先住民族関連ニュース

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機運盛り上げるアイヌ古式舞踊 白老で音楽祭

2019-06-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/23 05:00

アイヌ民族の古式舞踊を披露する町内の小学、高校生と白老民族芸能保存会のメンバー
 【白老】アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の来年4月開業を盛り上げようと、「第3回イランカラプテ音楽祭inしらおい」(実行委主催)が22日、胆振管内白老町の中央公民館で開かれた。来場者らは、アイヌ民族の古式舞踊などのステージを楽しんだ。
 音楽祭は2017年の釧路市、18年の上川管内南富良野町に続き開催し、500席がほぼ満席で立ち見も出た。開会式では鈴木直道知事が「ウポポイの開業を北海道一丸となって盛り上げたい」とあいさつした。町内の小学、高校生と白老民族芸能保存会のメンバーが古式舞踊を披露。吹奏楽の演奏や、アイヌ文化への理解を深める応援ソング「イランカラプテ~君に逢(あ)えてよかった~」の合唱も行われた。
 アイヌ民族文化財団の能登千春さん(46)は「小学生の歌が元気で良かった。多くの人がアイヌ文化への理解を深めてくれたら」と話した。(斎藤佑樹)
※「イランカラプテ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/318078

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<ウポポイ 共生の森開設へ>アイヌ文様はんてんでPR 白老・虎杖浜で「浜フェス」

2019-06-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/23 05:00

スタッフがアイヌ文様入りのはんてんを着て、ウポポイをPRした浜フェス
 【白老】町虎杖浜の水産加工業マルカン本間水産と虎杖浜温泉ホテルで22日、「虎杖浜ビアガーデン 浜フェス2019」が開かれた。朝から雨が降り続くあいにくの空模様だったが、町内や近郊から多くの家族連れらが訪れ、海の幸の炭焼きなどを楽しんだ。
■カニやホッケ販売に行列
 本間水産と同ホテルが虎杖浜地区を盛り上げようと初めて開催した。会場では来年4月に開業する「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のPRのため、スタッフが赤や白のアイヌ文様が入ったはんてんを着用し、チラシやポケットティッシュを配布した。
 本間水産ではカニやエビが入ったみそ汁が無料で振る舞われたほか、カニやホッケなどの水産物が販売され、来場者らが列を作った。虎杖浜温泉ホテルでは、ツブやイカの炭火焼きなどが販売され、地元の味覚を味わう人でにぎわった。
 室蘭市から訪れた会社員の小山田馨さん(46)は「ウポポイが完成したら是非来てみたい」と話し、一緒に来た同市の高砂小4年の龍星君(9)は「エビのみそ汁が温かくておいしかった」と喜んでいた。
 浜フェスは7月13、14日に同会場で第2弾を開催する予定。(斎藤佑樹)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/318042

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<ウポポイ 共生の森開設へ>厚岸の丸木舟、展示の目玉に 江戸時代製か保存状態良好

2019-06-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/23 05:00

厚岸町海事記念館に展示されている丸木舟
 【厚岸】釧路管内厚岸町が、30年以上前に町内で出土したアイヌ民族の外洋向け丸木舟「板綴舟(いたつづりぶね)(イタオマチプ)」を、来春開館するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)の中核施設「国立アイヌ民族博物館」に、展示の目玉として貸し出すことが分かった。江戸時代のものとみられ、同博物館側から、保存状態がよく貴重な史料として貸し出し依頼があった。
 丸木舟は町教委が1987年にアッケシソウなどの調査中、厚岸湖の北東の岸で泥に埋まっているのを発見。発掘後は水で洗って自然乾燥させ、厚岸町海事記念館で展示している。全長566センチ、幅60センチ、高さ19センチ、底部の厚さ2センチのセンノキ製。舟べりに穴を開け、ひもを通して波よけの板を取り付けた板綴舟の主要部分とされる。
 展示物を集めている国立アイヌ民族博物館設立準備室(札幌)から、3月に貸し出しの依頼があった。町側は「よりよく保存され、多くの人の目を引いて全国に厚岸をPRできる」(海事記念館の熊崎農夫博専門員)と歓迎し、最終調整している。
 同準備室の佐々木史郎主幹は、波よけの板をつづるひもを通した穴が規則正しく舟べりに残っている点に大きな価値があると指摘。「300~400年前の舟と考えられ、道東アイヌ民族の一大中心地の厚岸で、外洋船として漁をしたり、千島方面まで交易に使った可能性もあり、貴重な史料。『交流』をテーマにしたコーナーの目玉にしたい」と高く評価している。(村岡健一)
※「イタオマチプ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/318077

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先住民族がナイキの「スニーカー」に出会ったら?その反応にシビれる

2019-06-24 | 先住民族関連
エキサイトニュース 2019年6月22日 01:30
アフリカの先住民ピグミー族の女性が初めてスニーカーを履くことに。その反応が、プライスレス。(フロントロウ編集部)
 世界中を旅するフォトグラファーのローラ・グリーアは、ある日アフリカのウガンダを散策。車で街を回っていたというローラは、道を歩く裸足の女性を見かけたそう。
 平均身長が150cm未満と言われ、世界最小民族と言われるピグミー族であるその女性は、人生で1度も靴を履いたことがなかったという。そこでローラは、持っていたナイキのスニーカーをプレゼントすることに。
 ドライバーの男性が、女性にスニーカーを履かせ、紐を結んであげると…?
 靴を履いている最中から笑顔がこぼれる女性を見て、周りにいた人達からも思わず拍手が。そして女性はスニーカーが履けると、アフリカンなダンスで抑えきれない喜びを表現した。
 満面の笑みで踊る女性を見て、思わず泣いてしまったというローラは、「この思い出は一生忘れないと思う」と、自身のインスタグラムで語った。(フロントロウ編集部)
https://www.excite.co.jp/news/article/Frontrow_9c047a3985d8600b566a37badee6488060fa3492/

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第24回ブラジル環境法会議=環境守る先進的な取り組み=緑の地球を守る法律家協会=ブラジル岡田茂吉財団施設で

2019-06-24 | 先住民族関連
ニッケイ新聞 2019年6月22日
サンパウロの連邦検察庁本部で開催された第24回ブラジル環境法会議の開幕セレモニーの様子
 気候変動、環境紛争――こうした問題に対する法的回答について議論するべく、「第24回ブラジル環境法会議」は、サンパウロ市にあるブラジル岡田茂吉財団の施設にて500名を超える専門家たちを集めて開かれた。教育者や研究者、弁護士や裁判官、学生や環境法に関心のある各分野の専門家らが5月25日から29日の5日間、ディベートなど様々な催しに参加した。
 当会議は自然環境、生物多様性や先住民族の権利を守る他、環境法の制定・改善・強化に取り組む「緑の地球を守る法律家協会」が、24年前にブラジル岡田茂吉財団と共同で立ち上げたイベントだ。
 同日、このイベントと並行して「第14回ポルトガル語・スペイン語圏環境法会議」並びに「第14回環境法学士・修士課程学生会議」も開かれた。
 新しい世代の学生や法律家にも環境の分野に携わってもらいたいと、「緑の地球を守る法律家協会」は今年第8回目となるジョゼボニファシオ・デアンドラダ・エシルヴァ賞を開催。環境法分野の7つの部門で新たな学術論文が表彰された。
実践する
 第24回会議のオープニングには連邦検察庁のラケル・ドッジ長官も出席し、自然環境保護を保証するために連邦検察庁で実践されているイニシアティブの重要性を訴えた。
 サンパウロの連邦検察庁本部で5月26日夜、セレモニーが行われ、サンパウロ州検事長のジンパオロ・スマニオ氏や連邦高等裁判所のハーマン・ベンジャミン氏も出席した。
 本年、当会議は環境法に貢献のあった3名の女性(検察庁長官ラケル・ドッジ氏を初め、副長官サンドラ・クレアウ氏、第4連邦地方裁判所判事マルガ・テスラー氏)を表彰しました。
左からラケル・ドッジ長官、一人飛んでマルガ・テスラー、サンドラ・クレアウの3氏。「緑の地球を守る法律家協会」代表アナ・ヌスデオ氏より盾が授与された(Crédito: Divulgação MPF/SP)
水権利
 ラケル・ドッジ氏指揮のもと、連邦検察庁は公共財としての水へのアクセスを人権に属する権利として認めるようになった。
 そのスピーチで、ドッジ氏は環境保全活動を広げるために、これまで実践もしくは協力してきた3つの活動分野(①不法な森林破壊や水源破壊といった犯罪行為の阻止、②「アマゾン保護」や「未来のための水」といったプロジェクトの推進、そして③連邦検察庁による世界的環境保全機関の設立について述べた。
 ③の機関は2017年ドッジ氏により提案され、翌2018年3月、ブラジリアで催された世界水フォーラムで設立された。連邦検察庁によると、すでに世界16ヵ国がそれに加盟しているという。
 ドッジ氏は同フォーラムの中で「自然には国境がなく、一ヵ国で起こることが地球規模で影響を及ぼすことになるという考えに基づいている」と同機関設立の動機を述べている。
 副長官のサンドラ・クレアウ氏は、受けた賞を2018年にガンで亡くした娘と伝統的な地域社会や原住民の女性たちに捧げると述べた後、環境保全の進展に気を緩めず力を注ぎ続けていくことの重要性を訴え、「彼女たちは私たちに未来、そして人類生存への希望を取り戻させてくれました」と述べた。
 連邦検察庁で行われたこのイベントでは、環境法が取り扱う分野に関する優秀な学術論文を発表した学士課程から修士・博士課程に学ぶ学生たちも表彰されている。
一人ひとりが何をするべきか
 環境資源というとき、すぐ法律や政治家がするべきことを考えがちだが、自分たちにもできることはあるだろか。
 ウミガメやイルカ、クジラやタツノオトシゴといった様々な生物が命を落とす原因となっているプラスチックごみ(海洋廃棄物のおよそ80%と言われている)と環境問題も、今回の会議で議論されたテーマの一つだった。
 こうした状況は陸上でも変わらない。野外におけるプラスチックごみの焼却もまた大気汚染の主要な原因となっている。研究論文「プラスチックごみの有毒汚染物質―報告」によると、市街の固形廃棄物のおよそ12%は何らかのプラスチック製品であり、全世界の廃棄物の40%は焼却されているそうだ。
 国連の環境機構によると、全世界で年間およそ3億トンのプラスチックごみが発生しているという。また2018年の暮れまでには、プラスチックごみの内わずか9%がリサイクルされ、14%がリサイクルごみとして回収されたとも報告されている。
 従って、消費者が自分自身を含む多くの人々の命、果ては地球に影響を及ぼす選択をするという力を持っているのだと自覚することが大切となる。
 2010年制定の第12305法により確立され、当会議でも言及された「静脈物流」システム(使用済み製品などの産業廃棄物を輸送する物流のこと。生産物を消費者に届けるのを「動脈物流」と読んだ場合の対立概念)もまた、国の固形廃棄物政策にとって重要なポイントの一つだ。
 それは、私たちが利用する製品のライフサイクルに責任を持つのは、工場や商店だけでなく、消費者や公権力であることを意味している。
 この法律には、不適切に処分すると環境に更なる悪影響を及ぼし、かつ市民の健康を脅かす6種の製品(電池、タイヤ、電球、電子製品、農薬、潤滑油)の静脈物流が定められている。なお医薬品や包装材といったその他のカテゴリの静脈物流への導入については今後、環境省と関係企業との間で話し合いが行われる。
自分の役割を果たす
 日常生活で、一人が一日に一度使い捨てのプラスチックコップの代わりにマグカップなど何度も使用できる容器を使えば、週に5つの使い捨てコップの消費を避けることができる。
 ブラジルでは、勤労者の3分の1がこうした使い捨てコップを提供する場所で働いている。そのため、仮に全員が使い捨てコップの使用をやめれば、平日の僅か5日間で17億個以上(重ねると5千メートル以上、アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロの標高に匹敵します)の使い捨てコップを捨てなくてすむようになる。
 同機関によって提示されているもう一つの比較も注目を浴びている。もし各家庭が1日に1枚のプラスチック袋を一年間毎日消費すれば、人類全体で年間190億枚を消費することになる。その量を一列に並べると、地球と月を16往復する距離に相当するという。
 従って、プラスチック袋を段ボール箱やキャリーバッグ、もしくは再生原料で作った袋などで代用することが大切となる。
全ての人に基礎衛生を
 基礎衛生の問題は、ブラジル岡田茂吉財団並びに「緑の地球を守る法律家協会」による環境法会議で議論された重要なテーマの一つだった。
 衛生に関する国家情報システムの最新情報(2016年)によると、長年をかけて基礎衛生の整備は改善されつつあるものの、ブラジルでは今なお3500万人以上が上水の供給網にアクセスできないと、Trata Brasil協会は報告している。
 Trata Brasil協会のデータによると、水の損失も問題の深刻化の一因となっている。水漏れや水道メーターの検針ミス、もしくは盗水が水の損失の38%(平均)を占めており、国の南東部や北東部などの地方に継続的な水の配給問題を引き起こしているという。
 ブラジル岡田茂吉財団自然環境及び社会環境サステナビリティ部代表の、弁護士フェルナンド・アウグスト・デ・ソウザは「基礎衛生分野への投資には大きな工事が求められますが、基礎衛生政策には国、州並びに市町村間に統一されたビジョンが必要です。都市圏の場合の衛生政策はより広い行政区域で取り組まれなければならないからです」と述べている。
 イベントで表彰された学生についてはこちらからhttp://www.planetaverde.org/noticia/instituto/3072/vencedores-do-viii-premio-jose-bonifacio-de-andrada-e-silva(※出典: 緑の地球を守る法律家協会)
https://www.nikkeyshimbun.jp/2019/190620-81especial.html

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