先住民族関連ニュース

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北海道の文化、どう紹介? 韓国の高校生が日本語で取材 ソウルでコンテスト

2023-07-31 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年7月30日 19:11

「日本語体験コンテストin北海道」で入賞し、賞状を受け取る高校生(玉邑哲也撮影)
 【ソウル玉邑哲也】日本語を学ぶ韓国の高校生を対象にした「日本語体験コンテストin北海道」の選考会が30日、ソウルで開かれた。高校生が日本語を使って道内の文化などを取材体験する企画を発表した。
 アジアの留学生を支援する共立国際交流奨学財団(東京)の主催。韓国でのコンテストは1999年から開き、入賞者を日本に招待している。今回は訪問先を北海道に限定。1週間の日程で道内の大学や専門学校など教育機関のほか、観光名所などで取材体験し、交流サイト(SNS)などで発信する企画を募集した。
・・・・・
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/885774/

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ウポポイ 80回近く通う小樽の中学生・小川さんのお薦めは? 記者が一緒に訪問<デジタル発>

2023-07-31 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年7月30日 14:00
 胆振管内白老町にあるアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」は今月、開業3年目を迎えました。3年間で展示や体験プログラムも進化しています。「博物館で文化を学ぶだけでなく、実際に体験できるところが魅力」。80回近くウポポイに通う「ウポポイ博士」の小樽市の中学生、小川神威(かむい)さん(13)はそう話します。6月中旬、「ウポポイ素人」の記者(27)が、小川さんと一緒にウポポイを巡りました。(苫小牧報道部 斎藤雅史)

ウポポイを巡る小川さん(井上浩明撮影)
 やや曇った日曜日の午前8時50分ごろ。「遅いですよ」。施設前で待ち合わせた小川さんは言いました。いつもは午前9時の開場の30分前にはゲート前で待っているそう。入場ゲートがあるエントランス棟には既に5、6人が並んでいました。土曜日や日曜日は、午前10~11時台が混むので「ゆっくり静かに見るなら朝一番に来るのがおすすめです」と小川さん。
 「久しぶり」「元気?」。ゲートをくぐると、職員が小川さんに次々と声をかけてきます。ウポポイに80回近く通う小川さんは、職員ともすっかり顔なじみで、親しげに言葉を交わします。
 ウポポイ施設について紹介しましょう。
民族共生象徴空間(ウポポイ) アイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンターとして2020年7月に開業した。2009年に政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の報告書で「民族共生の象徴となる空間」の整備が提言されたことを受け、2014年に胆振管内白老町での整備が閣議決定された。敷地面積は約10ヘクタール。中核施設の国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設からなる。総工費約200億円。2019年に施行されたアイヌ施策推進法(アイヌ新法)に基づき、アイヌ民族文化財団(札幌)が運営する。開業から2023年7月11日までの3年間の累計入場者数は89万0573人。政府は年間100万人の入場者数を目指している。
■定期的に替わる展示にワクワク
 まず向かったのは中核施設の国立アイヌ民族博物館。2階にある基本展示室に、神や先祖へのお供え物として使われるイナウ(木幣)やアイヌ民族の着物が並んでいます。男性用と女性用とで文様や色の使い方が違います。小川さんは「縫い目の繊細さにひかれる。展示されている着物は2~3カ月おきに替わるので毎回、テンションが上がる」と笑顔で話します。通い続けるからこその楽しみですね。
 小川さんがアイヌ文化に興味を持った背景には両親の存在があります。名前の読みの「カムイ」はアイヌ語で「神」の意味。両親は伝統弦楽器トンコリの奏者OKI(オキ)さん=上川管内当麻町在住=の音楽が好き。言葉の意味や音の響きから小川さんの名前を決めました。小川さんが幼いころから、家族でアイヌ関連のイベントに出かけてきました。
 小川さんはウポポイ開業でアイヌ民族への関心が高まり、「アイヌ神謡集」をまとめた知里幸恵に関する漫画や関連書籍を読むようになりました。「物を大切に使ったり、自然と共存したりする暮らしに魅力を感じる」という小川さん。長期休みの度に、1人で小樽からJRを乗り継いで白老町に来て祖母宅に泊まり込み、ウポポイに通っています。
 小川さんがウポポイで熱中しているのが、アイヌ文様の刺しゅう体験です。工房に移動し、受付で午前10時からの刺しゅう体験の予約をしてから、伝統的な生活を体感できるチセ(家屋)が再現された伝統的コタンエリアに向かいます。時間を有効に活用する工夫です。
・・・・・・・・

●住所 胆振管内白老町若草町2丁目3
●料金
・1日入場券
大人1200円(団体・960円) 高校生600円(同・480円)
中学生以下無料※団体は20人以上。
・年間パスポート
大人2000円 高校生1000円 ※博物館特別展料金などは別
●開館時間(2024年3月まで)
・7月1日~8月31日は午前9時から午後8時
・9月1日~30日は平日午前9時~午後6時、土日祝日は午前9時~午後8時
・10月1日~31日は午前9時から午後6時
・11月1日~24年3月31日は午前9時から午後5時
●休館日
・月曜日(祝日または休日の場合は翌日以降、ただし8月14日、9月19日、2月5日は開館)
・年末年始、冬期(12月29日~1月3日、2月20~29日)
●ホームページ https://ainu-upopoy.jp/
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/885013/

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日本最古アイヌ資料館新装 北海道・旭川 新館長が就任

2023-07-31 | アイヌ民族関連
山陰中央新報2023/7/31 04:00

 1916年に開設された日本最古のアイヌ民族の資料館「川村カ子ト(かわむらかねと)アイヌ記念館」(北海道旭川市)の新館建設工事が終わり、このほどリニューアルオープンした。記念の式典が開かれ、4代...
残り416文字(全文:513文字)
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https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/425760

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【書評】北の大地で出会った二人の音楽家 『七人の侍』の早坂文雄と『ゴジラ』の伊福部昭の青春物語

2023-07-31 | アイヌ民族関連
NEWSポストセブン7/30(日) 7:15配信

【書評】『北の前奏曲 早坂文雄と伊福部昭の青春』/西村雄一郎・著/音楽之友社/2860円
【評者】川本三郎(評論家)
「七人の侍」の作曲家、早坂文雄と「ゴジラ」の作曲家、伊福部昭には共通点がある。共に若き日、北海道で育ち、独学で音楽を学んだこと。二人は昭和七年に札幌で出会い、同じ大正三年生まれで共にクラシック音楽が好きだったため、親しくなり、よきライバルにもなった。
 黒澤明研究の第一人者である筆者は、この二人の音楽家の北海道での青春時代に焦点を絞って、読みごたえのある青春物語にした。伊福部昭のほうは裕福な家庭に育ったが、早坂文雄は父親が家庭を捨てて出奔したため、経済的に辛酸をなめて育った。
 著者は主として早坂のほうに重点を置いて書いている。早坂がいくつかの下積みの仕事をしたあとようやく高校の教職を得たこと。恋愛でも苦労したが相手の女性の変らぬ愛情に支えられたこと。また伊福部昭という良き音楽の友を得たことで切磋琢磨したこと。何よりも二人が北海道で育ったことが大きい。東京から離れていたために、中央の音楽界の動向に左右されず独自の道に進めた。
 東京のクラシック音楽界がドイツ音楽一辺倒だったのに対し、二人はドビュッシー、ラヴェルらフランス音楽に傾倒した。とくに早いうちにエリック・サティの音楽に親しんでいたとは驚く。
 また北海道という土地柄、アイヌの文化に接することも多く、その音楽にも惹かれた。北海道という中央から離れた地だったからこそ、逆に世界が近くなった。彼らの周辺では海外の音楽家たちと文通したり、自作の楽譜を送ったりして交流を深めたという事実も面白い。
 伊福部昭は亡命ロシア人の音楽家でパリにいたチェレプニンが設定した新人の音楽家のための作曲の賞を受賞して大きなキャリアとなった。北海道は東京とは離れていたが世界には近かった。また北海道は新しい土地だけに助け合いの精神が強く、しばしば挫折しかかる早坂文雄を友人たちが助けている様子も心打たれる。よく取材して書かれた労作。
※週刊ポスト2023年8月4日号
https://news.yahoo.co.jp/articles/613e92bc3d09d00b2837fd4d6e71703bdbc98a4b

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伝統の踊り「カパハカ」で花添える 全国総合文化祭(かごしま総文)でニュージーランドの招待校

2023-07-31 | 先住民族関連
南日本新聞7/30(日) 7:51配信

伝統の踊り「カパハカ」を披露するニュージーランドの高校生=29日、鹿児島市の西原商会アリーナ
 29日、鹿児島市の西原商会アリーナであった全国高校総合文化祭総合開会式で、ニュージーランド、ベトナム、韓国からの招待校が、それぞれの伝統芸能や文化を表現するステージを披露し花を添えた。
【写真】(別カット)伝統の踊り「カパハカ」を披露するニュージーランドの生徒ら=29日、鹿児島市の西原商会アリーナ
 ニュージーランドは先住民族マオリの文化や言語を継承する学校の生徒ら14人が参加。お祝いの場や客人を歓迎するときに歌い踊る「カパハカ」を熱演した。
 3部構成で、民族間のつながりを伸びやかな声で歌い上げたり、先祖への敬意を示す勇ましい掛け声や足踏みを響かせたりした。
 ディエンジェロ・ワイトゥリーさん(16)は「温かく迎えてくれた鹿児島の人々への感謝を込めた」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島
https://news.yahoo.co.jp/articles/e943429f57c278271e91b7cb9b8fc481a0761df4

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第1子出産のコムアイ、アマゾンで産んでいた ミドルネームには「『ヒ』と名付けました」

2023-07-31 | 先住民族関連
ねとらぼ2023年7月30日(日)12時14分 

生まれたばかりの赤ちゃんに添い寝しているコムアイさん(画像は太田光海Instagramから)
 文化人類学者で映像作家の太田光海さんが7月30日にInstagramを更新。パートナーであるアーティストのコムアイさんが、22日にペルーのアマゾン熱帯雨林の村で第1子を出産したことを報告しました。
 「現地時間7月22日夜、ペルーのアマゾン熱帯雨林にあるワンピス族の村にて、僕とコムアイさんの第一子となる男の子が誕生しました」と報告した太田さん。6年前に在籍していたマンチェスター大学での博士論文執筆のためにアマゾンに滞在していたこともあり、「本当に多くのことを学び、感じています。今後、様々な活動に発展させていけるよう、引き続き前に進んでいきます」と意欲を伝えています。
 またお産については、現地の先住民族であるワンピス族伝統の助産術を持つ産婆の家に住み込み、食事や日常のケアをしてもらいながら出産の日を迎えたことも報告。太田さんも産婆の指示のもと出産のアシストをしたそうで、「ときにコムアイさんがもたれかかる台になったり、マッサージをしたり、勇気づけたり、2人で身につけてきたお産の知識を思い出したり」「陣痛の痛みは感じられないけど、最後まで絶対に2人でやり遂げるという強い覚悟で付き添いました」と出産直前を回想。
 いざお産が始まると「赤ちゃんの髪の毛がうっすらと外に見えてきて、最後にコムアイさんがいきむ直前、例えようのない感情が溢れて涙がこぼれてきました」と感極まり涙したことを明かすとともに、「赤ちゃんがこの世に飛び出し、まだ人になりきっていないような産声を上げたとき、生命誕生の瞬間の凄まじさに打たれ、身も心も震えが止まらなくなりました」と息子が誕生した瞬間の感動についても振り返りました。
 太田さんは「そんな途轍もないことをやり遂げたコムアイさんのことを、心底誇りに思います。そして、全ての人間がお産を通して生まれてきたという当たり前の事実に対して、改めて言いようのない愛を感じざるを得ません」とコムアイさんへの感謝と愛をにじませながら、「赤ちゃんには、ファーストネームに加えてミドルネームとして『ヒ』と名付けました」と赤ちゃんへの命名についても言及。「実は、ワンピス語では、日本語と同じように『火』のことを『ヒ』と言います。両方の言語で同じ意味を持つこの特別な単語を、この地でこの子が生まれた証として残したいと思いました」とアマゾンと日本の貴重な共通点を息子の名前に刻みたいという思いからつけたとしてます。
 コムアイさんは3月に第1子妊娠を発表。南米アマゾンで出産する考えを明かし賛否を呼んでいました。太田さんとの関係については「籍は入れないつもりです。二人ともの考えとして、お互いの信頼のみに頼って関係を構築したいということと、名前を変えることに抵抗を感じていることが理由です」と伝えており、太田さんも「お互いの考えが一致して、籍は入れず、『事実婚宣言』でもなく、『恋人関係を維持したまま子供を認知』という表現をしたいと思います」「やっぱり彼女は僕にとって恋人で、一緒に冒険をする相棒のような存在」と2人の関係性について明かしていました。
https://news.biglobe.ne.jp/it/0730/nlb_230730_3587074701.html

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オーストラリアのナヨカ・ブンダ・ヒースが来日、トークやワークショップも

2023-07-31 | 先住民族関連
ステージナタリー7/30(日) 12:17配信

ナヨカ・ブンダ・ヒース
オーストラリア・メルボルンを拠点に活動するダンサー、振付家のナヨカ・ブンダ・ヒースが、セゾン・アーティスト・イン・レジデンスとフッツクレイ・コニュニティ・アーツの交流事業の一環として、8月から9月にかけて日本に滞在。期間中にアーティストトークやワークショップが開催される。
【画像】「Birrpai」より。(Photo by James Henry)(他1件)
ナヨカ・ブンダ・ヒースはオーストラリアの先住民、Wakka Wakka、Nguigi(クイーンズランド)とBirrpai(ニュー・サウス・ウェールズ)のルーツを持ち、現在は、先住民のダンスカンパニー、チャンキー・ムーブのコーディネーターを務めている。
8月17日には「コンテンポラリーダンスを脱植民地化する試み」と題したアーティストトークが行われ、ブンダ・ヒースの代表作である「Blood Quantum」や「Birrpai」「Bridge」を中心に創作のポイントが語られる。
8月28日には、ダンスのトレーニングを受けているダンサーを対象にしたワークショップ「コンテンポラリーって何?:コンテンポラリーダンスのオープンワークショップ」が開かれる。いずれも開催場所は東京・森下スタジオとなる。
■ アーティスト・トーク「コンテンポラリーダンスを脱植民地化する試み」
2023年8月17日(木)
東京都 森下スタジオ
■ ワークショップ「コンテンポラリーって何?:コンテンポラリーダンスのオープンワークショップ」
2023年8月28日(月)
東京都 森下スタジオ
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e97914ee6e7d3c14fff2d6611eae70a5ed817b2

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RENA、エネルギー転換に必要な重要鉱物の地政学的リスクと機会を検証

2023-07-31 | 先住民族関連
ESG Journal2023/7/30
7月12日、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は新しい報告書を発表した。報告書によると、 エネルギー転換に必要な鉱物の埋蔵量に不足はないものの、採掘・精製のための世界的な能力は限られており、供給の途絶が短期・中期的なエネルギー転換のスピードに影響を与える可能性があると警告している。
本報告書「エネルギー転換の地政学: 重要な鉱物」は、今後数年間の材料需要の増大に関連する地政学的リスクと機会を検証し、サプライチェーンを多様化するための総合的なアプローチを求めている。
今日、重要鉱物の採掘は、特定の地域に非常に集中している。オーストラリア(リチウム)、中国(グラファイト、レアアース)、チリ(銅、リチウム)、コンゴ民主共和国(コバルト)、インドネシア(ニッケル)、南アフリカ(プラチナ、イリジウム)が支配的なプレーヤーである。加工はさらに地理的に集中しており、中国は(天然)グラファイト、ジスプロシウム(レアアース)、コバルト、リチウム、マンガンの世界精製供給の50%以上を占めている。
さらに、鉱業は少数の大手企業によって支配されており、市場の寡占化が頻繁に起こっている。その結果、鉱業は非常に集中し、少数の企業が世界の生産と取引のかなりの部分を支配している。上位5社の鉱山会社がリチウム生産量の61%、コバルト生産量の56%を支配している。
以上のように、重要鉱物の採掘と加工は地理的に集中しており、少数の国と少数の大企業が支配的な役割を果たしている。そのため、外的ショック、資源ナショナリズム、輸出規制、鉱物カルテル、不安定化、市場操作などが、供給不足のリスクを高める可能性がある。
対照的に、重要鉱物の埋蔵量は広く分布している。発展途上国は現在、エネルギー転換に必要な世界の生産量の大半を占めているが、埋蔵量に占める割合はさらに大きい。例えば、ボリビアには2,100万トンのリチウム埋蔵量があるが、生産量は世界の供給量の1%にも満たない。鉱物の54%は先住民の土地かその近くにあると推定され、地域社会の関与の必要性が浮き彫りになっている。
自然エネルギーをベースとしたエネルギー転換は、うまく計画され実行されれば、採掘産業の遺産を塗り替えることができる、と報告書は結論付けている。何世紀にもわたって採掘産業がそうであったように、その活動やプロセスは、労働やその他の人権侵害、土地の劣化、水資源の枯渇や汚染、大気汚染など、地域社会にリスクをもたらす。持続可能な開発と社会的ライセンスのためには、基準を引き上げ、実施するための強力な国際協力と、より長期的な企業の見解が不可欠である。
本報告書はまた、採掘商品の脚本を書き直し、より包括的で倫理的かつ持続可能なバリューチェーンへの機運を高める機会を強調している。地理的に広く埋蔵されている原料は、採掘と加工を特に発展途上国に多様化する機会を開いている。政策を支援することで、開発途上国は新たなビジネスチャンスを実現し、世界的な脱炭素化のアジェンダを軌道に乗せながら、回復力を向上させることができる。
【参照ページ】
(原文)New report on the geopolitics of critical materials sees significant concentration in supply chains and calls for collaborative strategies to sustain the energy transition
(日本語参考訳)IRENA、エネルギー転換に必要な重要鉱物の地政学的リスクと機会を検証
https://esgjournaljapan.com/world-news/30715

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民話、伝承をアイヌの視点で追体験 見事な完成度のルポルタージュ(レビュー)

2023-07-31 | アイヌ民族関連
週刊新潮7/31(月) 6:00配信

『アイヌの時空を旅する 〔奪われぬ魂〕』小坂洋右[著](藤原書店)
 アイヌが経験した歴史を、書物からだけではなく、身体的実感をともなった、切れば自分の血も出る物語として理解する。そのために荒海で知られる知床半島や英雄神話の舞台である浜益の海岸をカヤックで漕ぎ、交易路として機能していた千歳川や石狩川をカヌーで踏査し、雪山に登って松浦武四郎の記録にみられる山岳ルートを調査する。
 この方法論はありがちだが、じつは簡単ではない。というのは風景はただ客観的な風景としてそこにあるわけではないからだ。
 たしかにアイヌが移動した海山川は、いまも変わらぬ海山川としてそこにある。でも当時のアイヌの視点を内在化したうえで風景を眺めないと、その海山川は意味のある存在としてたちあがらない。難しいのはこの視点の内在化だ。著者は綿密な資料研究と長年の取材からそれに成功している。だから凡百のアイヌ本より桁違いに完成度が高い。
 渡島半島の中央あたりに遊楽部岳という山がある。その山頂を昔のアイヌは聖域と考え、決して立ち入らなかった。聖域を設定することでアイヌの行動半径はせばまるのか? そんなことはない。聖域は、行くことができないという事実により、現実界から想像界における存在に昇華し、無限の広がりをもった場所として語られるようになる。その無限の地にアイヌは神々の国を見た。そして神話を語ることで、その聖域に自由に行き来することができた。
 外界と内面。自己と他者。現実の自然と神話の自然等々の貧しい二元的理解を見事に融解せしめるアイヌの世界観。それをこれほど見事に言い表した本は珍しい。史料にある逸話が現地踏査により真の相貌をもってたちあがり、それを自らの言葉で語るのだが、それがアイヌの言葉にもなっているという驚き……。
 失われたアイヌの世界はじつは失われていない。まだそこにあるし、取りもどすこともできるのである。
[レビュアー]角幡唯介(探検家・ノンフィクション作家)
1976年、北海道生まれ。ノンフィクション作家、探検家。早稲田大学探検部OB、元朝日新聞記者。著書に『空白の五マイル』『雪男は向こうからやって来た』『アグルーカの行方』『探検家、36歳の憂鬱』『探検家の日々本本』『旅人の表現術』など。近著『漂流』は自身の体験ではなく沖縄の猟師の人生を追い、新たな境地を開く。
新潮社 週刊新潮 2023年7月27日号 掲載
新潮社
https://news.yahoo.co.jp/articles/22a2161dddfbefb86150f7d96b9657beb9db5e57

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没後30年、山本多助さんの功績紹介 釧路文学館で「アイヌと文学」企画展

2023-07-30 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年7月29日 21:36(7月29日 22:57更新)

山本多助さんの胸像がある企画展会場でトンコリなどを演奏する阿寒口琴の会(国政崇撮影)
 釧路地方のアイヌ文化伝承者である故山本多助さんの功績やアイヌ文学を紹介する企画展「アイヌと文学」が29日、釧路文学館(釧路市北大通10、市中央図書館内)で始まった。
 釧路市生まれの山本さんは、1946年の社団法人北海道アイヌ協会(現在は公益社団法人)設立など、アイヌ文化の保護と振興に生涯をささげた。93年に88歳で亡くなるまでに、古老から聞き取ったアイヌ伝承などを多数の著書に残した。
 ・・・・・・
 10月22日までで、期間中にアイヌ文様の切り絵作成や朗読会なども開く。祝日を除く月曜と毎月最終金曜日は休館。午前9時半~午後7時半。無料。(古市優伍)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/885573/

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無意識の差別や偏見 ウポポイ職員悩ます 「アイヌも進歩」「もういない」… 専門家「組織が対応を」

2023-07-30 | アイヌ民族関連
会員限定記事
北海道新聞2023年7月29日 19:36(7月29日 21:22更新

開業3周年を迎えたウポポイ。無意識の差別や偏見による来場者らの何げない言動が職員を戸惑わせている
 【白老】マイクロアグレッション(小さな攻撃や、けなし)と呼ばれる無意識の差別や偏見に基づく何げない言動が、今月開業3周年を迎えたアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)で働く職員を悩ませている。中にはアイヌ民族の存在を否定するような発言もあり、専門家は「発言した側に悪意がなくても、アイヌ民族にとって深刻な精神的ダメージにつながる」と対策を訴えている。
 「床暖房が入っている。アイヌも進歩してるんだね」。2021年冬、チセ(家)の中で来場者を案内している時、若い男性が発した言葉に、体験教育課の杉本リウさん(27)は違和感を覚えた。「アイヌは粗末な家で昔ながらの生活をしているという偏見に基づいたような発言で、言葉が出なかった」と振り返る。
 杉本さんは和歌山県生まれ。父方の祖母がアイヌ民族にルーツがあるかもしれないと聞き、大学卒業後の19年にウポポイを運営するアイヌ民族文化財団に就職。現在はウポポ(座り歌)体験など文化解説を担う。チセで耳にしたような発言に「とっさに反応できないこともあり、後からもやもやしてしまう」と話す。
 国立アイヌ民族博物館の学芸員でアイヌ民族の北嶋イサイカさん(50)は、来館者に「もうアイヌ民族はいないんでしょ」と言われ、自身がアイヌ民族だと伝えると「アイヌに見えない」と言われた。
 北嶋さんは「自分の存在を否定されるのはつらい」とした上で「全員ではないが、同じようなことを聞いてくる人は多い」と明かす。
 また「アイヌ民族の身体的な特徴は何か」と聞かれることもある。「毛深いと言われている」と答えるときもあるが、北嶋さんは「そもそも誰でも、背が低いとか太っているとか身体的な特徴を聞かれるのは嫌なはずだ」と話す。
 ・・・・・
(斎藤雅史)
☆北原モコットゥナシ教授のシは小さい字
<ことば>マイクロアグレッション 日常のちょっとした言葉や行動に現れる、人種や性別、性的指向など特定の集団を軽視したり、侮辱したりするような否定的表現。意図的かどうかは問わない。加害者は偏見や先入観に基づく言動が相手をおとしめたと気づいていないことが多く、被害者を沈黙させる影響などがあるとされる。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/885516/

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切り絵や刺しゅう、木彫り体験3年ぶり再開 アイヌ文化交流会

2023-07-30 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞2023/07/29 16:40
 国連の「世界の先住民の国際デー」(8月9日)にちなんだ毎年恒例の「アイヌ文化交流会」(帯広市アイヌ生活文化展実行委員会主催)が29日、帯広市内のとかちプラザで開かれた。新型コロナウイルスの感染拡...
●この記事は会員限定です。勝毎電子版に登録すると続きをお読みいただけます。
https://kachimai.jp/article/index.php?no=2023729163026

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超絶技巧で食っていく! 木彫作家の原点は「おと高」とビッキの魂

2023-07-30 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2023/7/29 08:00(最終更新 7/29 08:37) 1800文字
 「今は作家一本で食えていますが、スリル満点です」。大阪で開催中の展覧会「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」に最年少で出品した木彫作家、福田亨(とおる)さん(28)。北海道北部の過疎の村で腕を磨いてきた。「安定」に背を向け、大好きな世界で勝負する福田さんの歩み、そして思いとは?
 超絶技巧展は木彫や漆工、陶磁、金工などの現代作家17人による作品を、ルーツとなる明治時代の工芸とともに紹介する。ここに並ぶ福田さんの木彫作品「吸水」は、立体木象嵌(もくぞうがん)という独自の手法で3匹のアゲハが水を吸っている姿をかたどっている。黄や黒の色合いが美しいが着色は一切せず、さまざまな木で作ったパーツをはめ込んでいる。工房には常に150色以上の木片を保管しているそうだ。水滴は土台の黒檀(こくたん)の一部をろうで磨き上げて表現した。展覧会を監修した山下裕二・明治学院大教授をして「驚嘆すべき完璧な出来栄え」と言わしめた。
福田さんは、札幌から電車で約40分の小樽市出身。幼い頃から絵や工作が好きで、小中学生時代は折り紙作家を目指していた。進学先に悩んでいた時、音威子府(おといねっぷ)村にある全国唯一の村立全日制高校、北海道おといねっぷ美術工芸高(おと高)を知った。稚内と旭川の中間にある音威子府はかつて林業が盛んで、1984年に誕生したおと高は芸術で活性化を図ろうとする村の顔。全国から集まる生徒100人余りが村に住民票を移し、寮生活を送る。
 おと高での学びは多かった。木工の授業で、走ると尾びれや背びれを振るサメ型の車を作った際、サメ肌のグレーに似た色のホオノキを探し当てた。木が持つ多様な色彩に感動し「木で絵を描きたい」と思った。ある時は、枯れ葉模様の皿作りに挑戦。別に用意した模様を貼りつけるとでこぼこになるため、模様と同じ形、大きさに皿を掘り込み、埋め込んだ。すると先生から「へえ、象嵌やってるんだ」と言われ、初めて伝統技法だと知った。やがて、平面ではなく立体的な象嵌の技をつかんだ。
 音威子府はアイヌ民族にルーツを持つ現代彫刻家の砂澤ビッキ(1931~89年)が「匠(たくみ)」の象徴として招かれ、暮らした村だ。福田さんはおと高在学中、ビッキの記念館「エコミュージアムおさしまセンター」でボランティアリーダーを務めた。来館者に解説しながら作品に触れるうち、自然を敬愛するビッキのスタンスが染み込んできた。「朽ちてゆくのも芸術だ」と、木工の彫刻を野外に展示してあるがままに任せる破天荒さにも打たれた。

砂澤ビッキ=河上実さん提供
 卒業後は京都伝統工芸大学校(京都府南丹市)で木の板を組み合わせて家具や器具を作る「指し物」を専攻。いったん埼玉県の家具工房に就職したが、22歳になって自分の生き方を考えた時、頭に浮かんだのは象嵌と、その原点になった音威子府だった。
 音威子府は40年以上前から「森と匠の村」として芸術による活性化に取り組んできた。だが昭和30年代に4000人前後あった人口が今ではわずか約650人。村はおと高卒業生を迎え入れたがっており、福田さんが「作家として食っていけるまで頑張るから仕事がほしい」と直談判すると、木工体験施設の指導員として受け入れてくれた。村の嘱託職員だ。働きながら創作に没頭した。
 ビッキの魂を思い起こし、題材の多くは地元の自然に求めた。中でもチョウに魅せられ、標本を作って凝視。「繊細なチョウを作って初めて、木をこんなに細く、薄くできるんだとか、こんな色を持ってるんだと気付くことができた」。春の訪れを告げるカタクリにヒメギフチョウが飛んでくる様子を捉えた「Niwa―カタクリ」(超絶技巧展で展示中)は、音威子府で最も感動したシーンそのものだという。
 芸術一本で食べていく手応えを少しずつつかんできた福田さんは昨年7月、埼玉へ移った。「まだ作家としての芯が通っていない」。新たな刺激を得て芯を通し、さらに太くしようという狙いだ。テーマである自然が豊かな山梨や長野に行きやすく、東京都心に近いため個展を開くにも都合がいいという。
 いったん離れたものの、北の大地、音威子府への強い思いは増すばかりだ。「ビッキという支えがなくなって30年以上たった。自分が作家として食べていくことで在校生の希望になりたい」【山本直】
超絶技巧」展は大阪市阿倍野区のあべのハルカス美術館で9月3日まで。
https://mainichi.jp/articles/20230725/k00/00m/040/208000c

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日本語が地球から消える? 日本語学者が考えた現実的なシナリオ

2023-07-30 | アイヌ民族関連
J-CAST_BOOKウォッチ2023年07月29日 19時03分

日本語は日本人が使う言語であることは言うまでもないが、その日本語が地球からなくなる可能性について書かれた本『日本語が消滅する』(幻冬舎)が出た。著者は有名な日本語学者である山口仲美さん。
岩波新書の『日本語の歴史』など、日本語に関する著書も数多い山口さんが、日本語の消える危険性を真剣に憂える本を書いたというのだから、穏やかではない。
「日本語が消える」というと、「日本人がいなくなるということか」と考える人も少なくないだろう。本書でも、その可能性について触れている箇所はあって、なんらかの原因で日本人が一気に減った場合(そのケースついては本書で確認されたい)、日本語を話す人間はいなくなり、日本語も消滅に向かうだろうが、そうした極端なケースを想定して書かれた本ではない。
◼️母語話者がいても言語は消滅する
現在、1億2000万人いる日本人は人口の減少が続くとされ、100年後には5000万人になるとも言われている。だが、世界中には話者数が数百万人、数十万人単位の言語は山ほどある。なにしろ世界の言語の数は6000とも7000とも言われているのだ。そう簡単に日本語が消える可能性などないのではないか、と思う。
だが、本書を読んでいくと、日本語と日本語を取り巻く環境、とくに日本語に対する日本人の姿勢と外国人の母語に対する姿勢とを比較したとき、日本語の前途は確かに危ういと感じる。
いくら岸田政権が異次元の少子化対策を取っても、即効性は期待できず、人口減少の流れは当面、避けられない。とすると、日本という国を維持するためには、日本人以外の労働力に頼るしかない。日本政府は認めない移民である。その移民が日本語を話すようになれば、日本語は消えないだろう。
だが、本書では、日本の言語政策の議論では、仮に移民が来ても会話に困らないように、日本人も英語を話そうという議論がまじめに行われてきたという。また、国際人を育てるという名目で、小学校からの英語教育が始まり、中学校に至っては国語の授業時間より英語の方が多いというのが現実だ。
本書には、地球上から消えていった言語の歴史も少なからず詳述されているが、植民地支配などによる同化政策で消えざるをえなかった言語もあれば、民族が自ら便利な言語として世界共通語を選択したケースもある。必ずしも母語話者の数が減らなくても、言語は消えていくのである。
◼️言語の多様性こそ文化の多様性
日本でも、明治維新の後や第2次大戦の敗北の後、日本語がなくなる可能性はあった。公用語を英語かフランス語にしようとか、日本語をローマ字表記にしようとか、著名な学者や政治家、文化人がまじめに主張していたのである。そうした痕跡は、現在も漢字の数を制限している「常用漢字」の思想にも残っている。
ただ、「日本語消滅の危機」を強調する議論を始めると、「日本語はすばらしい」=「日本はすばらしい」的なナショナリスティックな主張にすり替えられることも多い。しかし山口さんは、様々な言語の多様性を保つことこそ、文化の多様性を維持することになるとして、むしろ世界で絶滅の危機にある少数言語(アイヌ語もそのひとつ)の保護や「復活」の動きにも目を配る。
国名を聞けば誰でも知っているような外国の小学校の国語の教科書で使われている文字を並べた解説ページでは、母音の表記のない文字、右から左に読んでいく横書き文字が出てくる。他のページにも1行ごとに上下逆さまにして読む文字などが次々に登場し、欧米語と中国語、ハングルくらいしかなじみのない大方の日本人は、世界の言語はこんなにも豊かなのかと驚くだろう。
さらには、山口さんの専門である日本語の特徴が発音、文法、文字などの項目ごとに説明されているだけでなく、他の言語との比較で興味深く理解できる。
本書は専門雑誌「日本語学」(明治書院)の連載をまとめたものであり、学術書的な性格も持っている。しかし、新書という形で出版するための加筆修正がなされたこともあり、専門外の読者でも読みやすい。
言語とは何か、言語が消えていくとはどういうことなのか、自分の日本語生活史を振り返ることもできる1冊である。
■山口仲美さんプロフィールやまぐち・なかみ/1943年生まれ。お茶の水女子大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。文学博士。埼玉大学名誉教授。文化功労者。古典語から現代語までの日本語の歴史を研究。特に『犬は「びよ」と鳴いていた』(光文社)、『ちんちん千鳥のなく声は』(大修館書店)など、擬音語・擬態語の歴史的研究は、高く評価されている。論文「源氏物語の比喩表現と作者(上)(下)」で日本古典文学会賞、『平安文学の文体の研究』(明治書院)で金田一京助博士記念賞、『日本語の歴史』(岩波書店)で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。また、「日本語に関する独創的な研究」が評価され、2022年に日本学賞を受賞。2008年紫綬褒章、2016年瑞宝中綬章を受章。
(BOOKウォッチ編集部 N.S.)
https://news.nifty.com/article/item/neta/12319-2471699/

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ヤポンティー 米国で注目

2023-07-30 | 先住民族関連
日本経済新聞2023年7月29日 14:30 [有料会員限定]
今、米国で注目されつつある茶がある。オーガニック食品を販売するスーパー、ホールフーズ・マーケットが2023年のトレンドフードに選んだ、ヤポンと呼ばれる木の葉から作る「ヤポンティー」だ。
ヤポンは米国南東部に分布する植物で、先住民族がその葉を煎じて飲んでいた。しかし、アメリカ大陸に入植したイギリス人が茶を独占的に販売し始めたことから、ヤポンティーは飲まれなくなってしまう。
近年、考古学者が掘り起こ...
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73177060Z20C23A7KNTP00/

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