先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

「ゴールデンカムイ」に登場の観光地をVR体験 11日に 民族象徴空間カウントダウンイベント

2018-12-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/10 05:00
 白老町で建設中のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の開設500日前カウントダウンイベントが、11日午前10時から室蘭市内のむろらん広域センタービル(海岸町1)で開かれる。
 アイヌ民族の少女が活躍する人気漫画「ゴールデンカムイ」に登場する、網走や夕張など道内16カ所の観光地を仮想現実(VR)体験できるコーナーを設ける。同漫画に登場するキャラクターのパネルを展示する。
 同日午後6時15分から、象徴空間の愛称とロゴマーク入りのカウントダウンボードの除幕式を開く。胆振地区連合アイヌ協会がムックリ演奏を披露する。
 胆振総合振興局環境生活課の担当者は「幅広くPRしたいのでぜひ多くの人に来てもらえれば」と話している。同施設は20年4月24日に開業する。詳細は同課(電)0143・24・9574へ。(田島工幸)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/256184

屋根ふき替え力合わせ 阿寒湖「ポンチセ」住民ら2カ月で

2018-12-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/10 05:00
 【阿寒湖温泉】阿寒湖アイヌコタン(釧路市阿寒町)で、アイヌ民族の伝統家屋を複製したアイヌ生活記念館「ポンチセ(小さい家)」のかやぶき屋根のふき替えが完了した。コタンの住民らが10月から取り組み、ヨシの束約6千本を、自分たちの手で積み上げた。ほぼ2カ月がかりの作業を振り返る。
■ヨシの束6千本
 ポンチセは、阿寒アイヌ工芸協同組合が1991年に建設した。骨組みはヤチダモなどの丸太。壁と屋根は長さ2メートルを超すヨシを使ったかやぶきだ。アイヌ民族の生活雑貨を並べた資料館として観光客らに親しまれてきたが、近年、屋根の損傷が著しく、10月半ばに27年ぶりのふき替え作業が始まった。アイヌ民族の伝統に倣い、ポンチセの屋根のふき替えはコタンの住民たちで進めた。男性有志が高さ2メートル余りの足場に登り、屋根に積み上げるヨシの束6千本を束ねる作業には女性たちも奮闘した。
■次世代に技伝授
 「よし、順調だ」。10月下旬、日高管内平取町の造園業尾崎剛さん(64)=左=がうなずくと、現場が活気づいた。尾崎さんは道内各地で伝統家屋復元を手掛ける職人で、ポンチセ改修も指揮。コタン住民と一緒に足場に登り、屋根にヨシの束を7~10段に隙間なく積み上げ、くぎや針金などの金属を使わずに、ひもで固く留めるコツを伝授した。コタンでアイヌ料理店を営む合間に作業に励んだ郷右近好古(ごううこんよしふる)さん(44)は「次にふき替える時は、自分たちが次世代に技を伝える番。しっかり学んでおかなければ」と力強く語った。
■10日から公開
 お色直しが終了したポンチセ。11月26日に完成を祝う祈りの儀式が行われた。建設時の作業にも参加した阿寒口琴の会の床明さん(74)は「1人ではできない仕事を、仲間と成し遂げる楽しさと喜びも、先人は伝承してくれた」と笑う。床さんによると、1960年代まではコタン周辺に先人が建てたかやぶきの家が残っていたという。新しい屋根のポンチセは10日から一般公開する。午前10時~午後9時。入場無料。問い合わせは阿寒湖アイヌシアターイコロ(電)0154・67・2727へ(佐竹直子、写真・加藤哲朗)
◆アイヌシアターイコロのロは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/256182

木彫り大作、作業大詰め 3月に札幌で展示のシマフクロウ 平取の貝沢さん

2018-12-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/10 05:00
 【平取】町二風谷の工芸作家貝沢徹さん(60)がアイヌ民族の守り神であるシマフクロウの木彫りの大作に取り組んでいる。札幌市が2019年3月、市営地下鉄南北線さっぽろ駅構内の歩行空間に展示するオブジェだ。貝沢さんは「多くの人に親しまれる作品に仕上げたい」と日々、木づちでのみを打っている。
 白老町の民族共生象徴空間の20年開業をアピールする「アイヌ文化を発信する空間」に設けられ、同空間では最大のオブジェとなる。貝沢さんは英国の大英博物館に作品を出品するなど高い技術に定評があり、札幌市から今春に制作を依頼された。
 作品はアイヌ民族の守り神シマフクロウが空に飛び立つ姿で、高さは2メートル40センチ、左右の翼を胴体に合わせると、両翼は4メートル超となる。原木は平取を流れる沙流川にあった埋もれ木で「いつか大作を制作するために保管していた」という。
 貝沢さんにとってこれほど大きな作品は初めて。胆振東部地震で工房内の作品も倒壊する被害を受けたが、原木を立てずに作業をしていたため、シマフクロウ像の倒壊は免れた。「立てていたら倒れて割れ、やり直しだった」と話し、守り神に救われたことに感謝している。
 多くの作品の依頼を抱えて多忙な日程の作業が続く中、「顔の表情で作品の印象はがらりと変わる」として慎重に彫り進めている。来年2月までに完成させる予定だ。
 貝沢さんは「1本の木なので失敗が許されず緊張するが、徐々に姿を現すフクロウを見るのは楽しみ。多くの人に作品に触れてもらい、木のぬくもりを感じてほしい」と話している。(升田一憲)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/255370

ヒグマとどう付き合う 「近づかせない工夫を」 札幌でフォーラム

2018-12-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/09 05:00
 札幌の市街地でも頻繁に現れるようになったヒグマと人がどう付き合うかを考えるフォーラム「都市のクマとヒト」が8日、札幌市北区のエルプラザで開かれ、約200人が参加した。札幌のNPO法人北海道市民環境ネットワークが主催し、活発に意見交換した。
 酪農学園大の佐藤喜和教授(47)は、札幌の市街地周辺は親子や若グマなど弱い個体の生息域で、少なくとも約30頭を確認したと説明。「駆除で減っていたが、今は身近な存在。たまたま今年出没が多かったのではない」と指摘。クマの暮らす世界最大の都市が札幌であり「市街に近づかせないよう草を刈って通り道を遮り、ごみを厳しく管理するなどし、あつれきを防げるのでは」と話した。
 のぼりべつクマ牧場(登別市)で長年飼育に携わった前田菜穂子さん(70)はアイヌ民族の教えを紹介。「良いクマは保護し、街に何度も現れ人や畑を襲う悪いクマは駆除する、という判断を行政が取り入れるべきだ」と訴えた。
 パネル討論も行われ「敷地に入ったクマを追い払う技術はない」「出没した施設を閉めるのは簡単だが、再開が難しい」などの悩みが出された。(内山岳志)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/256115

四島の遺産、歴史から考察 根室でシンポ 調査の学芸員ら報告

2018-12-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 12/09 05:00
 【根室】「北方四島の過去と現在・未来に何を伝えるか―歴史・文化遺産を伝える―」と題するシンポジウム(北海道博物館、根室市教委主催)が8日、市内穂香の道立北方四島交流センターで開かれた。専門家の報告などを通じ、出席した約80人が四島の文化遺産と保存継承策を考えた。
 学芸員ら専門家5人が発表。北海道博物館の鈴木琢也学芸主査は、2006~18年の調査で国後島82カ所、色丹島22カ所、択捉島16カ所の遺跡を発見し、「北方四島の先史文化は北海道の旧石器文化からアイヌ文化と同様、(北海道と)同一の文化圏だったことが分かってきた」と報告した。
 根室振興局副局長として北方領土遺産の保存・継承事業を指揮した谷内紀夫さんは四島に残る戦前の日本建築や石碑の現状について解説。今年夏に択捉島を訪れたビザなし交流の訪問団員が島のロシア人と一緒に日本人墓地の墓石の修復を行った例を挙げ、「ビザなし交流での人道的な取り組みという位置づけで(文化遺産の保存活動を)行うと、日ロ間での主権や法の問題が出ない」と話した。
 同博物館の右代啓視学芸主幹は、択捉島在住のロシア人が16年に同島中部のフルベツで江戸時代後期の松前藩士のものとみられる墓を発見したことを紹介した。(今井裕紀)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/256110

さまざまな文化から大切さ考える 「人権メッセージ展」

2018-12-10 | アイヌ民族関連
カナコロ 12/9(日) 6:34配信
 人権の大切さを考える催し「人権メッセージ展」が8日、横浜市西区のクイーンズスクエア横浜で始まった。9日まで。
 ダウン症の男女がありのままの自分を知ってもらおうとダンスを披露。自閉症の男性が演奏するキーボードに合わせ、中高生や看護師が楽曲を熱唱した。
 会場では神奈川大学の学生が性的少数者(LGBTなど)について知ってもらおうと自作のポスターを展示。横浜高校野球部前監督の渡辺元智さんら各界で活躍する著名人20人が寄稿した人権メッセージがパネルで展示されている。
 9日にはアイヌ古式舞踊伝承団体や日本補助犬協会によるプログラムが行われる。「人権週間」(12月4~10日)に合わせて毎年開かれ23回目。県や県内各市町村などで組織する県人権啓発推進会議が主催している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00031772-kana-l14

11日に民族共生象徴空間開設500日前カウントダウンイベント-白老

2018-12-09 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2018/12/8配信

来場を呼び掛けるポスター
 白老町は11日午後6時から白老コミュニティセンターで民族共生象徴空間開設500日前カウントダウンイベントを開催する。象徴空間の愛称やロゴマークが発表されるほか、白老観光大使の歌手によるライブ、アイヌ民族文化財団による古式舞踊の披露などを通してオープンまで500日となる節目を盛り上げる。
 2020年4月24日に白老町に開設する象徴空間は、アイヌ文化復興のナショナルセンターとして国が整備。東京以北では初の国立アイヌ民族博物館を中核に、アイヌ文化を体験できる施設や公園などの整備が進んでいる。
 開設500日前の節目となる11日は、開会前の午後5時半から白老アイヌ協会の協力でアイヌ伝統料理オハウを限定200食提供する。同5時45分から白老町観光大使のミトカツユキさんのスペシャルライブが行われる。
 同6時にはオープニングセレモニーとしてアイヌ民族文化財団によるアイヌ古式舞踊などが披露され、続いて、象徴空間の愛称とロゴマークが発表される。同じく観光大使のKiKiさんによるスペシャルライブ、カウントダウンボードの除幕式を行い、町民と共に開設に向けた機運を高める。
 町は「ぜひ多くの人に足を運んでもらえたら」とPRしている。入場無料。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/15251/

「ゴールデンカムイ」22話。網走に到着した杉元は監獄内へ侵入を

2018-12-09 | アイヌ民族関連
おたスケ2018年12月08日 14:51

12月10日より放送開始されるTVアニメ「ゴールデンカムイ」第22話「新月の夜に」のあらすじと場面が公開された。
網走監獄が近づくにつれ、のっぺら坊が本当に父かもしれないことに不安を募らせるアシ?パ。そんな彼女を勇気づけたのは、小樽から苦楽を共にしてきた杉元の存在だった。ついに網走へと到着した杉元たちは、白石の発案でトンネルを掘って監獄内への侵入を目指す。アイヌの漁師を装って作業を進めること数日、トンネルは土方が指定した地点まで到達。だが、杉元たちが出口から顔を出すと、そこには看守部長の門倉の姿が……。
http://www.ota-suke.jp/news/232837

北海道斜里高等学校が全国のファイナリスト8組に選出

2018-12-09 | アイヌ民族関連
~ 「地方創生☆政策アイデアコンテスト2018」全国最終審査会 ~
経済産業省北海道経済産業局平成30年12月7日
 北海道斜里高等学校は北海道で唯一、内閣府地方創生推進室主催「地方創生☆政策アイデアコンテスト2018」(応募総数832件)のファイナリストに選出され、最終審査会に出場します。
 今回選出された同高校の政策アイデアは、今年6月に北海道経済産業局が行った「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」の同高校での出前授業をきっかけに提案されたものです。
地方創生☆政策アイデアコンテスト2018の概要
 コンテストは、「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」を活用して地域の課題を分析し、地域を元気にする政策アイデアを広く一般から募集するものです。
 最終審査会では、全国7地域での地方予選及び全国1次書類審査を経て選出された8組によるプレゼンテーション審査を行い、各部門からそれぞれ地方創生担当大臣賞と優秀賞を決定し、表彰します。
応募総数:832件(高校生・中学生以下の部228件、大学生以上一般の部604件)
地方予選通過:42組(全国7地域×各部門3組選出)
全国一次書類審査通過:8組(各部門4組選出)
最終審査会及び表彰式
【日時】
平成30年12月15日(土)14:00~17:15(予定)
【場所】
中央合同庁舎第8号館講堂(東京都千代田区永田町1丁目6-1)
【主催】
内閣府地方創生推進室
 詳細は以下をご覧ください。
地域経済分析システム(RESAS(リーサス))(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部のウェブサイト)
「地方創生☆政策アイデアコンテスト2018」最終審査進出者の公表について(PDF形式)
北海道斜里高等学校の政策アイデア概要
テーマ:シリエトク!~ウパシから得る感交~(分析自治体:斜里町)
<概要>
知床を訪れる観光客は、世界自然遺産に登録された2005年をピークに年々減少し、なかでも冬期間の落ち込みが著しい。
一方で、近年増加している外国人観光客は9割をアジアからの来訪者が占め、欧米からの来訪者が少ない(7%程度)ことに着目し、冬の観光を盛り上げ、欧米からの観光客を地域に呼び込めないか検討。
知床で行ったフィールドワークによると、欧米からの観光客はゆったり時間をかけた観光を好み、トレッキングや文化体験を希望する人が多い。
そこで地域の調査・分析を行って、知床に暮らす斜里高生が自らの経験と感性を活かし、欧米のニーズや 地域の魅力が存分に盛り込まれた冬の3日間滞在ツアーを作成。
[ツアー内容]日本の食文化体験、アイヌ文化体験、冬の厳寒体験
テーマにある「シリエトク」は知床、「ウパシ」は雪を意味するアイヌ語で、ツアー参加者がアイヌ文化や冬を通して雄大な知床の自然を体感し、心の充実感を得られるよう願いが込められた提案。
http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/20181207/

在豪大使館の公邸料理人に 岐阜の高見さん

2018-12-09 | 先住民族関連
中日新聞 2018年12月7日

来年1月の着任に向け準備に余念がない高見さん(左)と妻愛子さん=岐阜市島栄町のこう●(き)で
 岐阜市島栄町の日本料理店「teizen(ていぜん) こう●(き)」の店主、高見直樹さん(45)が来年一月、在オーストラリア日本大使館の公邸料理人となる。「味の外交官」とも呼ばれる重要な役目に「日本の食の素晴らしさを伝えながら、外交を裏からサポートできるよう頑張りたい」と気を引き締める。
 高見さんは長崎市出身。料理人の父の背中を見て育ち「自分も手に職を付けたい」と、中学卒業後、料理の道へ。大阪の老舗割烹(かっぽう)料理店「●川(きがわ)」で二十年間修業し、さらに「一頭丸ごと肉をさばける技術」を会得しようと四年間、大阪の精肉店で肉割烹を学んだ。
 二〇一三年、妻の愛子さん(45)の故郷で「土が肥えて良い野菜が取れ、川魚やジビエも豊かな食材の宝庫」と思っていた岐阜市に、完全予約制の今の店を開いた。
 国内外を問わず、出張依頼を受け付ける。出張先で見つけた食材や調理法を取り入れることも多い。カンボジアでは、畑で摘んだコショウをつくだ煮にしてすしにのせてみたり、バナナの花を刻んで薬味にしたりした。現地の人たちは、あまり食べないというジネンジョは、だしで炊いて魚と合わせた。
 一年半前、知人から公邸料理人の存在を教えられた。「必ず良い経験になる。やってみたい」と手を挙げた。一月からオーストラリア・キャンベラの日本大使館へ高橋礼一郎大使が赴任するのに伴い、三年間の任期で公邸料理人を務めることが決まった。
 大使館では、週二、三回あるという現地要人を招いたパーティーで料理を振る舞うことになる。「いつか皆さんが来日された際に同じように食べていただけるように、奇をてらわない正統的な日本料理を心がけたい」と言う。日本の四季や文化を伝えるために、紅葉や折り紙なども添える工夫も考えている。
 大使夫妻の料理人も務めるため多忙な日々になる。「休日は妻と市場で食材を探したい。カンガルーやダチョウ、ワニなどの食材、先住民族アボリジニの料理にも挑戦したい」。任期を終えて岐阜に戻る三年後、さらに深みの増した料理の腕を披露するつもりだ。
 (小倉貞俊)
※●は七の下に七七
 <公邸料理人> 外務省によると、世界220カ所ある在外公館(大使館、総領事館など)の約半数の施設に、計200人ほどが勤務。在外公館長の専任の料理人として雇用・帯同され、公的な会食業務に従事する。在外公館は現地政府との交渉や情報収集、人脈形成などの外交活動の拠点で、現地の政財官界の有力者や各国外交団を招待しての会食の機会は、最も有効な外交手段の一つとされる。
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20181207/CK2018120702000017.html

伝統漁法を千歳川で マレク使いサケ採捕-千歳アイヌ協会

2018-12-08 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2018/12/7配信

伝統漁具のマレクを使ったサケ捕獲=2016年9月4日のアシリチェプノミ、長沼用水取水口
 千歳アイヌ協会(中村吉雄会長)は15日から千歳川上流域で伝統漁具マレク(自在もり)を使ったサケ漁を複数回行う。若い世代への漁法継承を目的とし、来年1月31日までの期間を設け、すでに道の特別採捕許可を受けた。道内河川では、儀式以外に民族的な冬季のサケ漁に許可が出るケースは珍しい。大切な主食の一つで、生活するための糧となったサケを得てきた漁の復活は大きな弾みになる―と関係者は期待している。
 アイヌ民族はサケを「カムイチェプ(神の魚)」と呼んで、食料とする以外にも皮も靴などに加工するなどしてきたが、明治政府がサケ漁を禁止して以降、自由な捕獲ができない状況が続いてきた。
 今回は道が、千歳アイヌ協会を実施主体とする形で道アイヌ協会に許可した。市内水明郷の王子製紙第4発電所ダムから下流700メートル地点までの区間で、50匹を上限にマレクで捕獲できるとする内容だ。サケのふ化増殖事業やインディアン水車での漁業に配慮し、影響のない時期に漁を行う。
 道内の内水面では道内水面漁業調整規則により、研究、ふ化増殖などの場合を除きサケの捕獲は禁止されている。道漁業管理課によると、今回は同規則52条が定める伝統的な儀式や漁法の伝承と保存、知識の普及活動に該当するとして許可した。アイヌ民族に対する特別採捕許可は、帯広市や網走市などでも例がある。
 千歳アイヌ協会は毎年9月に、遡上(そじょう)してきた新しいサケを迎える儀式「アシリチェプノミ」を長沼用水取水口(千歳市蘭越47)近くで行い、丸木舟からマレクを使いサケを捕獲している。この時も、儀式に際して1日だけの特別採捕許可を受けてきた。今回のような1カ月半にわたる長期の許可は初めてのケースとなった。
 伝統のサケ漁ができることが、文化を受け継ぐ活動の後押しになることが期待される。同協会の中村会長は「画期的なこと。儀式とは別に採捕が許可されるのはありがたい」と話し「伝統を継承する上でも大きな一歩だ」と喜ぶ。
 漁では同協会の中高生会員に漁法を伝える。若手会員としてアイヌ文化の継承に積極的に取り組む市内の佐々木翔太さん(24)も「サケはアイヌにとって大切なもの。漁法を復興するチャンスで、自分自身も成長できる」と、道具のもりを手にする日を心待ちにする。
 最初のサケ漁は、今月下旬を予定。来年1月にも数回行うという。漁と捕れたサケの解体は伝統的な作法に基づいて行う。身は乾燥させて、儀式で活用する。
https://www.tomamin.co.jp/news/area1/15244/

ゴールデンカムイ、大英博物館の公式Twitterを飾る。

2018-12-08 | アイヌ民族関連
HUFFPOST 2018年12月07日 12時29分 JST | 更新 17時間前 安藤健二

2019年5月から世界最大規模の『漫画展』を開催へ
日本の人気漫画『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌの少女「アシリパ」が、ロンドンの大英博物館の公式Twitterのトップ画像を飾った。
日本の漫画の歴史を原画とともに紹介する「漫画展」のPRの一環だ。2019年5月23日から8月26日まで開催される。共同通信によると、日本国外での漫画展としては世界最大規模になるという。
『ゴールデンカムイ』は野田サトルさんの代表作で、2014年から集英社の週刊ヤングジャンプで連載している。明治時代後期の北海道を舞台に、アイヌが秘蔵していた金塊をめぐるバトル漫画だ。2018年にはTVアニメ化された。
大英博物館のTwitterでは、他にも『キャプテン翼』『ポーの一族』『ONE PIECE』『宗像教授シリーズ』などの作品を紹介している。
※正確には「アシリパ」の「リ」は小さい字
https://www.huffingtonpost.jp/2018/12/06/golden-british-kamuy_a_23611211/

「ゴールデンカムイのなかの北海道」展 恵庭市立図書館本館で21日まで

2018-12-08 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2018/12/7配信
 恵庭市立図書館本館1階展示コーナーで1日から21日まで「ゴールデンカムイのなかの北海道」展が開かれている。北海道を舞台にした人気漫画「ゴールデンカムイ」に登場する実在の歴史上の人物や、アイヌ文化などに関する書籍や史料を集めた。
 同館は今年度から館内にヤングアダルトコーナーを新設し、中高生の利用促進に力を入れている。今回の展示は、若い世代に人気の漫画と関連付けることで、劇中で紹介されている歴史や文化にも興味を深めてもらい、読書の推進につなげようと初めて企画した。
 展示には、土方歳三や永倉新八など劇中に登場する実在の人物の伝記や、モデルとなった事件に関する記録などのほか、北海道が舞台の物語の中で大きな役割を果たしているアイヌ文化関連の史料も並ぶ。
 北海道開拓とアイヌの歴史の関係や、アイヌの伝統的な生活道具、狩猟、食文化などに関する書籍のほか、市郷土資料館から実物の祭具や装身具なども借り展示している。
https://www.tomamin.co.jp/news/area1/15243/

<金口木舌>二風谷判決と沖縄

2018-12-08 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2018.12.7 6:00
 「わが国の統治が及ぶ前から北海道に住み、独自の文化を保っており、先住民族に該当する」。1997年3月、札幌地裁で言い渡された判決に原告のアイヌ民族の人々は驚き、涙を流した
▼司法の場で初めてアイヌを先住民族と認めた、二風谷(にぶたに)ダム建設を巡る訴訟の判決だ。ダムに水没した地域を含め、平取町(びらとりちょう)二風谷の沙流川(さるがわ)沿いはアイヌの伝統的な舟下ろし行事「チプサンケ」が伝わる聖地だった
▼町出身でアイヌ民族として初めて国会(参院)議員も務めた萱野茂さん(故人)らが、土地の明け渡しを拒否して法廷で闘った。判決はダムが完成していたことから建設差し止め請求を棄却したが、土地収用の違法性を指摘した
▼判決の根拠の一つに、民族的マイノリティーの権利保護を定めた国際自由権規約27条があった。政府が2008年にアイヌ民族を先住民族と認める前の画期的な判断だ。判例は4日に京都地裁に提起された琉球遺骨返還請求訴訟でも訴状に引用された
▼旧帝国大学の人類学者が持ち去った遺骨を取り戻す運動もアイヌ民族が先行し、一部で返還を勝ち取っている。近代以降の同化政策など、アイヌと沖縄に共通する点は多い
▼しかし政府は沖縄の人々の権利保護を求めた国連自由権規約委員会の勧告を無視している。米軍基地問題を含め、政府は沖縄に対する政策を見直す時期に来ている。
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-845214.html

世界に100以上!? 現代文明との接触を拒絶し続ける“未接触部族”とは

2018-12-08 | 先住民族関連
TOKYO FM 12/7(金) 19:20配信
中西哲生がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。12月6日(木)放送の「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、ジャーナリストの仲野博文さんに、インドの先住民族による殺害事件について話を伺いました。
“最後の秘境”と言われているインドの離島・北センチネル島に上陸しようとしたキリスト教徒のアメリカ人宣教師が、現地住民に殺害されたと見られています。発生からおよそ2週間が経過した今なお、依然としてその真相は明らかになっていません。
事件があったとされるのは、タイやマレーシアに近いインド洋に浮かぶ直径5kmほどの小さな島、北センチネル島。仲野さんによると、人口は50~400人程度と見られているそうですが、「正確な人口が全くわからない」と言います。というのも、この島の住民は“未接触部族”と呼ばれ、文明社会や外部との接触を頑なに拒んでいるから。かつてインド政府が、この島の住民と接触を試みたことがあったものの、「近隣の島で同様の試みをして、武力衝突や、外部から持ち込まれた病気のために住民が亡くなる事態が発生した」と仲野さん。そのため、1990年代以降、インド政府は北センチネル島とは全く接触しないという方針を打ち出し、島の周辺5km以内に立ち入ることすら禁止しているそうです。
11月、アメリカ人宣教師がその島に上陸直後、弓矢によって殺害されたと見られていますが、仲野さんは「島の住民は、近づこうとする人に対する警戒心が強いため、遺体の回収もできていない」と現状を説明。2007年に国際連合総会において、先住民族の権利に関する宣言が採択され、先住民族を差別してはならないとされています。世界各地に目を向けてみると、異なる生活様式を受け入れた先住民族もたくさんいるそうですが、一方で“未接触部族”と呼ばれる人たちが、世界には100以上存在するとか。そんな外部との接触を望まない先住民族に対して「融合を強要することが果たしていいのかどうかという声も出ている」と仲野さんは言います。
ドローンの発達によって、南米のジャングルなどでは、文明に接していない先住民族を発見したという報道がなされるようになってきています。しかし、「その先住民族と我々が接触していくべきなのか、それとも避けるべきなのか、倫理的な問題が起きている」と仲野さん。「彼らが今の文明に触れてしまうと、間違いなく元には戻れなくなってしまう」と危惧していました。
(TOKYO FM「クロノス」2018年12月6日(木)放送より)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181207-00010009-tokyofm-life