏付けであって、背後にはさまざまな異なる民族や文化の異なる価値観が存在している。池田の撮影はまさに、その一見一括りにされている存在の背後を個別に浮き彫りにする事だといえるだろう。来日が叶わない海外の人々が、未だに日本人は着物を着て生活をしているとか、子供がその両親に深々と敬いのお辞儀をする姿を想起することに似て、「アイヌ」という言葉から想起されるステレオタイプな視覚的イメージは根深く刻まれている。
池田が撮影するアイヌという民族的バックグランドを持ちつつ、さまざまな職業について生活を営んでいる人々のポートレイトがとりわけ印象深いのは、この民族に対するステレオタイプなイメージを超えた独立した人間像として昇華されているからだろう。実際のところ、池田の人物像の撮影は、それぞれの人物との対話をはじめとする人間関係の形成によって、初めて果たされることになる。それは、池田が決めたルールというよりは、その過程を踏むことによってでしか撮影が可能にならないからだ。アイヌの人々が、これまでのさまざまな言説を支える「証拠写真」として、夥しい数のイメージが無断で使用され続けて来たという重い事実が横たわっていることも理由のひとつだろう。しかも、それがようやく社会的な問題となり、アイヌの肖像権に関心が寄せられるようになったのはさほど昔のことではない。
池田のこのテーマでの撮影は継続的に行われている。それは撮影という行為に止まらず、向き合った人物との対話をポートレイト像と不可分なものとして構成しようとしている。オーラルのアーカイヴとして、オーラルの歴史として、これらのインタビューと写真が、それぞれが補完的と言うより自律した作品として立ち上がってくる。それらが不可分な関係であるのは、いまある彼ら彼女らの生活が長きに渡る抑圧と差別の歴史の上に立っていることを抜きに語れないからだ。
備考:アイヌ民族の肖像権に関する記載は、「アイヌ肖像権裁判・全記録」現代企画室編集部編を参照した。
タイトル
『AINU』
出版社
リトルモア
価格
2,900円+tax
出版年
2019年
仕様
ハードカバー/A4変型/128ページ
URL
http://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=1001
池田宏|Hiroshi Ikeda
1981年佐賀県小城市生まれ。写真家。大阪外国語大学を卒業後、2006年「studio FOBOS」入社。2009年に独立。アイヌ民族をテーマにした作品制作を行っており、現在も定期的に北海道に足を運ぶ。近年の個展として「SIRARIKA」(2018年、スタジオ35分・東京都中野区)などがある。2019年に写真集『AINU』を刊行し、スタジオ35分と本屋Titleにて個展を開催した。
https://imaonline.jp/articles/bookreview/20190626ainu/#page-2

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白老アイヌ協会、28日カフェ開設 「笑顔と会話絶えない店に」 伝統料理「オハウ」など提供 /北海道

2019-06-27 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2019年6月26日 地方版
 白老町の白老アイヌ協会(山丸和幸代表理事)は28日、町中央公民館(本町1)の1階に「かふぇ ピラサレ(アイヌ語で広がりの意味)」を開設する。アイヌ文化を発信し、コーヒーや軽食に加え伝統料理も提供しながら住民らが交流する拠点づくりを目指す。
 協会は今年4月、任意団体から一般社団法人になった。来年4月には、アイヌ文化振興の拠点「民族共生象徴空間(愛称・ウポポイ)」が開設される。「協会独自の事業で、…
この記事は有料記事です。
残り299文字(全文498文字)
https://mainichi.jp/articles/20190626/ddl/k01/040/162000c

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虎杖浜竹浦観光連合会が、アヨロ鼻灯台の周辺利用計画策定

2019-06-27 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2019/6/26配信

 白老町の虎杖浜竹浦観光連合会(福田茂穂会長)は、虎杖浜にあるアヨロ鼻灯台の周辺利用計画(2019~23年度)を策定した。16年度に廃止された灯台や周辺区域を観光拠点として整備、活用の方向性を示した計画。太平洋をバックに岬状大地に立つ灯台の美しい光景を眺める展望休憩スペース、散策路などを周辺一帯に整備し、虎杖浜の新たな観光スポットの創出を目指す。
 アヨロ鼻灯台の周辺は、一帯に森林と太平洋の光景が広がるエリア。赤白塗装の灯台と青い海、緑の森が美しい色のコントラストを描く。縄文期からアイヌ文化期にかけた遺跡も点在し、「カムイミンタラ」などアイヌ民族伝承の地もある。
 こうした地域資源を観光に生かすため、同連合会は18年度、町の補助金を得て整備利用計画作りを民間コンサルタントに委託。現地調査や活用方法をめぐるワークショップも開くなどして、取りまとめた。
 計画によると、背景に太平洋の水平線を望む灯台と周辺地を絶景スポットとして売り出し、結婚や写真撮影会の場に利用してもらうことも想定。夜には灯台をライトアップして美しさを引き出す。アイヌ伝承の地が残る歴史スポットとしてもアピールし、誘客につなげる。
 活用に向けた整備は、同連合会が主体となって今年度から5年間かけて実施。老朽化した灯台の改修、散策路や展望休憩スペースや駐車場、トイレ、インターネット接続用の公衆無線通信Wi-Fi(ワイファイ)環境などの整備、案内看板や転落防止柵の設置といったハード事業を計画に盛り込んだ。
 また、ガイドの養成や周遊プログラム作り、モニターツアーの実施、インターネット活用のPR活動などソフト事業も展開し、今年度は危険箇所にロープを張るなど転落防止対策を予定している。同連合会事務局によると、「一連の整備に掛かる総費用は5000万円程度」と見積もっている。
 7月2日には「アヨロ鼻灯台周辺保存会」(仮称)を設立し、整備、保存活用の推進組織として活動に乗り出す。白老町では来年4月に民族共生象徴空間(ウポポイ)が開業し、国内外からの観光客も増えると予想される中、同連合会は「灯台周辺整備によって、ウポポイに訪れる旅行者を虎杖浜に誘客したい」としている。
 アヨロ鼻灯台は漁業の安全操業のため1976年12月に設置。所管する海上保安庁の沿岸灯台廃止計画(2014年)の対象となり、16年10月に廃止された。その後、地域から灯台撤去を惜しむ声が上がり、観光資源としての活用を模索した同連合会は17年8月、町に対し保存を要望。これを受けて町は18年度予算で、灯台施設と底地の民有地200平方メートルを10万円で取得したほか、利用計画策定費などの補助金240万円を同連合会に支出した。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/16593/

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海産物炭火焼きに舌鼓 浜フェスでウポポイPR-白老

2019-06-26 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2019/6/25配信

海の幸を味わい、浜フェスを楽しむ来場者
 白老町虎杖浜の虎杖浜温泉ホテルとマルカン本間水産は合同で22、23両日、「虎杖浜ビアガーデン・浜フェス2019」を同ホテル駐車場で催した。来年4月オープンのアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」をアピールするイベントで、来場者は海産物の炭火焼きなどを味わった。
 白老町で国が整備中のウポポイ開業まであと10カ月に迫る中、民間主導の形で地元の機運を盛り上げたいと初めて企画。会場にウポポイをアピールするのぼりを立て、アイヌ民族の伝統衣装をイメージした法被姿のスタッフが来場者を出迎えた。
 会場の駐車場にはテーブル席を用意し、ツブ、ホタテ、ホッキなどの炭火焼きや海鮮丼、海鮮焼きそばなどを提供。初日は降雨のあいにくの空模様となったが、2日目の23日は好天に。各地から大勢の人が足を運び、祭り気分を楽しんだ。
 スタッフらはパンフレットとポケットティッシュを来場者に配布しウポポイをPR。苫小牧市から訪れた男性は「食べ物はおいしいし、いいイベントですね」と話し、海の幸を堪能していた。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/16586/

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