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作曲家・伊福部昭氏生誕110年 ゆかりの音更「音楽のまち」へ 演奏家セミナーやジュニアオケ

2024-05-31 | アイヌ民族関連

沼田駿 有料記事

北海道新聞2024年5月30日 21:44(5月30日 22:22更新)

伊福部氏が作曲した楽曲などの練習に励む音更町伊福部昭記念ジュニアオーケストラの団員ら(金本綾子撮影)

【音更】映画「ゴジラ」のテーマ曲で知られる作曲家、伊福部昭氏(1914~2006年)の生誕から31日で110年。伊福部氏が少年期を過ごした音更では、町内の小中学生らによるオーケストラが伊福部音楽を演奏して親しんでいるほか、全国から一流の音楽家を招いて演奏技術を学ぶ音楽セミナーを開くなど、官民で音楽のまちづくりを進めている。伊福部家のルーツの鳥取市で伊福部昭記念館が7月にオープンする予定で、関係者の交流も深まると期待されている。

 伊福部氏の音楽を後世に伝えようと、22年に「伊福部昭音楽セミナー」(実行委主催)が始まった。3年目となる今年も8月上旬に4日間の日程で、国内外で活躍する指揮者らを講師に招く。昨年は全国各地から若手演奏家約80人が参加してレッスンを受けており、今年も最終日には「生誕110年記念コンサート」を開く計画だ。

 17年に発足した「伊福部昭記念ジュニアオーケストラ」は町内の小中学生、高校生らで構成。町内の生涯学習フェスティバルやクリスマスなどのイベントの機会を通じて伊福部氏の曲を地域に発信している。

 音楽教育にも力を入れる。23年度に町教委が子ども用バイオリンを8本購入し、3歳以上の町民に貸与して初心者向けの体験講座を開いており、毎回応募数が定員を超える人気ぶりだ。

 指導には地域おこし協力隊員として採用したバイオリン奏者を充てており、福地隆教育長は「子どもたちには進学や就職で町外に出ても、ふるさとには音楽があると思ってもらいたい」と話す。

 伊福部氏は釧路市で生まれ、父親の旧音更村村長就任を機に、9歳から札幌の中学校に進学するまでの約3年間音更で暮らした。村内にあったアイヌコタンの子どもたちと遊ぶ中でアイヌ音楽に触れたことが伊福部氏の独創的な音楽の原点と言われている。

 ・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1018718/


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ヤリキレナイ川にオバケ川!? 二度見せずにはいられない北海道の河川名が話題 次々と新たな珍河川名も寄せられる

2024-05-31 | アイヌ民族関連

ねとらぼ5/30(木) 21:00

これ本当に実在するの……? 北海道にある一風変わった名前の河川を紹介する投稿が、X(旧Twitter)で「ワロタ」「素敵だ!」などと注目を集めています。

【画像】珍しい名前の川

「ヤリキレナイ川」はアイヌ語由来

 投稿者は、珍スポットなどを巡る旅の記録を伝えているXユーザー・エサさん。「北海道の川はいいぞ」と添えて投稿した河川名の看板には「ヤリキレナイ川」「ポンチン川」「オバケ川」「エンド川」と記されています。え、川の名前ですよね……?

 ヤリキレナイ川の看板には、アイヌ語の河川名「ヤンケ・ナイ」あるいは「イヤル・キナイ」が由来とあり、「魚の住まない川」または「片割れの川」という意味も記されています。偶然なのかヤリキレナイ感じの意味だった……。

 一方、なぜか口に出すのが少々はばかられるポンチン川は、調べたところアイヌ語で「小さな皮張り場」という意味だそうです。昔の人々の生活がかいま見えるような河川名です。

 オバケ川、エンド川については調べてみましたが由来がわかりませんでした。どうしてこの名前が付いたんだろう……?

 本来はきちんとした意味があるのでしょうが、今となっては珍名称となった河川名に、Xでは「ワロタ」「やりきれない!」など面白がる反応が寄せられました。

 また、「珍川/サラキタナイ川」「種馬川」「ケミチャップ川」「イモッペ川」など、北海道の珍河川名を他に挙げる人も見られました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d81bab8828377358f39f3141dbc8618d86a0a011


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【新潟市秋葉区】3つのマルシェが大集合♪様々な体験が楽しめる『植物園花の陣 花ふるフェスタ』が6月2日に開催!

2024-05-31 | アイヌ民族関連

ガタチラ2024年5月30日

“週末のお出かけ先をお探しの方”に、おすすめの「イベント情報」がガタチラに届きました!

『植物園花の陣 花ふるフェスタ(会場:新潟県立植物園)』6月2日(日)に開催されます!

(⑉>ᴗ<ノノ゙✩:+✧︎⋆パチパチパチパチ

新潟県立植物園は、「花と遺跡のふるさと公園」内の19.8haと広大な敷地を持ち、10万株を超える植物が咲き誇ります!“四季折々の草花”を楽しめる憩いの場ですよね♪

同イベントでは、「植物ENJOYマルシェ」「北の大地マルシェ」「ワクワクデリシャスマルシェ」“3つのマルシェ”開催されます!植物に囲まれた園内で様々な体験ができるイベントですよ♪

植物ENJOYマルシェ

「植物ENJOYマルシェ」では、“植物と触れ合う体験”ができます!

企画展示「熱帯ドームの植物たち~熱帯果樹の世界~」でも展示されている“つる性植物のアイギョクシ”から「オーギョーチーゼリー」を作る体験ができますよ♪“つるんとしたのど越し”で暑い日に涼しさを感じられそうですね!
※「オーギョーチーゼリー」:ぷるぷるとした食感でさっぱりとした口当たりの台湾スイーツ

「シャクナゲの植え替え体験会」では、植え替えたシャクナゲをプレゼント!おうちで“シャクナゲを育ててみたい方”におすすめですよ!そのほか、植物の販売もしているので、覗いてみてくださいね♪

また、“植物園の裏側を案内”してくれる「バックヤードツアー」も開催するそうです!普段は入れない裏側にワクワクが止まりませんね…!(笑)

北の大地マルシェ

「北の大地マルシェ」では、“アイヌの文化に触れる”ことができます!北海道の物産展「北海道のおいしいもの大集合!!」も併せて開催されるので、北海道グルメも楽しめますよ♪

エントランス広場で開催される「手作り弓矢模擬狩猟大会」では、アイヌの狩猟を体験できます!“子どもも参加できるイベント”で、上位3名には“北海道物産とアイヌのグッズ”がプレゼントされます!親子でぜひ参加してみてくださいね♪

観賞温室1階物販エリア(無料エリア)では、企画展示「植物と共に生きる~アイヌ文化から学ぶ植物のチカラ~」のグッズ販売もされますよ!ガタチラスタッフもアイヌグッズを購入したいと思います♪

アイヌ文様の今治タオルは、かわいいデザインで使い勝手もよさそうですね!

ワクワクデリシャスマルシェ

ワクワクデリシャスマルシェでは、体験教室「おもしろでこぼこえのぐ ティンブルアート」が開催されます!ティンブルアートとは、アクリル板に特殊な絵の具を使って描く、“ステンドグラス風の透明感のある絵”のことです♪

アクリル板にイラストが描いてあるので、“お子様も塗り絵感覚”で作品作りを楽しめますよ!“スタンド付のティンブルアート(参加費1,000円)”を作ることができるので、ぜひ参加してみてくださいね♪

エントランス広場では、人気キッチンカーも出店します!餃子やポテトなどを販売する「意気揚々」のほか、クレープを販売する「マーメイドマジック」での食事を楽しめますよ♪

楽しい体験美味しい食事で、“一日中楽しめるイベント”になりそうですね!

『植物園花の陣 花ふるフェスタ』は、6月2日(日)に開催です!

“3つのマルシェ”で、様々な体験を楽しむことができますね♪公式ホームページで、各イベントをチェックしてみてくださいね!

また、「企画展示や特別展示」のほか、「植物園!花さんぽ」「ハーブを学ぶ・楽しむ」などの“花と緑の教室案内”も要チェックですよ!!

ガタチラスタッフは、「手作り弓矢模擬狩猟大会」で入賞を狙いたいと思います…!(笑)家族や友人と参加して、週末を満喫しましょう♪

植物園花の陣 花ふるフェスタ

開催日時

2024年6月2日(日) 10:00~15:00 ※温室の開館時間は9:30~16:30、入館締切は16:00

会場

新潟県立植物園( 新潟市秋葉区金津186)

イベント内容

植物ENJOYマルシェ

  • オーギョーチーゼリーをつくろう!
    場所:(受付)エントランス広場本部テント (実施会場)花と緑の情報センター2階研修室
    時間:①10:00~10:30→完成ゼリーお渡し11:30~12:00
       ②13:00~13:30→完成ゼリーお渡し1430~15:00
    定員:10組/各回
    参加費:無料 ※観賞温室入館券提示で参加できます
  • シャクナゲ植え替え体験会
    場所:エントランス広場本部テント
    時間:①11:30~12:00
       ②14:30~15:00
    定員:15名/各回
    参加費:一般 1,000円 シャクナゲサポーター 500円
  • バックヤードツアー
    場所:(受付)エントランス広場本部テント
    時間:①10:45~11:30
       ②13:45~14:30
    定員:10名/各回
    参加費:無料 ※観賞温室入館券提示で参加できます
  • 植物販売
    場所:エントランス広場
    時間:10:00~15:00

北の大地マルシェ

  • 手作り弓で模擬狩猟大会
    場所:エントランス広場
    時間:10:00~15:00
    参加費:一般 500円 おやこ植物園で作成した弓を持っている方 200円
    ※観賞温室入館券提示で参加できます
  • 北海道物産展
    場所:エントランス広場
    時間:10:00~15:00
  • アイヌ文化関連グッズ販売
    場所:観賞温室1階 物販エリア(無料エリア)
    時間:10:00~16:00

ワクワクデリシャスマルシェ

  • おもしろでこぼこえのぐ ティブルアート
    場所:観賞温室2階(有料エリア)
    時間:10:00~15:00
    参加費:1,000円
  • キッチンカー来園
    場所:エントランス広場
    時間:10:00~15:00
    出店:「意気揚々」、「マーメイドマジック」

お問い合わせ

新潟県立植物園
住所: 新潟市秋葉区金津186
電話:0250-24-6465
公式ホームページ:https://botanical.greenery-niigata.or.jp/schedule/detail/cd/936/

https://gatachira.com/local/103721/


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フィリピン科学技術省、カルモナ市のスマートシティ化を支援

2024-05-31 | 先住民族関連

サイエンスポータルアセアン2024年05月30日

フィリピンのカビテ州にあるカルモナ市政府は、フィリピン科学技術省(DOST)や国際的なパートナーの支援を活用してスマートシティ化を進めている。国営フィリピン通信社(PNA)が4月24日に伝えた。

カルモナ研修センターで開催されたスマートシティワークショップ
(Photo courtesy of DOST-Calabarzon)
(出典:PNA)

カルモナ市政府は、DOSTが進める「イノベーション・科学技術による地域技術基盤開発加速プログラム(iSTART)」に関する合意覚書(MoA)を交わしている。DOSTのカラバルソン地域ディレクターであるエメリタ・バグジット(Emelita Bagsit)氏は、「このMoAは、カルモナ市がDOSTに対して、スマートシティ化に関連する技術移転とその訓練の提供を求めるものです」と述べた。

また、非営利組織であるスマートシティ・ネットワーク(SCN)は、DOSTのカラバルソン事務所やカルモナ市政府と共同で、スマートシティ化に関するワークショップをカルモナ研修センターで開催した。SCNは、戦略立案、統合指令センター、循環型経済、スマートモビリティ(交通分野)、サイバーセキュリティ、スマートロック、デジタルツイン、拡張現実・仮想現実、教育、ヘルスケア、食料安全保障、スタートアップインキュベーションなど、幅広いテーマに精通した専門家を会員とする個人会員制組織である。

ワークショップの進行は、SCN議長でASEANスマートシティ評議会のエグゼクティブディレクターであるコック・チン・テイ(Kok Chin Tay)博士と、L&Tテクノロジーサービス(L&T Technology Services,)社のチーフ・ビジネス・オフィサーであるピユーシュ・シンハ(Piyush Sinha)博士が務めた。シンハ博士はスピーチの中で、「群島国であることは、特に物流において課題でしたが、技術の進歩により接続性を上げることで、島々の基本的なデータを共有することは、オープンデータプラットフォームを構築する上で助けになります」と述べた。さらに、「接続速度は遅いですが自治体は先住民族のためにデジタルリテラシープログラムを提供することができます」と加えた。

https://spap.jst.go.jp/asean/news/240505/topic_na_04.html


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ティーン約7000人、心理カウンセリング受診 テキストで気軽に無料相談

2024-05-31 | 先住民族関連

デイリーサン05/30/2024

エリック・アダムス市長と保健局長のアシュウィン・ヴァサン氏は、5月23日木曜日、ブルックリンで開かれた記者会見で、約7000人の若者が無料のオンラインセラピーに申し込んだと発表。(Photo: NY市公式ウェブサイトより)

ニューヨーク市のオンライン無料心理カウンセリング「Teenspace」が始まったのは昨年11月。今までに約7000人のティーンエイジャーが利用したことが明らかになった。23日、チョークビートが報じた。 

このプログラムは市保健局がオンライン・セラピー・プラットフォーム「Talkspace」を使って実施。13〜17歳のティーンはビデオやテキストでメンタルヘルスのカウンセリングやセラピーを無料で受診できる。ブルックリンのイーストニューヨークやブロンクスのノーウッドなど、貧困層の多い地区での利用者が多い。約80%の利用者は黒人、ラテン系、アジア系、先住民族で、約70%は女性とのデータもある。 

効果を疑問視する声もあるが、バサン局長は「何もしなければ自殺につながる。代償はあまりにも高い」と反論。利用者の65%が「状況は改善した」と報告しているとも指摘した。50%がテキストを使っていることは「必要な時に気楽に連絡が取れており結構なことだ」としている。 

相談の理由では「落ち込み」が最多。「人間関係改善」「自己改善」「不安軽減」「困難克服」と続く。「うつ状態、やる気喪失、怒り」を感じてカウンセリングを受けたのはルビー・タキノスさん(17)。セラピーを通じで問題の根源を解決し、「このプログラムは素晴らしい。誰もが利用すべきだ」と感想を語る。カウンセリングへのアクセス改善活動を行っているハーシャラ・アリさん(16)は「保護者が協力すれば効果は高まる」と話している。 

自殺の懸念がある事例は約50件。虐待や薬物過剰摂取の疑いがあるなど高リスクの相談も36件だった。こうしたケースは、より高度なセラピーを実施したり、児童保護サービスや入院の手配を行ったりして別途対応している。Talkspaceのジョン・コーエンCEOは「早期のインターベンションで、多くのティーンの人生を好転させることができた」と説明する。 

このプログラムを利用できるティーンは市内に44万人以上。バサン氏は「いまだ道は半ば」と、一人でも多くの利用を呼びかけている。

https://www.dailysunny.com/2024/05/30/nynews240530-2/


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パナマ先住民1200人、島から本土へ移転 海面上昇で立ち退き

2024-05-31 | 先住民族関連

時事通信2024-05-30 16:51

【カルティ(バハマ)AFP=時事】中米パナマで29日、気候変動に伴う海面上昇を受けカリブ海に浮かぶ小島を立ち退くことになった先住民約1200人に対し、政府が用意した本土の住宅の引き渡しが行われた。パナマで気候変動の影響で住居移転を余儀なくされる住民として、初めての集団となった。≪写真は、パナマのグナヤラ先住民保護区に造成された、先住民グナの人々が移転する住宅地≫
 新居に移るのはカルティスグトゥプ島に住む先住民「グナ」の人々。同じ海域の他の島と同じく、土地の高さは海抜50センチ~1メートルしかなく、家屋は定期的に浸水。専門家は、海面上昇が進めば住環境は一段と悪化すると警告していた。
 島の住民は漁業やキャッサバ・料理用バナナの栽培、伝統織物の生産、観光業などで生計を立てていたが、飲み水や下水施設、常時使用可能な電気はなかった。
 このため政府は、カリブ海に面するグナヤラ先住民保護区に「ヌエボカルティ(新カルティ)」と呼ばれる集落を1220万米ドル(約19億円)かけて造成。
 この日、ヌエボカルティを訪れたラウレンティノ・コルティソ大統領は、最初の入居家族に新居の鍵を手渡した。
 ヌエボカルティは故郷の島からボートで約15分の距離だが、グナの人々にとっては「大移動」となる。実際の入居は来週始まる予定。
 新居の前でビダルマ・ヤネスさん(57)はAFPに対し、「わくわくしている。家は小さいがきれいだし、とても居心地がいい」と話した。【翻訳編集AFPBBNews】

https://sp.m.jiji.com/article/show/3249326


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字幕:パナマ先住民1200人、島から本土へ移転 海面上昇で立ち退き(動画)

2024-05-31 | 先住民族関連

AFP 2024年5月30日 12:40 発信地:カルティ/バハマ [ パナマ 中南米 ]

【5月30日 AFP】中米パナマで29日、気候変動に伴う海面上昇を受けカリブ海(Caribbean Sea)に浮かぶ小島を立ち退くことになった先住民約1200人に対し、政府が用意した本土の住宅の引き渡しが行われた。パナマで気候変動の影響で住居移転を余儀なくされる住民として、初めての集団となった。

 新居に移るのはカルティスグトゥプ(Carti Sugtupu)島に住む先住民「グナ(Guna)」の人々。同じ海域の他の島と同じく、土地の高さは海抜50センチ~1メートルしかなく、家屋は定期的に浸水。専門家は、海面上昇が進めば住環境は一段と悪化すると警告していた。

 島の住民は漁業やキャッサバ・料理用バナナの栽培、伝統織物の生産、観光業などで生計を立てていたが、飲み水や下水施設、常時使用可能な電気はなかった。

 このため政府は、カリブ海に面するグナヤラ(Guna Yala)先住民保護区に「ヌエボカルティ(Nuevo Carti、新カルティ)」と呼ばれる集落を1220万米ドル(約19億円)かけて造成。

 この日、ヌエボカルティを訪れたラウレンティノ・コルティソ(Laurentino Cortizo)大統領は、最初の入居家族に新居の鍵を手渡した。

 ヌエボカルティは故郷の島からボートで約15分の距離だが、グナの人々にとっては「大移動」となる。実際の入居は来週始まる予定。

 新居の前でビダルマ・ヤネスさん(57)はAFPに対し、「わくわくしている。家は小さいがきれいだし、とても居心地がいい」と話した。

 映像は2023年8月に撮影したカルティスグトゥプ島と、5月29日に撮影したヌエボカルティ。(c)AFP/Juan José Rodríguez

https://www.afpbb.com/articles/-/3521884


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「アシリ」と「ルイ」 双子の子グマ 名前決まる のぼりべつクマ牧場

2024-05-31 | アイヌ民族関連

苫小牧民報2024/5/30配信

 登別市登別温泉町の観光施設のぼりべつクマ牧場で、1月に生まれた雄の子グマ2頭の名前が決まった。アイヌ語で新しいという意味の「アシリ」とフランス語で戦士を意味する「ルイ」で、来場者に愛嬌(あいきょう)を振りまいている。  母マロン(1…

この続き:138文字

ここから先の閲覧は有料です。

https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/139868/


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ロシアの人口は:どこに何人住んでいるか?

2024-05-31 | 先住民族関連

ロシア・ビヨンド 2024年5月30日 

連邦国家統計局(ロススタート)の公式データによると、2024年1月1日現在、ロシアには1億4615万780人が住んでいる。

 その大部分、ほぼ70%は、ヨーロッパ・ロシアの地域に住む。人口最多の地域はモスクワで、首都の人口は1300万人以上だ。モスクワ州を含めると2180万人になり、これは、世界で最も人口が集中した都市部の一つ。逆に最も人口が少ないのはチュクチ自治管区で、4万8千人しか住んでいない。

 この国には、人口100万を超える都市が10以上ある。モスクワとサンクトペテルブルクのほか、ノヴォシビルスク、エカテリンブルク、カザン、クラスノヤルスク、ニジニ・ノヴゴロド、チェリャビンスク、ウファ、サマーラ、ロストフ・ナ・ドヌ、クラスノダール、オムスク、ヴォロネジ、ペルミ、ヴォルゴグラードが挙げられる。

あわせて読みたい:100万以上の人が住むロシアの大都市10

 ロシアには200以上の民族が住んでいる。ロシア人は1億550万人、次いでタタール人(470万人)、チェチェン人(167万人)、バシキール人(157万人)、チュヴァシ人(106万人、アヴァール人(101万人)、アルメニア人(94万6千人)、ウクライナ人(88万4千人)、ダルギン人(62万6千人)、カザフ人(59万1900人)。

Ilya Naimushin/Sputnik

 数が非常に少ない先住民族もいる。たとえば、カラチャイ・チェルケス共和国にはアバザ人(4万1千人強)、アムール沿岸地域とサハリン州にはニヴフ人(3842人)、カムチャツカ地方北部にはアリュートル人(96人)、レニングラード州にはヴォート人(99人)。ケレク人にいたっては、わずか23人がそう自認しているにすぎない(チュクチ半島に住む民族)。

あわせて読みたい:シベリアに住む民族

https://jp.rbth.com/lifestyle/89319-roshia-jinkou


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国歌を二つの言語で歌う国がある。多民族の文化をアートで伝える、カナダ大使館「国歌」展の見どころ【観光スポット】

2024-05-31 | 先住民族関連

ハフポスト2024年5月30日 

「ANTHEM(国歌)」展から

【あわせて読みたい】カナダ大使館は、東京タワーも見える「映え」観光スポットだった。旅気分を味わえる庭園アートの魅力

東京の都心、東京メトロ青山一丁目駅から徒歩5分。在日カナダ大使館は青山通り沿いの便利な所にある。

大使館というと、政治や外交にかかわる仕事をしているところで、簡単には入れないと思うのではないか。ところが、在日カナダ大使館には一般開放スペースがあり、一定の手続きをすればだれでも入れる。知る人ぞ知る、都心のおすすめお出かけスポットなのだ。

2024年5月下旬には、「高円宮記念ギャラリー」で、グループ展「ANTHEM(国歌)」が開催されていた(9月20日まで)。

でも、アートと国歌? どういう掛け合わせなのか。

在日カナダ大使館で開催中の「ANTHEM(国歌)」展

「ANTHEM(国歌)」展を案内してくれた広報部長のマット・フレーザーさん

展覧会の案内文には次のように書かれていた。

“Our home and native land” という(国歌の)一節に焦点を当て、遺産、言語、植民地主義、移民、多文化主義に思いを馳せる機会を提供します。

大使館の広報部長マット・フレーザーさんが、その背景を説明してくれた。

「カナダ人にとって、カナダとは何か、国歌がどういう意味を表しているかは、生まれた時からの問題なのです。私の祖先はイギリスから移ってきましたが、ほかにもいろいろな移民のルートがあった。そして、もともと暮らしていた先住民がいます。それぞれの文化、言葉があり、朝ごはんに何を食べるかも、家によって違うのです」

カナダでは、英語とフランス語の両方が公用語として使われている。国歌の歌詞も英語版とフランス語版があるのだという。「どちらで歌うかは、地域によって、また歌う場面によっても違います。公式行事では、1小節ごとに英語とフランス語で交互に歌うこともあります」

大使館によると、国民に広く歌われていた「オー・カナダ」が正式に国歌となったのは1980年。もともと英語の歌詞には“True patriot love in all thy sons command”というフレーズがあったが、2018年には「sons(息子たち)」を「all of us(私たちすべて)」に改め、性差をなくす法律が制定されたという。

二つの言語で歌う国歌。その内容や由来については、カナダ政府のウェブサイト「カナダ国歌」で詳しく知ることができ、歌も聴ける。

さて、展覧会には13の作品が展示されている。

The Heart in Conflict with itself(自分自身との葛藤)という題名がつけられた木版画インスタレーションがあった。カナダ北極圏を舞台にしており、「英国船の航海日誌やイヌイットの口承資料から引用した小さな物語を挿入し、新参者と先住民の異なる視点を表現している」という。

国歌を二つの言語で歌う国がある。多民族の文化をアートで伝える、カナダ大使館「国歌」展の見どころ【観光スポット】© ハフポスト日本版

The Heart in Conflict with itself

FALLEN LEAVES(落ち葉)と名付けられた作品は、さまざまな形の木の葉を並べている。作者は「幼少期から移り住んだ様々な国の大自然から集めたピースを表現している。移民である私のアイデンティティーは、これらの無数のピースで構築されている」と解説する。カナダ国旗にもメイプルリーフが描かれていることが思い浮かぶ。

FALLEN LEAVES

Songs We Carry, Poems We Hold(私たちの歌と詩)という題のインスタレーションは、愛国心を声高に歌う「国歌」とは正反対の感性が込められているという。「それは優しい歌であり、憧れの歌であり、喜びの歌であり、同時に誇らしげな歌です。(中略)私たちには、母国の物語や祝日、故郷への愛情を守りながら、大きな社会に融合したいという願いがあります。子どもたちは、複数のアイデンティティーからなるこの豊かな道を歩んでいます」と解説されていた。

Songs We Carry, Poems We Hold

展覧会は、カナダの国、社会、コミュニティーの多様性を称える「カナダ多文化主義の日」(6月27日)に合わせて開催されているという。休館日をのぞく平日(月〜金)の午前10時〜午後5時半に観覧できる。

もともとカナダ言語博物館で開催されていた同展を解説するウェブサイト「国歌 カナダの多様なアイデンティティーを表す」もある。

観覧を終えて建物の外に出ると、赤坂御所の広大な緑を借景に、眺めのよい石の庭園「カナダ・ガーデン」が広がっていた。この屋外アートも一見の価値ありだ。くわしくは別の記事「カナダ大使館は、東京タワーも見える『映え』観光スポットだった。旅気分を味わえる庭園アートの魅力」で紹介している。

一般公開スペースへの入場は無料。ただし入館時には、公的機関が発行した顔写真付きの身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)を提示する必要がある。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/国歌を二つの言語で歌う国がある-多民族の文化をアートで伝える-カナダ大使館-国歌-展の見どころ-観光スポット/ar-BB1nhGxP?ocid=BingNewsSearch#


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《ブラジル》「幼虫ピザ」がSNSで話題沸騰!=ブラジル東北部の〝懐かしい味〟提供

2024-05-31 | 先住民族関連

ブラジル日報5/30(木) 7:37

幼虫をふんだんに使用したピザ(Foto: Instagram/@pizzapaulistacaxias)

 ブラジル東北部マラニョン州のピザ屋が、郷土の人気食材「ゴンゴ(甲虫の幼虫)」を使ったピザを提供し、その衝撃的な見た目とユニークな味がSNSで話題となり、700万回以上の再生数を記録している。ゴンゴピザは「ココナッツの味がする」と言われ、特に幼少期に食べた経験のある年配客から「懐かしい味」だと人気を集めていると、27日付テラ・サイトなどが報じた。

 ブラジルでは135種の昆虫が伝統的に食用とされており、主に河川沿いのキロンボラ(逃亡した黒人奴隷の子孫)や先住民族が食用としており、貴重なタンパク源となっている。

 ゴンゴは、一般的に「ココナッツの味」の味がすると言われている。これは地面に落ちたココナッツの表面にメスが卵を産みつけ、孵化した幼虫は果実に穴を開けて内部に入り込み、そこで実を食べながら発育を続けるからだという。

話題となった「幼虫ピザ」のSNS映像はこちら!

 このピザ屋「ピッツァ・パウリスタ」のオーナーであるブルーノ・オリヴェイラさん(35歳)は、地元の食材にこだわった革新的なメニューを創りたかったと話す。「妻がマラニョン出身で、ココナッツを育てている叔母がいるんです。彼女が幼虫を持ってきてくれて、それをインスタグラムに投稿したら、それを見た顧客から『ゴンゴピザを作ってほしい』と依頼されたんです」と創作のきっかけを説明した。

 ブルーノさんによれば、その味を求める客の年齢層には一定の傾向があり、「ゴンゴピザは、幼い頃に幼虫を食べていた年配の方々からよく注文されます。彼らにとって懐かしく、郷愁を誘う味だと言います。一度煎ってからピザにトッピングするんですが、香ばしくて美味しいですよ。このピザを目当てに、他の州や都市から毎日人が来てくれます」と彼は続けた。

 ブルーノさんは、マラニョン州の内陸都市でココナッツ割りをしている女性たちからゴンゴを購入し、地域経済の振興にも貢献している。「彼女たちは大量のゴンゴを集めて、私に売ってくれます。以前、彼女たちはココナッツを1キロ4・50レアルで販売していました。私は1キロ20レアルでゴンゴを買っています」と話した。

 ゴンゴピザ大サイズは50レアル(約1500円)だ。また、川魚や鶏のハツ、ご当地料理のモツ煮込みなどを使用した、変わり種ピザも販売している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bdc93b562c3eb9209a00a36c621f3d47dee8a3c7


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アイヌ文化普及活動への思い語る 札幌で関根さん講演

2024-05-30 | アイヌ民族関連

木村みなみ 有料記事

北海道新聞2024年5月29日 21:41

アイヌ文化普及活動への思いを語る関根摩耶さん(右奥)

 日高管内平取町出身でアイヌ文化普及に取り組む関根摩耶さん(24)=神奈川県在住=の講演会が28日夜、札幌市内で開かれた。関根さんは自身の生い立ちや経験を交えながら、活動に込める思いを語った。

 NPO法人さっぽろ自由学校「遊」(札幌)が主催し、オンラインを含め約70人が参加した。

 関根さんは、アイヌ語講師の父とアイヌ工芸家の母らの影響で、幼少期から文化に親しんできたと説明。進学した慶応大の学生時代に動画投稿サイト「ユーチューブ」でアイヌの言語や料理を紹介したことを踏まえ、「社会の無知・無関心をチャンスととらえ、好きなように伝えてみたかった」と振り返った。

 ・・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1018213/


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いしかり市民カレッジ 写真で紹介 市民図書館

2024-05-30 | アイヌ民族関連

国乗敦子 有料記事

北海道新聞2024年5月29日 21:11

いしかり市民カレッジの講座の様子を写真で紹介している展示会

 【石狩】市民ボランティアが運営し、2009年から続く生涯学習講座「いしかり市民カレッジ」の歴史や講座内容を紹介する展示が石狩市民図書館(花川北7)で開かれている。

 「石狩川治水の歴史」や「アイヌ文化を旅する」などをテーマにした講座の様子を写真で紹介。・・・・・・30日まで。観覧無料。会場では本年度の講座案内も配布している。

・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1018170/


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<室蘭>自然美の宝庫 清掃続ける 室蘭イタンキ浜鳴り砂を守る会会長・菊地富子さん(79)

2024-05-30 | アイヌ民族関連

広川春男 有料記事

北海道新聞2024年5月29日 9:51

「貴重な鳴り砂を守り続けたい」と話す菊地さん

 市民団体「室蘭イタンキ浜鳴り砂を守る会」(会員57人)が、発足から四半世紀を超える息の長い活動を続けている。イタンキ浜の清掃や、市内小中高校で鳴り砂の魅力を伝える出前講座を毎年実施。長年の功績が認められ、3月には海岸功労者表彰(全国海岸協会主催)に選ばれた。菊地富子会長に鳴り砂への思いと今後の展望を聞いた。

 室蘭経済を支える鉄鋼業が衰退した1980年代の半ば、アイヌ民族が「声ある砂浜(ハワ・ノタ)」と名付けたことに着目した室蘭市が、専門家に鑑定を依頼し、鳴り砂の主成分である石英を確認した。

 「市はイタンキ浜を観光の柱の一つにしようと考えたようです。でも、繊細な鳴り砂は汚れると音がしなくなります。イタンキ浜は市街地に接していて、バランスが崩れやすい。一度鳴らなくなると、元に戻すのは難しいので、前会長の寺地憲一さん(2005年没)が呼び掛け、鳴り砂の会が発足しました」

 鳴り砂の保全に取り組む公益財団法人、日本ナショナルトラスト(東京)によると、鳴り砂海岸として認められているのは全国で約30カ所、道内ではイタンキ浜を含め数カ所という。

 「室蘭は工業都市でありながら、海岸沿いには景勝地が続き、自然美の宝庫です。鳴り砂が鳴るということは、地域の自然が守られているということの象徴だと考えています」

 56年前、結婚を機に生まれ故郷の留萌市から室蘭に移り住んだ。仲間づくりのために別の環境保護サークルに入会したのが、自然保護活動に関心を抱いたきっかけだ。

 ・・・・・・・

 <略歴>きくち・とみこ 1945年、留萌市生まれ。結婚を機に68年、室蘭市に移住。97年の鳴り砂の会発足から会員として活動し、2005年4月に2代目会長に就任した。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1017819/


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私たちを観光資源としか見てない…」5年経ったアイヌ施策推進法は「抜け殻のような法律」

2024-05-30 | アイヌ民族関連

東京新聞2024年5月29日 12時00分

 アイヌ民族を日本の先住民族と明記したアイヌ施策推進法が2019年に施行され、24日で5年が過ぎた。同法は付則で施行5年を過ぎた段階で「必要であれば見直し」と規定している。アイヌ民族からは、相次ぐ差別発言への罰則規定の導入など法改正を求める声が強い。だが政府の腰は重く、議論は低調だ。先住民族に関して、この国の無関心の根本原因は何なのか。(木原育子)

◆先住権を認めず、ヘイト発言への罰則規定もない

 「役所の方はなぜ顔を出せないのか。私たちは日本の同化政策の被害者であるのに、身銭を切って遠路かけつけたのに…」

 15日、法改正を目指して国会内で開かれた集会の冒頭、北海道平取町からやってきたアイヌ民族の木村二三夫さん(75)が声を震わせた。出席を求めた省庁担当者や与党系の政治家の姿は、会場にない。木村さんはこう続けた。「先住民族としての権利や違反行為に対して罰則行為が何も書かれていない、抜け殻のような法律だ」

アイヌ民族の人らがアイヌ施策推進法の”作り直し”を求め、声を上げた集会=国会内で

 札幌から駆けつけたアイヌ民族の沖津翼さん(43)は「アイヌ民族の名前を使った当事者不在の法律だ。アイヌ民族の私たちを観光などの資源としか見ていない」と切々と語った。

 アイヌ民族の人らは、法の主体にアイヌ民族を位置付けていないと憤る。先住民族としながらも、地元でサケを捕るなどの先住権は認めず、ヘイト発言についても罰則規定はなく、理念法にとどまるからだ。

◆遺骨返還の項目を設けることを求める

 集会を主催した研究者や当事者らでつくる市民団体「アイヌ政策検討市民会議」は明治期以来の歴史的不正義を明示せず、市町村の意向と計画に基づき財政投下の措置がとられる仕組みになっていることを「国際法の流れをくんでいない」と指摘。「国の責務」として、大学などが保管するアイヌ民族の遺骨返還の項目を設けることを求めた。

 アイヌ民族らでつくる「少数民族懇談会」の原島則夫会長(74)は、同化政策の謝罪と「法律名をアイヌ基本法に」と訴えた。

 都内に住むアイヌ民族の宇佐照代さんは「アイヌ民族は全国にいる。北海道に住んでいないと声が届かないのはおかしい」と訴えた。

◆省庁担当者たちの「出席できない理由」は

 なぜ、省庁担当者らは出席できなかったのか。集会終了後「こちら特報部」が担当部局がある庁舎に出向くと、大半の職員が出勤し、仕事をしていた。

 アイヌ施策推進室の梶本洋之参事官は「いろいろな市民団体がある。一つの団体の行事に参加すると不公平が生じる」と説明。そして「集会は15日で、施行5年となる24日の前でもあったから」とも話した。

 では、菅義偉前首相はどうか。官房長官時代に法制定を進め、アイヌ民族の文様が入ったマスクを着けるなど熱心だったはず。だが、事務所に取材を申し込むと「受けられない」の一点張り。理由も「言えない」とかたくなだった。

◆世界の潮流に反する日本の無関心、原因はどこに

 そんな中、24日の閣議後会見で、自見英子地方創生担当相は「法の施行状況について、アイヌの方々のご意見を広く伺って、検討を進めていく」と表明。ただ前出の梶本参事官に詳細を尋ねると「特定の団体にだけ意見を聞くことはないが、どういう方法で意見を聞くか、検討に少し時間をかけたい」とした。

 先住民族に関する施策の推進は世界の潮流だが、日本における無関心の原因はどこにあるのか。

 先住民族に詳しい鹿児島純心大の広瀬健一郎教授は「日本では、学習指導要領にも体系的にアイヌ民族を学ぶ機会は位置付けられておらず、知らないことが無関心につながっている」と指摘。「カナダでは先住民族学習が教科としてあり、学ぶ環境が当たり前にある。日本でも、大学共通テストの外国語にアイヌ語を選択できるようにするなど、機運を広げるやり方はいくらでもある。法律制定で終わりではなく、抜本的な改革が求められる」と続けた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/330052


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