先住民族関連ニュース

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アイヌ民族描いた映画「シサム」 ウポポイに民具や衣装 主演の寛一郎さん、公開記念展を視察

2024-08-31 | アイヌ民族関連

武内敦貴 有料記事

北海道新聞2024年8月30日 21:18

ウポポイのエントランス棟で開催されている記念展を訪れた寛一郎さん

 【白老】アイヌ民族と和人の交流を描いた映画「シサム」公開を記念し、アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のエントランス棟で、映画で使われた衣装や道具などを展示する公開記念展が開かれている。27日には主演を務める俳優の寛一郎さんが視察に訪れた。記念展は9月23日まで。

 映画は釧路管内白糠町などで撮影され、主人公である松前藩の若い藩士が、江戸時代の蝦夷地(えぞち)でアイヌ文化に触れ、自らの生き方を見つめ直す姿を描いた作品。公開記念展は、・・・・・

 同映画は9月13日から全国公開。

 ※「シサム」の「ム」は小さい字。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1056995/


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映画「シサム」切手シートに 白糠ロケ写真使用

2024-08-31 | アイヌ民族関連

佐竹直子 有料記事

北海道新聞2024年8月30日 19:23

13日に公開される、白糠がロケ地の映画「シサム」の切手シート

 日本郵便北海道支社は30日、白糠町をロケ地にアイヌ民族と和人の歴史を描いた映画「シサム」が9月13日に公開されるのを記念し切手シートを発売した。

 「シサム」は、江戸時代前期の北海道「蝦夷地(えぞち)」を舞台に、松前藩士の主人公がアイヌ民族の風習や文化を知ることで自らの生き方を見つめ直す姿を描く。俳優の寛一郎さんが主演し、多くの場面が町内で撮影された。

 ・・・・・

 1シート1100円、千セット限定。道内の主な郵便局で販売している。問い合わせは同支社、電話011・214・4184へ。

 ※シサムのムは小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1056925/


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道東自動車道 開通PRイベントを実施します!

2024-08-31 | アイヌ民族関連

時事通信 2024年08月30日16時46分

[北海道]

“北海道くしろ地域”は釧路湿原をはじめとする雄大な自然や個性豊かな温泉、豊かな海の幸・山の幸、アイヌ文化など国内外に誇れる素晴らしい魅力の宝庫です。また、北海道の中でも特に涼しい地域で、釧路市の8月の平均気温はなんと18度!天然の避暑地として人気で、毎年多くの方が訪れています。

今年度、道東自動車道阿寒IC~釧路西ICが開通予定で、札幌⇔釧路が高速道路で直結し、さらにアクセスが向上することから、ウェルカム道東道!!オールくしろ魅力発信協議会(事務局:北海道釧路総合振興局、官民42団体で構成)では、次のとおりイベント出展等によるPRを実施します。

道東自動車道の開通情報やくしろ地域の観光情報発信、特産品販売等を行いますので、皆様のお越しを心よりお待ちしています。

○「Rally Hokkaido 2024」への出展

 ・日時:9月7日(土)9:00~19:00、8日(日)9:00~16:00

 ・場所:北愛国サービスパーク(帯広市愛国町10-1)

 ・内容:道東道開通PR、観光情報発信、特産品の販売

 ・主催:ラリー北海道大会組織委員会

○「北海道ハイウェイShow Area 2024 in輪厚PA」への出展

 ・日時:9月21日(土)10:00~16:00、22日(日)10:00~16:00

 ・場所:道央自動車道輪厚PA(下り:札幌方面)

 ・内容:道東道開通PR、観光情報発信

 ・主催:東日本高速道路株式会社北海道支社

○「道東自動車道「本別~釧路間」全線開通キャンペーンinチカホ」の開催

 ・日時:9月28日(土)11:00~17:00、29日(日)10:00~16:00

 ・場所:札幌駅前地下歩行空間(チ・カ・ホ)北1条イベントスペース(東)

 ・内容:道東道開通PR、観光情報発信、特産品の販売

 ・主催:ウェルカム道東道!!オールくしろ魅力発信協議会

観光スポットを巡って撮影した画像をInstagramに投稿すると抽選で特産品が当たる「道東自動車道でGO!GO!KUSHIROキャンペーン」も実施中です!ぜひ特設WEBサイトをご覧いただき、涼しいくしろにお越しいただいて、キャンペーンにご参加ください!

https://www.info946.com/gogokushiro2024/index.html

問合せ先

北海道釧路総合振興局地域政策課、食と観光の魅力創造推進室

TEL 0154-43-9147、0154-43-9184


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《ブラジル》観光ガイド=ウバツーバとアンシェタ島=南国の美しい自然を堪能

2024-08-31 | 先住民族関連

ブラジル日報 8/30(金) 7:03

アンシェタ島の桟橋

ウバツーバ(Ubatuba)はサンパウロ州北部海岸にあり、サンパウロ市から北東に223キロに位置する観光と漁業を生業とする、人口9万人余りの町だ。100以上の美しいビーチがあり、サーフィンやスキューバダイビングのメッカとして知られる。

 歴史は古く、かつてポルトガル人からの侵略に対抗した先住民族トゥピナンバー族が、交渉にきたアンシェタ神父を1563年に数カ月間幽閉した場所。アンシェタ神父はその間、詩を作り、海岸の砂の上に書き、暗記したという逸話があり、その姿が銅像にされて海岸部にある。

 主な観光地はアンシェタ島、タマル・プロジェクト財団(Projeto Tamar)、水族館、魚市場など。

【現地映像】美しいアンシェタ島の観光ツアーの様子はこちらから!

【Ilha Anchieta】

アンシェタ島のパルマスビーチ

 沖合にあるアンシェタ島は美しいビーチだけでは飽き足らない人にお薦めの場所だ。1977年にアンシェタ島サンパウロ州立環境公園になるまで、この島はかつて矯正収容所、政治犯や極悪犯向けの厳戒警備の刑務所だった。

 緑に囲まれ、美しい散策路とビーチがある同島は、桟橋を降りてすぐにある古い刑務所の廃墟にその歴史が残されている。現在は、素晴らしい海と自然を楽しむ観光がメインとなっている。サンパウロ北海岸で2番目に大きい島で、同地観光の名所となっている。

 この島には七つのビーチがあり、自然遊歩道やシュノーケリングができる海中遊歩道もある。島に到着すると、まずプレシディオビーチ(Praia do Presídio)とサパテイロビーチ(Praia do Sapateiro)があり、島に向かって左手に少し歩くと、魚が泳いでいる天然の海水プール(piscina natural)エンジェーニョビーチ(Praia do Engenho)がある。

 向かって右側に行くと、終戦直後に収容された日本移民が切り開いた散策路。その先には、島で一番人気のビーチのひとつ、パルマスビーチ(Praia das Palmas)が広がっている。波止場周辺にはトイレ、バーベキュー場、遊び場、ピクニックエリア、この場所の歴史を伝える小さな博物館(ビジターセンター)まである。

 時間に余裕のある人は島で最も美しいビーチのひとつであるスルビーチ(Praia do Sul)まで、片道2200mの散策路を歩くのがベストだ。ウォーキングをするには事前予約が必要。このルートは地元ガイドと一緒でなければ歩くことができない。

 アンシェタ島へのツアーは、サコ・ダ・リベイラ(Saco da Ribeira)からなどいろいろな旅行社が実施している。ツアーの料金は交通機関やその他の訪問先によって異なるが、60レアルから220レアル。入島料は19レアル。

 【FUNDAÇÃO PROJETO TAMAR UBATUBA - SP】

タマルで亀の生態を説明するガイド

 プロジェクト・タマルは、ウミガメ保護の啓蒙活動をするNPO。ウミガメを飼育する施設で生態を観察して理解を深め、漁業によるウミガメ捕食の影響を軽減することを主な目的に啓蒙活動をしている。

 世界に7種いる海亀のうち5種がブラジルにおり、入り口すぐの飼育水槽にいるTartaruga-de-pente種は28歳で180キロ。ガイドによれば「100歳まで生きる」とのこと。肺呼吸するので定期的に水面に顔を出すが、体をゆっくり動かして心拍を最低限まで抑えることができ、心臓の鼓動を1分間に1回まで減らせ、その結果、海面で呼吸するのを最大5時間に1度にすることが可能なのだという。

 プラスチックの地引網のようなものが、魚と同時に亀をとらえて傷つけやすい。また大型魚を釣る針に亀が間違って食いつくと致命傷を負うことがあり、その危険性を訴えていた。逆に日本移民が100年ほど前にこの地に伝えた定置網漁法は、網の中の魚や亀を傷つけず、あとから無傷で逃がすことができるので、同施設で大賞賛され、近隣漁師にもこの方法が推薦されているという。

 午後4時ごろエサやりをする光景が見られる。

入場料は大人36レアル、子ども等は半額18レアル。住所(R. Antônio Atanázio, 273 - Jardim Paula Nobre, Ubatuba)、問い合わせ先電話(12・3832・6202)、サイト(https://www.tamar.org.br/centros_visitantes.php?cod=9)

 【Aquário de Ubatuba】

 ウバツーバ水族館は28年前に国内初の一般公開された民間水族館で、開設以来、300万人が来場したという。

 ウチワエビやヒトデなどに実際に触れることができる水槽を初めて導入したことでも知られる。近海にいるサメ、エイ、クラゲなどを展示。楽しみながら水生生物と海洋生物の多様性を学べるようになっている。最後には、海底にいるかのような楽しい4種類の写真を撮れる有料サービス(1枚40レアル)もある。

 住所(Rua Guarani, 859 - Itaguá, Ubatuba – SP)、電話(12・3834・1382)、サイト(https://aquariodeubatuba.com.br/)

【Mercado Municipal de Peixes e Pescados】

魚市場でイカをさばいていたマリ・ルシさん

 ウバトゥーバ市営魚市場は、漁船桟橋のある島にある。お店でイカをさばいていたマリ・ルシさんに聞くと、「市内のほとんどの魚屋、約45軒が店を出しており、それぞれに専属の漁船が最低1隻いて、前夜とか早朝に漁をして朝8時過ぎにここへ水揚げして並べるので、とにかく新鮮よ」とのこと。

 ここは家族経営の小型漁船のみで、近海で獲れたタイーニャ、アンショーバ、ペスカーダ、ポルキーニョ、ソロロッカ、リングアードなどの魚や、エビ、タコ、イカなどがズラリと並ぶ。「旬のお薦めはカマロン・ローザ。朝4時に出航して、アンシェタ島など近くの島の周りで獲ってくるから最高に新鮮でおいしいわよ」という。

 住所(Barra dos Pescadores S/N – Centro de Ubatuba)、電話(12・3833・3500)、サイト(https://turismo.ubatuba.sp.gov.br/atrativosturisticos/barra/)

https://news.yahoo.co.jp/articles/e3dc0c30d8cf5ff6e61400443b6d816c6158a0d7


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【岡山大学】岡山大学代表学生が次世代リーダー・グローバル・サミットOne Young World 2024日本代表団壮行会に出席しました

2024-08-31 | 先住民族関連

国立大学法人岡山大学2024年8月30日 23時42分

2024(令和6)年 8月 30日
国立大学法人岡山大学

https://www.okayama-u.ac.jp/

◆概 要

 「次世代リーダー・グローバル・サミットOne Young World(以下OYW)」の2024年大会がカナダ・モントリオールで行われるのを前に、日本代表団の壮行会が2024年8月25日に東京で開催され、本学グローバル・ディスカバリー・プログラム3年のLin Thu Kha Htaikさんと、医学部医学科5年の寺島美優さんが出席しました。OYWは今年で14回目の開催となり、本学は2015年のバンコク大会から毎年学生を派遣しています。
 壮行会では、一般社団法人One Young World Japan Committee代表理事の大久保公人氏による開会の辞に続き、ケベック州在日事務所のChenier La Salle代表が、北米で唯一フランス語圏であるケベック州の豊かな自然や多くの移民を受け入れてきた歴史を紹介。AI(人工知能)の研究者が世界一多いことや航空宇宙産業が盛んなことにも触れ、「OYWモントリオール大会でケベック州を実際に訪問し、街並みや現地の人との交流を通して街のクリエイティブな魂を感じてください。そしてOYWで培ったネットワークを維持して、将来また皆さんがケベック州とつながってくれることを願っています」と参加者を激励しました。
 その後、過去にOYWに参加したアンバサダーとモントリオール大会に参加する大学生や社会人によるネットワーキング(交流会)が行われ、おのおのが興味のある社会課題や、大会期間中に参加を予定しているワークショップについての話題を通して交流を深めました。Lin Thu Kha Htaikさんと寺島さんを含むOYW 日本代表団は、9月18~21日にモントリオール大会において国連の持続可能な開発目標SDGsを枠組みとした、今年の大会の5つのテーマであるAI(人工知能)、健康の平等、先住民族の声、平和、気候と生態系の危機などについて国際セッションでの討論やワークショップ、ネットワーキングなどに参加し、活発なディスカッションを行う予定です。どうぞ地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の学生らの活躍にご期待ください。

○次世代リーダー・グローバル・サミット One Young World(OYW)
 2009年の世界経済フォーラム、通称「ダボス会議」(World Economic Forum、本部:スイス・ジュネーブ)において宣言され、2010年イギリス・首都ロンドン市で開催されてから、年に1度、世界190カ国以上から各国を代表する次世代の若いリーダーたち(18~32歳)が一堂に会する世界最大級のサミットです。世界が直面する地球規模の課題に対し、世界的指導者達の下、次世代リーダーたちが連携して問題を解決するための全世界合同産官学連携の次世代リーダー育成プロジェクトとして、その規模とネットワークを急速に拡大し続けています。本学は、2015年タイ・バンコク市で開催されたサミットから公式パートナーとして参画し、毎年2人の学生代表を派遣しています。

 https://www.oneyoungworld.com/

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002456.000072793.html


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マレーシア、「新ブミプトラ政策(プトラ35)」発表

2024-08-31 | 先住民族関連

Japan-indepth 2024/8/30

マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は2024年8月中旬、マレー系や先住民族を指すブミプトラと華人系など他民族との経済格差是正を目指す「ブミプトラ経済転換政策(プトラ35)」を発表した。ブミプトラは「土地の子」を意味するサンスクリット語。マレーシアで庶民出身として初めて首相になったマハティール・ビン・モハメッド第4代首相の「ブミプトラが漫然と過ごしていると経済的な格差は縮まらない」との警告は今なお耳に痛いに違いない。

■ 経済参画や所有権や管理権の拡大、社会正義と地域開発推進

プトラ35は、①経済参画の拡大、②所有権と管理権の拡大、③社会正義と地域開発の推進を掲げている。

経済参画の拡大では、高技能職でのブミプトラ比率を61%(2022年)から70%に拡大を目指す。

所有権と管理権の拡大では、ブミプトラ個人・団体による企業株式所有率を18.4%(2020年)から30%へ、ブミプトラ企業のGDP寄与度を8.1%(2020年)から30%へ拡大する。

社会正義と地域開発の推進では、ブミプトラ社会の貧困を解消し、他民族との所得格差をなくすことに向け、ボルネオ島の東マレーシアなど発展途上地域の開発を促進する。

■ 転機は1969年の人種暴動

マレーシアの転機は、1969年5月13日に起きた人種暴動であったとされる。

同国では1969年5月10日に総選挙が行われた。その結果、華人系野党の議席が大幅に増え、マレー人の間で華人による政治支配に対する危機感が高まった。同年5月13日夜に行われた華人系野党の祝賀行事行進を契機に、クアラルンプールでマレー人と華人間の間で衝突が起きた。マレーシア政府は「非常事態宣言」を発令して議会を停止し、ラザク副首相を議長とする「国家運営評議会」が発足し、行政の全権を掌握した。

この暴動が起きた翌年の1970年に、後に首相となったマハティール氏は、『マレー・ジレンマ』を出版したが、しばらく発禁処分を食らった。同書の日本語訳は高田理吉訳で、1983年11月に勁草書房から出版されている。

この書の中で、マハティール氏は、マレー人種の遺伝的要素にも言及しながら「マレー人はいつでも新しい製品や他人の新しい技術を使おうとするが、新しい技術を習得することを学ばない」と手厳しい批判を行っている。

「新ブミプトラ政策(プトラ35)」が発表されたのを見ると、ブミプトラ政策が思うように進展しない現状を象徴しているとしか思えない。

■ マレーシアの歴代首相

初代首相のトゥンク・アブドゥル・ラーマンから現職のアンワル・イブラヒム首相に至るマレーシアの歴代首相は、表1の通りだ。

ブミプトラ政策を始めたのは第2代首相のアブドゥル・ラザク氏だった。

マハティール氏は1981年7月~2009年4月、2013年5月~2018年5月と2度にわたり長期に首相職を務めている。首相当時、マハティール氏は日本と韓国を範とする「ルックイース(東方)政策」を積極的に推進した。

マハティール氏は、この7月10日、99歳の誕生日を迎えた。同月6日にはロンドンでイスラム指導者などとの会合に出席し健在ぶりを示した、とマレーシアの英字紙は報じている。蛇足ながら、現首相のアンワル・イブラヒム首相は、「ホモ疑惑」で何度か訴追を受けている。

https://japan-indepth.jp/?p=84094


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アボリジンのティーンエイジャーがパースユース刑務所で自殺した

2024-08-31 | 先住民族関連

VOI 30 Agustus 2024, 13:10

ジャカルタ - 10代のアボリジンが西オーストラリア州パース(WA)の青年刑務所で自殺しました。17歳の彼は、昨日独房で無反応であることが判明するまで、わずか2日間しか拘留されていませんでした。

トーレス海峡の人々と居住者は、ほとんどの投獄者であり、オーストラリアの居住者よりもはるかに高い割合で拘留中に死亡しています。

少年拘置所での死亡はまれですが、1年足らずで州内で2回目です。

「これは恐ろしく恐ろしい出来事だ」とワシントン州のロジャー・クック首相は8月30日(金)に調査を発表し、BBCから引用した。

「明らかに失敗が起こっており、我々は状況を理解するために重要な仕事をします。

身元不明のティーンエイジャーは火曜日に酔っ払ってセンターに到着し、健康への懸念から集中治療室に入れられました。

しかし、精神的ストレスの兆候はなかった、と矯正サービス委員のブラッド・ロイスは記者団に語った。少年は木曜日の午後のほとんどを独房の外で過ごし、彼の死の数時間前にスタッフによって10回チェックされていました。

この事件は、16歳のクリーブランド・ドッドが同州の青年拘置所で最初の記録的な死者となってから10ヶ月後に起こった。

今年の捜査官は刑務所職員を重大な不具合から釈放したが、彼の死に先立って重大な失敗を発見した。

ロイスは、木曜日に拘置所からの映像を見直し、事件におけるスタッフの反応が「正しい」ことに満足していると述べた。

クリーブランドが亡くなって以来、州全体の若者刑務所の状況は改善している、とクックは言った。

「私たちの少年拘禁施設の管理方法について、私はこれまで以上に自信を持っています」と彼は言いました。

オーストラリアは、一部の州では刑事責任の年齢を10歳まで引き上げるという国際的な圧力にさらされており、不釣り合いに先住民族の子どもたちに影響を与えています。

少年拘禁センターの状況は、子どもの権利条約を含む国際法に違反していると主張する国連を含む国際的な批判も集めている。

「これは予防可能な死です。何回、何人の専門家によって、WA政府は少年拘禁センターの危険性について警告される必要があるのか?」アムネスティのケイシー・ティーマンは声明で述べた。

長年の懸念に関するこの質問に答えて、ポール・パパリア矯正サービス大臣は木曜日、必要な「明確かつ即時の体系的な変化はない」と述べた。

「私たちはできること、必要なことなら何でも対応します。

The English, Chinese, Japanese, Arabic, and French versions are automatically generated by the AI. So there may still be inaccuracies in translating, please always see Indonesian as our main language. (system supported by DigitalSiber.id)

https://voi.id/ja/news/412391


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豪・国立公園で新感覚の先住民観光プログラム、最先端アニメーションで没入型体験、砂漠の風景をキャンバスに

2024-08-31 | 先住民族関連

トラベルボイス2024年08月30日

オーストラリア・ウルル-カタ・ジュタ国立公園で「エアーズロック・リゾート」を運営するヴォヤジーズは、新たな先住民体験「サンライズ・ジャーニー」の提供を開始した。

このプログラムは、古くからこの地に暮らす部族アナングの人々と土地とのつながりを讃える全く新しい没入型ストーリーテリング体験。砂漠の風景をサッカー場3面分(200メートル×300メートル)の巨大なキャンバスに見立て、最先端のアニメーション技術を駆使して現代アボリジナルアーティストの作品を万華鏡のように描き出す。

アナングの有名な3名の女性アーティストと映像体験クリエーター、マンディ・ライツ氏のコラボテーションによって作り出された。

「サンライズ・ジャーニー」は2時間のプログラムで、ホテルからの往復バス送迎と朝食を含め、料金は大人1人125オーストラリアドル(約1万2250円)、子ども1人75オーストラリアドル(約7350円)

※豪ドル円換算は、1豪ドル98円でトラベルボイス編集部が算出

https://www.travelvoice.jp/20240826-156192


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NZ先住民マオリの王が死去 69歳

2024-08-31 | 先住民族関連

AFPBB News 2024年8月30日 20時8分

【AFP=時事】心臓手術を受け療養していたニュージーランドの先住民マオリ(Maori)の王が30日、死去した。69歳。

 マオリの王、キインギ・トゥヘイティア・ポタタウ・テ・フェロフェロ7世(Kiingi Tuheitia Potatau te Wherowhero VII)は健康問題を複数診断されていた。心臓手術を受けた病院で亡くなった。

 広報担当者は、トゥヘイティア王が家族に見守られながら、安らかに息を引き取ったと明らかにした。数日前に戴冠18年を祝ったばかりだった。

 マオリの王は主に儀式的な役割を担い、トゥヘイティア王は在位中、年に一度だけ演説を行うのが通例となっていた。

 一方で、マオリの人々の高い収監率を低減させるための取り組みを進めた他、3月には、海の汚染と温暖化からクジラを守るために、人間と同じ権利を認めることを訴え、世界中で大きく報じられた。

 トゥヘイティア王は9月4日にマオリの王族の墓所である神聖なタウピリ山(Mount Taupiri)に埋葬される。

 トンガで開催中の太平洋諸島フォーラム(PIF)に出席しているニュージーランドのクリストファー・ラクソン(Christopher Luxon)首相は、政府庁舎と公共建物の国旗を半旗で掲揚するよう指示し、トゥヘイティア王の「(マオリの)人々への揺るぎない献身」をたたえた。

https://news.livedoor.com/article/detail/27091279/


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4首脳、ニューカレドニアへ 島しょ国、調査でフランスと合意

2024-08-31 | 先住民族関連

共同通信 2024/08/30 18:39

 【シドニー共同】太平洋諸島フォーラム(PIF)の議長国トンガのフアカバメイリク首相は30日、先住民の分離独立派らによる暴動が起きたフランスの特別自治体ニューカレドニアに、PIF4首脳でつくる調査団を近く派遣することでフランス政府と正式に合意したことを明らかにした。

 トンガでこの日閉幕したPIF首脳会議後の記者会見でフアカバメイリク氏は、調査団の目的を「全ての利害関係者に事情を聴き、現場を訪問することによって理解を深めることだ」と説明。各勢力に暴力自制と対話を促すとした。

 調査団派遣は今月いったん決まっていたが、フランス政府が調査の中身に関与しようとしたとして白紙になっていた。

https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2024083001001878.html


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「クレイジージャーニー」特別ライブ グレートジャーニー・関野氏らが観客500人に旅の秘話を熱弁

2024-08-31 | 先住民族関連

スポーツ報知 2024年08月30日 19時04分

 TBS系の紀行バラエティー番組「クレイジージャーニー」(月曜・後10時)に出演するグレートジャーニー・関野吉晴氏らがトークを展開する「クレイジージャーニーLIVE2024~ジャーニーたちの夏休み特別クレイジー授業~」が30日、東京・赤坂の草月ホールで行われた。

 南米へ何度も旅してきた関野氏は、横浜市立大の医学部生時代のエピソードを披露。さらに、旅の必需品だという医療アイテム、砂鉄120キロを使用した斧(おの)に関しても熱く語った。

 約500人の観客を前に、北極冒険家・荻田泰永氏は、北極圏周辺に居住する先住民・イヌイットについて熱弁。また、旅で見つけた「かなりおいしい!」という「ハイカロリー高たんぱく」な食事も紹介した。

 リヤカーマンの永瀬忠志氏は、30代で世界を旅した絶景写真を紹介しながら、旅に欠かせない「温かい飲み物」について、思い出を語った。異国の地で高熱に悩まされた経験についても、しみじみと思い返していた。

 計3日間のライブで総勢18人が出演した同ライブは、後日アーカイブ配信されることも決定。気になった公演を選択し、視聴することも可能となっている。

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12265-3340186/


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『北川民次展―メキシコから日本へ』世田谷美術館で 画家、教育者としての活動の全貌に迫る約30年ぶりの大回顧展

2024-08-31 | 先住民族関連

ぴあ 2024年08月30日 11時30分

1920年代のメキシコで画家・教育者として出発した異色のキャリアをもつ北川民次(きたがわ たみじ・1894-1989)は、時代や社会情勢に翻弄されながらもたくましく生きる市井の人々を描き続けた洋画家だ。その人生と表現を多角的に見つめる約30年ぶりの回顧展が、東京都の世田谷美術館で、9月21日(土)から11月17日(日)まで開催される。

20歳で渡米し、働きながら絵を学んだ北川は、革命後の壁画運動に沸くメキシコで画家として活動を始め、同時に先住民のための野外美術学校の教師を務めた。1936年の帰国後は、東京・池袋を経て愛知・瀬戸に居を定め、絵画制作に励むと同時に、戦中は絵本の制作にも熱中、戦後は名古屋の動物園を舞台に美術教育にも携わっている。1955年にメキシコを再訪した後は、念願の壁画制作にも取り組んだ。

「メキシコから日本へ」という特異な歩みを見せた北川が何を見出し、何を追求してきたのかを追う同展に並ぶのは、北川の油彩約60点と、水彩、素描、版画など約50点、さらに北川が滞在した時期のメキシコの芸術動向に関する資料や、当時交流した芸術家たちの作品を加えた計約180点だ。

見どころは、常に市井の人々とその生活に共感しながら制作をしてきた北川の温かな眼差しが感じられる作品が堪能できること。その眼差しは、先住民と深く交わったメキシコ時代も、陶器生産の活気あふれる瀬戸の日々でも変わることなく、また大作からごく小さな版画まで、そしてダイナミックな群像表現から何気ない風景画に至るまで、変わることはなかったという。

《タスコの祭》1937年 静岡県立美術館

公共建築の壁に「真に民主的な社会を建設する」という理想を描き出した壁画運動のスケールの大きな表現やメッセージ性に影響を受けた北川は、帰国後、鋭い社会批判をはらんだ大作を制作している。同展では、壁画化を念頭に描かれた作品や、戦後に実現した壁画制作についても紹介される。

北川民次《瀬戸市立図書館陶壁原画 勉学》1970年 瀬戸市美術館

北川の美術教育活動に光を当てるのも、同展の見どころのひとつ。その活動には、絵を描くことを通して、ひとりひとりが自由を希求する生き方をつかみとれるように、という願いがこめられていたという。北川の絵本や原画、また生徒たちの作品や資料を通して、その北川の願いが感じ取れることだろう。

<開催概要>
『生誕130年記念 北川民次展―メキシコから日本へ』

会期:2024年9月21日(土)~11月17日(日)
会場:世田谷美術館
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜(9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
料金:一般1,400円、65歳以上1,200円、大高800円、中小500円
公式サイト:
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/

https://news.nifty.com/article/entame/movie/12178-3337998/


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台湾彫刻の幻の傑作 所在不明60年、東京芸大に「里帰り」するまで

2024-08-31 | 先住民族関連

毎日新聞2024/8/30 05:30(最終更新 8/30 07:57)有料記事4274文字

「光-台湾文化の啓蒙と自覚」で展示された「甘露水」(撮影・黄邦銓、林君昵)=北師美術館提供

大正時代、台湾人で初めて東京美術学校(現・東京芸術大)に入学した彫刻家の黄土水(こうどすい)(1895~1930年)。その代表作である彫像「甘露水」(1919年)が母校、東京芸大に里帰りする。「台湾のビーナス」とも称される傑作は、戦後の台湾で姿を消し、幻の存在となっていた。その「発見」に尽力した台北教育大北師美術館創設者で総合プロデューサーの林曼麗(りんまんれい)氏が、その秘話を毎日新聞に語った。

台湾人初の帝展入選

 黄は台湾の日本統治が始まった1895年、台北に生まれた。台湾総督府国語学校(現・台北教育大)で木彫の才能を認められ、1915年、台湾人で初めて東京美術学校彫刻科木彫部に入学した。高村光雲に師事しつつ、自ら西洋の大理石彫刻を学んだ。

台湾人初の帝展入選

 黄は台湾の日本統治が始まった1895年、台北に生まれた。台湾総督府国語学校(現・台北教育大)で木彫の才能を認められ、1915年、台湾人で初めて東京美術学校彫刻科木彫部に入学した。高村光雲に師事しつつ、自ら西洋の大理石彫刻を学んだ。

 黄は故郷の「台湾」を強く意識し、作品に込めていく。台湾を自らのアイデンティティーに結びつけ、芸術で表現した先駆的な存在となった。

「甘露水」戦後、所在不明に

 20年、第2回帝展で台湾先住民の少年像「蕃童(ばんどう)」が入選した。台湾人初の快挙だった。

 今回公開される「甘露水」は、翌21年の第3回帝展での入選作品。大理石の彫像で、裸身の女性が大きな貝がらを背に立つ姿から「台湾のビーナス」とも称される。顔を上げて胸を張り、りんとした姿だ。林氏は「手足が長くて細身の西洋的な女性像ではなく、たくましい体つきで、とても台湾らしい。『甘露水』は仏教の言葉。皆を幸せにするという思いを込め、自らの心に内在する台湾への思いを形にしたと思う」と評する。

 黄は計4回帝展に入選し、天才彫刻家として名声を得る。皇室や政財界の有力者からも制作依頼が相次いだ。

 だが30年、「水牛群像」制作中の無理がたたって35歳の若さで病死した。死後、作品は台湾に運ばれたものの、甘露水は戦後しばらくして行方不明になった。

台湾近代彫刻の先駆者

 ・・・・・・・・・・

【鈴木玲子】

https://mainichi.jp/articles/20240829/k00/00m/030/158000c


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アイヌ文化に触れる市内ツアー

2024-08-31 | アイヌ民族関連

札幌市 2024年8月30日

北海道大学と札幌アイヌ文化交流センター(サッポロピリカコタン)を巡る市内ツアーを実施します。

(PDF:494KB)

 (このツアーは、内閣府のアイヌ政策推進交付金を活用して実施する事業です。)

日時

①令和6年10月13日(日曜日) ②令和6年10月20日(日曜日)

午前8時50分 北海道大学高等教育推進機構 正面入口前集合

(札幌市北区北17条西8丁目)地下鉄南北線北18条駅下車 徒歩10分

午前9時00分 北海道大学(解説付きで構内を見学。2~3km歩きます。)

       バスで移動

午後0時00分 札幌アイヌ文化交流センター(サッポロピリカコタン)

 昼食 ※昼食の提供やレストランはありません

自由見学(古式舞踊や展示品の観覧、各種体験など)

午後3時45分 地下鉄真駒内駅到着 ※到着時刻は交通状況により前後する可能性があります。

午後4時30分 JR札幌駅北口到着 ※到着時刻は交通状況により前後する可能性があります。

対象

札幌市内にお住まいで長い距離を歩ける方

定員

1回あたり最大20人(抽選)

費用

○交通費 無料

○サッポロピリカコタン入館料 無料

 展示室観覧料 一般:200円、高校生:100円、65歳以上・中学生以下:無料

持ち物

○昼食(サッポロピリカコタンの指定場所で各自お召し上がりください)

○雨具

受付期間

令和6年8月30日(金曜日)から令和6年9月18日(水曜日)まで

(抽選。当選者にのみ、9月25日(水曜日)までにお知らせします。)

申込方法

札幌市コールセンターのインターネット申込<応募フォーム>または電話でお申し込みください。
※電話は混雑してつながりにくい場合があります。極力インターネット申込をご利用ください。
 (電話011-222-4894 年中無休、午前8時00分から午後9時00分)

https://www.city.sapporo.jp/shimin/ainushisaku/shisaku/shinaitour.html


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地方への「移住婚」なぜ女性だけに60万円? 政府が検討する東京一極集中歯止め策に効果はあるか

2024-08-31 | アイヌ民族関連

東京新聞 2024年8月30日 12時00分

 政府が「移住婚」の女性に60万円を支給する施策を検討している。東京23区に在住・通勤する独身女性が、結婚のため地方に移住する場合、自治体を通じて支援金を出すのだという。東京一極集中に歯止めをかける策にしたいようだが、効果はあるのか。なぜ女性に限定するのだろうか。(山田祐一郎、木原育子)

 女性への支援金は、岸田文雄政権が進める「デジタル田園都市国家構想」の一環で検討されている。

◆「東京圏に女性が転入、地方には未婚の男性」

 既に同構想に基づき、2019年度から、地方移住者への支援金が運用されている。東京23区に在住するか、東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)から23区内に通勤する人が地方に移住して起業や就業する際、男女問わず最大60万円(単身者)を支援している。昨年度までに、約1万6000人に支給された。

内閣府が入る合同庁舎

 今回、政府はこの支援金を拡充し、独身の女性を対象に、起業や就業をしなくても、結婚を機に移住する場合も支援を受けられるようにする方針だという。

 「東京圏に多くの女性が転入する一方で、地方の未婚者は男性が多い」

 内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局の熊谷徹参事官補佐が制度検討の背景をこう説明する。

 対象を女性に限った点について「不公平との批判もあるが、何かしら手を打たなければならないと考えている。地方への移住を考える女性の後押しとなるようにしたい」とする。

 「主に引っ越しなどの費用」を使途に想定しつつ「金額は60万円で固まっているわけではない」とも。地方での婚活イベントの交通費への支援も検討している。年末の予算編成に向けて詳細を詰めるという。

 2023年の人口移動報告によると、東京都は転出者より転入者が約6万8000人多い。その半数超の約3万7000人が女性だ。

◆地方への移住希望者の「お見合い支援」は苦戦

 独身の男性が多い地方では、既に移住婚に向けた取り組みが行われている。

 房総半島中央部に位置し、面積の約7割を森林が占める千葉県大多喜町は過疎化が進み、人口はピーク時の2万人余りから、現在は8000人ほどに。高齢化率は4割を超える。

 同町は昨年9月から一般社団法人「日本婚活支援協会」(東京)と連携し、町外の移住、結婚希望者と町内在住・在勤者とのお見合い事業を実施している。

移住婚希望者へのサポートをPRする千葉県大多喜町のウェブサイト

 同町企画課によると、お見合いを申し込んだ移住希望者は、女性が20~50代の計36人、男性が20~60代の計13人。ただ、これまでお見合いが実現したのは3件のみ。結婚に至った例はない。担当者は「移住希望者は、地方で仕事にとらわれない生活を求めている人が多い。それでも結婚につながる割合は低い」と移住婚の難しさを口にする。

 政府が検討する支援金がカンフル剤になると思うか尋ねると「あまり影響はないのでは。支援金がもらえるから地方に移住、結婚しようと考えてもいい相手が見つからなければ難しい」。

◆1300人登録する婚活支援協会で実現した移住婚の数は…

 日本婚活支援協会は20年以降、同町を含め全国41市町村と連携し、移住婚の支援事業を展開している。後藤幸喜代表理事は「移住婚に向けた自治体などのイベントは有料のケースもあり、交通費に加えて、移住希望者の負担となっている」と明かす。

 同協会には結婚を望む約1300人が登録する。だが、結婚し、地方に移住したのは2組にとどまる。政府が検討する支援金について、後藤さんはこう指摘する。「男性を含めた支援を考えなければ根本的な解決にはならないのではないか」

 

移住婚希望者を集めるため、長野県内の7市町村が名古屋市で開いたイベントのPR

 今週、独身女性に限定した支援金の検討が報じられると、ネット上などで批判の声がわき起こった。

◆今も残る男女の賃金格差と職種格差

 NPO法人「ファザーリング・ジャパン」副代表理事で、子育てアドバイザーの高祖常子(こうそ・ときこ)さんは「とんでもなくズレ過ぎている。なぜこんな施策が浮上したのか信じられない」とあぜんとする。

 まずは、その額だ。物価高の上、残業規制強化でトラック運転手が不足する「2024年問題」が影響し、引っ越し料金は値上がり傾向にある。「既に移住を決めている人は助かるかもしれないが、引っ越し代や家具の購入費用などで消える程度の額。60万円もらえるからといって、喜んで移住する女性がいるとは思えない」とバッサリ。

 そしてこう説く。「若い女性が地方から東京に流入するのは、安心して働いてキャリアを積める場所も少なく、男女の賃金格差や職種格差もいまだ歴然と残っているからだ」

 さらに「都市部に比べて地方は保守的な地域が多い。男性が食事の準備や保育園の送迎をしていると『嫁は何をしているのか』という目で見られたり、『子どもはまだ生まれないのか』と平気で言われたりする話をいまだに耳にする」とし、「そういった精神的な負荷は60万円で穴埋めできない」と訴える。

◆「国家が国民を移動させる」姿勢に疑問の声

 恵泉女学園大の上村英明名誉教授(国際人権法)は、支援金の検討内容を巡り、国家が特定の国民を移動させようとすることの重大性に言及する。

 「移動の自由は重要な人権だ。これを踏みにじる行為は、歴史的にたくさんあった。北海道では明治期に、多くの和人(アイヌ民族ではない日本人)が国策で送り込まれ、アイヌ民族がさらに強制移住の被害者となった歴史がある。人の移動に国家が関わるのは実は大変なことだ」と指摘。「国家がある種の餌を与えて人の移動に関わることに根本的な議論もなく、平然と手を突っ込んでくる。非常に前近代的な話ともいえる」

 なぜ女性だけなのか、というところにも、疑問の目が向けられている。

 性的マイノリティーの支援団体「fair」の松岡宗嗣代表理事は「女性をモノ化しているように感じた」と率直に話す。「独身の女性を焦点化し、男女で結婚し、子どもを産み育てる家族のあり方だけを肯定し、マイノリティーを排除しているとも取れる」

◆「特定の家族のあり方だけ押し付ける」

 2007年1月に柳沢伯夫厚生労働相(当時)が集会で、女性を「産む機械」と表現し、批判が渦巻いた。その後も保守系の政治家を中心に、結婚や出産を巡り、偏った見解の発言が相次ぐ。

 前出の松岡さんは「同性婚や夫婦別姓制度の実現は棚上げのまま、産めよ増やせよと特定の家族のあり方だけを押しつける。強い言い方をすれば、国が率先してセクハラをしているような状況だ」と憤る。

 地方創生策の面からも、今回検討されている支援金への疑義が示されている。

 日本総研の藤波匠上席主任研究員は「若い世代はどういう人と結婚し、どこで子育てするかなど、ライフプランをかなりしっかり考えている」と指摘。

◆「本気の地方創生には高度人材の受け皿を」

 その上で「本気で地方創生をしたいのなら、女性の雇用環境を改善するなど、地方が高度人材の受け皿になるための施策を打つ中小企業や自治体をバックアップする費用に回すべきだ。働き続けられる魅力的な環境があれば、男女問わず人は戻り、地方は活性化する」と強調する。

 そして、国の姿勢に厳しい言葉を投げかけた。「『若い夫婦が来てくれたらいいな』くらいの甘い見通しとの印象を受ける。東京一極集中の逆転は期待できない」

◆デスクメモ

 今回の支援金の案は軽い。まず、地方衰退の根深さに対する軽さ。そして、足りないなら別の場所から動かせばいいという発想の軽さだ。人は工場間で融通し合える材料とは違う。60万円でどれだけの人が人生の大決断を下すだろう。よもや政府はこれが抜本策と考えてはいるまいな。(北)

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/350881


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