先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ文化発信の核に 様似でチセ新築の儀式 (北海道新聞04/28 14:31)

2009-04-30 | 日記
 【様似】北海道アイヌ協会様似支部(菊地修二支部長)が町内岡田に復元した伝統家屋「チセ」の新築を祝う儀式「チセノミ」が二十五日行われた。

 チセは高さ約五メートル、広さ約三十六平方メートルで、マツやナラの木材、ヨシを使ったかやぶき屋根などアイヌ民族の伝統工法にのっとった。ヨシ刈りなど材料集め、施工は会員らが中心となり、計画から三年越しの三月に完成させた。

 同支部の町内でのチセ復元は初めて。チセノミには関係者約百人が参加。家や、これまで地域で祭られてきた神々への祈りをささげた。

 菊地支部長は「大変な道のりだったが、会員の並々ならぬ努力と町の理解のおかげで完成できた。今後は様似支部からもアイヌ文化を発信できるよう、有効に使いたい」と話していた。

 チセは、年間の慰霊祭や集会、文化伝承の拠点として使われる。見学も可能。問い合わせは同支部(電)0146・36・5656へ。(岡高史)



「生涯と偉大さ再確認して」 記念館が2000部作製(読売新聞2009年4月27日 )

2009-04-28 | 日記
 松阪市出身で、近世の蝦夷地を探検、北海道の名付け親で知られる松浦武四郎(1818~88)を顕彰する同市の「松浦武四郎記念館」は、所蔵する武四郎関連の国指定重要文化財や功績を紹介する冊子「松浦武四郎関係資料」(A4判、14ページ)を発刊した。同記念館では「武四郎の生涯と偉大さを再確認してもらえれば」と話している。
 同記念館は、昨年7月に国の重文(歴史資料)に指定された1503点と、県有形文化財(同)に指定されている223点の資料を所蔵している。
 冊子では、6回にわたる蝦夷地の調査記録「初航蝦夷日誌」や、千島列島を含む北海道を詳細に表した江戸時代最大の地図「東西蝦夷山川地理取調図」、蝦夷地の紀行本「石狩日誌」「知床日誌」、アイヌ民族の文化を絵も加えて記した「蝦夷漫画」、蝦夷地調査で持ち歩いたメモ帳の「野帳」などを紹介。特筆すべき点を写真を添えて解説している。
 2000部作製し、同記念館で一部200円で販売している。問い合わせは同記念館(0598・56・6847)。
http://chubu.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyo090427_2.htm

「アイヌ民族の権利回復を」 世界先住民族ネット発足 札幌(北海道新聞04/26 07:23)

2009-04-28 | 日記
 海外の先住民族との連携やアイヌ民族の権利回復に向けて活動する市民団体「世界先住民族ネットワークAINU」の創立の集いが二十五日、札幌市北区の札幌エルプラザで開かれた。
 同ネットワークは、昨夏の北海道洞爺湖サミットに合わせて開かれた先住民族サミットの実行委メンバーが中心となって設立。会員はアイヌ民族の正会員と、それ以外の協力会員からなり、この日までに道内外の約四百の個人・団体が入会した。
 集いでは約七十人の出席者を前に、萱野志朗代表が「アイヌ民族の権利回復、獲得のためにさまざまな活動をしていきたい」と決意を述べた。
 同ネットワークは今後、アイヌ民族の文化や言葉の継承に力を入れるほか、土地に関する権利の回復などを目指し、日本政府に対し積極的に提言や発言を行っていく。また、政府の取り組み状況などを海外の先住民族らと情報交換、海外の先住民族の支援も行っていくという。さらにカナダの先住民族と連携し、二〇一〇年にカナダで開かれる主要国首脳会議に合わせて先住民族サミットの開催を目指す、としている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/161450.html

江戸時代の冒険者 2人鮮やか(朝日新聞2009年04月25日)

2009-04-28 | 日記
■ロシア衣装で将軍のもとへ 大黒屋光太夫の肖像画
 鈴鹿市は、江戸時代に船頭として乗り組んだ船が遭難してロシアへ流れ着いた大黒屋光太夫(1751~1828)と乗組員だった磯吉の2人を描いた珍しい肖像画を購入した。5月13日から7月20日まで同市若松中1丁目の大黒屋光太夫記念館で公開する。
 肖像画は縦103センチ、横50・5センチで掛け軸にしてある。京大大学院人間・環境学研究科の松田清教授が京都市内の古書店で見つけ、光太夫の出身地の同市に連絡した。
 市文化課によると、光太夫を描いた絵は、徳川家斉が帰国した光太夫を呼んで話を聞いた時の様子を描いた「漂民御覧之記(ひょうみんごらんのき)」の挿絵が知られ、写本が多く残っている。
 掛け軸の肖像画の表題は「紅毛人図」だったが、光太夫がつえ、磯吉が帽子を持つ絵柄は写本と同じで、太っていて垂れ目で鼻が大きいという光太夫の特徴も備えていた。紙の質や顔料も江戸後期のものと考えられ、松田教授と同課の代田美里学芸員(32)が2人の肖像画に間違いないと判断。市が今年1月に60万円で購入した。
 この肖像画も、ロシアの服装をまとい、家斉に会いに行ったときの様子が描かれているという。
 記念館では、光太夫の肖像画を3種類7点所蔵していたが、どれも書物の挿絵などの小品ばかりだった。「光太夫の肖像」と題した企画展で掛け軸を展示し一般公開する。入場無料。問い合わせは市文化課(059・382・9031)へ。(佐野登)
■幕末から「北海道人」 松浦武四郎の署名
 松阪市出身の探検家で北海道の名付け親として知られる松浦武四郎(1818~88年)が幕末に描いた絵に「北海道人」の署名が見つかった。松浦武四郎記念館(同市)によると、武四郎の案に基づき明治政府が蝦夷地を北海道と改称する1869(明治2)年の10年前から「北海道」の呼び名を使っていたことが確認できたという。
 この絵は「蝦夷人(えぞびと)舞踊之図」。アイヌ民族が神に祈りをささげる儀式の際の踊りの様子が描かれている。署名から59(安政6)年の作と見られ、雅号の「北海道人」と本名の「弘」の印もある。
 武四郎が6度目となる最後の蝦夷地調査をしたのは58(安政5)年。その後、江戸に戻って描いたと見られる。
 69年以降の武四郎の絵には「北海道人」と書かれているものがある。同記念館の山本命学芸員は「武四郎研究の上では画期的。北の海の世捨て人との思いで使っていたと見られ、武四郎の誇りを感じる」と説明している。
 「蝦夷人舞踊之図」は松阪市に寄贈され、本居宣長記念館が保管していた。企画展の資料探しの中で署名が見つかった。24日から松阪市歴史民俗資料館で始まった「みくも路の夢」展で公開されている。7月26日まで。(森山敏男)
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000904250002

会と催し(朝日新聞2009年04月25日)

2009-04-28 | 日記
 ◆アイヌ文化体験交流会「出会いをありがとう―アイヌの生活と文化に学ぶ―」
 5月5日午前10時~午後3時、金沢市十一屋町のひまわり教室(076・243・6786)と十一屋福祉交流センター。アイヌの人たちが守り伝えてきた文化を学び、ふれあう集い。午前は遠山サキさんの講演会があり、アイヌとして生きてきたこれまでの人生を語る。午後はアイヌ古式舞踊の公演、踊りと楽器ムックリの体験など。午前中は保育サービスがある(希望者は事前に連絡)。参加費無料。
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000180904250005

WIN・AINU発足 先住民族ネット(朝日新聞2009年04月26日)

2009-04-28 | 日記
■先住民族ネット世界へ
■権利回復に協力
■海外24民族26人参加
 昨夏の北海道洞爺湖サミットに合わせ、アイヌ民族が世界の先住民族に呼び掛けて開催した「先住民族サミット」の実行委員会のメンバーが25日、「世界先住民族ネットワークAINU(WIN・AINU)」を発足させた。活動に賛同する海外の24民族26人が加わっており、アイヌ民族をはじめとする先住民族の権利回復を各国に促す狙いだ。  (神元敦司)
 札幌市北区の札幌エルプラザで25日夜、創立の集いを開いた。WIN・AINU代表の萱野志朗氏(「萱野茂二風谷アイヌ資料館」館長)が「アイヌ民族の権利回復と獲得のために活動していきたい」とあいさつした。
 07年9月、日本を含めた賛成で、国連は先住民族の権利を規定した宣言を採択した。WIN・AINUは、宣言に明記された権利が保障されるように批准国に働きかけていく。規約には、国連宣言の「促進と監視」もうたった。
 WIN・AINUの前身である先住民族サミット実行委が主催した先住民族サミットにはハワイアンやコマンチ、マオリ、サーミなど11カ国24民族が参加した。「世界的な先住民族のネットワークをつくることで、例えばアイヌ民族に対する国の政策の実行状況を世界中に知らせることができる」(WIN・AINU)といい、監視の目を海外にも広げて諸外国の先住民族政策の実行度を高めたい狙いだ。
 また、カナダで10年に開催されるG8サミットに合わせ、現地の先住民族と連携しながら先住民族サミットを開催することを目指すとしている。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000904270012

アイヌの権利回復目指す 世界先住民族ネットが発足(【共同通信】2009/04/25 20:28)

2009-04-26 | 日記
世界各国の先住民族との情報交換や連帯を目的に、アイヌ民族の有志らが参加する「世界先住民族ネットワークAINU」の設立総会が25日、札幌市内で開かれた。設立メンバーは、アイヌのほか大学教授や一般市民など計約400人。
 萱野志朗代表(51)はあいさつで「(アイヌにとって)新たな一歩を、きょう迎えた。権利回復のため、今後さまざまな活動をしていきたい」と述べた。
 同ネットワークは今後、自決権や土地に関する権利の回復などを目指し、政府の取り組み状況などを各国の先住民族らと情報交換する。また社会的経済的に厳しい環境に置かれた海外の先住民族の支援、文化を伝承する次世代のリーダー育成などを行っていくという。
 昨年7月、世界11カ国20以上の民族が参加し、北海道平取町などで開いた「先住民族サミット」で築いた人脈を生かそうと、同サミット実行委員会のメンバーらが設立を提唱した。
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042501000681.html

「北海道」名付け親・松浦武四郎 命名以前の雅号を発見(読売新聞2009年4月25日)

2009-04-26 | 日記
 幕末の蝦夷地(えぞち)探検家で、北海道の名付け親として知られる松阪市出身の松浦武四郎(1818~88)を顕彰する「松浦武四郎記念館」(松阪市小野江町)は24日、武四郎が北海道の命名以前から「北海道人」の雅号を使っていたことを証明する資料が見つかったと発表した。同記念館の山本命学芸員(33)は「命名後の雅号だったという説が強かっただけに、武四郎を研究する上で貴重な資料」と話している。
 この資料は、武四郎直筆の絵画「蝦夷人舞踊之図(えぞびとぶとうのず)」(縦25センチ、横35センチ)=写真=で、アイヌの人々が神に祈りを捧げる儀式「鶴の舞」の様子が細かく描かれている。市立歴史民俗資料館が開く企画展の準備中に見つかった。絵画の左下に筆書きで「北海道人」の雅号と「安政六年」(1859年)の年号が記されていた。命名は1869年(明治2年)で、少なくともその10年前には「北海道人」と名乗っていたことになる。
 山本学芸員によると、「北海道人」は「北の海の世捨て人」と「北海道の人」という2通りの意味があるといい、「6回にも及ぶ蝦夷地調査に自分の人生をささげた強い意志と誇りの表れではないか」と話している。
 「蝦夷人舞踊之図」は、同民俗資料館で24日から始まった企画展「みくも路の夢」で一般公開されている。
http://chubu.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyo090425_3.htm

アイヌ有識者懇談会:政策窓口の一元化、国に提言へ 常設審議機関も

2009-04-26 | 日記
毎日新聞 2009年4月25日 北海道朝刊
 政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が24日、首相官邸で開かれ、アイヌ政策の統括的な国の窓口機関と常設の審議機関を設置することに合意した。夏ごろをめどにまとめる報告書に盛り込む方針で、報告書は官房長官に提出される。また、アイヌへの理解を深めるため、学術的な研究拠点の建設も各委員の理解が得られ、報告書に明記される見通しだ。
 国は現在、国土交通、文部科学など各省庁が個別にアイヌ政策を行っており、委員からは「総合的な窓口機関が存在せず、政策全般を見渡せていない」などの批判があった。このため、総合的な政策を実施するためには、一元化した国の窓口機関が必要と判断した。
 常設の審議機関設置は継続的にアイヌ政策を論議することなどが狙いで、座長の佐藤幸治・京都大名誉教授は「アイヌの意向をくみ上げる必要がある」として、審議機関にアイヌ代表も選任するよう明記する方針。審議機関が設置されれば、国のアイヌ政策にアイヌ自身の声が一定程度反映されることになる。
 また、アイヌの意見反映などを目指して、一部アイヌが求めている国会での「アイヌ特別議席」について、佐藤座長は「議席を(アイヌに)割り当てるのは(法の下の平等をうたった)憲法上、非常に難しい」と否定的な見解を示した。
 このほか、懇談会は、アイヌの生活向上策などこれまでの議論で明らかになっている諸課題について、報告書に盛り込むかを議論し、報告書をまとめていく。【高山純二】
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090425ddr041010003000c.html

アイヌ有識者懇談会:高橋・北海道知事、新法制定など要望

2009-04-26 | 日記
毎日新聞 2009年4月25日 北海道朝刊
 高橋はるみ知事は24日、委員を務める「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」で、アイヌの生活や教育支援など総合的な施策推進の根拠となる新法制定などを求める計6項目の提言をした。高橋知事は「まず立法措置をやってもらいたい」と述べ、同懇談会がまとめる報告書に盛り込むよう求めている。
 6項目の提言は立法措置のほか、「アイヌ民族の日」設定や学習指導要領などへの記述を踏まえた「国民理解の促進」▽若年層への就労支援や大学等への進学支援など「生活向上を図る施策の充実」--など。高橋知事は「道外と(独自の支援策がある)道内のアイヌに格差が出ている。政府の責任で(全国で)支援策をしっかりやってもらえるよう強く訴えた」と話した。
 立法措置に対し、座長の佐藤幸治・京都大名誉教授は「どういう立法をするのかは、『出口』の話だと思う」と述べ、まずは個別の政策提言を決定してから必要な立法措置のあり方を議論すべきだとの認識を示した。
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090425ddr041010004000c.html

みどりの式典:虹別コロカムイの会、緑化運動で総理大臣表彰 /北海道

2009-04-26 | 日記
毎日新聞 2009年4月25日 地方版
 ◇シマフクロウの森、100年植樹計画
 絶滅が危惧(きぐ)されるシマフクロウの生息環境を復元するために100年計画で植林などを続けている「虹別(にじべつ)コロカムイの会」=事務局・根室管内別海町、舘定宣(たてさだよし)会長(67)、73人=が24日、東京都内で開かれた「みどりの式典」(内閣府主催)で、緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受賞した。長いスパンで将来を見据え、補助金に極力頼らず、住民主導で河畔林の復元を実践している点が高く評価された。【本間浩昭】
 同会は94年から「シマフクロウの森づくり百年事業植樹祭」を始め、この15年間で5万本を植樹。多い年で500人が汗を流した。
 また、摩周湖の伏流水を水源とする全長70キロの西別川に暮らす住民の気持ちをつなげようと、シンガー・ソングライターのしらいみちよさん(48)を招いて「西別川流域コンサート」を10年間開き、源流から海に至る川筋に暮らす人々を結びつける役割を果たした。02年からは毎年、摩周水環境フォーラムを流域3町の持ち回りで開き、清流の指標とされる水草バイカモの繁殖戦略や保水力、川の役割などを学んだ。
 同会はこれまでに、「自然環境功労者環境大臣表彰」(04年)、「森を守り緑に親しむ功労者北海道社会貢献賞」(07年)を受賞してきた。今回の総理大臣表彰は自然保護活動の分野では最高の栄誉とされ、大橋勝彦事務局長(55)は「手づくりの植樹が評価されたと思う。植樹に参加してくれた延べ2500人の汗の結晶です」と喜んだ。
 ◇「この鳥を守りたい」
 授賞式で麻生太郎首相から表彰状を受け取った「虹別コロカムイの会」会長の舘定宣さんは、改めて活動への意欲を新たにした。
 会の発足は、16年前にシマフクロウが養魚場に現れたのがきっかけ。人間の施設に依存しなければならないほど森林破壊が進んだことを知り、「この鳥を守りたい」と思ったという。会の名称には、シマフクロウを指すアイヌ語「コロカムイ」(「村の守り神」の意味)を入れた。
 シマフクロウは巨木に空いた樹洞の中で巣を作る。ところが、周りを見渡しても巨木がほとんどないほど開発が進んでおり、「とにかく木を植え始めよう。100年先を見据えて」と考えた。15年間の植樹の結果、苗木は少しずつ大きくなり、雨が降れば濁流になっていた西別川も最近は濁りが弱まりつつある。
 養魚場につがいのための巣箱をかけると、早速2羽のヒナが育った。毎年着実に1~2羽の子が育ち、巣立ったヒナは25羽を数える。推定生息数が約130羽という中、驚異的な巣立ち率だ。
 舘さんは「人間が生きるために森を破壊してしまったのは事実。元には戻らないだろうが、あと85年かけて川の両岸に最低でも幅50メートルを植林し、『河畔林の回廊』を作っていきたい」と話した。
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090425ddlk01040112000c.html

アイヌ有識者懇談会:政策の統括的な窓口一元化などを国に提言へ 

2009-04-26 | 日記
毎日新聞 2009年4月25日 1時46分
 政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が24日、首相官邸で開かれ、アイヌ政策の統括的な国の窓口機関と常設の審議機関を設置することに合意した。夏ごろをめどにまとめる報告書に盛り込む方針で、報告書は官房長官に提出される。また、アイヌへの理解を深めるため、学術的な研究拠点の建設も各委員の理解が得られ、報告書に明記される見通しだ。
 国は現在、国土交通、文部科学など各省庁が個別にアイヌ政策を行っており、委員からは「総合的な窓口機関が存在せず、政策全般を見渡せていない」などの批判があった。このため、総合的な政策を実施するためには、一元化した国の窓口機関が必要と判断した。
 常設の審議機関設置は継続的にアイヌ政策を論議することなどが狙いで、座長の佐藤幸治・京都大名誉教授は「アイヌの意向をくみ上げる必要がある」として、審議機関にアイヌ代表も選任するよう明記する方針。審議機関が設置されれば、国のアイヌ政策にアイヌ自身の声が一定程度反映されることになる。
 また、アイヌの意見反映などを目指して、一部アイヌが求めている国会での「アイヌ特別議席」について、佐藤座長は「議席を(アイヌに)割り当てるのは(法の下の平等をうたった)憲法上、非常に難しい」と否定的な見解を示した。
 このほか、懇談会は、アイヌの生活向上策などこれまでの議論で明らかになっている諸課題について、報告書に盛り込むかを議論し、報告書をまとめていく。【高山純二】
    ◇
 高橋はるみ知事は24日、委員を務める「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」で、アイヌの生活や教育支援など総合的な施策推進の根拠となる新法制定などを求める計6項目の提言をした。高橋知事は「まず立法措置をやってもらいたい」と述べ、同懇談会がまとめる報告書に盛り込むよう求めている。
 6項目の提言は立法措置のほか、「アイヌ民族の日」設定や学習指導要領などへの記述を踏まえた「国民理解の促進」▽若年層への就労支援や大学等への進学支援など「生活向上を図る施策の充実」--など。高橋知事は「道外と(独自の支援策がある)道内のアイヌに格差が出ている。政府の責任で(全国で)支援策をしっかりやってもらえるよう強く訴えた」と話した。
 立法措置に対し、座長の佐藤幸治・京都大名誉教授は「どういう立法をするのかは、『出口』の話だと思う」と述べ、まずは個別の政策提言を決定してから、それに必要な立法措置のあり方を議論すべきだとの認識を示した。
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090425hog00m010003000c.html

常設の審議機関設置へ アイヌ政策提言(朝日新聞2009年04月25日)

2009-04-26 | 日記
■有識者懇が合意
 政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長=佐藤幸治・京大名誉教授)が24日に首相官邸であり、アイヌ施策を総合的に取り扱う国の窓口機関を一元化することや、アイヌ民族の課題を継続的に検討する常設の審議機関を設置することを政府への提言に盛り込むことで合意した。アイヌ民族に関する独立した研究機関の必要性についても提言に明記する方向となった。
 この日は、事務局の「内閣官房アイヌ政策推進室」がこれまでの懇談会の議論を踏まえ、政府への提言に盛り込む可能性がある施策をまとめ、各委員に示した。
 「国民の理解の促進」「広い意味での文化にかかる政策」「推進体制等」と三つに分類し、これを「教育」「啓発」「研究」「生活向上」「土地・資源の利活用」「政治的参画」「審議機関」など10項目に分別した。
 政治的参画をめぐっては、道議会や国会にアイヌ民族代表のための特別議席を付与するかどうかについて論議。「憲法も絡んで非常に困難」(佐藤座長)との認識で一致した。ただ、「他にもやり方があるのでは」として継続的に話し合うことになった。
 一方で、(1)アイヌ政策を総合的に扱う国の窓口機関を設けること(2)常設の審議機関を設置すること――の二つは、政府への提言に盛り込む。
 現在、アイヌ文化の振興施策は国土交通省と文部科学省が所管し、道が進める生活向上関連施策は厚生労働省や経済産業省など5省が支援しているが、アイヌ政策の総合的な窓口は政府内になかった。
 審議機関の設置は、道や北海道アイヌ協会が要望してきた。実現すればアイヌの人たちが国に意見を伝える場となる。佐藤座長は終了後、審議機関にアイヌの人たちが参加する必要性にも言及した。
 また懇談会の席上、委員である高橋はるみ知事が「これからのアイヌ政策の推進に向けた提言」を提出した。アイヌ施策を推進する根拠となる法制定など6項目を求めた。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000904250005

アイヌ政策継続審議を 有識者懇報告書 常設機関の設置明記 (北海道新聞04/25 08:06)

2009-04-26 | 日記
 政府のアイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会(座長・佐藤幸治京大名誉教授)は二十四日、第七回会合を首相官邸で開き、アイヌ政策を継続的に審議する常設機関設置の必要性を夏にまとめる報告書に明記することで合意した。
 継続審議機関は有識者懇が夏に解散した後も、長期的な検討が必要な課題などを議論するものでアイヌ民族側が設置を求めていた。機関の概要は今後詰めるが、佐藤座長は「アイヌの方々も入り、その意向をくみ上げる形になるだろう」との見通しを述べた。
 アイヌ民族の文化や歴史研究に関しては、政府直轄の研究拠点創設の必要性を報告書に盛り込むことで一致した。国が中核的役割を果たし、アイヌ民族に対する国民の理解が深まるような研究推進を求める狙いがある。このほか、アイヌ政策を統括する政府の窓口機関新設の報告書明記にも正式合意した。
 国会の民族特別議席については、国会議員は全国民を代表するなどと規定した憲法との兼ね合いで難しいとの認識で一致。ただ、フィンランドが先住民族サーミによる特別議会を設け、先住民族政策の諮問機関的役割を持たせていることなども念頭に、何らかの仕組みを引き続き検討することも確認した。
 一方、道の高橋はるみ知事は会合の中で総合的なアイヌ政策推進の新法制定など六項目にわたる提言を示し、報告書に反映するよう求めた。新法制定の可否は、次回以降の有識者懇で議論していく。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/161235.html

新教育の森:ほっかいどう 釧路明輝高・自由選択科目 アイヌ文化、幅広く /北海道

2009-04-26 | 日記
毎日新聞 2009年4月24日 地方版
 ◇協会支部長らを講師に
 先住民族、アイヌの歴史や文化などを総合的に学ぶ授業が4月から、釧路明輝高校(加藤和美校長、生徒数559人)で始まった。公立高校のカリキュラムにアイヌ関係が取り入れられたのは初めて。北海道アイヌ協会の関係者ら外部講師がアイヌの自然観や伝統料理、楽器、衣装など幅広い分野で1年間授業し、アイヌ民族を正しく知る取り組みを進める。【千々部一好】
 □■奥深いあいさつ
 「『イランカラプテ』『イワンケヤ』など、アイヌのあいさつにはいろいろあります」。民族衣装を着た講師、北海道アイヌ協会釧路支部の秋辺得平支部長が話しかけると、2、3年の生徒計15人が興味深そうに耳を傾けた。17日から始まった釧路明輝高校の自由選択科目「アイヌ文化」の授業だ。外部講師7人が週1回、それぞれの担当に分かれて授業する。
 初回のテーマはアイヌ語でのあいさつ。「こんにちは」「こんばんは」といった日本語の定型のあいさつにはないアイヌ語独特の表現がある。秋辺さんは「イランカラプテは『あなたの心にそっと触れさせてください』、イワンケヤは『お元気ですか』という意味で、相手を気遣いながら、アイヌはあいさつをかわします」と話した。
 授業は好評で、3年の弁野佳麻理さん(17)は「あいさつ一つとっても意味が深いことをよく理解できた」、同級生の菅原志織さん(17)も「アイヌ民族のことを少しでも知りたいと思って授業を選択しましたが、今日は興味深く聞きました」と話す。秋辺さんは「日本にはアイヌもおり、多様な民族が暮らす国であることを伝えたい。自分はいったい何者であるかを知り、さまざまな民族が共生できる社会の大切さを知ってもらいたい」と強調する。
 □■進学の動機付けに
 同校は07年春、釧路北、釧路西、釧路星園の3校が統合して開校した。釧路北高が阿寒湖での宿泊学習でアイヌ舞踊や木彫り体験を行っていた実績があり、郷土の歴史を知る面からも、アイヌ文化を授業の一つに取り入れた。
 アイヌ文化は第2外国語や実用英語、倫理などとともに自由選択科目に含まれ、2年生から生徒が自分の希望に応じて選択できる。
 教務部長の皆添英二教諭は「この授業で専門性を磨き、大学でさらにアイヌを学びたいという進学の動機付けや、ホテルに就職して客にアイヌ文化を説明する基礎にしてほしい」と狙いを話す。
 □■学習拡大の機会
 アイヌの歴史は小学3、4年の社会の「地域の学習」、中学校の歴史的分野で取り上げられている。小中学校の総合的な学習の時間で取り組む学校もある。しかし、高校になると、学習する機会はない。
 財団法人「アイヌ文化振興・研究推進機構」の小中学生向け副読本編集委員会の阿部一司委員長(道アイヌ協会副理事長)は「釧路明輝高の取り組みはすばらしい。高校でアイヌを学ぶ機会が少ない現状は残念で、協会として働きを強めていきたい」と話している。=金曜日に掲載します
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090424ddlk01100105000c.html