テレ朝 [2025/06/06 14:01]

連続テレビ小説「青春家族」(NHK)で、いしだあゆみさんとW主演をつとめ、映画「おこげ」(中島丈博監督)、映画「うなぎ」(今村昌平監督)などに出演して注目を集めた清水美砂さん。1998年、アメリカ人の男性と結婚し、翌年アメリカに移住。仕事の際は帰国して撮影というスタンスだったが、2022年に帰国。映画「カムイのうた」(菅原浩志監督)、映画「海の沈黙」(若松節朗監督)、ドラマ「3000万」(NHK)など話題作に出演。映画「囁きの河」(大木一史監督)が6月27日(金)に熊本で先行公開、7月11日(金)から全国順次公開される。(この記事は全3回の後編。前編と中編は記事下のリンクからご覧になれます)
■特殊詐欺犯罪組織のボス役に「何で私を選んだんですか?」
2024年、映画「カムイの歌」に出演。この作品は、アイヌ民族が口頭伝承してきた叙事詩ユーカラを日本語訳し、19歳という若さで亡くなった実在の人物・知里幸恵さんの人生を描いたもの。
アイヌというだけで理不尽ないじめや差別を受けていた主人公に「ユーカラ」の日本語訳を依頼するアイヌ語研究の第一人者である教授(加藤雅也)の妻・静役を演じた。
「私は昔から『何でアイヌの映画ができないんだろう?』って思っていたんですね。どこか私の中でアイヌのことが気になっていて。ある意味先住民族なわけじゃないですか。こういう題材があるのにどうして映画にしないんだろうと思って色々と調べてみたら、結局迫害をされていたということがわかって。
でも、その前のアイヌの時代のストーリーでもいいじゃないですか。何かそういうことが頭の中にあったので、お話をいただいたときに、『是非やらせてください!』って言いました。
それで、アイヌの人の役でアイヌ語を話すのかなと思っていたら、教授の奥さん役で、東京で暮らしているという役どころでしたけど、関われることができてうれしかったです」
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https://news.tv-asahi.co.jp/news_geinou/articles/900026677.html