先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

日韓のアーティストが出演 「文化キャラバン」札幌で道内初開催

2022-10-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞10/30 19:51

民族衣装に身を包み、歌や演奏を披露する韓国のアーティストたち
 日本と韓国の歌手らアーティストが出演する「第8回韓日文化キャラバン」が30日、札幌市中央区のサッポロファクトリーホールで開かれた。約500人の観客が韓国の伝統音楽や、ソウル出身で日本を拠点に活動する歌手K(ケー)さんの歌声を堪能し、日韓の文化交流を楽しんだ。
 日韓両国の友好関係を深めるため、在日韓国大使館が全国各地で開いており、道内での開催は初めて。
 日韓両国の歌手ら6個人・団体が出演し、それぞれステージで歌や演奏を披露した。民族衣装に身を包んだ韓国のアーティストが伝統音楽を演奏したほか、アイヌ民族の歌手豊川容子さん(帯広市出身)がアイヌ民族の伝統曲を歌い、Kさんも日本の人気ドラマの主題歌で観客をわかせた。
 会場には韓国の菓子類や美容品を販売する物販コーナーが設けられたほか、ソウルの祭りや観光名所を紹介するパネルが展示され、観客たちはステージイベントの合間に買い物なども楽しだ。(尹順平)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/753139/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

友達や家族に贈って悪戯しちゃおう♪ 「ゴールデンカムイ」ハロウィンスペシャル画像3種をプレゼントッ!

2022-10-31 | アイヌ民族関連
アキバ総研2022年10月30日 12:00

TVアニメ第4期が放送中の「ゴールデンカムイ」より、ハロウィンのプレゼントとしてスペシャル画像が公開された。
原作は第22回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」にも輝き、「週刊ヤングジャンプ」にて2022年4月に完結した、野田サトルさんの大ヒット漫画。埋蔵金を巡る戦いと、狩猟やグルメなどのアイヌ文化を描く。2022年10月よりTVアニメ第4期が放送中。
⇒2022秋アニメ一覧はこちら
10月31日のハロウィンを前に、TVアニメ「ゴールデンカムイ」より、‟怪人オベンチョ”のハロウィンスペシャル画像をプレゼントッ!!
公式HPにてゲットできるので、ぜひお友達や家族とのメッセージに利用して、ハロウィン気分を盛り上げようッ!!
なお、‟怪人オベンチョ”がわからない方は、TVアニメ38話「繭」かコミックスで調べてほしいッ!!
プレゼント特設ページ:
https://www.kamuy-anime.com/special/download/halloween2022.html
 【作品情報】
■TVアニメ「ゴールデンカムイ」第4期
<放送情報>
10月3日放送開始ッ‼︎
TOKYO MX:毎週月曜23:00~
読売テレビ:毎週月曜26:15~
北海道放送:毎週月曜25:26~
BS11:毎週月曜23:00~
チャンネルNECO:10月7日より毎週金曜23:30~
<配信情報>
Prime Video:10月3日より毎週月曜23:00~見放題独占配信ッ‼︎
<スタッフ>
原作:野田サトル(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
チーフディレクター:すがはらしずたか
シリーズ構成:高木登
キャラクターデザイン:山川拓己
美術監督:古賀徹
色彩設計:福田由布子
撮影監督:織田頼信
編集:池田康隆
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
アイヌ語監修:中川裕
ロシア語監修:Eugenio Uzhinin
音楽:末廣健一郎
オープニングテーマ:ALI「NEVER SAY GOODBYE feat. Mummy-D」
エンディングテーマ:THE SPELLBOUND「すべてがそこにありますように。」
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
製作:ゴールデンカムイ製作委員会
<キャスト>
杉元佐一:小林親弘
アシ(リ)パ:白石晴香
白石由竹:伊藤健太郎
鶴見中尉:大塚芳忠
土方歳三:中田譲治
尾形百之助:津田健次郎
谷垣源次郎:細谷佳正
牛山辰馬:乃村健次
永倉新八:菅生隆之
二階堂浩平:杉田智和
宇佐美上等兵:松岡禎丞
月島軍曹:竹本英史
鯉登少尉:小西克幸
<イントロダクション>
杉元とアシ(リ)パの新たな旅が始まる!!
アイヌから奪われた金塊を巡る生存競争サバイバル、新章開幕ッッ!!!
極寒の地・樺太で「不死身の杉元」こと杉元佐一とアイヌの少女・アシ(リ)パが再会を果たした後、キロランケの死に直面したアシ(リ)パが金塊の謎を解く鍵を思い出し、杉元とアシ(リ)パの間で相棒の契約も更新されるに至った。だが、杉元が第七師団の支配下にある状況に変わりはない。アシ(リ)パ確保の報を受けた鶴見中尉との対峙が迫る中、共に過酷な旅を生き抜いた白石由竹、谷垣源次郎、月島軍曹、鯉登少尉は各々の目的や役目に従ってどのように動くのか? 一方、第七師団と金塊の争奪戦を繰り広げる新撰組「鬼の副長」土方歳三の一味は、引き続き残った刺青人皮の捜索を継続。さらに、杉元らの前から姿を消した尾形百之助の存在も情勢に影響を及ぼす可能性を秘める。北の大地を舞台に再び加熱していく一攫千金サバイバルの行方から目が離せない!
原作は「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載された、野田サトルによる大ヒット漫画。マンガ大賞2016や第22回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」に輝き、既刊のコミックス全31巻でシリーズ累計2,300万部を突破するなど、足かけ8年にわたる連載が終了した今もなお多くのファンの心をつかみ続けている。第四期となる今回のTVアニメ化はこれまでのシリーズを継承しつつ、アニメーション制作のブレインズ・ベース、チーフディレクターのすがはらしずたかを中心とした新たな体制を構築。埋蔵金を巡るアクション&サスペンスを軸に、狩猟、グルメ、歴史などの五感を刺激する多彩な魅力が炸裂する極上のエンターテイメントが、アニメーションとなって観る者の心を熱くする!
©野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
https://akiba-souken.com/article/58940/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ『ゴールデンカムイ』第40話あらすじ/ネタバレ感想!「ボンボン」と言われた鯉登少尉の過去。鶴見中尉との出会いは月寒あんぱんで結ばれた?

2022-10-31 | アイヌ民族関連

ミルトモ2022/10/30
海軍将校の息子の鯉登音之進は、家柄の良さを鼻にかけ、調子に乗っていた事故がありました。しかし、鶴見中尉と出会い、彼は変化していきました。
16歳の頃も調子に乗り、学校でも問題児だった鯉登はロシア兵に捕まってしまいます。父・鯉登平二は誘拐犯から息子を助けたい一心で、鶴見中尉に助けを求めます。
今では鶴見中尉に心酔している鯉登少尉。2人の出会いの物語が語られます。
そして、「バルチョーナク」という言葉はこの時にも…。
第七師団御用達の登別温泉・地獄谷へとやって来た宇佐美と二階堂は、菊田特務総長と有子一等卒と合流。夜の雪山で下駄で走る男の存在を菊田と有子が探索しているのを聞くと、宇佐美たちはそれが刺青囚人だと勘づきます。
按摩として登別に潜伏していた囚人の都丹は、第七師団の人間に気づかれしまった責任を負い、夜に菊田を襲撃。しかし、登別を良く知っている有子の策にハマり、都丹は雪崩で生き埋めにされてしまうのでした。
都丹の体を掘り起こすのは手間がかかると思った有子は、刺青が入った彼の皮膚を剥ぎ、菊田への手土産の銃を持って近くのアイヌの家へと身を潜めます。有子が生きていると気づいた菊田は彼の元を訪れ、宇佐美や二階堂を出し抜いたうえで鶴見中尉への良い手土産多で来たと喜ぶのでした。
その頃樺太では、杉本達も樺太アイヌの家で人休憩。鯉登はロシア語にたけている月島に「ロシア語でバルチョーナクとはどういう意味だ」と問いかけます。尾形に言われたその言葉は「ボンボン」という意味だと聞かされ、鯉登少尉は苦い顔をするのでした。
海軍将校・鯉登平二の息子・音之進は、家柄を鼻にかけ、地元鹿児島で好きほうだいしていました。彼が14歳の時、父の持ち物であるディオン=ブートンの三輪車で走り回り、1人の男を撥ねてしまっても悪びれることなく走り去ってしまいます。
しかし男は音之進を追いかけて説教。自分は海軍の息子だと言えば、「喧嘩をするなら自分の名前でやりなさい」と言われてしまいます。示現流の使い手としても自信を持っていた音之進は老人の杖を借りて男に人たち浴びせようとするのですが、あっさりと受け止められてしまった上に頬を叩かれてしまいます。剣の腕に自信があったのにあっさりと止められてしまったこと、大人に叩かれたことがなかった音之進は衝撃を受け、彼に謝罪をします。その男こそが、後に彼が心酔する鶴見中尉だったのです。
どうやら連載時はきちんと降りて謝罪したらしいですが、コミックス版になるとそこはカット。調子に乗ったボンボンは、最初は礼儀正しくしようとしたものの、とんでもなく調子こいてたってことですね。それをポキっと折ったのが鶴見中尉というのはだいぶ納得できます。
撥ねてしまったお詫びに西郷隆盛の墓地まで鶴見を案内した鯉登は、彼から月寒あんぱんをもらい、これを気に入ります。鶴見と戦死した兄のことなどを話し、2人は再会を願いました。
鯉登が16歳になった時、彼は函館の海軍学校へと入るも、ここでも態度は悪く、辞めさせられるのではと噂が流れていました。そんなことを気にせず三輪車を乗り回す音之進でしたが、ある時馬車に乗ったロシア人に誘拐されてしまいました。
音之進の父・鯉登平二は息子を助けたい一心で、鶴見中尉に協力を要請しました。敵の行動を理解する鶴見は、カーテンを閉めて作戦見抜かれないように配慮したりなど、慎重に行動をして行きました。
音之進開放の条件の連絡が入ってくると、鶴見は電話のつなぎ先の番号を調べあげ、彼が捉えられているのは五稜郭にある訓練所だと突き止めるなり、平二と2人で急ぎます。
音之進を死なせたくなければ戦艦を破壊しろって…ボンボンは調子に乗ったがゆえにとんでもないことをしてしまいましたね。これらに冷静な判断で対応していき、場所を突き止めた鶴見中尉はマジですごいです!
人質でありながらもロシア人たちに頭突きをして大暴れする音之進。彼を救うため、鶴見は鯉登平二が運転する三輪車に乗り、五稜郭へと急ぎます。
鶴見中尉、真顔で鯉登平二の後ろに乗って体を倒して曲がったりしてるんですけど、体を倒す角度が『魔女の宅急便』レベル!完全にオマージュですよね!?道行く女性にウインクをする余裕…鶴見中尉が面白すぎます。
大使館を張っていた男が2人を追いかけてきますが、鶴見がこれを撃って撃退。しかし、前が見えなくなってしまったことで、三輪車は馬車に突撃して大破してしまいます。ボロボロになってもなお走って音之進を助けに向かう鯉登平二は、ついに息子が捉えられている訓練所へと到着しました。
助けにきた父が上半身裸のオーバーオール。三輪車のハンドルをギター代わりにする姿…。どんな父親ですか!?
拳銃を突き付けられ「バルチョーナク」と言われる音之進。そして平二は彼の目の前で気絶させられてしまいます。音之進が縛られ、扉の向こうで銃声が起きます。音之進が「父上―」と叫ぶと、14歳の時に月寒あんぱんをくれた鶴見がそこに現れました。
意識を取り戻した父によく頑張ったと褒められる音之進。月寒あんぱんをくれた人が自分を助けに来てくれたことに運命を感じ、父、鶴見と共に喜ぶのでした。
これは、鯉登音之進が鶴見中尉を溺愛するの仕方がないです。そして、ロシア人の遺体を回収している兵がよく見たら月島や菊田…。彼ららもすでにここで出会っていたんですね。
海軍将校の息子である音之進は鶴見中尉の力になりたい一心で、陸軍士官学校を受けて見事合格。陸軍と海軍の橋渡しになるのかなと、期待をかけられます。鶴見中尉に挨拶を終え、平二と共に屋敷を後にしようとしたその時、鯉登音之進は、若き尾形百之助とすれ違うのでした。
尾形は心の中で言います。「バルチョーナク」と…
この時からずっと言われてたか…しかし、こう見るとなんとも相性が悪そうな2人。というか、尾形が相当鯉登のことが嫌いなんでしょうね。
アニメ『ゴールデンカムイ』第40話まとめ
初登場時は訛り過ぎて何を言っているのかさっぱりわからなかった鯉登少尉。今でも土佐言葉が訛り過ぎてわからない時がありますが、彼の存在は異質でとっても魅力的なキャラと思っていました。鶴見中尉に対してすごく忠誠心熱い礼儀正しい人だという印象でしたが、幼い頃はすごく調子に乗っていたと思うとこれまた面白いなと、しかも彼を更生させたのが鶴見中尉とか……、彼の人生だけを見ているとすごく面白いなと思いました。
「バルチョーナク」という言葉は、ロシア人にも尾形さんにも言われたわけですが、どうもこの言葉は鯉登少尉にこれからもついて回る言葉かもしれませんね。そして、もう3週くらい杉本やアシリパさんの動きがないのですがそろそろ……どうなのでしょうか。次回も楽しみです。
https://mirtomo.com/kamuy-episode40/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア侵攻で「二つの北極」 高まる緊張、多国間協力凍結 「鉄のカーテン」先住民も分断

2022-10-31 | 先住民族関連
JIJI.COM10/30(日) 7:08配信
【キルケネス(ノルウェー北部)時事】北極圏が真っ二つに割れている。
 ロシアのウクライナ侵攻を受け、フィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)加盟を申請。北極圏沿岸の半分を領有するロシアとNATOが対立する構図が固まった。気候変動や生物保護などあらゆる分野でロシアとの協力は凍結され、新たな「鉄のカーテン」は国境をまたいで居住する先住民を分断しつつある。
◇北端のせめぎ合い
 528段の階段を上り、2階建ての簡素な建物にたどり着いた。氷点下の気温にもかかわらず、額に汗がにじむ。ノルウェーの北端、北極圏に位置する陸軍の監視台「OP247」だ。
 その東側、小さな川の対岸はロシア領コラ半島。戦略原子力潜水艦を擁する北方艦隊が司令部を置く。バレンツ海を挟む北側のノルウェー領バルデには、米軍のレーダー施設が目を光らせる。
 北極圏を戦略的重要地域に位置付けるロシアは近年、基地の拡張や近代化を加速し、北方艦隊を軍管区に昇格させた。米国とNATOはこれに対抗し、北極圏で警戒を強化。資源や新航路開拓を狙う中国も虎視眈々(たんたん)と参入機会をうかがう。「2014年の(ロシアによる)クリミア併合以降、明らかに地域の緊張は高まった」とノルウェー陸軍のマイケル・ロズマラ中佐は語る。
 ◇侵攻前に戻らず
 軍事的なせめぎ合いの一方、米ロを含む北極圏8カ国は「北極評議会」を通じ、気候変動や海洋環境保護などの協力を維持してきた。だが、それも評議会の輪番制議長国を務めるロシアのウクライナ侵攻で一変した。
 ロシアを除く北極圏7カ国は今年3月、北極評議会の会合ボイコットを宣言。6月に7カ国だけで活動を再開したものの、「ロシアからのデータ提供がなければ、正確な科学的分析や予測は難しい」(ノルウェー政府関係者)のが現状だ。
 北極圏では温暖化が他の地域と比べ3~4倍のスピードで進行しているとされる。「温暖化対策は一刻の遅れも許されない」と同関係者。ただ、ノルウェー北極大学のマーク・ランテイン准教授は「ロシアを含む多国間協力が侵攻前の状態に戻ることはないだろう」と悲観する。
 ◇途絶えた交流
 北欧とロシアにまたがる地域でトナカイの放牧などを行う先住民族サーミは、冷戦期と同じ分断の危機に直面している。ロシアのサーミ団体は3月、ウクライナ侵攻を支持する声明に署名。同団体幹部がウクライナ侵攻の象徴である「Z」マークを描いたギターを演奏する映像もインターネット上に出回った。
 全サーミの権利擁護を目的とする「サーミ評議会」はこれを受け、傘下のロシア側団体との交流凍結を決めた。ノルウェーに住むサーミのビヨーン・ストレ・タピオさんは「国境はまだ閉ざされていないが、ロシア側と連絡がほぼ取れなくなり、再び『鉄のカーテン』が下りたかのようだ。30年かけて築いた関係を断たれるのが悔しい」と語った。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fa0980cac28bea7550823eac2a6cc55c0d93dac

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南米発、37秒間のスライドショ…

2022-10-31 | 先住民族関連
山陽新聞2022年10月30日 08時00分 更新
 南米発、37秒間のスライドショーがちょっとした話題になっている。ボリビア先住民族の女性グループが今夏、ワイナポトシ山(標高6088メートル)の頂に立った▼アンデスの雪稜(りょう)を進む一団は色鮮やかだ。何しろザックではなく風呂敷を担ぎ、スカートをはいている。「ポリェラ」という民族衣装で、スペインに征服された16世紀、支配者側が先住民を識別するため着用を強いた起源を持つ▼搾取と差別の象徴をあえて身にまとうのは、今なお彼女らが社会から疎外された存在だからという。それでも一つずつ壁を越え、高みを目指せる―。ネット上の登頂報告には誇りがにじんでいた▼一方、地球をぐるりと回った中東イランでは女性の髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」を巡る抗議デモが収まらない。はや1カ月が過ぎ、治安当局の弾圧によって200人以上が亡くなったとみられる▼かぶり方が不適切として風紀警察に拘束され、急死した22歳への連帯が事の発端だ。屋外での着用義務自体はイスラムの教えに基づくが、過度に厳しい監視や取り締まりが市井の女性たちの怒りに火を付けた▼たった一枚の布が人の尊厳を守りもし、命を奪いもする。服装が身分を表したり、何を着るかを自分では選べなかったりした時代は日本にもあったことを思えば、遠い国の出来事だと無関心ではいられない。
https://www.sanyonews.jp/article/1324666

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まさか、ラストに登場する銃はあの時の…『プレデター』最新作で果たした“30年越しの伏線回収”とは

2022-10-31 | 先住民族関連
文春オンライン10/30佐々木 健一
『トップガン マーヴェリック』の記録的な大ヒットに沸いた今年。公開前は「80年代のヒット作を今更?」と期待感は薄かったが予想は良い意味で裏切られた。同じく80年代に誕生した「プレデター」シリーズの最新作『プレデター:ザ・プレイ』(ディズニー+で配信中)も配信映画として予想外のヒットを飛ばしている。米国では動画配信サービスの初日視聴数の過去最高を記録し、他の地域でも公開から3日間で最も観られた作品となった。第1作(87年公開)のヒット以降、何本も続編やクロスオーバー作品が作られ食傷気味だったが再び息を吹き返した。
 本作は一連の「プレデター」シリーズの前日譚にあたる。舞台は約300年前の北米大陸の大平原。女性ながら戦士になることを夢見るアメリカ先住民コマンチ族の娘ナルが未知の地球外“狩猟”生命体プレデターと対峙する。いや、待て。あのアーノルド・シュワルツェネッガー演じる百戦錬磨の軍人でも命からがらなんとか倒せた相手だ。女性がプレデターと闘うなんて流石に無茶な設定では……。
 だが、そこが本作の見所。圧倒的強者に彼女は鋭い観察力と知恵で対抗する。幾多の危機も糧とし、最強の敵を狩る策へと転ずる。無駄のない構成と展開、そして見事な伏線回収。極めつきはラスト、『プレデター2』(90年公開)でダニー・グローバー演じる刑事がプレデターから“勇者の証”として贈られた1715年製の銃が登場する。まさかの30年越しの伏線回収だ。
 そもそもプレデターは決して侵略者ではなく、あくまで「狩りを嗜む」ためにたまたま地球を訪れた者。弱者や無防備な者は獲物として魅力が無いので襲わない。狩った人間の内臓は取り出し、皮を剥いで吊す。一見、残虐なその振る舞いも人間が狩りで得た獲物に行う処置と何ら変わらない。「狩り」という原点に回帰した本作は、実は人間中心主義を見直す良作でもある。
source : 週刊文春 2022年11月3日号
https://bunshun.jp/articles/-/58372

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラックパンサー』続編、謎多きネイモアとは?原作最古参の新キャラを徹底解剖

2022-10-31 | 先住民族関連
シネマトゥデイ2022年10月30日 7時04分

謎多き海底王国の王ネイモア - (C) Marvel Studios 2022
 映画『ブラックパンサー』の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(11月11日全国公開)で、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)デビューを果たす新キャラクター・ネイモア。ワカンダ王国の新たな脅威として登場する彼は、一体何者なのか? 原作コミックにおけるネイモアの歴史、判明している映画での設定、演じている俳優をまとめて紹介する。
マーベルコミック最古参キャラクターの一人
 ネイモア(別名:サブマリナー)は、1939年刊行のコミック第1号「Marvel Comics #1」で初代ヒューマン・トーチらと共に掲載された、マーベルコミックで最も古いキャラクターの一人だ。ちなみに、キャプテン・アメリカの初登場はその2年後の1941年。設定が似ているDCコミックのアクアマンも1941年に初登場したので、ネイモアの方が先に誕生している。
 ネイモアは、水棲人類の王国アトランティスの王女と、アメリカ砕氷船の船長の間に生まれたアトランティスの王子。海中を時速80キロで泳ぎ、空中飛行、怪力、イルカなどと意思疎通するなどの特殊能力を持ち、七つの海と海底都市アトランティスを守るために戦う。歴史が長いキャラクターなので、コミックではヒーローとして活躍するだけではなく、ヴィランとしてX-MENらと戦ったこともある。
 予告編を見る限り原作コミックとの共通点は多く、水中の高速游泳、空中飛行、尖った耳、両足首の翼、黒髪、三叉槍などはコミックと同じだ。
 大きな違いは、彼が治める海底王国の設定。『ブラックパンサー』でアフリカ先住民の文化を踏まえた美学でうならせたライアン・クーグラー監督が、本作では南米先住民の文化を描く。ネイモアが統治する王国の名は、コミックでは古代ギリシャの伝説と同じアトランティスだが、映画ではタロカン。タロカンは、マヤやアステカなど南米大陸北部の先住民の古代文明を下敷きに描かれる。予告編では、エムバクがネイモアについて「ヤツは将軍でも王でもない “ククルカン”羽をもつ蛇の神だ」と言うが、ククルカンとはマヤ神話の至高神の名であり、映画のネイモアが身につけている装飾品も、南米の古代文明を意識してデザインされている。
 また、単純なヴィランではないところもコミックと同じ。ネイモアを演じるテノッチ・ウエルタは、本作のネイモアはただの悪役ではなく、行動の発端は『ブラックパンサー』のラストでティ・チャラがワカンダの存在を世界に公表したこと、その影響でタロカンに危険が迫りネイモアが動き出すと、英Empire誌のインタビューで語っている。
 もう一つ、ウエルタの発言で気になるのは、ネイモアがコミック同様「ミュータント(突然変異体)」であるということ。ドラマ「ミズ・マーベル」でもヒロインの遺伝子がミューテーション(突然変異)だというセリフで話題になったが、マーベルでミュータントといえば『X-MEN』だろう。ネイモアの登場は、X-MENのMCU本格参戦の前触れかと話題になっている。先日『デッドプール』第3弾に『X-MEN』の人気キャラクター・ウルヴァリンが登場することが発表されたが、それ以外に企画があってもおかしくはない。
演じるのは、先住民の血を引くメキシコ人俳優
 映画でネイモアを演じるテノッチ・ウエルタは、メキシコ先住民プレペチャ族の先祖を持つ。1981年メキシコ生まれのテノッチは、ケイリー・ジョージ・フクナガ監督が手がけた映画『闇の列車、光の旅』(2009)でギャングのリーダー役を務めたほか、近年はドラマ「ナルコス:メキシコ編」(2018~2020)、『パージ』シリーズ最新作『フォーエバー・パージ』(2022)などにも出演している。
 Men's Health 誌インタビューによれば、彼がネイモア役と初めて接点を持ったのは、2020年初頭、メキシコシティの自宅にかかってきたクーグラー監督からのZoomコール。監督はこの役について説明し続けたが、彼は大役に凍りついてしまって何も耳に入らなかったものの、監督に「どう思う?」と聞かれて「いいと思います、やります、絶対やります」と答えたという。
https://www.cinematoday.jp/news/N0133268

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

[読みたい北海道・難読地名編]「神居古潭」は旭山動物園がある北海道第2の都市、旭川市の地名!

2022-10-31 | アイヌ民族関連
毎日新聞2022/10/30 16:00(最終更新 10/30 17:04) 2412文字
民間調査会社による47都道府県魅力度ランキングで13年連続1位に輝く「北海道」。
観光地として圧倒的な人気を誇り、豊富な海の幸や新鮮な牛乳やチーズなどの酪農製品、札幌ラーメンなどのご当地グルメ、雄大な自然、スキーなどのアウトドア…とにかく”非日常的“な魅力がいっぱいです。
そんな北海道には、漢字の一般的な読み方から想像するのが難しい地名がいくつもあります。
九州の2倍強という広い大地ゆえ、馴染みのないエリアだと道産子でも読めないものも少なくありません。「おとなの週末Web」では北海道の難読地名を取り上げながらその周辺の観光スポットやグルメも紹介していきます。読み方を学びながら束の間の旅気分を味わってみませんか?
今回は「神居古潭」です。何と読むでしょう?
答えは…
「かむいこたん」と読む旭川市の地名です。
雄大な大雪山連峰に抱かれた北海道第2の都市・旭川は、北海道のほぼ中央部に位置し、札幌からは特急を使って約1時間半で到着します。
盆地のため年間や昼夜の寒暖差が大きく、1902年には日本最低気温、氷点下41.0度を記録しています。
旭川中心部から車で西に30分ほど行った場所にある「神居古潭」は、市内有数の景勝地として知られています。長い年月をかけて造られた渓谷は、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪と、季節によっていつも違う表情を見せてくれます。私が訪れた秋は、吊り橋から望む川岸の紅葉が見事でした。
アイヌ語で「カムイ(神)コタン(集落)」と呼ばれ、古くからアイヌの人々の聖地とされてきました。
明治時代の北海道を舞台にした人気マンガ「ゴールデンカムイ」にも登場し、知っている方も多いのではないでしょうか。
国鉄の路線が引かれていたことから、神居古潭駅跡地やSLの展示などもあり、当時の雰囲気を感じることができます。
日本最北の動物園「旭山動物園」
中でも有名なのは、日本最北の動物園として知られる「旭山動物園」。行動展示で注目を集め、北海道を代表する観光スポットとして、国内外から多くの観光客が訪れます。
円柱の中をくぐり抜けるアザラシ、間近で泳ぐ姿が見られるホッキョクグマ、水中トンネルから空を飛んでいるように見えるペンギンなど、大人でも童心に帰った気持ちになります。
中でも、エサを食べる姿を通し、動物本来の行動などを観察できる「もぐもぐタイム」が人気です。飼育員さんが動物たちにエサをやりながら生態を詳しく説明してくれたりするので勉強になります。
先日、今年新しくオープンした「えぞひぐま館」で、ヒグマのもぐもぐタイムに参加しました。肉食だと思っていたヒグマが実は雑食性で、その季節や地域にあるものを食べている、というような話を聞き、何度も「へ~」と言葉に出してしまいました。
まるでヨーロッパ・どこを切り取っても映える「上野ファーム」
旭山動物園から車で約15分のところに位置しているのが、上野ファームです。
イギリスの庭作りをベースに、北海道の気候風土に合わせて造られた北海道ガーデンで、北国ならではの色鮮やかな花が、季節ごとに咲き誇ります。まるでムーミンの世界に入り込んだようです。
山の上には「虹色の椅子」や「空のブランコ」もあり、とにかくどこで撮影しても絵になるんです!
園内に隠れているノーム(妖精)を探すキッズイベントもあり、大人だけではなく子どもも楽しめます。冬期間は休業で、私は今シーズンの営業最終日に行きました。10月だったこともあって、園内はカボチャのオブジェなどで彩られ、一足先にハロウィン気分を味わえました。
誰もが虜になる、元祖ホルモンラーメン「モルメン」
旭川のグルメはたくさんあって選ぶのに困るくらいですが、オススメしたいのは、「ラーメン専門ひまわり」の元祖ホルモンラーメン「モルメン」。
ラーメンにホルモン?!と、最初に聞いたときはびっくりしましたが、肉厚のホルモンはプリプリした食感で、柔らかく、独特の臭みもありません。焦がされたホルモンの風味がスープにも溶け込み、とてもおいしかったです。見た目はこってりした感じですが、一気に食べ進められるくらいでした。
女性客も多く、幅広い年齢層に受け入れられているのだと実感します。いつも混んでいて、つい先日も、お昼時間を避けて行ったにも関わらず11人待ちだったので時間がなく諦めました。次にリベンジします!
まだまだ見どころも食事処も多い旭川。北海道で一番高い山、旭岳では日本一早い紅葉や初雪を見ることができるほか、美術館・博物館・資料館も多く、一日あっても足りないくらい巡れる場所があります。ぜひ自分らしいプランを立て、旭川を巡ってみてください。
文・写真/森順子
https://mainichi.jp/articles/20221030/mtm/00m/100/006000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<いんたびゅー>コロナ後の百貨店事業戦略 定額制拡大や外商強化 J・フロントリテイリング社長・好本達也さん

2022-10-30 | アイヌ民族関連
<いんたびゅー>コロナ後の百貨店事業戦略 定額制拡大や外商強化 J・フロントリテイリング社長・好本達也さん
北海道新聞10/29 09:32
 新型コロナ禍で打撃を受けた百貨店や商業施設。客足が戻ってきた一方、ネット通販やリモートワークの普及などで事業環境は大きく変化している。大丸松坂屋やパルコを傘下に持つJ・フロントリテイリング社長で、大丸札幌店の立ち上げにも携わった好本達也氏(66)に、コロナ後の戦略や道内事業について聞いた。
 ――コロナ禍の影響と回復状況をどう見ていますか。
 「百貨店事業は、臨時休業が相次いだ2020年度は赤字でしたが、22年度上期(3~8月)はインバウンド(訪日客)を除く売上高が19年同期比7・4%減まで回復しました。中国で旅行目的の出国が認められていないこともあり、インバウンドの本格的な回復はこれからです。ただ大丸札幌店はもともと他店より中国人客への依存度が低く、東南アジアや欧米からの来店客も多かったので、正常化は早いでしょう。パルコ札幌店もテナントの入れ替えが奏功し、来店客数は19年より15%増えています」
 ――コロナ禍による変化や注力していることは。
 「オンラインの買い物が定着したり、リモートワークが増えて外出着を買う頻度が減ったりと、消費行動は変わりました。お客さまが来店するのを待つのではなく、店舗以外にも接点を持たなければならない。その一つが、大丸松坂屋として昨年始めた婦人服のサブスクリプション(定額レンタル)サービスです。利益が出るまで1、2年かかりますが、いずれは紳士服や雑貨にも広げたい。大丸札幌店で以前から注力している外商も、訪問ではなくテレビ会議システムを活用するなどし、好調です。スタッフも03年の開店当初の3人から50人に増やし、道内各地の顧客に対応しています」
 ――円安や物価高が続いています。
 「今売れている高級ブランドの腕時計や化粧品などは輸入品が多く値上がりしていますが、売れ行きには影響していません。ただ、インバウンドにとっては内外価格差が重要。このまま円安が続けば輸入価格が上がり、日本での買い物が割高になる。香港やシンガポールなどに客足が流れかねないので注意が必要です。一方、アイヌ工芸品や南部鉄器など国内の伝統工芸品の販売では円安が追い風になります。もちろん高級品を購入する富裕層だけでなく中間層への対応も必要。デパ地下の食料品などでは、値上げによる需要の変化を注視しなければなりません」
 ――グループ全体の事業戦略は。
 「これまでは利益の8割を百貨店事業とショッピングセンター(パルコ)事業が占めていましたが、コロナ禍を踏まえデベロッパー事業も成長の柱にしたいと考えています。道内での具体的な計画はまだありませんが、札幌は開発を検討する7都市の中の一つ。北海道新幹線の延伸もありますし、従来より一歩進んだことができればと思います」
 ――大丸札幌店は来春、開店から20周年を迎えます。
 「札幌店で取り入れた人員やコストを抑えた効率的な運営ノウハウが、今では他店にも浸透しています。周辺は再開発ラッシュで、短期的には大丸の来店客が増えるかもしれませんが、新しい施設は間違いなく強力なライバル。コロナ禍からの回復を図りつつ、5年後、10年後を見据えて支持される店づくりをする必要があります。実績を積んだことで高級ブランドの出店が実現するケースも出てきました。今後もお客さまに道内、国内、海外の良いもの、新しいものを提案していけたらと思います」(聞き手・権藤泉)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/752706/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ民族に伝わる刺しゅう、井原で伝統工芸展 11月11日から

2022-10-30 | アイヌ民族関連
中國新聞2022/10/29
 アイヌ民族に伝わる刺繍(ししゅう)の愛好家でつくる「キロロウタラサークル岡山支部」(三宅薫代表)が11月11日から3日間、岡山県井原市西江原町の西江原公民館で初めてアイヌ民族の伝統工芸展を開く。自作の刺繍のほか、札幌市で2018年にあった「北海道アイヌ伝統工芸展」で最優秀賞となった木彫りやアクセサリーなど数十点を展示する。同様の展示は県内で珍しいという。
残り475文字(全文:654文字)
このページは会員限定コンテンツです。
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/231167

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アイヌはここにいます」 宇梶静江さんが伝え続ける“生き方”

2022-10-30 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2022/10/29 16:52(最終更新 10/29 18:53) 有料記事 5339文字

宇梶静江さん。「アイヌ復権運動の先駆者」というイメージはすっかり霧散し、その表情はどこまでも穏やかだ=北海道白老町で2022年9月29日、貝塚太一撮影
 「内なるアイヌ」とどう向き合えばいいのか。葛藤を抱え続け、迷路に入り込んでいた。北海道を離れた都会の雑踏でアイヌの「同胞」とすれ違っても、互いに目をそらしたこともある。「アイヌ復権運動の先駆者」と呼ばれる宇梶静江さん(89)の青春時代は出自を隠し、そして心の中で触れることも避けてきた。
 暗い視界は、突然開けた。1996年に札幌市内のデパートで開かれていた展示会で、古い布を使った絵に目がくぎ付けとなった。野良着に継ぎを当てたり、糸目で表現したりする絵だった。「火を噴くようにかっと体が燃え上がったようでした。『布で絵が描けるんだ、これだ』と思ったのです」。この時、60代。幼少期から好きだった絵に閉じ込めた感情をぶつけた。
 古布でまず描いたのは、アイヌ語で「コタンコロカムイ」(村の守り神)と言われ、村を見張って危険を知らせると信じられてきたシマフクロウだ。その大きく見開いた目をあえて真っ赤に染めた。世間から存在を無視され続けたアイヌの人々――。こんなメッセージを込めた。「アイヌはここにいますよ。あなたたち、私たちが見えますか」と。
 アイヌの伝統的刺しゅうの技法を基に、何枚も古い布を重ね、アイヌに伝わる叙事詩「ユーカラ」を表現した古布絵(こふえ)の世界を切り開いた。その活動が評価され、2011年に吉川英治文化賞を受賞。作品展や講演を行ってきたほか、アイヌを題材とした詩も発表してきた。「苦しんだ末にカムイ(神)が古布絵に導いてくれました。本当に感謝の気持ちしかない」
 日高山脈を望む北海道旧荻伏(おぎふし)村(現浦河町)のアイヌ集落で6人きょうだいの次女として生まれた。父は昆布採りや木材の伐採で生計を立てていたが、太平洋戦争の食糧難で家は貧しかった。
 明治初期、北海道の開拓経営のために置かれた開拓使はアイヌの呼称を「旧土人」に統一した。現代では耳を疑いたくなるような呼称だが、1899年にはアイヌを保護する名目で北海道旧土人保護法が制定された。土地を与えて農業を奨励することなどを盛り込んだが、共有財産は道庁長官(当時)が管理するなど実際は日本人への同化を強いるものだった。宇梶さんが生まれたのは、アイヌへの差別が色濃い時代だった。
 幼少期に過酷ないじめに遭った。「毛深い」となじられ、…
この記事は有料記事です。 残り4388文字(全文5339文字)
https://mainichi.jp/articles/20221029/k00/00m/040/136000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復権の先駆、宇梶静江さん(その2止) 「内なるアイヌ」と向き合う

2022-10-30 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2022/10/30 東京朝刊 有料記事 3165文字

「アイヌ学舎」を出て自宅に向かう宇梶さん。学舎はアイヌ文化に興味を持つ来訪者を温かく迎える場となっている=北海道白老町で9月29日、貝塚太一撮影
65年ぶりに帰郷し発信
 60年以上も離れていた故郷を再び生活の地としたのは、1972年の投稿記事で望んだ同胞との「語りあい」を実現したいとの思いを抑えきれなかったからだ。宇梶静江さん(89)は昨年11月、埼玉県から北海道白老(しらおい)町に移り住んだ。かねて親交のあった「白老アイヌ協会」に紹介してもらった平屋建ての民家が気に入ったことも決断を促した。
 「じっくり語り合える場がなかった。道内各地で暮らすアイヌの人々と語り合いたいと考えたんです」。自宅横に建てた「アイヌ学舎」の看板には「白老シマフクロウの家」とある。アイヌである自分を気づかせてくれたカムイ(神)、フクロウの名を入れた。アイヌ文化に興味を持つ来訪者は絶えることはなく、温かく迎える。日によっては道内を回り、同胞たちの言葉に耳を傾ける。
この記事は有料記事です。 残り2813文字(全文3165文字)
https://mainichi.jp/articles/20221030/ddm/003/040/132000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポンチセ、屋根のかやぶき 19年ぶり建て替え 札幌 /北海道

2022-10-30 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2022/10/30 地方版 有料記事 436文字
 札幌市アイヌ文化交流センターが、同市南区の敷地でアイヌの伝統的な工法によるポンチセ(小さな家)の建て替えを進めている。柱とはりや屋根の骨組みは出来上がり、28日から屋根のかやぶきを始めた。建て替えは19年ぶりで、めったに見られない作業を見学できる。11月末の完成を目指す。
 もとのポンチセは2003年に建築された。老朽化したため今年7月に解体し、…
この記事は有料記事です。 残り262文字(全文436文字)
https://mainichi.jp/articles/20221030/ddl/k01/040/014000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴールデンカムイのキャラがお出迎え?北海道にどっぷり浸かる「十勝の歴史スポット」2つ

2022-10-30 | アイヌ民族関連
北海道Likers2022年10月29日 20時0分
テレビアニメ『ゴールデンカムイ』はご存じでしょうか? 明治末期の北海道や樺太が舞台になっているテレビアニメで、2022年10月3日(月)から第4期の放送がスタートしました。
北海道では、観光復活を目的として始まったプロジェクト「HOKKAIDO LOVE!」の企画の一環として、2018年から毎年『北海道はゴールデンカムイを応援しています。』キャンペーンを開催。今年も『ARスタンプラリー2022』として、2022年8月1日(月)~2023年3月31日(金)の期間、全道47か所の観光地をチェックインスポットとしたスタンプラリーが実施されています。
今回は十勝管内のチェックインスポットである「帯広百年記念館」と「幕別町蝦夷文化考古館」を取材してきました。
十勝のアイヌ文化を知る「帯広百年記念館」(帯広市)
「帯広百年記念館」は、帯広・十勝の自然や開拓の歴史などを展示する博物館と、陶芸や七宝などを学ぶ創造活動センターからなる複合施設です。帯広駅からは車で5分ほど。
常設展示室や特別展示室のほか、アイヌ文化や歴史について学べる「アイヌ民族文化情報センター リウカ」が併設しています。
「アイヌ文化情報センター リウカ」は、展示室とは別にあり、無料で利用できますよ。
アイヌの文献や自然に関する資料が多数あります。アイヌ文化の動画は60本あり、見たいものをリクエストできるそう。
『ARスタンプラリー2022』のパネルが設置されているのもこちらの施設です。
今回は「帯広百年記念館」学芸員で係長の池田さん(写真左)と欠ヶ端(かけはた)さん(写真右)にご説明いただきました。欠ヶ端さんは漫画『ゴールデンカムイ』のアイヌ語監修を務められた中川裕先生の教え子で、アイヌ文化に関する研究をされています。
欠ヶ端さんによると、道東・道北は明治以後のアイヌの生活や風俗・ことばについての記録が、道央・道南に比べ少ないそう。「十勝には屯田兵が導入されませんでした。日々の生活に追われる平民の開拓者が大部分だと、地域の文化を俯瞰した資料が残りにくいのでしょう」と池田さん。とはいえ、十勝地方や釧路地方は、ことばや風俗についての記録が比較的多く残っているほうだそう。道北のアイヌについてはほとんどわかっていないといいます。
『ゴールデンカムイ』にも登場する砂金は、歴舟(れきふね)川で江戸時代の前半にたくさん採れていたそうです。明治30年代には100人近くの砂金掘師たちがいて、かなりの利益を上げていたんだそう。昭和に入るとその数は減り、最終的には一部の愛好家だけになりました。
現在、歴舟川がある大樹町では砂金堀り体験イベントが開催されていますが(2022年度は受付終了)、長雨の影響で川の流れが大きく変わってしまい、体験できる場所がなくなってきているそうです。
池田さんは『ゴールデンカムイ』がお好きだそう。取材中もスタンプラリーで訪れた来館者が池田さんから説明を受けていました。
常設展示室内には、アイヌ文化の展示コーナーがあり、数多くのアイヌ民具の展示が見られます。
2022年10月30日(日)までは「帯広百年記念館」ロビーでアイヌ文化パネル展も開催中。同館での展示終了後は、浦幌、上士幌、士幌、幕別、本別、足寄、池田、陸別と十勝の各地を巡回します。
<施設情報>
■施設名:帯広百年記念館、アイヌ文化情報センター リウカ
■住所:北海道帯広市緑ヶ丘2番地
■電話番号:0155-24-5352
■開館時間:常設展示室・リウカ 9~17時(入場は16時30分まで)、創造活動センター 9~22時(夜間の利用がないときは17時30分まで)
■休館日:月曜、祝祭日の翌日(土日の場合は開館)、年末年始
閉館前に訪れたい!実際に使われていた貴重な品が並ぶ「幕別町蝦夷文化考古館」(幕別町)
故・吉田菊太郎氏は白人(ちろっと)コタンのアイヌの指導者でしたが、先祖の残した文化財が散逸するのを恐れて、文化財を収集してきました。これらの文化財を陳列・保存するために、吉田氏が管内・道内をはじめ、遠く東京方面に至るまで、各市町村、関係団体、個人に寄付などの協力を仰ぎ、総工費200万円で建設されたのが「蝦夷文化考古館」です。
場所は、帯広駅から車で約20分、幕別市街から約10分です。
館内に陳列されているのは、刀、矢、弓、着物などの生活用品や写真など貴重なものばかりです。1965(昭和40)年に吉田氏が亡くなり、ご遺族が故人の意志を尊重し、翌年に建物ならびに収蔵品すべてを町に寄付しました。
今回、収蔵品について説明してくれたのは幕別町教育委員会学芸員の阪口さん。「帯広百年記念館」学芸員の欠ヶ端さんの後輩で、『ゴールデンカムイ』アイヌ語監修の中川裕先生の教え子、同じくアイヌ文化の研究をされています。
レプリカを展示している博物館も多いなか、こちらに展示されているのは、ほとんどが実際に使われていたもの。展示物の一部をご覧ください。
こちらは、実際に使われていた丸木舟を修復したもの。
アイヌの履物だけでなく、和人が使っていた履物も展示されています。
写真左下のタマサイ(首飾り)は女性が儀式で身につける首飾り。右下はイナウル(儀式用冠)で男性が儀式の際に頭にかぶるものです。
本物のクマのはく製。
こちらは、儀式のときなどに敷物としたり、祭壇を飾るのに使ったりした、ガマという植物で織られたござ。
古い土器や石器なども展示されています。
収蔵品の一部は、現在、白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)で行われている第5回特別展示『イコㇿ ウエカリレ -アイヌ資料をコレクションする-』に貸し出しているそうです。

出典: 北海道Likers
「蝦夷文化考古館」は、残念ながら2023年3月で閉館します。閉館後は、左手の建物を保存し、展示館棟を新設します。収蔵品はこの後に建てられる展示館棟に移される予定だそう。
『ARスタンプラリー2022』のチェックポイントになって来館者は増えたそうですが、外で写真だけ撮って帰る人も多いといいます(スタンプラリーのパネルは置き場所の都合のため設置されていません)。「ぜひ中の展示も見てほしい」と管理人の森田さん。一度閉館前に訪ねてみてください。
<施設情報>
■施設名:幕別町蝦夷文化考古館
■住所:北海道中川郡幕別町字千住114番地の1
■電話番号:0155-56-4899
■開館時間:10~16時
■休館日:火曜、(祝日の場合はその翌日)、年末年始
『ARスタンプラリー2022』は8月からスタートしていますが、すでにすべてのチェックインスポットを制覇した猛者もいるんだとか。すべてをまわるのはなかなか大変ですが、行きやすいところからはじめてみてはいかがでしょうか。ARキャラクターと記念写真を撮ると、一緒に旅行している気分を味わえますよ。
チェックインスポットのなかには冬季休館する施設もあるので、各施設の開館情報をご確認ください。
【参考】北海道はゴールデンカムイを応援しています。 / Catch Hokkaido 実行委員会 北海道
https://news.livedoor.com/article/detail/23109103/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小樽杜のつどい文化祭 日頃の取り組み発表

2022-10-30 | アイヌ民族関連
小樽ジャーナル2022/10/29
 小樽市高齢者懇談会「杜のつどい」(星功会長)では、10月29日(土)に、産業会館(稲穂2)1階にある杜の広場を初めて会場として、日頃の取り組みの成果を発表する文化祭を開催した。
  これまでは産業会館で開催されていたシルバーエイジ作品展に出展していたが、今回は別々の実施となった。
  50講座のうち12講座による約300点以上の作品を展示。会員をはじめ一般市民も来場し、取り組みを知らせる良い機会になった。
 コロナ禍で思うように活動ができず、活動停止に追い込まれた時もあったが、2022(令和4)年度から徐々に講座が再開。会員に笑顔が戻り、人数制限は続いているものの60歳代~90歳代の会員350名が、それぞれに気に入った講座で仲間と楽しんでいる。
 会場には、生け花や書道・絵手紙・絵本の模写・新聞ちぎり絵・アイヌ刺繍のタペストリーなどの作品が並び、手編みコーナーでは講師の説明も聞くことができた。小樽市の委託を受けた能力アップ教室やぬりえの講座にも熱心に通っているという。
 かんたん布あそびでは、会員の小林さんが講師となり、針金のハンガーを使ってクリスマスオーナメントを指導。季節の行事に合わせて作品づくりに励んでいるという。これからは、来年の干支・うさぎに関するものを作る予定。毛糸で編んだ足カバーの販売やトイレットペーパーフォルダーなど、一部の作品販売も行われた。
 星会長は、「今回の文化祭は大成功。高齢者の町・小樽なので開催して良かった。どれも立派な作品で素晴らしい」と話した。
 杜の広場(第2)では、フラダンスや囲碁・パークゴルフ・ストックウオーキングなどの講座を写真で紹介していた。
https://www.otaru-journal.com/2022/10/post-87297/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする