先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

大阪)「土人発言を考える」 沖縄タイムス編集委員語る

2016-11-30 | ウチナー・沖縄
朝日新聞 2016年11月30日03時00分

謝花直美さん
 沖縄県北部の米軍施設工事に反対する人に府警の機動隊員が「ぼけ、土人が」などと言い放ったことを考える講演会が26日、大阪市であった。沖縄タイムス編集委員謝花(じゃはな)直美さん(53)は差別意識にあきれつつ、「だからなに?とあしらう力が沖縄に出てきている」と語り、経済界も加わるオール沖縄の動きを紹介した。
 謝花さんは「歴史をつなげて考えて欲しい」と話し、戦後すぐに米軍に地元新聞がつぶされたことや、沖縄やアイヌの人たちが見せ物にされた「人類館事件」(1903年)などを紹介。「沖縄は同化を強いられ、同化を選んできた」とふりかえり、ときには卑屈になるしかなかった沖縄の歩みをたどった。
 本土側の意識について、観光地や歌手の活躍など「見たいものだけを見ている」。「根っこにあるものは変わっていない」とも語り、それが今回の土人発言につながったと指摘した。(下地毅)
特集:沖縄はいま http://www.asahi.com/special/okinawa/
http://www.asahi.com/articles/ASJCX4FGTJCXPTIL00W.html

東京)アイヌ民族姉妹のドキュメンタリー、渋谷で上映中

2016-11-30 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2016年11月30日03時00分

デュオの初めてのライブで歌う絵美さん(左)と富貴子さん姉妹(C)office+studioT.P.S/OLIO FILMS
 北海道の阿寒湖畔と東京で暮らすアイヌ民族の姉妹を追ったドキュメンタリー映画「カピウとアパッポ~アイヌの姉妹の物語~」が渋谷区で上映されている。アイヌの歌とともに育った姉妹が、福島第一原発事故を機に、故郷で2人のユニットを結成しデビューするまでの葛藤や喜びを描いた。佐藤隆之監督(55)は、「生活があり、歌があるんだ、というのはみな同じなんだと感じてもらいたい」としている。
 主人公は姉の絵美さん(42)と妹の富貴子さん(40)。北海道釧路市の阿寒湖畔のアイヌコタン(集落)で育ち、小さいころから伝えられてきたアイヌ語の歌を一緒に歌ってきた。就職でともに大阪に出た後、絵美さんは東京に住みライブ活動を、富貴子さんは地元に戻って遊覧船で歌うなどと、別々に歌ってきた。
 2011年3月の福島第一原発事故で、絵美さんが子どもたちを連れて車で故郷に避難してきた。その際に、姉妹の母親らが知らぬ間に2人のライブをすると決め、葛藤しながらユニットとしてデビューをする。映画の最後は初ライブで、アイヌの伝統の輪唱「ウコウク」で、声質が似ている2人が声を重ねていき、美しさで観客を魅了している姿が描かれている。
 映画では、2人が母親として子どもたちと過ごす日常や、歌うことは何なのかを語り合う場面なども追っている。
 佐藤監督は東京でタクシードライバーをしながら5年がかりで完成させた。「姉妹それぞれの踊りや歌を見て、すてきだなあ、と撮り始めました。生活によって人ができ、歌ができるということを見せたかった」としている。
 ライブの翌年に絵美さんは子どもたちと故郷に戻り、ユニットとして東京や札幌などでライブを行っている。絵美さんは「姉妹だから遠慮なく歌える。面白い」。富貴子さんは「ライブが初めてで、いざ目の前にくると不安でした。姉と声をあわせてみて、姉がテンションがあがってそう行くのならこう行こうかな、と。やりとりの楽しさに気づきました」。
 映画は112分。上映は12月2日まで、夜9時から渋谷区円山町1丁目のユーロスペースにて。中学生以下500円、高校生800円、大学生1400円、60歳以上1200円、一般1700円。(青木美希)
http://digital.asahi.com/articles/ASJCJ31R3JCJUTIL002.html?_requesturl=articles%2FASJCJ31R3JCJUTIL002.html&rm=499


ニール・ヤング、ドナルド・トランプとパイプライン建設をめぐって長文のテキストを投稿。全文訳を公開

2016-11-30 | 先住民族関連
http://nme.com (風刺記事) (プレスリリース) (ブログ)- 2016.11.29 火曜日

Photo: GETTY
ニール・ヤングは自身のフェイスブックで長文のテキストを公開し、大統領に選ばれたドナルド・トランプから、建設が議論を呼んでいるダコタ・アクセス・パイプラインへの抗議運動について述べている。
現在71歳のニール・ヤングは現地時間11月28日にアメリカが直面している問題に対する自身の考えを表明し、サンクスギビング・デイの由来について「嘘」だと語るところからテキストを始めている。
その全文訳は以下の通り。
https://www.facebook.com/NeilYoung/videos/10157769848485317/
「メイフラワー号でアメリカ大陸に最初にやってきたピルグリム・ファーザーズたちがアメリカの原住民と一緒に収穫を祝福し、パンを焼いて、分け合ったという1621年秋のプリマスのプランテーションでの祭事の物語は嘘なんだ。この物語はいまだに人を鼓舞するものとして使用され、子供たちに伝えられ、感謝の美しさを教えている。
しかし、このサンクスギビングにまつわる物語が偽りの歴史であることは広く知られている。この物語は広大な大陸の元々の先住民に行使されたひどい大量虐殺をごまかすために作られたものだ。ヨーロッパ人は先住民を殲滅させようとしただけでなく、彼らの文化や言語を骨抜きにし、彼らをこの誰もが欲しがる土地から排除しようと、あらゆる努力を傾けてきたのだ。
プリマス・ロックからスタンディング・ロックまで、この嘘は僕らのサンクスギビング・デイを、大きい種族から小さな種族まで我々の前に住んでいた先住民を偲ぶ日に変えてしまった。
数週間前、ノース・ダコタ州のスタンディング・ロック・スー族のところを訪れたんだ。到着すると、500を超える部族やたくさんの人々が前例のない形で集まり、水を保護し、最も基本的な人間の真実を表明するために(パイプライン開発の)前線に立っていたんだ。彼らは水こそが命だと訴えてたんだよ。痛ましい歴史があるにもかかわらず、彼らは今日も僕らのために平和的に闘っているんだ。
冬がくるにつれ、さらに勢いは増すだろう。ライフラインの保護のために彼らは蜂起しただけでなく、アメリカ先住民の文化や主権を公正に保存するためにも立ち上がっている。僕らが話をした人々はみんな平和的な抗議をしてたね。武器も、アルコールも、ドラッグもそこでは禁じられていたよ。
水の保護を祈って蜂起することは、生命というものが自然と相互に関わり合っていること、伝統的な考え方が固有の価値と重要性を持っていること、そうしたことを深く根付いた部分で僕らが知っていることを示している。この拡大している運動は、愛から生まれたものであり、愛するものを守るという最も人間的な本能によるものだ。熱心に参加している若者がこのパイプライン反対運動の中心にいて、彼らは年配の人々から忘れてはいけない知識を受け継ぐため学んでいるんだよ。
これは目覚めなんだ。不要で暴力的で理不尽な侵略を前にして、部族ではない親族も含めみんな一緒になって、ここで強く立ち上がっているんだ。武装化した地元や州の警察や州兵に対してね。こうした人々はダコタ・アクセス・パイプラインの利益を享受する人々の関心を守るために行動しているように見えるよ。パイプラインに懸念を示している多くの納税者の税金を使ってね。企業の治安部隊や群保安官、州兵に対して蜂起しているんだ。水放射や警棒、催涙弾、ゴム弾に打たれながら向かってるんだよ。武器を持たずに蜂起し、祈り、氷点下のなか人権侵害に持ちこたえているんだ。いろんな場所から援助が到着し、ソーシャル・メディアの世界ではこの心を痛めるニュースが世界中に共有されている。でも、アメリカのメディア企業は報じる自由がないんだ。そうやってアメリカ企業の醜悪さを世界中に示しているんだよ。
でも、水放射で髪が凍るなか、彼らは蜂起してるんだ。彼らは善のために蜂起し、強く耐えているんだ。
バラク・オバマ大統領、あなたにお願いがあるんだ。スタンディング・ロックの平和的な抗議者への暴力について介入して、ただちに止めてほしいんだ。
僕らは抗議者たちを支援するために、あの場所にもう一度戻ることになるだろう。彼らが受け継いできた古の知恵への感謝と畏敬の念を持って、真の感謝を示すこの機会を大切に思って、一緒に蜂起しよう。前に進む道を自分たちに与えるために。生き残るための道を指し示すために。僕らは支援と敬意を捧げるよ。彼らは勇敢な人々だ。彼らには感謝の思いを持っている。
こうした運動に象徴されるように、アメリカの驚きの大統領も機会を豊富にもたらしてくれることになるよ。僕らの世代の大きな問題が光り輝いて、これまでになくそれに気づくことになるんだ。海から光り輝く海まで、スタンディング・ロックからウォール・ストリートまでね。
驚きの大統領は人気投票の勝者でもないし、理想を変更する権限も持っていない。覚えておいてくれ、200万人以上も多くの人がもう一人の候補者に投票してたんだ。
驚きの大統領は自由世界の指導者でもない。世界の200の国は石油やガスや石炭産業の利益を超えて、科学のほうを信じ、歯止めの効かない気候変動から未来を守るために一緒に取り組んでいるんだ。
驚きの大統領は気候変動科学者やその警告を信用しないと言ってるね。彼の発言と行動はその問題が存在し、破壊的なものであることを指し示しているよ。
驚きの大統領の内閣参加者にも怖がらないでほしい。彼らは黄金のエスカレーターを下に降りてるんだ。人種差別的な振る舞いをする人はあなたの指導者ではない。金ピカのタワーはあなたのものじゃない。ホワイト・ハウスこそがあなたの家なんだ。
抑圧に対する自由のもと活動を拡大させていくこと、気候変動に取り組むこと、破壊的な過去の産業を安全で再生可能なエネルギーに代替していくこと、この星の未来について総体的なバランスで考えることを推し進めていくこと、こうした運動はより強まり、僕らに持続的な光をもたらしてくれるだろう。これらの価値あるゴールは全世界の子供や、その子供の世代で実現するに違いないんだ。
これは真実のための節目なんだ。
怖がらずに、立ち上がり、打ち勝つんだ。力を貸そう。スタンディング・ロックの兄弟や姉妹のようになるんだ。可能であれば、あの場所に行ってみてくれ。僕らが国民として240年を超える歳月で実現してきた進化は、いつだって最初は人民から生まれたものだったんだ。
感謝を。
ニール&ダリル」
ニール・ヤングは12月2日にニュー・アルバム『ピース・トレイル』をリリースすることを発表している。
アルバムはリック・ルービンの所有するシャングリラ・スタジオでレコーディングされたとのことで、プロデュースはニール・ヤング本人とジョン・ハンロンが手掛けている。
プレス・リリースによれば、10曲を収録するアルバムの全曲は今年7月にリリースされたライヴ・アルバム『アース』のリリース後に書かれたという。
http://nme-jp.com/news/30149/


新たな北方領土問題解決の糸口!? 「知床世界自然遺産」拡張構想

2016-11-30 | アイヌ民族関連
日刊SPA 2016.11.29

11月20日(現地時間19日)、安倍首相はAPEC首脳会議のため訪問したペルーの首都リマでロシアのプーチン大統領と会談。北方領土問題を中心に話し合った。 写真/時事通信社
 12月15日に山口県長門市で行われる日露首脳会談を控えて「まず二島返還か、あくまで四島一括返還か」など、北方領土問題が大きな話題となっている。
 その中で、危機的状況にある北方領土の自然環境と水産資源を守る切り札として、「知床世界自然遺産の登録範囲を知床半島から北方四島の北隣まで広げる」という構想が、新たな北方領土問題の解決方法としていま期待されている。
 これを提唱しているのは、知床の世界自然遺産登録に尽力した「日露平和公園協会」の午来昌理事長(元斜里町町長)。午来理事長に話を聞いた。
海・陸ともに破壊の進む北方四島を日露共同で保全
――北方四島は「世界的な観光地になりうる」という話を耳にする一方、「水深20m以下ではウニが捕れない」とダイバーたちが話すなど、水産資源は枯渇寸前です。陸地の自然環境も開発ラッシュで危機的状況だと聞きました
午来:だからこそ貴重な水産資源と生態系を守るために「知床の世界自然遺産拡張」が必要なのです。安倍晋三首相が掲げている「新たなアプローチ」に、この構想実現を盛り込んでほしいと思っています。今は、知床半島側だけの“片肺飛行”ですが、これを北方四島の北隣まで広げる。そして世界自然遺産として注目される中で、日露で自然環境を保全し、持続可能な漁業で水産資源枯渇も防ぐというものです。
 2005年に知床は「北半球で最も南まで流氷が到達する、特異な生態系を有する」として世界自然遺産に登録されました。その際に国際的環境団体(IUCN)から「類似性がある近隣諸島(北方四島など)を『世界遺産平和公園』として発展させることも可能」だと指摘されています。しかもこの構想は両国の領有権(主権)に影響を与えるものではなく、日露双方が受け入れることができるもので、実現可能性が高い。
北方四島を国際的観光地&「アイヌの知恵」発信の拠点に
――そうすれば、北方四島のエコツアーもできるようになり、知床と北方四島が国際的な観光地になることも夢ではないと。11月24日に、衆議院第二議員会館で鈴木宗男・新党大地代表を直撃したのですが、これについて「いい構想だ」と答えました。
午来:北方四島は「北半球最後の秘境」だという専門家もいます。その生態系を守りつつ、持続可能な漁業も徹底すれば、日本が高度経済成長期に失った原始的自然と水産資源の宝庫となるのは確実。ですから「世界的な環境問題を解決する手段になる」と考えて運動を続けています。鈴木宗男さんには評価をしていただきましたので、ぜひ安倍首相にも伝えて欲しいと思っています。
 それから私は、北方四島を「アイヌ民族の知恵」を世界に発信する拠点にしたいとも思っています。北方四島には縄文時代からアイヌ民族が住んでいました。何千年にわたって彼らは川からも海からも森からも必要なものだけしか採らなかった。全てのものを神として祭りながら、そして自然を大事にして生き永らえてきた。
 自然環境の破壊や水産資源の枯渇が国内外で深刻化している今こそ、アイヌ民族の生き方を学ぶ必要がある。それをこの地で実践して、お手本として発信する。その持続可能な生き方は、世界的に求められているものであるからです。
 私の小さい頃は「アイヌは日本人よりも下だ」という教育を受けました。地元ウトロ中学校のとき、同級生とケンカをして「おまえはアイヌじゃないか」と見下して言ったことがありました。
 私はいま80歳ですが、一度会って同級生に謝りたい。世界自然遺産登録に取り組んで来た私の人生を振り返ってみると、「アイヌ民族はすごいことをやってきたのだな」と思います。でも、日本の学校ではこのことを教えてこなかった。
 だからこそ、この構想実現で北方四島を国際的観光地にすると同時に、アイヌ民族の智恵を発信する場にしたいのです。いま二島返還交渉を急ぐ必要はありません。北方四島全体を長期的に見据えたグローバルな取り組みが必要なのです。
――――――――――――――――――――――――――――――――
「知床の自然とアイヌの文化を大事にすることで、北方領土問題を解決したい」と語る午来理事長。日露首脳会談では進展があるのだろうか?
 こうした構想が注目される一方、北方領土問題解決をからめた「経済協力」で、多額の税金が使われるようになるのではとも懸念されている。
 『週刊SPA!』11月29日発売号掲載の特集記事「バラまかれる北方領土予算のカラクリ」では、シベリア鉄道北海道延伸計画、天然ガスパイプライン計画など、領土問題をネタにして進む経済的合理性なき構想についてリポートした。
取材・文・撮影/横田一(ジャーナリスト。小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた最新刊『黙って寝てはいられない』<小泉純一郎/談、吉原毅/編>に編集協力)
http://nikkan-spa.jp/1246239

来年3月まで樽前山のある風景展 苫小牧市美術博物館

2016-11-30 | アイヌ民族関連
苫小牧民報(2016年 11/29)

樽前山をテーマにした収蔵作品を一堂に公開
 苫小牧市美術博物館は来年3月まで、コレクション展「樽前山のある風景」を開いている。前期、後期に分けて樽前山が描かれた同館収蔵の絵画作品を展示している。今月中旬に始まった前期では、初公開作品も6点登場。古い資料を交え、噴火前、噴火時の樽前山の姿なども紹介している。
 コレクション展は、目に触れる機会の少ない収蔵作品を紹介する企画。前期は12日に始まり、来年1月15日まで、後期は1月21日~3月12日で一部作品を入れ替える。
 前期は、川上澄生や能登正智などの樽前山をテーマにした絵画、版画など16点を展示。遠藤ミマン、小出昭三などの初公開作品もある。
 活火山を扱った芸術作品の魅力を紹介。担当の福田絵梨子学芸員は「噴煙が描かれていることで各作品に動きが出て、大きなアクセントになっている。動くものがあることで、作品が生き生きしてくるという観点から改めて見てほしい」と話す。
 樽前山が1874年に噴火した際、札幌から噴火を記録するために苫小牧を訪れた開拓使の船越長善が描いた「胆振国勇払群樽前岳噴火之図」(北海道大学付属図書館北方資料室蔵)も特別出品されている。市美術博物館には写本があるが、ここに収録されていない部分の図を展示。噴火に驚く人々の様子と共に描かれ「絵画としても非常にクオリティーが高い」と福田学芸員。原本は前期のみの展示となる。
 樽前山にはかつて「ヌフイノボリ」「パリルシペ」など「燃える」「蒸気」を意味するアイヌ語の名称があったことや、江戸時代の画家、谷文晁らによるドームができる前のまるで富士山のように堂々とした樽前山の姿が描かれたパネルも展示している。噴火の様子などを写した明治・大正時代の絵はがき、関連品13点も楽しめる。
 観覧は開催中の企画展「門脇松次郎と苫小牧のスポーツ」(一般300円、高・大学生200円、中学生以下無料)のチケットで見られる。
http://www.tomamin.co.jp/20161145124

鶴保氏の発言 沖縄相の資質問われる

2016-11-30 | ウチナー・沖縄
北海道新聞11/29 08:50
 沖縄県の米軍北部訓練場のヘリパッド建設工事で反対派を「土人」となじった機動隊員の発言について、鶴保庸介沖縄北方担当相が国会で「差別とは断定できない」と答弁した。
 人権や沖縄の歴史に無理解な問題発言であるのは言うまでもないが、鶴保氏はその後も撤回する考えはないと明言した。
 さらに見過ごせないのは、政府が鶴保氏の発言の訂正や謝罪は不要とする答弁書を閣議決定したことだ。沖縄担当閣僚としての資質ばかりか、安倍政権の沖縄に対する姿勢そのものが問われている。
 土人は「未開・非文明」などの意味を含む。金田勝年法相は差別用語だと国会で認めている。
 この言葉が米軍基地の現場で公権力を行使する側から反対派に発せられたことは、沖縄の人たちに基地問題の背後にある構造的差別の歴史を想起させたに違いない。
 鶴保氏がそれを分かっていれば「差別と断定できない」とは言えまい。そもそも、内閣に沖縄振興担当の閣僚がいるのも米軍の占領統治などの歴史と密接に関わる。
 北海道で土人という言葉から連想するのは、1997年に廃止された北海道旧土人保護法だろう。
 アイヌ民族を「旧土人」と呼ぶ法律の名称自体が差別の象徴と批判された。北方担当相でもある鶴保氏が当然知っていなければならない経緯だと指摘しておきたい。
 鶴保氏はほかにも沖縄の神経を逆なでする言動が目に余る。
 「沖縄振興策と基地問題は確実にリンクしている」と振興予算が基地負担の見返りであるかのように言い、普天間飛行場の辺野古移設を巡る政府と県の訴訟を「早く片付けてほしい」と述べた。
 それでも鶴保氏をおとがめなしとする安倍政権の姿勢は、沖縄を見下すように民意を無視して辺野古移設を進める手法と通底する。
 鶴保氏は「政治とカネ」でも問題を指摘されている。
 自身の資金管理団体が開いた政治資金パーティーの券が他人名義や法令の上限を超える金額で購入された可能性があるなど、不適切な処理が計300万円あったとして全額返金した。
 安倍内閣では山本有二農水相の「強行採決」発言や、萩生田光一官房副長官が野党の国会対応を「田舎のプロレス」とやゆした発言もあり、撤回に追い込まれた。
 政権のおごりと緩みとしか言いようのない事態が続く。国会は会期延長の方向が固まった。野党は追及の手を緩めてはならない。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0094444.html

児童・生徒508人で461点応募 小中学生調べる学習コンクール表彰式

2016-11-29 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 11/28)

市長賞に輝いた、左から渡邊さん、橋本君
 第7回恵庭市小中学生調べる学習コンクールの表彰式が26日、恵庭リサーチ・ビジネスパークセンタービルで行われた。今年は児童・生徒508人が461点を応募し、入賞者は小・中学生5人ずつ計10人。市長賞は橋本至君(松恵小5年)、渡邊七洋(ななみ)さん(恵み野中2年)が選ばれた。
 市と市教育委員会が主催、市学校図書館活動推進協議会が共催する毎年恒例のコンクール。自ら学ぶ力を育ててもらう狙いで、児童・生徒は普段から疑問に思ったことや感じたことを図書館の本などを活用して調べ、実際に体験なども交えて解決し、用紙やノートなどにまとめて応募している。表彰式では原田裕市長が「一生懸命調べて、まとめて、表現してくれた」などとたたえ、受賞者に表彰状が手渡された。
 橋本君は小1から5年連続入賞で、市長賞は初の受賞。テーマは「ヒグマの研究」。これまでもエゾシカやオオカミなどを調べて発表しており、「動物を調べるうちに北海道で一番強いクマに興味を持った」と振り返る。「資料だけでは分からないところがある」と円山動物園やサホロリゾートのベア・マウンテンに足を運び、図書館の本で調べたが「別の図書館から取り寄せた資料もあって大変だった」。ヒグマの生態やアイヌ民族の儀礼、住宅街に出没するクマ問題など調査は多岐にわたり、「クマのことをよく知れば、人間はクマと仲良くやっていけるかもしれない」と結んだ。
 渡邊さんは4年連続入賞で、市長賞は小6から3年連続の快挙。全国コンクールの入賞も果たしてきたが、「悔しくて全国の入賞作品を参考にした」と臨んだ力作だ。今回のテーマは「MSF(国境なき医師団)~国際平和を求めて」。これまでも身近な人の病を受け、がん治療など医療を取り上げており、MSFに「興味が高まった」と振り返る。札幌で開かれたMSFスタッフの報告会に参加し、南スーダン滞在中の田辺康医師とメールでやり取りし、医療を受けたくても受けられない人が世界中にいる現状などをまとめ、「患者さん一人一人の命の重みを実感できる医療従事者になれるよう(中略)チャレンジしていきたい」と決意を込めた。
 市長賞を除く受賞者は次の通り(敬称略)。受賞作計10点は全国コンクールに出展される。
 ▽教育長賞 山本萌結(もゆ、柏小6年)、野中美沙子(恵明中3年)▽学校図書館活動推進協議会長賞 中山拳伸(島松小3年)、野中雪子(恵明中3年)▽審査委員長賞 福田莉生(りい、柏小6年)、渡辺莉央(恵明中1年)▽奨励賞 杉山晏菜(あんな、柏小5年)、中島北斗(恵明中2年)
http://www.tomamin.co.jp/20161145096

アマゾンのヤノマミ族、希少な村に迫る「魔の手」

2016-11-28 | 先住民族関連
ナショナル ジオグラフィック日本版-2016.11.28
外界から完全に孤立した集団に、違法な金採掘者たちが急接近し保護の声が

ブラジルのヤノマミ先住民保護区に暮らすヤノマミ族の多くは、何らかの形で外部との接触がある。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL NICHOLS, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)表示]
 外部との交流がほとんどないブラジル、アマゾン先住民の孤立した村の写真が新たに撮影された。この写真を機に、政府が介入して違法な金採掘者から集落を守ることを求める声が部族の代表や人権団体から上がっている。(参考記事:「【動画】アマゾンの孤立部族を保護へ、ブラジル政府」)
 空撮写真に収められているのは、ヤノマミ先住民保護区に作られた伝統的な円形の構造物の中央付近に集まる村人たちの姿だ。この一帯は高地になっており、川や森がベネズエラとの国境をまたいで広がっている。
 この写真は、9月中旬に国立先住民保護財団(FUNAI)の職員が撮影したものだ。数千人とも言われる違法な金採掘者を一掃するための軍隊や警察との合同作戦に向けて、調査飛行を行っているときだった。4年前の偵察飛行の際には、同じヤノマミ族の一団が別の場所にある村で確認されていた。しかし、その村はのちに放棄され、今回目撃されるまで彼らの行方が心配されていた。モキシハテテマと呼ばれるその人々は、他のヤノマミ族も含め、外界との接触を徹底的に避けてきた。(参考記事:「「非接触部族」マシコ・ピロ族、頻繁に出没の謎」)
外界から完全に孤立
 FUNAIの職員は、自分が見たものに驚きつつも、同時に恐怖が差し迫っていることに気づいたという。低空飛行によってはっきりと見ることができた家の構造は、古くから続く伝統的な方式に基づいたものだ。この方式は、外部と交流があるヤノマミ族ではもう使われなくなっている。写真を撮影したギレルメ・ニッパー氏は、自宅のあるアマゾン北部、ロライマ州州都ボア・ビスタからナショナル ジオグラフィックの電話取材に答えてくれた。「順調に生活できているようなので驚いています。村は広く、住民も健康そうでした。しかし、金採掘者たちは日に日に迫って来ています」
 先住民たちは飛行機を見てもほとんど恐れる様子はなく、隠れようともしなかったという。「非接触部族」と呼ばれるものの、近年写真に収められている他の集団とは異なり、モキシハテテマ村にはアルミニウム製の容器、鉄製のなた、衣服などはまったく見られなかった。「工業製品は一切見あたりませんでした」とニッパー氏。「金属製のものは何もありません。外部との交流を完全に断って問題なく生活しています。まるでタイムトラベルしたような気分でした」(参考記事:「「接触」の定義、アマゾン未接触部族」)
 だが、それもまもなく終わることになるかもしれない。FUNAIの職員も、先住民の指導者たちも、それがよからぬ終わり方になることを恐れている。
迫り来る無法者たち
「モキシハテテマの兄弟たちがとても心配です」と話すのは、ヤノマミ族のシャーマンで、フトゥカラ・ヤノマミ協会の会長を務めるダビ・コペナワ氏だ。この団体は、ブラジル側の保護区に住む2万2000人ほどのヤノマミ族を代表している(隣接するベネズエラ側の保護区には、他に1万6000人ほどが暮らしている)。(参考記事:「アマゾンの闘う先住民 カヤポ」)
 コペナワ氏は、ボア・ビスタの路上で、採掘者たちが村を襲撃するかどうかを話し合っているのを聞いたことがあるという。「採掘者たちが村を見つけ、村人を皆殺しにしてしまうのではないかと心配しています」
 FUNAIや先住民を支援する人権団体は、この懸念には十分な根拠があると述べている。ミシェル・テメル大統領による新たな保守政府の下で、FUNAIの予算は3分の1以上削減された。FUNAIは、ポルトガルほどの広さのヤノマミ族保護区をわずかな予算で守らなければならない。しかし、保護区内に入りこんでいる5000人ともいわれる違法採掘者たちに対処しきれないのが実情だ。
 ここ数カ月で金の採掘が大幅に活発化しており、採掘者たちはこの地域の広大な河川網だけでなく、いくつもの滑走路を秘密裏に作って補給を行っている。FUNAIは、ブラジル軍や州憲兵部隊の協力を得て採掘者たちの侵入を食い止めようとしている。政府職員によれば、10月末にこの作戦が始まってから、1000人ほどの採掘者を保護区から追い払った。
感染症や水質汚染の恐れも
 コペナワ氏は、村からわずか30キロ弱の場所に採掘中の金鉱脈があると指摘する。そのそばには滑走路もあり、採掘設備を撤去して採掘者を追い払うのは一筋縄ではいかない状況だ。たとえ村人たちとの接触が平和裏なものであったとしても、災厄をもたらす可能性がある。外界と接触がない村では免疫のない病気が蔓延することも考えられるからだ。「採掘者たちがやってくれば、村が白人の病気で汚染されることになります」とコペナワ氏は話す。
 ブラジル政府は、1992年のリオデジャネイロ地球サミットに先立ってヤノマミ先住民保護区を設立した。その際、軍が航空機や高速船を用いて、この地域から違法な採掘者を一掃する大規模な作戦を展開した。しかし、採掘者たちは徐々に戻ってきており、ほとんどの場合、地元の有力政治家や実業家は黙認する。
「違法な金採掘者を追い払っても、問題の根本的な解決にはいたりません。一番の問題は、地元の政治家や一部の有力実業家です」。先住民の権利保護に取り組む「サバイバル・インターナショナル」で活動するフィオーナ・ワトソン氏はそう話す。この組織は、アマゾン最後の未開の部族を守るために、国際的な努力の先頭に立ってきた。「今回の写真にあるような、外部から孤立している部族は非常に貴重な存在です。近くで金の採掘が行われていることは、彼らにとって大きなリスクになります。ヤノマミ族を守るのは、憲法によって定められたブラジル政府の義務なのです」
 脅威は暴力や感染症だけではない。採掘によって、これまで水質汚染などとは無縁だった水が水銀で汚染されることになる。水銀は、金を他の成分と分離するために広く使われており、有害化学物質として魚の体内に蓄積されていく。川の近くに暮らす先住民たちは、大半のタンパク源を魚に頼っているため、水銀によって深刻な健康被害がもたらされる可能性がある。(参考記事:「アマゾンで「沸騰する川」を発見」)
「ヤノマミ族の土地は法的に保護されています。ブラジル政府、すなわちFUNAIと連邦警察、そしてブラジル軍は、ただちに採掘者たちを追い払うべきです」コペナワ氏は声を上げる。「世界はブラジル政府に、ヤノマミ族を守り、採掘者たちを追い払うよう伝えるべきです。私たちヤノマミ族はそれを望んでいます」(参考記事:「ペルー 先住民たちの豊かな森へ」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/112500452/

知床で出土の古銭「神功開宝」って? /北海道

2016-11-27 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年11月27日 地方版
オホーツク文化の謎解く資料
 なるほドリ 斜里町の知床半島で奈良時代の古銭が発見されたんだってね。どんな意味があるの?
 記者 「チャシコツ岬上遺跡」で奈良時代の765年に発行された古銭「神功開宝(じんぐうかいほう)」が見つかったことですね。発見場所は、9世紀ごろの「オホーツク文化」後期の遺跡です。奈良の律令国家が発行した銅銭の出土例としては国内最北で、当時から律令国家との交流があった可能性を示す貴重な資料として、注目を集めています。
 Q オホーツク文化って、どんなものだったの?
 A 5~13世紀に道東や道北、サハリン南部、千島列島といったオホーツク海南岸一帯に展開した文化で、海洋民が作り上げたとされています。稲作文化が定着しなかった北海道では、縄文時代の後も続縄文と呼ばれる狩猟・採集文化があり、さらに東北から古墳文化の影響を受けた擦文(さつもん)文化、アイヌ文化へと続いていきますが、オホーツク文化はそれとは全く異質と位置づけられます。
 オホーツク人は海岸部に集落を作り、オットセイなどの海獣狩猟や、網を用いた漁労を生業としていました。また精神面ではクマ送りの儀礼があるなど、後のアイヌ文化との関連性もみられます。しかし、やがていずこかへと消えてしまい、いまだに多くの謎に包まれています。
 Q その人たちが、古銭を貨幣として使っていたの?
 A それは考えにくいですね。奈良時代の銅銭は、近畿地方を離れればほとんど貨幣としては使われませんでした。律令国家の東北の拠点だった「秋田城」では地鎮に用いられるなど、主にまじないや権威の象徴、装飾品などの用途だったとされています。加えて、今回の遺跡から古銭は1枚しか出土せず、そこは動物や魚の骨、壊れた道具類などが出土している「ごみ捨て場」でした。恐らく、本州から他の鉄器類などと一緒に入ってきたのでしょうが、たぶんその価値を理解せずに捨てた可能性が高いでしょう。
 Q 今後も、知床やそれ以外の場所から、古銭が発見されるかな?
 A オホーツク文化の遺跡はかなり発掘が進んでおり、可能性はあまり高くないかもしれません。しかし今回のチャシコツ岬上遺跡はまだ発掘半ばの遺跡で、もし複数の古銭が発見されれば、当時のオホーツク人が古銭の価値をどう考えていたのか、チャシコツがどういう地位にあったのかなどの理解が進むでしょう。オホーツク文化を巡る推察がさらに深まることになれば、興味深いですね。<回答・山田泰雄>
http://mainichi.jp/articles/20161127/ddl/k01/070/128000c

アイヌの着物 弟子屈の磯里さん制作 米美術館収蔵 /北海道

2016-11-27 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年11月26日 地方版
 弟子屈町の観光名所、屈斜路湖が波立つ様子をアイヌ文様で表現した着物が、米ボストン美術館に収蔵されることになった。制作した弟子屈町の磯里多恵さん(80)は「大変名誉なこと。多くの人がアイヌを知るきっかけになってほしい」と喜んでいる。
 磯里さんは静岡市出身。学生時代に北海道を旅行した際、アイヌ民族の木彫り師だった明さん(2007年死去)と出会い、親の反対を押し切って1956年に結婚した。明さんの家族と過ごすうち、アイヌ文化に引き込まれていったという。
 着物に興味を持ったのは、店先で木彫りのクマを実演販売する明さんの衣装を作ったのがきっかけ。服飾専門の学校を卒業し、手芸は得意だった。アイヌ文様のデザインや刺しゅうを勉強し、伝統儀式や行事で使う衣装を作り続けてきた。
 ボストン美術館への収蔵の話が持ち上がったのは8月下旬。ボストンと斜里町で活動している日本人キルト作家の案内で磯里さん宅を訪れた繊維部門のパメラ・パーマル主任学芸員が、寄贈を持ち掛けた。
 収蔵される磯里さんの作品は、明さんの死後、1年半近くかけて制作した女性用の着物「屈斜路湖のさざ波」。紺色の布地にアイヌ文様が広がるように刺しゅうされている。入院先で故郷の屈斜路コタン(集落)に帰ろうと口にしながら亡くなった、明さんへの思いを込めた。
 亡くなった義兄が制作した黒地の着物と首飾り2点を加えた伝統工芸品4点が、12月には正式にボストン美術館のコレクションに加わる予定だ。磯里さんは「アイヌ民族の心は広くて純粋。私のように外から来た人も受け入れ、大事に育んでくれる。今回のことも、アイヌの神様や先祖が導いてくれたんじゃないかな」と笑った。
http://mainichi.jp/articles/20161126/ddl/k01/040/242000c

●佐藤隆之監督『kapiwとapappo~アイヌの姉妹の物語~』

2016-11-27 | アイヌ民族関連
レイバーネット日本-2016/11/24

高尾、大阪、コタン……5年かけた――佐藤隆之「アイヌの姉妹の物語」
 初めてアイヌの音楽を聴いたが、とてもよかった。佐藤隆之が5年かけた『kapiw(カピウ)とapappo(アパッポ)~アイヌの姉妹の物語~』というドキュメンタリー映画。
 カピウとは、アイヌの姉の絵美のニックネームでカモメの意味。アパッポは妹の富貴子の福寿箪の花の意昧。姉は東京の高尾に彫金家の夫と住み、歌手兼グラフィックデザイナー。妹は北海道・阿寒湖のコタンで夫とアイヌ料理店を営み、観光船でアイヌの語り部として歌や民話を披露している。2人にはそれぞれ3人の子どもがいて、時は、主に3・11の年の春から夏にかけて。
 姉の一家は、一時放射線の高い高尾から大阪に避難するものの、今度は夏休みを利用してコタンに帰郷する。そこで2人のライブが可能になる。
 映画はその姉妹の生活を追って高尾からコタン、大阪から高尾、そしてコタンへと飛びまわる。といっても、姉妹の日常からは、日本の先住民としての被差別的な歴史や伝統的な風習などうかがい知ることはできない。コタンにしても商店などは観光用に彩られているが、それ以上ではない。ただ姉妹が伝統的な衣装で歌ったり踊ったりする時にはじめて「アイヌ民族」が立ち現れてくる。姉の音楽仲間が「歌っている瞬間にしかアイヌ民族っていないんだよ」という言葉も納得できる。
 また、トップシーンに6歳と4歳の姉妹が踊っている8ミリ映像が出てくるが、それによって2人が幼いころから歌や踊りの伝承者として仕込まれていたことも推察できる。
 圧巻は、釧路のライブハウスの舞台で、息の合った2人が手で拍子を取りつつアイヌ語で歌うシーン。いずれも大自然に包まれて生きた人々の魂の歌といえようか。とくに3人の子を抱え、「どうやっで育てていくの?」と一人が問うと、一人が「盗んででも食べさせていくの」と答えるかけ合いの歌に胸打たれる。そこには子をもつ姉妹の思いがこもっていた。(木下昌明・『サンデー毎日』2016年12月4日号)
*渋谷ユーロスペースにて12月2日までレイトショー
http://www.labornetjp.org/news/2016/1125eiga


新商品 サッポロ/北海道の祭りを紹介「サッポロ生ビール黒ラベル 北海道冬のまつり缶」

2016-11-27 | アイヌ民族関連
メーカーニュース-2016年11月25日
サッポロビールは2017年1月24日、北海道内の冬のお祭りを紹介する「サッポロ生ビール黒ラベル 北海道冬のまつり缶」と「サッポロクラシック 北海道冬のまつり缶」を北海道限定で発売する。

<北海道冬のまつり缶>
来年で発売4年目の取り組み。パッケージデザインは、上部に「イランカラプテキャンペーン」のロゴマークと「イランカラプテ ようこそ冬の北海道へ!」の文言をあしらった。
また、 北海道の地図上に、「さっぽろ雪まつり」、「旭川冬まつり」、「はこだて冬フェスティバル」、「あばしりオホーツク流氷まつり」、「おびひろ氷まつり」、「小樽雪あかりの路」、「昭和新山国際雪合戦」、「北見厳寒の焼き肉まつり」、「阿寒湖氷上フェスティバル」の各まつりの情景と開催期間を配した。
同商品の発売で北海道の冬の観光を盛り上げる。
サッポロビールは北海道をはじめ国や自治体、学術機関、アイヌ関係団体、キャンペーンに賛同する民間企業や団体などが一体となってアイヌ文化等の普及啓発を推進する「イランカラプテキャンペーン」をサポートしている。「イランカラプテ」はアイヌ語で「こんにちは」の意味。
内容量は350ml。オープン価格。
販売計画は、合計1万7000ケース(350m缶×24本換算、サッポロ生ビール黒ラベル9000ケース、サッポロクラシック8000ケース)。
■イランカラプテキャンペーン
http://www.irankarapte.com/

アイヌ遺骨返還:第2次訴訟、北大と和解

2016-11-27 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2016年11月25日 20時29分
 アイヌの遺骨を北海道大が研究目的で保管しているのは供養の侵害に当たるなどとして、道内の子孫らが北大に返還などを求めている訴訟で、北海道紋別市に住む畠山敏さん(75)らとの和解協議が25日、札幌地裁(岡山忠広裁判長)であり、遺骨の返還で和解が成立した。同様の訴訟は3次にわたって提訴され、今回の和解は第2次提訴分。
 原告側代理人によると、和解したのは紋別市から何らかの形で持ち出され、第三者によって1941年、北大に寄託された遺骨4体分。原告が会長を務める「紋別アイヌ協会」に返還し、北大が運搬費を、協会が再埋葬費をそれぞれ負担することで和解した。慰謝料の請求は放棄した。
 遺骨は協会が同市内で再埋葬する方針。札幌市内で記者会見した畠山さんは「ふるさとに帰れることになり、先祖も喜んでいると思う」と話した。
 アイヌの遺骨返還を巡っては国が2014年、身元不明分は白老町に建設予定の複合施設に集約し、身元判明分は遺族に返還するとのガイドラインを策定。今年3月には、浦河町杵臼から掘り出された遺骨11体を北大が返還することなどで、別の原告と和解した。【安達恒太郎】
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-1126m040097/

アイヌ遺骨 返還和解 札幌地裁 北大の4体 紋別へ

2016-11-27 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/25 16:00
記者会見で喜びを語る原告の畠山さん(右から2人目)ら=25日午前、札幌弁護士会館
 北大が紋別市のアイヌ民族の遺骨を保管し続け、祖先の霊を供養する行為が妨害されたとして、紋別アイヌ協会会長の畠山敏(はたけやまさとし)さん(75)が北大に遺骨返還と慰謝料計300万円を求めた訴訟は25日、札幌地裁(岡山忠広裁判長)で和解が成立した。北大は遺骨を返還する一方、原告は慰謝料請求を放棄する。司法手続きによる返還は今年7月の日高管内浦河町の事例に続き2度目で、来年7月以降に実現する見通し。
 合意した和解条項によると、返還対象は北大が1941年(昭和16年)9月に第三者から寄託された遺骨4体。北大は来年7月以降、紋別アイヌ協会に運送費を負担して返還する。原告側によると、同協会が墓地に再埋葬し、維持管理も担う意向。埋葬費については、遺骨を北大に寄託したと原告がみている紋別市に負担させる方向で検討しているという。
 十勝管内浦幌町のアイヌ民族が遺骨返還を求めた訴訟も札幌地裁で係争中で、原告側は同様の枠組みで和解の成立を目指す。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0342007.html

アイヌ遺骨返還訴訟で和解 札幌地裁、子孫と北海道大

2016-11-27 | アイヌ民族関連
共同通信2016/11/25 13:19
 北海道紋別市から持ち出され、北海道大が保管するアイヌ民族の遺骨について、子孫の1人が返還と慰謝料の支払いを求めた訴訟は25日、札幌地裁(岡山忠広裁判長)で和解が成立した。原告側代理人が明らかにした。3次にわたって提訴されたアイヌ遺骨返還訴訟の第2次提訴分。
 原告側によると、和解の対象は遺骨4体。紋別市までの搬送費用は北海道大側が負担する。
 原告の畠山敏さん(75)は和解成立後、札幌市内で記者会見し「故郷に戻ってこられることになり、先祖も喜んでいると思う」と話した
http://this.kiji.is/174736391557300233?c=39546741839462401