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アマゾン熱帯雨林を守る先住民の活動

2013-12-28 | 先住民族関連
日刊アメーバニュース 2013年12月25日 19時24分
提供:ナショナルジオグラフィック
 ブラジルのアマゾン川流域では、熱帯雨林の破壊が深刻度を増している。衛星写真からは、木材の搬出道路が縦横に張り巡らされ、牧草地化された土地が大規模に広がっている様子が一目瞭然だ。緑に覆われているはずの一帯が、見渡すかぎり茶色に染まっている。
 アマゾン熱帯雨林を衛星から遠隔観測する試みは、1980年代の初めから続けられてきた。2004年までは画像から失われる緑が年を追うごとに増え、森林破壊の抑止はもはや不可能とすら思われた。ブラジルでは一時、森林減少率が年間2万7000平方キロという危機的なレベルに達している。
 しかし、一部には破壊を免れている地域もある。アマゾン川の支流の1つ、シングー川の南部流域には現在も、小さな島国程度の熱帯雨林が保護区域として残されており、衛星写真でもまとまった緑の領域が確認できる。土壌むき出しの領域は周囲に留まり、緑と茶の境ははっきりとしている。そしてその境界線の内側には、先住民の部族たちが暮らす土地がある。
◆保護活動の課題
 シングー川南部流域の熱帯雨林には、保護下にある先住部族の居住区が10カ所存在し、総面積は1400万ヘクタールに達するという。北部のカヤポ族約7000人を筆頭に、南部では14の部族合わせて約5500人が日々の生活を営んでいる。
 ここに、アマゾン熱帯雨林の保護活動に取り組む人々にとっての課題が浮上した。それは、「広大な熱帯雨林からチェーンソーやブルドーザーを完全に締め出すには、少数の先住民たちにどのような選択肢があるのか」という問いだ。
 法的な保護という策も1つの答えではある。牧場経営者や伐採業者、金鉱採掘業者の侵出が迫る中、カヤポ族の人々は1980〜1990年代にかけて、熱帯雨林が彼らの土地であると必死に訴え、公に認めさせることに成功した。
 だが、アマゾン川流域の南東部は、開拓時代のアメリカ西部と同じように統治が行き渡っていない。土地をめぐる暴力抗争、不法な森林伐採や金鉱採掘、詐欺的な土地取引など、不正行為が後を絶たない現実に、法律だけで立ち向かうには限界がある。
◆期待されるNGOとの連携
 積極的に抗議行動を行い、政府に圧力をかけ、自身の権利を自らの手で勝ち取った先住部族もいる。だがその一方で、援助環境保護団体や先住権擁護団体と連携すると同時に、その支援を受けてNGOを立ち上げ、さらなる外部の支援を獲得する人々も現れた。
 例えば、遠方の金鉱採掘者を発見するため、外部NGOの資金援助を受けて居住区上空の飛行を実現したケースもある。また、巡回監視活動にブラジル政府の協力が得られなかったカヤポ族は、外部の協力者からボート、モーター、燃料、GPS、ラジオなど機材の提供を受けている。
 2013年7月、武装したカヤポ族の男性たちは、ボートと徒歩で200キロ以上の距離を巡回、不法採掘者のキャンプを発見した。採掘用の施設をすべて破壊した後、不法採掘者たちを移送するヘリコプターの出動を政府に対して迫ったという。
 さらに、カヤポ族の経済的自立を促す計画を支援するNGOも組織されている。ブラジルナッツを栽培して販売、カヤポ族の各世帯に必要な収入を確保するという取り組みもその一例だ。森林伐採者や金鉱採掘者の立ち入りを黙認する見返りに現金を受け取るという誘惑から、カヤポ族の人々を守るという狙いもある。
◆森林破壊は続く
 アマゾン熱帯雨林では、地球上で最も多彩な生命活動が営まれている。全陸上生物の3分の1近くが生息し、地球上の淡水約4分の1が循環するなど変化に富んだ生態系が息づく。また、二酸化炭素の大気中のバランスや気候の調節にも重要な役割を果たしている。
 当然ながら、現状の監視活動を今後も気を緩めず続ける必要がある。ブラジルの熱帯雨林は破壊が続いている上、先住民の土地の法的な保護を実質的に無効化するため、農業や鉱業、林業の強力なロビー団体が1988年制定の現行憲法の改正を主張しているという。
 なによりも、流域の先住部族に対する支援を充実させ、彼らとより緊密な連携を模索する取り組みが急務となっている。
Barbara Zimmerman for National Geographic News
http://news.ameba.jp/20131225-512/

アイヌ民族像の制作追い込み 札幌駅に設置、第一人者・藤戸さん「長年の願い」

2013-12-28 | アイヌ民族関連
<北海道新聞12月28日朝刊掲載(12/28 07:10)
 【阿寒湖温泉】釧路市阿寒湖温泉のアイヌ民族彫刻の第一人者、藤戸竹喜(ふじとたけき)さん(79)が、JR札幌駅に観光客を迎える木製モニュメントとして2月に設置されるエカシ(長老)像の仕上げにかかっている。「道都の玄関口にアイヌ民族の彫刻を置くことは、長年の願い」と熱い思いがこもる。
 モニュメントは、「こんにちは」を意味するアイヌ語「イランカラプテ」を北海道のおもてなしの言葉にするキャンペーンの一環として、札幌大学でアイヌ文化を学ぶ学生有志「ウレシパクラブ」(代表理事・本田優子副学長)が道内企業の支援を受けながら準備を進めてきた。
 中心となるエカシ像は高さ1・6メートル、幅90センチ。台座を含めた高さは2・5メートル。鋭い目つきで真剣に弓の舞(クーリムセ)を踊る姿を表現している。
 藤戸さんはウレシパクラブからの依頼を快諾して7月から制作を始め、現在は伝統衣装にアイヌ文様を彫る作業工程に入った。
 北米などでは空港や公共施設に先住民族の彫刻が置かれているが、道内にはほとんどないことをかねて疑問に思っていた藤戸さんは、「アイヌ民族の彫刻が認められる時代になったと実感する。後世に引き継がれる作品にしたい」と語る。
 モニュメントの制作・維持費2800万円は全額寄付で賄うが、まだ半分にも達していない。趣旨に賛同したイオン北海道、生活協同組合コープさっぽろ、マックスバリュ北海道のスーパー大手3社は元日から1カ月間、道内全店舗227店に募金箱を設置し、道民に協力を呼びかける。寄付については同クラブ(電)011・852・9335へ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/512640.html

校内のチセお手入れ アイヌ文化学ぶ千歳・末広小、初のふき替えに児童も汗

2013-12-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (12/26 16:00)
 【千歳】アイヌ文化学習に力を入れている末広小(山口輝校長、494人)で、アイヌ民族がかつて住居としていたチセのふき替え作業が進められている。チセは17年前に校内の教室に設置されたが、かやぶきの屋根の傷みが目立ってきた。同校は地域にアイヌ文化を発信する拠点を目指しており、初のふき替えには児童や保護者も一緒に汗を流している。
 末広小は1993年からアイヌ文化の学習に力を入れ、3年後に全国で初めて校舎の中にチセを設置。今では同校のアイヌ文化学習の象徴となっている。今回は屋根のカヤが乾燥してもろくなり、初めて全面的に取り換えることになった。
 チセは縦横が6メートル×7メートルで高さ3メートルほど。上部は天井だが、三角屋根のような形になっている。
 作業は今月から始まり、かやぶきは3段重ねにする計画。教師や児童、保護者、卒業生ら数十人が協力し、カヤを束ね直して、古いものを外して新しいものを並べる作業が進められている。
 屋根のかやぶきを担当するのは、梅ケ丘の造園業山田文雄さん(62)。17年前にチセを建てた時も、同じようにカヤをふいた。久々の作業に「少しでもきれいにして、チセを大事にしていってほしい」と感慨深げに語る。
 アイヌ文化学習の講師を務める野本久栄さん(62)もチセを作った1人。「ウタリ(仲間)の協力があって初めてできる作業」と感謝を込める。
 作業は年内をめどに終え、年明けには神々にふき替えを報告する儀式を行う予定だ。同校の赤沼宏樹教頭は「子どもたちにとっては今しかできない作業で、きっと思い出に残るはず」と話している。(鈴木誠)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/512318.html

ロシア人収集のアイヌ資料初公開

2013-12-24 | アイヌ民族関連
大分合同新聞 [2013年12月24日 05:15]
 18~20世紀にロシア人研究者らが北海道やサハリンで集めたアイヌ民族の資料を九州で初めて紹介する「ロシアが見たアイヌ文化」展が、福岡県太宰府市の九州国立博物館(九博)で開催されている。来年2月16日まで。
 展示品はロシア科学アカデミー・ピョートル大帝記念人類学民族学博物館が所蔵する141件。鳥の頭の骨を串刺しにした儀式用具「イナウ」など、日本国内にほとんど残っていない貴重品もある。
 見どころは、サケやアザラシの皮で作った女性用の着物「カヤ」。随所にアップリケを施している。
http://www.oita-press.co.jp/worldTopics/2013/12/2013122401001408.html

2013年12月23日(月) 天地人 

2013-12-24 | アイヌ民族関連
東奥日報-2013年12月23日(月)
 アイヌの人々に対して現在は差別や偏見がなく平等だと思うか。こんな国の世論調査に「平等だ」と答えた人が「どちらかといえば」を含め50%にとどまった。「平等ではない」は33%もあった。まだ差別や偏見が消えないのか、と悲しくなる。
 アイヌは北海道だけでなく、かつては本県にも住んでいた。だから、アイヌ文化が残っている。子どもの頃、アイヌ語と知らずにナイフを「マギリ(マキリ)」と呼んでいた。県内にはアイヌ語の地名も多い。
 戦国時代、アイヌは南部氏と共存していた。弘前藩初代藩主になる津軽為信は支配権が確立するまでは南部氏とだけでなく、アイヌとも戦ったらしい。江戸時代になると、本州のアイヌは和人に吸収され、19世紀には消滅する。
 北海道ではアイヌに対する過酷な仕打ちが昭和に入っても続いた。アイヌ初の国会議員・萱野茂(かやのしげる)さんの父は戦前、密漁容疑で逮捕された。「サケを頼りにするアイヌにとって禁漁の法律は死ねという法律だ」。萱野さんは著書「アイヌの碑(いしぶみ)」で法の理不尽を訴えた。その怒りがよく分かる。
 国はアイヌ民族を先住民族と認め、ようやく歴史や文化の保存、伝承に動きだした。歓迎すべきことだ。アイヌは県民にとって、かつての「同胞」だ。偏見や差別も早くなくなるよう、何か応援できないものか。
http://www.toonippo.co.jp/tenchijin/ten2013/ten20131223.html

差別の半生、自伝に 上尾市在住のアイヌ民族・北原きよ子さん

2013-12-24 | アイヌ民族関連
東京新聞 2013年12月23日
 北海道や周辺の島々で、日本人が入植する前から暮らしてきた先住民族アイヌ。一九八六年に「日本は単一民族国家」と発言した中曽根康弘首相(当時)に初めて抗議文を送ったアイヌ民族が、北原きよ子さん(67)だ。今年九月、差別とともに歩んできた半生を振り返る自伝「わが心のカツラの木 滅びゆくアイヌといわれて」(岩波書店)を出版した。
 両親は旧樺太(現ロシア・サハリン)で育った「樺太アイヌ」。終戦後に北海道に移住し、行商やコンブ漁、土木作業と職を転々としながら引っ越しを繰り返した。
 北原さんが小学校に入ると、「シャモ」(アイヌ語で和人=アイヌ民族から見た日本人)の同級生に「アイヌはあっちに行け」といじめられる日々が始まった。教師も「アイヌにアイヌといって何が悪い」と言い放った。「私の子も差別されるのは嫌だ。私は結婚も出産もしない」。小学三年のとき、そう誓った。
 社会人になっても差別は続き、勤め先をいくつも変えた。就職活動で訪れたある呉服店では、「アイヌを雇っては店の格に関わる」と笑われた。そんなときに出会ったのが、東京からアイヌ民族の取材に来たフリーカメラマンの北原龍三さんだった。
 龍三さんは帰京後、「結婚したい」と毎日のように手紙を送ってくれた。「世の中を信じてみよう」。二十九歳で結婚し、長男を産んだ。そして八〇年、首都圏に住む「ウタリ」(アイヌ語で同胞)たちと「関東ウタリ会」を結成。親たちからは習えなかったアイヌ語や伝統の刺しゅうなどを一緒に学び始めた。
 そんなある日、北海道に住む母親が泣きながら「こんなに差別されるなら(自分は)子どもを産まなければよかった」と電話してきた。老いた母に何があったのか、詳しい事情は分からない。積み重なった苦労が限界を超えたようだった。
 中曽根氏の「単一民族」発言は、その四日後だった。二つの出来事が重なり、たまらずに「発言の根拠を示してください」と抗議の質問状を送った。新聞などで報じられたが、返ってきたのは「受け取りました」というはがき一枚だけ。北原さんは「今でも返事を待ち続けている」という。
 龍三さんは二〇〇二年、六十六歳で他界した。一方で長男の次郎太さん(37)はアイヌ文化の研究で博士号を取得し、現在は北海道の研究機関に勤務。二人の孫もアイヌ語の勉強を楽しんでいる。
 「今でも『もうアイヌは滅びたと思っていた』と言われることがある。アイヌは、この社会で身近に暮らしていると知ってほしい。アイヌでもシャモでも生きやすい社会を次の世代に手渡したい」。自伝には、そんな強い願いが込められている。 (谷岡聖史)
 きたはら・きよこ 北海道余市町で「樺太アイヌ」の両親の間に生まれ、道内を転々として育つ。定時制高校を卒業後、衣料品メーカーや靴店などに勤め、1972年に上京。75年に結婚し、76年から上尾市に住んでいる。89~2001年に「関東ウタリ会」の会長を約7年間務めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20131223/CK2013122302000160.html

アイヌ政策世論調査「先住民族と知っている」は7割

2013-12-24 | アイヌ民族関連
ANNニュース(動画) (12/22 19:12)
アイヌの人々が先住民族であると知っている人が国民の7割以下にとどまっていることが内閣府の世論調査で明らかになりました。
 調査は、政府がアイヌを先住民族と認めてから5年がたったのを機会に、アイヌに対する国民の理解の状況を把握しようと初めて行われました。アイヌを「知っている」と答えた人は95.3%とほとんどでしたが、先住民族であることを知っている人は68.3%にとどまりました。また、アイヌに対する差別や偏見について尋ねたところ、「平等だと思う」と答えた人は50.4%にとどまり、特に若い世代ほど偏見や差別があるとみていることが分かりました。政府は、調査結果をアイヌへの理解を深める政策づくりに生かす考えです。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000018419.html


アイヌ民族への理解不十分 周知メディア頼みの側面も 専門家は教育の重要性指摘

2013-12-24 | アイヌ民族関連
<北海道新聞12月22日朝刊掲載>
 内閣府が22日付で発表した「アイヌ政策に関する世論調査」では、アイヌ民族を知っている人のうち、アイヌ民族が先住民族であると知っている人が68・3%にとどまるなど、民族への理解が全国的に不十分であることが分かった。専門家は、アイヌ民族の歴史などの認知を広げる国の取り組みの必要性を指摘している。
 世論調査では、「近代の北海道開拓の過程で困窮化したなどの歴史があること」を知っているとしたのは38・1%。アイヌ民族への理解は広がりを欠いている。
 重要だと思うアイヌ関連施策でも「アイヌ民族への教育の充実・支援」は25・4%にとどまり、常本照樹北大アイヌ・先住民研究センター長は「アイヌ民族が十分な教育を受けられずにいる歴史的な背景を国民に知ってもらう必要がある」と話す。
 一方、政府は2020年の東京五輪前に、胆振管内白老町に「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)を整備する構えだが、今回の調査で、象徴空間を「知らなかった」とした人は全体の85・5%に上っている。
 5年前にアイヌ政策を推進する官房長官談話を出した町村信孝衆院議員は、「東京五輪は世界にアイヌ民族の存在を知らせる好機。『共生社会』の実現を図るためにも、加速した取り組みが必要だ」と話している。
 内閣府は「象徴空間の意義をいろいろな機会に発信してほしい」(アイヌ総合政策室)といい、周知がメディア頼みになっているのが実情だ。(12/22 09:55、12/22 10:31 更新)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/511598.html

アイヌ民族「先住民族と認識」7割 内閣府が全国調査、理解進まず

2013-12-24 | アイヌ民族関連
<北海道新聞12月22日朝刊掲載>
 内閣府が22日付で発表した「アイヌ政策に関する世論調査」によると、アイヌ民族を「知っている」は95・3%で、全年代層で9割を超えた。ただアイヌ民族を知っている人のうち、先住民族であることを知っているのは68・3%にとどまるなど、アイヌ民族への理解が進んでいない現状が浮かび上がった。
 調査は「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」の国会可決に合わせ、当時の町村信孝官房長官がアイヌ政策を推進する談話を出して5年がたったのを機に初めて実施。10月24日から11月3日まで、無作為に選んだ全国の20歳以上3千人のうち、1745人に面接し回答を得た。
 アイヌ民族を知っている人のうち、アイヌ民族が道内や首都圏など全国各地で暮らしていることを知っているのは48%、北海道開拓の過程で困窮化したなどの歴史があることを知っているのは38・1%にとどまった。
 アイヌ民族への差別や偏見の有無については、平等であると思うが50・4%、平等ではないと思うが33・5%、分からないが16・1%。平等ではないと思うは70歳以上は22・1%だったが、20代は50%で、若年層ほど不平等だと認識していた。
 国が2020年度の開設を目指し、胆振管内白老町に整備する「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)については、「知らなかった」が85・5%に上った。象徴空間で重要だと思う機能として、多かった回答は、アイヌ民族の歴史や文化を紹介する「展示・調査研究」の44・6%、アイヌ文化を後世に伝える「文化伝承・人材育成」の44・5%だった。(12/22 06:10、12/22 10:08 更新)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/511583.html

「アイヌが先住民族であること知っている」7割近く

2013-12-24 | アイヌ民族関連
NHK-12月22日 4時21分
内閣府が行った「アイヌ政策に関する世論調査」によりますと、アイヌ民族がいることを「知っている」と答えた人は95%で、このうち7割近くが、「先住民族であることを知っている」と答えました。
内閣府は10月24日から先月3日にかけて、全国の20歳以上の男女3000人を対象にアイヌ政策に関する初めての世論調査を行い、58%に当たる1745人が回答しました。
それによりますと、アイヌ民族がいることを知っているかという質問に対し、「知っている」と答えた人は95%、「知らない」と答えた人は4%でした。
「知っている」と答えた人に、アイヌについて知っていることを複数回答で尋ねたところ、「先住民族であること」が68%、「独自の伝統的文化を形成していること」が66%でした。
一方、アイヌの人々に対して、現在は差別や偏見がなく平等だと思うか尋ねたところ、「平等だと思う」と「どちらかというと平等だと思う」と答えた人は合わせて50%、「平等ではないと思う」と「どちらかというと平等ではないと思う」は、合わせて34%でした。
さらに、重点的に取り組むべき施策を複数回答で尋ねたところ、「アイヌの歴史・文化の知識を深めるための学校教育」が51%、「アイヌの人々への理解を深めるための啓発・広報活動」が43%でした。
アイヌ政策を担当する内閣官房の担当者は、「アイヌ文化を国民に広く受け入れてもらえるよう取り組みを進めたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131222/k10014028021000.html

アイヌ差別、3人に1人が認識 内閣府が初の世論調査

2013-12-24 | アイヌ民族関連
朝日新聞  2013年12月21日19時36分
 内閣府は21日、アイヌ政策に関する初めての世論調査の結果を発表した。アイヌ民族のことを「知っている」と答えた人は95・3%に上ったが、差別や偏見がなく平等かを尋ねた質問では3人に1人が「平等ではないと思う」と回答した。改めて差別をなくす取り組みの必要性が浮き彫りとなった。
 調査はアイヌの人々を先住民族と認めた2008年6月の官房長官談話から5年を機に、10月24日~11月3日に行った。全国の成人男女3千人に面接方式で尋ね、1745人(58・2%)が回答した。
 アイヌを「知っている」人のうち、民族の特徴について知っているかを複数回答で尋ねたところ、「先住民族であること」が68・3%、「独自の伝統的文化を形成していること」が65・7%で6割を超えた。一方、差別や偏見に関する質問では、「どちらかというと」も含めて「平等だと思う」が50・4%だったが、「平等ではないと思う」が33・5%に上り、こうした差別の解消が今後の課題であることもわかった。
 調査では、アイヌ民族に対する国などの取り組みが知られていない実態も明らかになり、20年までに北海道で国が整備する「民族共生の象徴となる空間」を知っていた人は12・6%。8月に始まったアイヌ文化をPRする官・民・学のキャンペーンでは、わずか3・0%だった。
http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312210101.html

アイヌ民族への偏見有無、「平等でない」33% 内閣府調査

2013-12-24 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2013/12/21 18:43
 内閣府は21日、北海道のアイヌ民族に関する世論調査の結果を公表した。アイヌ民族の存在を「知っている」と答えた人の割合は95.3%になった。一方、現在もアイヌの人々に対して差別・偏見が無いかどうかを尋ねる設問に「平等でない」と回答した人は33.5%だった。アイヌ民族に関する世論調査は初めて。
 政府がすすめるアイヌ民族の文化伝承の施策の一つとして、2020年の東京五輪までに北海道白老町に整備する予定の新施設「民族共生の象徴となる空間」を「知らない」と答えた人は85.5%となった。
 9月に札幌市内で開いたアイヌ政策推進会議(座長・菅義偉官房長官)で整備方針を決定したが、認知度が低いことが分かった。新施設の取り組みについて「アイヌ文化の伝承に有効である」との回答は77.1%だった。
 調査は10月24日~11月3日に、全国の20歳以上の男女3000人を対象に個別面接で実施。1745人から回答を得た。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2101K_R21C13A2CR8000/

アイヌ存在「知っている」95%=先住民族と承知7割弱—内閣府調査

2013-12-24 | アイヌ民族関連
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2013年 12月 21日 17:30 JST 更新
 内閣府が21日に発表した「アイヌ政策に関する世論調査」によると、アイヌ民族の存在を「知っている」と答えた人は95.3%に上った。このうちアイヌが「先住民族であること」「独自の伝統的文化を形成していること」を知っている人は、それぞれ68.3%、65.7%だった。
 アイヌに関する政府の世論調査は初めて。2020年に北海道白老町で政府が運営を始めるアイヌ文化の伝承施設の参考にしたい考えだ。 
[時事通信社]
http://jp.wsj.com/article/JJ10008006228917984868518162067051662507131.html

アイヌ民族「平等」50% 拭えぬ偏見、内閣府調査

2013-12-24 | アイヌ民族関連
2013/12/21 17:06 【共同通信】
 内閣府が21日付で発表したアイヌ政策に関する初めての世論調査によると、アイヌの人々に対して現在は差別や偏見がなく平等だと思うかを聞いたところ、「平等である」との回答が「どちらかというと」を含め計50・4%にとどまった。「平等ではない」は計33・5%だった。アイヌ民族への差別や偏見が払拭できていないことが浮き彫りとなった形だ。
 重要だと思うアイヌ関連の施策(複数回答)は「アイヌの歴史・文化の知識を深めるための学校教育」が51・3%で最多。
http://www.47news.jp/CN/201312/CN2013122101001577.html

釧路アイヌ語の会 市民が熱心に文化伝承

2013-12-24 | アイヌ民族関連
北海道新聞[ピヤラ アイヌ民族の今] (2013/12/10)
 釧路アイヌ語の会は釧根管内でも珍しい一般市民によるアイヌ語の自主学習団体だ。最近では歴史的な文献の現代語訳などを手掛ける会員もおり、思い思いにアイヌ語の学習とアイヌ文化の普及、継承に取り組んでいる。(桜井則彦)

月2回例会 「言葉知ると情景浮かぶ」
 同会はアイヌ文化の研究を行う釧路アイヌ文化懇話会の語学教室が原点。1996年から活動が始まった。現在は釧路市内などの12人が所属。月2回例会を開き、アイヌ語ラジオ講座(STVラジオ)などを活用して学んでいる。
 11月下旬、市立釧路図書館で開かれた例会。参加者7人が机を囲み、会員歴が長い同会事務局長の奥田幸子さん(64)が講師役を務めた。
 「『~するな』のアイヌ語の言い方です」。否定詞「etekke(エテッケ)」の使い方を確認する。「否定詞は文のどこに入るのか」と問われ、奥田さんは「文頭が多いけれど、動詞の前でもいいのではないかと思います」。会員同士やりとりしながら学習は進んでいく。
 続いて、アイヌ文化伝承者、故四宅ヤエさんの口承「火の神の自叙」の録音テープを聞き、訳を考える。口承の一節、「nisocuy kotan(ニソチューイコータン)」は「その果ての村の」という意味だ。
 このほか、日高管内平取町のグループが発行するアイヌ語新聞「アイヌタイムズ」の訳を順番にこなし、語彙(ごい)を増やす。
 例会に加え、公開講座として会員の研究内容を発表する機会もある。11月には、アイヌ語での動物や魚の表現、アイヌ民族の歌人がテーマになった。
 会員の森田幸教さん(65)は「知っているアイヌ語が増えていくと言葉から情景が浮かびます。仲間と学ぶといろいろな意見、解釈が出て楽しい」と魅力を語る。会員は減少傾向だったが、今年は新たに3人の会員が入会した。

 釧路アイヌ語の会は毎月第2、4日曜、午後1時から市立釧路図書館で例会を行っている。問い合わせは同会事務局の奥田さん(電)0154・37・7198へ。
合沢寛会長に聞く 北海道への理解深まる
 アイヌ語の普及を目指し活動を続ける釧路アイヌ語の会。昨春から会長を務める弟子屈町の合沢寛さん(72)にアイヌ語に対する思いなどを聞いた。

 アイヌ語の勉強で、北海道の自然を眺める目が違ってくるように思います。道内の自然を理解するにはアイヌ民族のものの考え方、世界観を知らないといけない。そのためにはアイヌ語の勉強が必要です。
 山の地名をはじめ道内の地名の大半がアイヌ語です。ただ、表面的な地名だけでなく、どのようなアイヌ語から、その地名ができあがっているのか知らないといけないと思いますね。
 同じ「大きい」の意味でも一般的な「ポロ」、年老いた・古いといった意味合いを込める「オンネ」とあり、使い方、ニュアンスが違います。アイヌ語の会では用例を重んじて、どんな場面で、どのように使われていたのかをひもとくことにしています。
 アイヌ語と日本語は見かけ上かなり違う言語ですが、個人的には、発想や考え方はそれほど違わないと思います。アイヌ語の勉強は奥深く、おもしろいので、堅苦しく考えず、ぜひアイヌ語の会に飛び込んできてください。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/piyar/219706.html