先住民族関連ニュース

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アイヌ語と共に、植物の活用学ぶ 釧路湿原

2019-06-22 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2019年6月21日10時30分
アイヌの人たちが活用した植物を観察する人たち=鶴居村の釧路湿原国立公園
 釧路市春採生活館でアイヌ語入門講座を受けている人たちが20日、釧路湿原国立公園・温根内木道(鶴居村)を歩き、アイヌの人たちが活用した植物について学んだ。アイヌ文化全般に詳しい奥田幸子さんを講師に、約15人が参加した。
 樹木のハンノキは赤い染色や補血剤に、良い香りの花をつけて腐りにくいハシドイは家の柱に、現代だとバットに使われるヤチダモは丸木舟に、ヨシは家壁や屋根に、ガマはゴザになった。奥田さんは植物を指し、アイヌ語の名前を教え、写真などを見せながら物語や用途を説明した。
 「天から役目なしに降ろされた物はひとつもない」というのがアイヌの世界観だ。活用した植物は数百種類に上り、草木1本1本が人格を持つと考えて無駄にしなかったという。 (高田誠)
https://digital.asahi.com/articles/CMTW1906210100006.html?_requesturl=articles%2FCMTW1906210100006.html&rm=150

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色彩で埋め尽くそう 市民も協力 フラワーカーペット開幕

2019-06-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/22 05:00

花びらを敷き詰めて完成した巨大なフラワーカーペット=道庁赤れんが庁舎前の北3条広場(西野正史撮影)
 札幌市中央区内で21日に開幕した「サッポロフラワーカーペット2019」(実行委主催)では、道庁赤れんが庁舎前の北3条広場などに、巨大な花のじゅうたんがお目見えした。道産のバラやカーネーションなど、計7万本分の花びらが敷き詰められ、ビル街を鮮やかに染めた。
 北3条広場には、アイヌ文様をイメージしたデザインで生命の息吹や躍動感を表現した巨大なメインカーペットが完成。そらのひろばステラ9(北5西2、札幌ステラプレイス屋上)など計5会場で、23日午後4時半まで展示される。
 札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)で21日午前、ボランティアのスタッフが花びらを外すなど準備作業を行った。豊平区の主婦青海(せいかい)加代子さん(46)は「子どもが花が好きで参加した。楽しんでいる」。息子の颯人(はやと)ちゃん(4)は「花びらをちぎるのが楽しかった」と笑顔。午後からは各会場で約530人が色をつけた砂で下絵を縁取りし、花びらを敷き詰め、約3時間半かけて完成させた。
 22日午後1時からは、チカホの北3条交差点広場でフラワーカーペットの無料制作体験を行う。予約不要。参加希望者は直接会場へ。(宮本夕梨華)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/317795

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<ウポポイ 共生の森開設へ>虎杖浜でビアガーデン 22日から 炭火焼きやかき氷など

2019-06-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/22 05:00
「虎杖浜ビアガーデン 浜フェス2019」への来場を呼びかける本間水産の本間社長(左端)ら
 【白老】町虎杖浜地区の水産加工業マルカン本間水産と虎杖浜温泉ホテルは22、23の両日、同ホテルの駐車場で「虎杖浜ビアガーデン 浜フェス2019」を初めて開く。前浜産の水産物の炭火焼きを販売するほか、来場者に来年4月に開業する「民族共生象徴空間(ウポポイ)」をPRする。
 虎杖浜地区を盛り上げようと本間水産と同ホテルが企画した。生ビールやかき氷、本間水産のツブやイカの炭火焼きを販売するテントが並ぶ。22日は同ホテルの温泉で通常大人600円、小学生400円の日帰り入浴料が一律300円になる。
 ウポポイ開業まで約10カ月となり、22日は町内で「第3回イランカラプテ音楽祭inしらおい」が開催されることから、ウポポイのPRも行う。ビアガーデンのスタッフがアイヌ文様入りのはんてんを着用し、会場でウポポイのチラシとポケットティッシュを配る。
 本間水産の本間直人社長は「観光客だけでなく地元の人も楽しんでほしい」と話す。両日とも午前10時~午後8時。問い合わせは同ホテル(電)0144・82・8267へ。(金子文太郎)
※イランカラプテの「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/317726

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第20部 白老・ウポポイで共に生きる(3) 観光客呼び込む仕掛け人

2019-06-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/22 05:00
滝谷栄さん アヨロ海岸で、ドローンを使って動画を撮影。「この絶景を全国の人たちに見てほしい」(西野正史撮影)
■ドローンで動画
 真っ青な太平洋を望むアヨロ海岸にプロペラ音が響く。6月上旬、胆振管内白老町の虎杖浜地区を小型無人機ドローンが舞った。操縦するのは町竹浦の漁業滝谷栄さん(52)。そびえ立つ岩壁の縁を縫うように上昇し、全景をカメラに収める。「ドローンだと切り立った海岸線ときれいな海を一緒に撮れる。動画で見ると海外のリゾート地のよう」と笑う。
 生まれも育ちも白老。中学生のころからの無線操縦好きが高じて、ドローンで撮影を始めたのは3年前。町中心部のポロト湖を撮影していると、町民から撮影の依頼を受けるようになった。牧場のPR動画や、地元小学校の地引き網体験授業の様子―。「3分の動画を編集するのに5時間以上かかる。だけどドローンが飛び立った時の、みんなのキラキラした顔が忘れられない」
 撮影した2~5分の動画は会員制交流サイト(SNS)の「フェイスブック」と動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開。日本の滝百選に選ばれたインクラの滝や、支笏洞爺国立公園の倶多楽湖など豊かな自然をのせると、「北海道らしい風景で憧れる」「行ってみたい」とすぐに数十件のコメントがあり、SNSで拡散される。「町民にとっては当たり前の風景が、ドローンによってこんなにも広まる」
 反響の大きさに手応えを感じ、昨年5月、全国のドローン愛好家が動画で地域をPRする「ドローンde街おこしプロジェクト」を創設。現在は約370人が参加し、動画投稿数は100本を超えた。うち4割が滝谷さんの撮影だ。
 今年4月には、滝谷さんの動画がきっかけで、京都の男性2人が白老に撮影旅行に来た。町中心部にアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が来年4月に開設されれば、こうした旅行客も増えそうだ。
 夜はカレイ漁に出ながら、週1回、昼間にドローンを飛ばす。「動画で白老の自然を褒められると、自分のことのように感じる」と滝谷さん。今は撮りためた映像をもとに、町内各地の絶景をまとめた動画の編集に取り組んでいる。

 滝谷栄さんが設立したドローン愛好家グループ「ドローンde街おこしプロジェクト」の動画は、フェイスブック(https://ja-jp.facebook.com/groups/1950668008324853/)、ユーチューブ(https://www.youtube.com/channel/UCIAcwDG0jCJ8W7nm7qh6q_w)で視聴できる。
■虎杖浜PR先導
 アヨロ海岸の高台にあるアヨロ鼻灯台。東には縄文晩期の生活の跡が残るアヨロ遺跡、西にはアイヌ語で「神々の遊ぶ庭」を意味する丘陵「カムイミンタラ」がある。これらを巡るフットパス(散策路)を整備すれば「月夜には神々が舞い遊ぶと言い伝えられる丘で、観光客がアイヌ民族の伝統儀式を体験できるのでは」。虎杖浜地区で水産加工会社を営む蒲原亮平さん(33)は想像する。
 こんなアイデアを実現させようと、同地区の住民が昨年7月に動きだした。衛星利用測位システム(GPS)などの発展で役割が薄れ、2016年に廃止された高さ約13メートルのアヨロ鼻灯台周辺を再整備し、ウポポイの観光客を虎杖浜にも誘致する計画だ。蒲原さんらは、意見交換や灯台周辺を見学しながら可能性を探っており、7月には計画を進める住民団体をつくる予定だ。
 28歳で家業の水産加工会社を継ぎ、若い感性を生かしてインターネット通販やSNSによる情報発信に力を入れた。そんな蒲原さんがまちづくりの先頭に立つのは、虎杖浜地区がウポポイ開設の好機を逃すのではと危惧するからだ。特産タラコの直売所が立ち並ぶ地区は、ウポポイから車で20分以上。地域から「わざわざ虎杖浜まで来ない」と冷ややかな声もあった。
 一方、アヨロ海岸周辺にはカムイミンタラ以外にも、アイヌ語で「あの世への入り口」という意味の洞窟「アフンルパロ」などがある。町内でも特にアイヌ文化の遺跡が密集している。「地区のアイヌ文化遺跡を再整備すれば、ウポポイのサテライトとして注目される」ともくろむ。
 資金や用地の確保など、立ちはだかる課題は多い。でも、「原材料をいかにおいしくするかが水産加工の仕事。地域の可能性を生かすために知恵を絞るのも同じ」と地域に向き合う。

 蒲原亮平さんが整備に取り組むアヨロ海岸とアヨロ鼻灯台は、胆振管内白老町虎杖浜西端にある。経営する水産加工会社「蒲原水産」は工場前の店舗で、虎杖浜産タラコや干し魚を製造、販売している。住所は町虎杖浜121の1。午前9時~午後5時で水曜定休。問い合わせは同社(電)0144・87・2057へ。(金子文太郎)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/317680

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旭川の小中学校「ふるさと教育」 地域が教材、地元愛育む

2019-06-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/21 12:42
自分たちの学校の魅力について話し合う大町小の児童たち
 旭川市内の小中学校で、地域の暮らしや自然、歴史などを学ぶ「ふるさと教育」が盛んになっている。学びを深めることで子どもたちが地元への愛着や誇りを育む一方で、保護者や住民が地域の学校の価値を再認識する効果にもつながっている。
 「全校みんなの顔と名前が分かるくらい仲が良いのが大町小の好きなところ」
 大町小(児童数76人)で3日、全校参観日に合わせて開かれた「大町っていいな集会」。5年生の中山隼毅(としき)君(11)が、同級生で話し合った学校の魅力についてマイクを手に発表した。
 大町小では日頃から、校歌の歌詞にある「石狩川」や「大雪山」の言葉を手掛かりに、地域の景観を見つめ直す取り組みを進める。
 ふるさと教育に力を入れるのは、市教委が2015年度に策定した小中学校適正配置計画に、近隣校との統合が盛り込まれたことが背景にある。廃校を心配して校区外へ引っ越す人もいるといい、授業を発案した荒井香織教諭(49)は「大町小で過ごす時間が大切な時間だと気付いてもらいたいと考えた」と話す。
 大町小の卒業生で、子どもを同校に通わせたいと校区外から引っ越してきた旭町の自営業加藤恵美さん(38)は「先生がとても近い距離で接してくれる環境が魅力だ」と、大町小の教育姿勢を評価している。
 近文第二小は、カタクリの群生で知られる校区内の突哨山を6年間かけて学ぶ。登山を年3回程度行い、自生する植物などを観察して山の歴史や保全方法を考える。安藤陽(ひさし)教頭は「児童が地元に誇りを持つことにつながっている」と話す。
 北門中では1年生が「アイヌ神謡集」の著者知里幸恵(1903~22年)の生誕祭で、祈りの儀式「カムイノミ」を見学する。神居東小は11月から旭川市博物館と連携し、アイヌ文化を学ぶ授業を始める予定だ。
 旭川市生活科・総合的な学習教育連盟の玉井一行会長(大有小校長)は、ふるさと教育の効果を「自分なりの地元愛を持てるようになる」と強調。地域の素材を生かした教材づくりについて「研究会を開いて、各校の取り組みを共有する機会も必要だ」と指摘する。(佐藤愛未)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/317576

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「いつか現地を訪れることを願って」 難民を友人のように受け入れるNPO法人代表のファッション哲学 #U30STYLE

2019-06-22 | 先住民族関連
Forbes 2019/06/21 08:00

各ジャンルで優れた才能をもつ「30歳未満の30人」を選出する「30 UNDER 30 JAPAN」。彼らのライフスタイルに迫る連載企画「UNDER 30 STYLE」では、昨年と今年の受賞者たちがどう自らの「好き」を追求しているのかを明かしていく。
難民という背景をもつ若者の就労支援プログラム運営をするWELgee代表渡部清花のクローゼットは、日本ではなかなか手に入らない色鮮やかな服ばかりだという。彼女ならではのファッションの楽しみ方を聞いた。
━今日のお洋服もとてもお似合いです。いつもどんなところで買い物をしていますか?
日本の女の子たちがショッピングをするような場所へ服を買いにいくことは少ないです。(自身が着ている服を見ながら)これはバングラデシュで買った「サロワカミューズ」という服で、日本で例えると若い女の子たちがカジュアルな日に着るような服です。
私が滞在していたバングラデシュの先住民族地域では、ほとんどの人が機織り機で作るオーダーメイドの服を着ています。地域や民族によって模様や線の数が違ったりして、比べて見ると面白いんですよ。
先日、栃木県の大平町で開催された彼らの新年のお祭りに着ていった一着は、現地で作ってもらったものです。
黒ベースで赤青金色のラインが入っていて、ちょっと派手ですよね。でも、現地の人たちは「こんな地味なデザインでいいの? もっと柄やラインを増やそうか?」と、私のオーダー内容を聞いて物足りなそうな顔をしていました(笑)。現地で人気なデザインは、生地一面に模様がぎっしり詰まったものなんです。
そんな出来事を思い浮かべるながら服を着ることが、私にとってのファッションの楽しみ方なんです。
━昔から好きなファッションは変わっていませんか?
物心ついた頃から、好きな洋服のテイストは変わっていません。「エスニック」はあまり適切な言葉だとは思わないのですが、日本から遠く離れたアジア、アフリカ諸国を思わせるデザインにはずっと惹かれていました。
先ほど紹介した一着もそうですが、遠い国の風景が目に浮かぶ服やアイテムが好きなんです。例えばこれ、なんだかわかりますか?
一見、竹の棒と布だけの旗のようにも見えますが、きちんと団扇の役目を果たすんです。(片手で持って頭上で回しながら)こうすると私だけじゃなくて周りの人にも風が行き届いてみんな涼しいんです! バングラデシュの家庭では、一番回すのが上手なおばあちゃんが、食事をしながら家族のために回し続けるんです。とにかく夏は暑いので。日本にはない日常の風景ですよね。
━世界各国の人が集まる渡部さんの運営されているシェアハウスには、今どのような方々が住んでいるのでしょうか?
今年4月から板橋で「日本福音ルーテル社団」との協働事業として「TOKIWA(トキワ)」というシェアハウスの運営を始め、私もそこに住んでいます。ここでの目的は、日本に逃れた難民たちが、自分らしく「働く」最初の一歩をつくることです。
日本は、難民として認められる基準が非常に厳しいです。認定されるまで待つ期間も、公的な難民キャンプや難民シェルターもない。最初の半年は、生き延びるための仕事も許可されない、もっとも厳しい時期にあたります。
日本にいれば強制送還こそされませんが、能力を持っているにも関わらず、暮らす場所の不安、祖国の家族の心配、将来への不安などから、「頑張りきれない」難民も多く、就職活動をしても、社会的なレッテルや日本語が十分でないことから結局、雇用契約書がなかったり、労働基準法が全く遵守されていなかったり、怪我をしても労災がきかないような現場で働かざるを得なくなってしまうことが多いのも事実です。
ここでは最長1年間住むことのできるルールを設け、期間内に彼らのスキルや経験をいかした就職活動を支援することでポジティブな「シェアハウス卒業」を目標にしています。
実は千葉にも1つ、空き家を購入してDIYをして作ったシェアハウスがあります。
そこは就活支援を目的としておらず、近所の人たちが食べ物やモノを無償でくれたり、支え合って生きていく環境があります。応援してくださる人仲良くなって、車をもらったこともありました(笑)。
━渡部さんのファッションに対する思いは、WELgeeでどのような影響を与えていますか?
いつか異国の土地へ足を運ぶ励みになっています。難民の方と接してわかるのは、ファッションでその土地やその人のことがわかるということ。
彼らの愛する母国のほとんどは、現在日本からの渡航が難しい状況にあります。複数の地域で避難勧告が出されているコンゴ民主共和国の男性を受け入れた時、彼のスーツケースには何故かレゲエのバンダナやTシャツなど、カラフルなアイテムがたくさん詰まっていました。
逃れざるを得ない状況に追い込まれた人が、たくさんの荷物を持っていると国を出るのではないかと疑われて目をつけられてしまう可能性が高くなる。だから、できるだけ荷物を小さくしなければならないのに、何故必需品でないものを持って来たのだろうと疑問に思いました。
尋ねてみると、そこに入っていたのは、彼が現地でコーラス団を結成して民主主義と平和のための社会運動を率いて、数々の村で歌って踊っていた時の衣装でした。
独裁政権の下、市民が平和と安心を感じられない環境で育った彼は、政府への要望や不当な逮捕を廃止するべきだというメッセージを歌にして訴えていたんです。文字の読めない村人も多く暮らす地域だったから、歌だったんですね。
彼が率いていた団体は徐々に大きくなり、やがては政府から迫害を受ける程にもなってしまいました。
彼のスーツケースには逃亡に必要なものは入っていませんでしたが、彼が切望していた未来そのものが入っていたんです。
コンゴだけでなく、中東から来た人たちも紛争のせいで愛する故郷に帰国できずに悲しんでいます。「生まれ育った自分の村が恋しい。ジェス(渡部)も平和になったら遊びに来てね。すごくいいところだから」とみんなが私に言ってくれるんです。
その度に、彼らの母国をいつか訪れたいという思いが強くなります。時間はかかれど、彼ら1人ひとりの才能が発揮される未来を目指して活動を続けたいと思っています。
<受賞者たちへの共通質問>
今後3年で成し遂げたいことは?
大学時代、渡部がNGOの駐在員・国連開発計画の現地スタッフとして2年間を過ごしたバングラデシュのランガマティは見渡す限りの森林だった。そこで見ていた緑を思い浮かべながら、「自分が将来生む子にとっての、そして血の繋がりのない子にとっても懐の深いお母さんになる」という夢を教えてくれた。
渡部清花◎1991年、静岡県生まれ。東京大学大学院・総合文化研究科・人間の安全保障プログラム修士課程。大学時代はバングラデシュの紛争地にてNGOの駐在員・国連開発計画(UNDP)インターン。内閣府世界青年の船事業第24回代表青年。トビタテ!留学JAPAN1期生。3年半前に設立したNPO法人WELgee(WELCOME+refugee)では、経験・技能・意欲を活かした難民の就労事業や、空き家活用型シェアハウスに取り組む。自身も難民の友人たちと暮らす。
https://forbesjapan.com/articles/detail/27734

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ディカプリオ主演&スコセッシ監督「花殺し月の殺人」をパラマウントが獲得

2019-06-22 | 先住民族関連
映画.com 2019年6月21日 11:00
[映画.com ニュース] 米パラマウント・ピクチャーズが、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の新作「Killers of the Flower Moon(原題)」の製作配給権を獲得したことが明らかになった。
本作は、2017年に刊行された作家デビッド・グランの同名犯罪ノンフィクション(邦訳「花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」)を映画化するもの。1920年代の米オクラホマ州で、裕福な先住民オーセージ族とその関係者が次々と不審死した石油利権と人種差別が絡みあう残虐な実話で、のちにFBI長官となるJ・エドガー・フーバーから指示を受けたテキサス・レンジャー出身の特別捜査官トム・ホワイトをディカプリオが演じる。
米Deadlineによれば、脚本は「フォレスト・ガンプ 一期一会」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のエリック・ロスが執筆。原作出版前の16年に、500万ドルで映画化権を獲得したインペラティブ・エンタテインメントのダン・フリードキンとブラッドリー・トーマスが、エマ・ティリンガー・コスコフ、ディカプリオとともにプロデュースする。本作は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(13)に続いてスコセッシ監督とディカプリオがタッグを組む6本目の作品となる。
https://eiga.com/news/20190621/12/

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タランティーノ、『ジャンゴ 繋がれざる者』と『怪傑ゾロ』のクロスオーバー映画製作

2019-06-22 | 先住民族関連
Eaquire 6/21(金) 21:41配信
はたして、どんな物語に仕上がるのか? タランティーノ監督の腕の見せ所です。
 偉大な芸術家は、自分の作品の出来栄えに決して満足しないと言います。ですが、映画監督のクエンティン・タランティーノが、過去に製作した自作品に手を加えることを緩めないのは、実際に彼が非常に優れた芸術家である証拠と解釈すべきでしょうか?
 2019年5月にタランティーノはあるインタビューの中で、2013年に公開された『ジャンゴ 繋がれざる者』の、長さ200分にも及ぶディレクターズ・カット版を製作したことを明らかにしました。また、その1カ月前には、2016年に公開された映画『ヘイトフル・エイト』が、全4話のミニシリーズとしてNetflixでリリースされていました。
 タランティーノは2014年に、『ジャンゴ 繋がれざる者』のコミックブックを下敷きにした映画の製作に着手しました。この原作では、ジャンゴが妻のブルームヒルダをシカゴの近くで手に入れた新居に残し、再び旅に出ます。そして、この旅の途中で彼はディエゴ・デ・ラ・ベガと出会います。ディエゴは世間ではゾロという名前で知られる男ですが、ジャンゴはゾロに加勢し、彼のボディガードを努めながら奴隷になっているその土地の先住民族を解放するというミッションに乗り出しますというストーリー。
 そして今、タランティーノは脚本家のジェロッド・カーマイケルとともに、このコミックブックをもとにした映画の脚本の執筆に取りかかっている…と、エンタメオンラインメディア「Collider」は明らかにしています。
 「このプロジェクトの話が最初に浮上したのは、2014年にあったソニー・ピクチャーズ サーバーのハッキング事件の後。あのときにタランティーノと当時ソニー・ピクチャーズの責任者であったエイミー・パスカルとの間でやりとりされた電子メールが外部に漏れるという事態となりました。そこでタランティーノが送ったあるメールには、「D/Z(『ジャンゴ 繋がれざる者』と『怪傑ゾロ』をクロスオーバー)は本当に面白くなる可能性がある!」と記されていました。またパスカルほうは、このシリーズについて『超イカしている(“super cool”)』と記していたわけです」と、「Collider」に伝えています。 
 このハッキング事件以来、「Collider」は複数の情報源からこのプロジェクトについての話を耳にしており、それによるとこの(コミックブックの)映画化の話は本物であり、実際にカーマイケルが脚本執筆に取り組んでいるそうです。ただ、「彼がタランティーノの意見を聞きながら独自に脚本を書いているのか!? それともタランティーノ自身や(まだ身元が明らかにされていない)他のライターと共同執筆しているのか!?」といった点については、見方が別れているのが現状のようです。
 タランティーノは現在、最新作の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』での高い評価を集めています。編集部が掲載した記事内では、「シェイクスピア級の傑作」や、「ここ何年かの間に公開されたタランティーノ作品の中では、最も力強く、最も素晴らしく、最も感動的な映画」と謳っていました。 
 ハリウッドの黄金時代の終焉に対して捧げられた、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーの3人を主要キャストに起用したこの作品は、タランティーノにとって監督第9作目、そして、おそらく最後から2番目の映画になると見られています。なにせタランティーノは以前、「10作品監督したら引退する」と公言していたのですから…。
 タランティーノは通常、自分が監督する作品の脚本は自分で書きますので、『ジャンゴ 繋がれざる者』と『怪傑ゾロ』のクロスオーバー映画が、彼の最後の作品になる可能性は低そうです。彼は自分で監督する代わりに、他の監督にバトンを渡すかもしれません。ただ、誰がバトンを受け取るかについては、まだ詳しいことはわかっていません。 
 タランティーノの頭脳から生み出される今後のプロジェクトとしては、他に現在進行中の『キル・ビル』と『キル・ビル2』を合体させた長編版もあります。そのため、第10作目の後にも、「タランティーノの世界」に関連するコンテンツがたくさん登場することでしょう。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190621-00010000-esquire-movi

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