先住民族関連ニュース

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上海万博、3~5日「北海道の日」 総勢400人、食・観光PR

2010-08-31 | アイヌ民族関連
(日本経済新聞 2010/8/31 0:38)
高橋はるみ知事や道内経済団体のトップらは9月3~5日、中国の上海国際博覧会(上海万博)の日本館で開催する「北海道の日」で、道産食品や観光の魅力をアピールする。道内各地の四季折々の風景や特産品、搾乳体験コーナーなどを用意し、中国人観光客のさらなる誘致や経済交流につなげる。
 上海三越で同時期に開く「北海道物産観光フェアin上海」を含めると、道内からの参加者は総勢約400人になる。
 日本館のステージではアイヌ古式舞踊や民謡の江差追分などを披露。流氷ツアーやばんえい競馬、パークゴルフも映像などで疑似体験できる。
 上海三越では道産ホタテなど道内のえりすぐりの農水産物やスイーツ、地酒など計200品目を集め、試食や販売で中国人を魅了する。道が中国で商標登録を出願した道産品輸出用シンボルマークも紹介し、ブランド力の向上を図る。

http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819491E1E2E2E2978DE1E2E2EAE0E2E3E29EE6E3E2E2E2;p=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E2E3E0;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2

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【名盤クロニクル】野卑な演奏が感動を呼ぶ 伊福部昭「シンフォニア・タプカーラ」ほか

2010-08-31 | アイヌ民族関連
TechinsightJapan2010年8月30日 15:00
(ジャンル:クラシック)
日本作曲界の重鎮として、黛敏郎、芥川也寸志、石井眞木らの日本を代表する作曲家を輩出して、この上ない尊敬と賞賛を受けてきた伊福部昭の米寿を祝うコンサートのライブ録音である。
ここでは伊福部昭の作品3曲と、弟子の作曲家が師の米寿を祝うために作曲した作品4曲が収録されているのだが、中でも代表曲のひとつ「シンフォニア・タプカーラ」の演奏が非常に素晴らしい。
日本人作曲家の作品には、邦楽器とオーケストラのために作曲されたものが少なくない。
東洋と西洋の邂逅でもあり、日本人のアイデンティティの表現でもあったわけだが、そこには意外なほど「日本的感性」はあまり存在しない。
逆に伊福部昭の作風に見られる、西洋楽器を主体として、そこに民族音階を多用した音楽に、日本人の魂を感じる。
さて、「シンフォニア・タプカーラ」は、アイヌの祝祭舞踊にインスピレーションを得て作曲された3楽章の交響曲であり、北海道の雄大な大地を思わせる緩徐楽章を挟んで、両端楽章で熱狂的かつ土俗的な音響が鳴り響く。
この作品の演奏には、「音楽的」に優れた演奏よりも、あまり上手でないオーケストラが野卑な音響で熱狂的に演奏したときに、その魅力が最大限に発揮される。
このライブアルバムにおける演奏は、アマチュアでありながら伊福部作品には精通している新交響楽団を、伊福部の門下生、石井眞木が指揮したものだ。
終楽章で聴かれる高揚感と、なりふり構わず突進する迫力は、他の音源を圧倒する素晴らしさである。
伊福部自身も語っていたように、彼の音楽が若い世代に支持されるのは、リズムを強調する突進型の音楽がロック世代と共感するものがあるからであろう。
できるだけ大音量で堪能して欲しい名演奏である。
なお、門下生が作曲した祝賀曲は、伊福部本人の作品とは異なり、洗練された作風で違った魅力を見せてくれる。聴きくらべてみると非常に面白いだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)
http://japan.techinsight.jp/2010/08/sanada201008291548.html

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絶滅種安らかに/屈斜路湖畔で鎮魂祭

2010-08-31 | アイヌ民族関連
(釧路新聞 2010年08月30日)
  絶滅種鎮魂祭(三上務世話人代表)が28日、屈斜路湖畔のイピリマミンタラで開かれた。同祭は、人間の行為により絶滅となった動植物の霊を慰めようと、毎年有志が集い行われている。この日は全国から約100人の賛同者が集まった。京都の愛宕神社による神事、アイヌ民族の精神にのっとったカムイノミ(神々への祈り)で、参加者全員が絶滅種への祈りをささげた。続いて、参加者の代表4人による「地球における人間の役割」をテーマにシンポジウムが開かれた。パネラーからは「長く続いた縄文時代の人たちから人間の役割を学ぶべき」「アイヌ語から人間へのメッセージを考えては」などの意見が出され、参加者は真剣に耳を傾けていた。   
http://www.news-kushiro.jp/news/20100830/201008304.html

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きょうの潮流

2010-08-29 | アイヌ民族関連
「しんぶん赤旗」2010年8月29日(日)
 東京・上野の国立科学博物館で、先日、同館の研究者が「DNAが語る日本人の成り立ち」と題して語る企画がありました。「お盆休み」の最中で、小学生を含め、多くの人が詰めかけ、盛況でした▼DNAの研究で、在来系の縄文人と渡来系の弥生人の混血で日本人が形成されたという説が裏付けられる一方、縄文人の特徴を色濃く残した人々とみられていたアイヌは北方の人々との共通点が多いことがわかったといいます。興味深い話に引き込まれました▼最近、沖縄県石垣島の白(しら)保竿根田原(ほさおねたばる)洞穴で約2万年前の人骨が見つかりました。骨から直接年代がわかった人骨としては最古です。日本列島にヒトが住み始めたのは約4万年前とみられていますが、土壌の性質から古い骨はほとんど残っていません▼比較的多く見つかっているのが沖縄の島々です。約1万8000年前とされる港川人骨(八重瀬町)は、中学校の歴史教科書に記載され、海外の文献にも登場します▼しかし、遺跡自体はあまり知られていません。日本では石器などと一緒でないと、人骨は文化財保護の対象とならないからだといいます。近年、人骨にも文化にかかわる多くの情報が含まれていることが明らかになってきたと、東京大学の米田穣准教授が本紙学問文化欄(7月7、9日付)に書いています▼今日は60回目の「文化財保護法施行記念日」。人骨遺跡が、揺籃(ようらん)の地アフリカから日本列島にたどり着いた人々の旅路に思いをはせる場所となってほしいと思います。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-08-29/2010082901_06_0.html

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姉妹都市からアイヌ交流団

2010-08-29 | アイヌ民族関連
(読売新聞 2010年8月29日 )
県内から多く移住した北海道やアイヌの文化を学ぼうと、となみ散居村ミュージアム(砺波市太郎丸)で28日、「アイヌ文化交流の集い」が開かれた。
 砺波市と姉妹都市の北海道むかわ町に住むアイヌ協会むかわ支部の男女15人が初めて訪れ、座った状態で輪になって踊るアイヌ古式舞踊「ウポポ」などアイヌに伝わる歌や踊りを約100人の参加者に披露した=写真=。同支部の木下梅雄支部長(72)は「皆さんに見てもらおうと(アイヌの)歌や踊りの練習をしっかりしてきた」と語った。
 29日は庄川生涯学習センター(砺波市庄川町青島)で、市立庄川小の児童らが参加し、アイヌの民族楽器「ムックリ」の製作体験などが行われる。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100829-OYT8T00009.htm

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白糠駒踊り さあ上海へ 最後の練習で熱気

2010-08-29 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 08/28 12:53)
 【白糠】上海万博の「北海道の日」(9月3~5日)のステージに登場する町の伝統芸能、白糠駒踊りを伝承する同保存会が26日、最後の練習を行った。初の海外公演を控えて、五十嵐昇会長(75)は「仕上がりは十分」と意気が上がっている。(足利直哉)
 駒踊りは、かつて馬産地だった町内に90年前ほどから伝わる。朝に厩舎(きゅうしゃ)を出た若い馬の1日の様子を再現。鉄板などでできた「駒」のほか、浴衣、かさを身につけ、馬になりきって踊る。
 万博への出演は、道の公募に応じたもので、アイヌ183件古式舞踊、江差追分などとともにステージに立つ。このほか、上海市内で行われる北海道物産観光フェア、釧路地域活性化協議会のPRイベントでも披露する。
 和天別パイオニアセンターで行われた練習には、中学生からお年寄りまでの20人のほか、活性化協議会のPRイベントで共演する「北海道くしろ蝦夷(えぞ)太鼓」の10人が参加した。
 大きく輪になるのが駒踊りの特徴だが、6メートル四方と狭い万博の舞台を想定して、年長者が「あまり広がらないで」「踊りにメリハリを」と指示しながら、踊りを通しで3回繰り返した。
 数頭の駒が頭を突き合わせる「駒かじり」では、参加者が駒を左右に激しく揺らし、本番さながらの演舞で熱気に包まれた。
 最年長で「駒」の製作を手がける吉田良夫さん(82)は初の海外公演に「続けてきて良かった。踊りは生きている馬のようなので、上海でも楽しんでもらえると思う」と意気込む。五十嵐会長は「練習を6月から毎週びっちりやってきて、きっちり調整できた」と満足そうだ。
 一行は釧路地域活性化協議会が運航するチャーター便で1日に釧路空港を出発し、6日に帰る。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/248388.html

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白老・虎杖浜に「海の別邸ふる川」が1日オープンへ

2010-08-29 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年8月28日(土)朝刊】
 白老町虎杖浜の旧ホテルビュラメールを購入、改修を加えていた定山渓パークホテル(本社札幌)は、「心のリゾート・海の別邸ふる川」として9月1日にオープンさせる。古川善雄社長(70)は「豊かな自然と一体となったゆったりとした時間を過ごしていただきたい」と話している。
 鉄筋コンクリート4階建て、延べ床面積約5千平方メートルの同施設は、今春以降「未来へつなぐ太古からの贈り物」をコンセプトにした大規模改修の手が加えられてきた。客室数は30。風呂付きの特別室やペットルームも備えた。客室は壁面をクロス張りから土壁にし、「自然の恵み」を醸し出した。
 吹き抜けロビーは、いろりを構え、数メートルの竹やアイヌ民族の小舟、古川社長が今年5月にチベットで求めたつぼなどがゆったりとした時間の流れを演出している。自然を生かしたコンセプトから、今後ソーラーパネルを屋上に設置する。
 風呂は内湯、露天風呂、足湯などを配置。食材は白老牛や前浜で捕れた海産物などを基本に提供するという。宿泊料金は1万5千~5万円。
 古川社長は「登別温泉や定山渓と競争しようとは思っていない。お客さまの声を聞きながら、心のリゾートをつくっていきたい」と話す。
 定山渓パークホテルは、定山渓と小樽に宿泊施設を経営、古川社長は2年前まで定山渓観光協会長を14年間務めた。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/08/28/20100828m_08.html

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加古川観光大使:市出身の映画監督・松下さんに /兵庫

2010-08-28 | 先住民族関連
(毎日新聞 2010年8月27日 地方版)

 加古川市出身の映画監督、松下俊文さん(59)=米ニューヨーク在住=が、加古川観光協会から「加古川観光大使」に任命された。全国や世界を舞台に活躍する人に加古川の魅力を発信してもらう制度で、大使任命は8人目。
 松下さんは市立加古川小、加古川中、私立白陵高を経て同志社大を卒業。松竹京都撮影所で助監督などを務めた後、29歳で渡米し、ニューヨークを拠点にテレビドキュメンタリーなどを制作した。01年9月の同時多発テロを目の当たりにしたことが転機になり、南米に渡って現地の人々の生活を撮影。ボリビアのウユニ塩湖周辺に暮らす先住民少年の成長を描いた劇映画「パチャママの贈りもの」を約7年かけて完成させた。映画は昨年末から全国各地で順次上映されている。【成島頼一】
〔播磨・姫路版〕
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100827ddlk28040489000c.html

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マオリ舞踊誇り込めて NZ先住民教師が披露 仙台

2010-08-28 | 先住民族関連
(河北新報 2010年08月27日金曜日)

 ニュージーランドの先住民マオリ人の伝統舞踊や文化に触れるイベントが28日、仙台市泉区の仙台白百合学園中・高の学園祭で開かれる。同校のマオリ人教師との交流を通じて異文化を学ぼうと、生徒が企画した。伝統舞踊の公演もあり、「本物の迫力を体験してほしい」と多くの市民の来場を呼び掛けている。
 同校の英語教師ジェリー・パランギさん(40)が所属するマオリ人8人のダンスグループ「ンガ・ハウ・エ・ファ(四つの風)」が出演する。ニュージーランドのラグビー代表チームの試合前のパフォーマンスとして知られる伝統舞踊「ハカ」を披露。映像でマオリ語や伝統文化も紹介する。
 13年前に来日したパランギさんは、同校に勤務して3年目。母国ではマオリ人であることに複雑な思いを抱いていた。多くの日本人がマオリの文化に関心を寄せたのがきっかけで、文化を再認識し、先住民の誇りを取り戻したという。
 今回の公演は、生徒からの願いを聞き、パランギさんが全国にいる仲間に声を掛けて実現。「学校での公演が実現できてうれしい。マオリ人の心を伝えたい」と張り切る。
 開演は午後1時半。学園祭では中学の英語部が、マオリをテーマにしたワークショップも開く。簡単なあいさつを学び、伝統の遊びなども体験できる。
 学園祭実行委員長の高校3年歌原由梨奈さん(17)は「映像を見ただけでも、熱気が伝わってくるほどのパフォーマンスだった。本番が楽しみ」と語った。
 連絡先は仙台白百合学園中・高022(777)5777。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/08/20100827t15028.htm

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アイヌ文化の発信拠点で作品展開催へ

2010-08-28 | アイヌ民族関連
(十勝毎日新聞 2010年08月27日 14時53分)

 アイヌ文化の発信拠点「ハポネタイ」(清水町旭山28、惠原るみ子代表)で9月18〜26日、現代アイヌ文化を代表する版画家結城幸司さん=札幌在住=ら5人のアーティストによる作品展「Forest Story〜神話と心話の世界の語り〜」が開かれる。
 ハポネタイ(アイヌ語で母なる森)は惠原代表ら関東在住のアイヌ民族有志が中心となって、昨年から本格的に整備を進めている。森の中に作品の展示スペースやステージを設け、昨年夏にアイヌ文様をモチーフにした絵やシルバーアクセサリーを制作する芳野省吾さん、アイヌにかかわりが深い動物などを描く小笠原小夜さん=いずれも東京在住=による二人展を開催した。
 第2弾の今年は結城さんと芳野さん、小笠原さんのほか、彫金作家のagueさん=東京在住=、縄文工芸作家の平田篤志さん=神奈川県在住=が出品する。作品展のほか、9月25日午後1時からは、アイヌの伝統的なササぶきの仮小屋「クチャ」を作るワークショップ、同6時からは結城さん率いる「アイヌ・アート・プロジェクト」などのライブと交流会を予定している。総合プロデューサーの惠原詩乃(うたえ)さんは「開放的な森の中での展覧会は珍しく、屋内で鑑賞するのとは違う感じ方、空気感を味わえる。作品を鑑賞する中でアイヌ文化に触れてもらいたい。昨年来てもらった人にも新しい物を見せられると思う」とし、多数の来場を呼び掛けている。
 開場は午前11時〜午後5時。入場無料。ライブと交流会は参加費1500円(1ドリンク、1フード付き)。ワークショップ、ライブと交流会はEメール(haponetay@livedoor.com)で予約。期間中の問い合わせは(080−5429−5237)へ。
http://www.tokachi.co.jp/news/201008/20100827-0006444.php

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アイヌ民族生活調査 道が記載ミスを謝罪 協会札幌支部に

2010-08-28 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 08/27 08:47)

 道が2007年に公表したアイヌ民族の生活実態調査報告書に記載ミスがあった問題で、北海道アイヌ協会札幌支部は26日、ミスが起きた経緯について説明するよう文書で申し入れた。
 道アイヌ政策推進室の村井篤司参事は、道庁を訪れた同支部役員らに「相当の時間が経過してから誤りが発覚したことをおわびしたい」と謝罪。これに対し、同支部の多原良子事務局次長は「きちんと調べて回答してから、あらためて謝罪してほしい」と述べた。
 報告書ではアイヌ民族の生活実態について「とても苦しい」と答えた人が全体の0・3%としたが、正しくは29・7%だった。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/248146.html

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『アムネスティ人権報告書2010』日本語版発刊!

2010-08-27 | 先住民族関連
(レイバーネット 2010.08.26 通巻436号)

アムネスティの最新年次報告書の日本語版「アムネスティ・レポート 世界の人権2010」が今週発売されました。世界159カ国における2009年の人権状況を網羅した本報告書では、弾圧、暴力、差別、権力闘争、政治の行き詰まりによって引き裂かれた、人びとの命と暮らしが描き出されています。
2009年の世界の人権状況のキーワードは、「説明責任」。言うまでもなく、法は守らなければなりません。しかし、人権を踏みにじった者が、法の裁きを受けないことは多々あります。イラン、中国、ロシアなどでは、政府による深刻な人権侵害が続いています。被害を被っている人びとには、真実を知り、正義を求める権利があります。加害者に説明責任を果たさせること、これが人権を守るうえでますます重要になってきています。
また2009年は、アムネスティが妊産婦の権利に焦点をあてた年でもありました。毎年、50万人以上が妊娠に関連した合併症で死亡しています。とくにシエラレオネ、ペルー、ブルキナファソ、ニカラグアなどの国ぐにでは、人権侵害が妊産婦の死亡率に大きな影響を与えています。女性への差別、性と生殖の権利の否定、基本的医療の絶対的な不足など、国際社会が取り組まなくてはならない事柄はたくさんあります。
そのほかにも、「ミレニアム開発目標」「先住民族の権利」「CSR」など、人権を考えるうえで欠かせないテーマが、本報告書には散りばめられています。世界の国ぐにを知るうえで、政治、経済、文化と同様、その国の人権状況を知ることは大切です。ジャーナリストや専門家のみならず、一般の方々や学生にも是非手にとっていただければと思います。
アムネスティ・レポート「世界の人権2010」は、東京事務所、およびアムネスティのオンラインショップで発売中です。また、お近くの図書館に入庫のリクエストをお願いします!
アムネスティ・レポート『世界の人権2010』B5版376頁 税込価格3360円(会員価格2400円)
2ヵ国語版(日本語、英語)のPDFが入ったCD版、および5ヵ国版(日本語、英語、フランス語、スペイン語、アラビア語)のPDFが入ったUSBメモリ版(1GB)も発売中!
CD版 税込価格2000円USBメモリ版(1GB)税込価格2500円(数量限定)
ご注文は 東京事務所TEL:03-3518-6777 FAX:03-3518-6778
オンラインショップ 
http://amnesty.online-store.jp/i-shop/category_l.pasp?cm_large_cd=1&to=cl&mm=1

http://www.labornetjp.org/news/2010/1282805613135staff01

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【白老】水野さんが2年連続優秀賞 アイヌ工芸品コンテスト

2010-08-27 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 8/26)

 アイヌ文化振興・研究推進機構主催の2010年度アイヌ工芸品コンテスト木工芸の伝統的作品部門で、白老観光協会職員の水野練平さん(32)が、最高評価の優秀賞を2年連続で獲得した。
 手掛けた作品は、アイヌ語で「イタ」という木製の盆。物を乗せる部分に、鮮やかなアイヌ文様を彫り込んだ。「博物館の展示にあるような、歴史や伝統を感じさせる印象に仕上げたかった」と話し、独創性よりも忠実性を意識した。チセ(家屋)のいろりの煙でいぶされた質感を求めようと、布ですすを刷り込んだりもした。
 アイヌ工芸品との出合いは、一昨年まで8年間勤務したアイヌ民族博物館での経験。生活道具、楽器、衣装などのアイヌ文様の美しさに魅せられ、製作技術を学んだ。昨年のコンテストでは、小刀「マキリ」を製作した。
 観光協会がホームページ上で運営する「北海道・白老ねっと商店」で作品を販売している。水野さんは「白老の観光にアイヌ文化は欠かせない。作品を通して文化の普及に貢献できたら」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10082601.html

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砂澤ビッキさんの大作 木の彫刻1本倒壊

2010-08-27 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年08月26日)

■木の彫刻 朽ちても芸術
■砂澤ビッキさん晩年の大作
■「展示続ける」 札幌芸術の森野外美術館
 朽ちる姿も芸術作品として――。北海道を代表する現代彫刻家のひとり砂澤ビッキさん(1931~89)の晩年の大作で、札幌芸術の森野外美術館(札幌市南区)に展示されている「四つの風」の一部が今月初め、倒壊した。木の腐食が原因だが、作品が自然にかえる姿を見せるのも芸術だという作者の考えに従い、朽ちゆくままに展示が続けられている。
(吉住琢二)
 砂澤ビッキさんは旭川市出身のアイヌ民族で、北海道の自然に根ざした独創的な木の彫刻を数多く残した。86年に設置された「四つの風」は、樹体の側面をえぐり全面に鑿(のみ)跡を入れた、高さ5・4メートルのアカエゾマツ4本を東西南北に向けて配置。四季や自然の調和を表現しつつ、自然の雄大さや厳しさ、ぬくもりを感じさせる作品だ。
 最初は生木色だった樹体も風雪にさらされるうちに灰色に変色し、あちこちに亀裂が入るようになった。キノコが生えキツツキが巣を作ったこともあった。
 倒壊が心配され始めた2001年には「作品の今後」をテーマにシンポジウムが開かれた。美術評論家らが「倒れた姿でもかまわない」「風雪で鑿跡が消えると魅力が減る」「作品を屋内に移し屋外には複製を設置すべきだ」など議論を繰り広げたが、「結論」は出なかった。
 そして今月6日朝、美術館職員が、4本の柱のうち南側の1本が根本近くから折れて倒れているのを見つけた。樹体内部の材が腐ってスポンジ状になっていた。
 砂澤さんはこの作品について「自然は、風雪という名の鑿を加えてゆくはずである」という言葉を残していた。
 札幌芸術の森美術館の吉崎元章副館長は「作者の精神に従って、変化していく様も作品として当面見守ることにした。作者は50年はもつと考えていたようだが北海道の自然は想像以上に厳しかった。『迫力ある』という人も『悲惨だ』という人もいるかもしれないが、作品が自然とともにあるという作者のメッセージを感じてもらえるのではないか」と話している。
 他の柱が倒壊する危険もあるために、作品周辺をさくで囲い、倒壊の事情を説明したプレートを設置して、展示している。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001008260005

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卓上四季 数字を読む

2010-08-27 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 8月26日)

思えばなんと数字にあふれた日常生活だろう。買い物をはじめ銀行カード、電話、時計、体重計など、1日にどれほど数字を見ていることか▼数字自体は感情を持たないが、物価や血圧が上昇すれば不安になる。株価や円相場の変動は生活経済に響く。この夏は気温や降雨確率の予報も目を引いた。人間にかかわる数字は、高低や増減の変化にこそ意味があるらしい▼道が実施したアイヌ181件民族生活実態調査の誤りが明らかになった。生活が「とても苦しい」と「豊かである」の回答比率を逆にしていた。正しくは前者が29・7%、後者は0・3%だった。パソコンの入力時に間違えたという▼人間のすることに「うっかりミス」は起こり得る。ただ、生活の苦しさを訴える回答は、前回まで30%を超えていた。急に1%を切って、疑問に思わなかったのだろうか。数字の劇的な変化に誰も気付かなかったことが怖い▼いや、人ごとではない。当時「大幅改善」と報じた本紙こそ、痛切に反省すべきだろう。3年前に報道されるとすぐアイヌ民族から「実態と違う」と指摘が出た。年間所得や生活保護の数字は前回調査より悪化していたのだ▼本紙の記事も、生活意識だけ「改善」された理由が明快ではなかった。数字の激変に納得できたか。読み取り方が浅くなかったか。日ごろの生活実態取材と比べてみたか-。忘れてはいけない教訓である。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/248002.html

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