先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

北海道の森の奥

2014-12-30 | アイヌ民族関連
=2014/12/29付 西日本新聞朝刊=
2014年12月29日(最終更新 2014年12月29日 01時42分)
 北海道の森の奥。人知れず、ニングルという小人たちが暮らしている-。こんな話を脚本家の倉本聡さんが小説に書いている。新聞記者になって27年目の年の瀬。あらためて記者という仕事について考え、ニングルを思い出した。
 「記者は井戸掘り職人なんだよ」。約20年前、先輩はこう言った。取材で物事の背景を掘り下げ、地下の水脈のような隠れた真実を明らかにするのが務めだから。しかし、インターネットやスマートフォンなどが普及し、アナログな新聞には冷たい雪が降っている、ともいえる。
 小説では、最後に「チュチュ」という名のニングルが街中に種をまく。失われた森を復活させるために。「チュチュ」は、アイヌ語で「芽」という意味。倉本さんは、便利さに溺れた人間社会に警鐘を鳴らしたのだと思う。
 私は今、こども記者と一緒に取材する部署にいる。少しでも芽が出るように種をまく人でありたい。 (江田一久)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/desk/article/136421

映画『ミタケオヤシン』インディアン居留地での上映を実現させるクラウドファンド実施中

2014-12-30 | アイヌ民族関連
webDICE-2014-12-28 11:54
アーティスト加藤翼とネイティブアメリカンの交流描く作品、1/3よりアップリンクで上映
クラウドファンディングサイトMotionGalleryとwebDICEとの連動連載、今回は2015年1月3日(土)より渋谷アップリンクで上映される映画『ミタケオヤシン』のインディアン居留地での上映を実現させるプロジェクトを、江藤孝治監督からのメッセージとともに紹介する。
『ミタケオヤシン』は、現代アーティスト・加藤翼と、現在を生きるアメリカ先住民=ネイティブアメリカンとの交流を描いたドキュメンタリー映画。先住民と出会い、言葉を交わす中で彼のアート「引き興し/引き倒し」が生まれる様子を追いかけている。
今回のプロジェクトでは、1,750,000円を目標に、2015年2月25日23:59までクラウドファンディングを行なう。500円から応援が可能で、30,000円で加藤翼サイン入りパンフレットと本作DVD(コレクター限定パッケージ)、江藤監督サイン入りB2ポスターのほか、特製エンドクレジットに氏名を記名。100,000円で今作の自主上映権1回分を進呈、そして300,000円の協力で監督のトーク付き自主上映開催権1回分(監督の交通費・宿泊費は別途負担)などの各種特典が用意されている。詳しくはプロジェクトページまで。
なお、上映される渋谷アップリンクの劇場に併設されているアップリンク・ギャラリーでは『ミタケオヤシン』展として、ネイティブアメリカンのアメリカ居留地マップや同化政策の資料などの展示を行なっている。
先住民を迫害する力構造に立ち向かうためのヒント
タイトル『ミタケオヤシン』とは、ネイティブアメリカン・スー族の言葉で「すべてのものは連関している」という意味。本作の主人公である現代アーティスト、加藤翼が行なっているアート「引き興し/引き倒し」は、巨大な構築物を打ち立て、それにロープをかけて大勢の人を巻き込みながら引っ張り起こす、あるいは引っ張り倒すというプロジェクト。人々が「力を合わせる瞬間」を作り出すことを目的に、延べ27か所で500人を数える人たちがこれまで参加してきた。
プロジェクトを始めた当初は、主に構築物を破壊音とともに倒す「引き倒し」を行っていたものの、東日本大震災を転機に、構築物をゆっくりと起き上がらせる「引き興し」として、代表作である「The Lighthouses - 11.3 PROJECT」を実施。彼がボランティア活動をしていた福島県いわき市で、現地にあった壊れた灯台を巨大な構築物として再現。離散した住民やボランティアなどが一同に力を合わせ「引き興し」を行なった。
こうした活動のなかで、アメリカの持つグローバリズムが、小さなローカリズムを飲み込んで行く構図の象徴として、アメリカ先住民に興味を持ち、アメリカのインディアン居留地に飛び込み、現在を生きる先住民と直接交流を重ねた。先住民が語った「居留地」の現状と悲しき「同化政策」の歴史を知り、それらを乗り越えるためのプロジェクトを行うことを決める。
先住民の迫害の歴史は、アメリカだけでなく、オーストラリアのアボリジニやアラスカのエスキモー、あるいは2015年に公開となる『トゥーマスト ~ギターとカラシニコフの狭間で~』で描かれるサハラ砂漠の遊牧民・トゥアレグ族など、世界各地に存在する。日本に目を向ければ、アイヌの人々に対して国を挙げて同化政策を行った過去があり、米軍基地問題や原子力発電所の問題も同じ構造が当てはまると言えるだろう。
そうした迫害の構造と問題に対して、アートは根本的な解決を提示するものではないが、加藤翼の「引き興し」は、その力に立ち向かうためのヒントを与えてくれるのではないか。『ミヤオタケシン』はそうした、立ち行かない状況に置かれてもがいているすべての人に観てほしいという思いのもと完成した。
江藤孝治監督からのメッセージ
「アメリカ先住民の想いをすくいあげる」
【映画『ミタケオヤシン』について】
今回の取材で私は初めて、アメリカ先住民の人々が置かれた状況を知りました。
特に本作で登場する「インディアン・ボーディングスクール」という寄宿学校の存在には驚きました。先住民の子どもに白人文化の教育を強制することで、アイデンティティを断ち切り民族の存在自体を消滅させようという、アメリカ政府の同化政策を体現した施設です。それが30年前まで存在した事自体も大きな驚きでしたし、その余波が今も続いていることに戦慄が走りました(詳しくはファンディングのページをご覧ください)。
大きな勢力に小さな勢力が飲み込まれアイデンティティを失う恐ろしさは、日本人の私にとっても他人事とは思えません。日本人はアイヌの人々に対して同じような同化政策を敷いたことがありますし、沖縄基地問題や原子力発電所の問題など、経済的大勢が地域に根を張り、脱し難い依存関係を作り出して行く構図は原住民のそれと酷似しています。
何より先住民の人々の底知れない悲しみを知れば知るほど、加藤さんのアートに何が可能なのか、私は固唾を飲んで撮影しつづけました。
映画の最後に、加藤さんのアートを体験した方がこう語ります。「私達が負った傷は時間が癒してくれるしかない。しかしこうした出来事は、傷が癒えるスピードを早めてくれるんだよ」。
この言葉は、私にとって希望の言葉になりました。加藤さんのアートは彼らの想いを少しだけでもすくいあげ外に出したのでした。そして、この映画を作り上映する行為もまた、もしかしたら彼らの癒しに繋がるのかもしれないと思えました。今度は私が良い映画を作らなければと、今日までの私のモチベーションになっています。
映画が完成した今、より多くの方にこの映画を観てもらう事が何よりの恩返しになるのではないかと思っています。それは日本だけでなく、アメリカの地でも。その第一歩として、お世話になった彼らの元で映画を上映してみたいのです。
これがきっかけとなり、全米や世界中に広がって行けばと思います。映画が広がっていく事で、彼らの傷が癒えるスピードがまた少し早まったら、これ以上嬉しい事はありません。個人的な想いではありますが、映画が届いた方はぜひ、ロープに手をかけ応援してください。
映画『ミタケオヤシン』
2015年1月3日(土)~2015月1月16日(金)
渋谷アップリンクにて公開
2013年8月、アメリカ―スタンディングロック・インディアン居留地。荒漠たる原野の一角に、若き日本人の姿があった。現代アーティスト、加藤翼。吹き出す汗をぬぐいながら、電動ノコギリで木の板を破砕し、組み上げて行く。 加藤のアートプロジェクト「引き興し」のための部材づくりが進んでいた。 アメリカという国がまだ存在しない時代から大陸に暮らしていた先住民=ネイティブ・アメリカンと呼ばれる人々。加藤は知人の紹介で、マイルスやラドンナら、現代のネイティブ・アメリカンと出会う。先住民の暮らしに興味を示す加藤をマイルス達は歓迎した。祭りや儀式に連れられ交流を重ねるうちに、加藤はネイティブの人々の穏やかな人柄や、彼らが置かれた複雑な状況を知る事になる。そして、ヨーロッパ移民に受けた痛ましい迫害の過去さえも――。 彼らの口から語られる幾多の記憶にアートの着想を得た加藤は、居留地内に巨大な構築物を打ち建てた。そして数十本の黄色いロープをかけ、叫んだ。「みなさん、力を貸してください」。その場に集まった人々は、ひたむきな加藤の想いに応えるようにロープに手をかける。そして加藤の掛け声に合わせて一斉に引っ張り始めたのだった。
出演:加藤翼
監督:江藤孝治
製作・著作:株式会社グループ現代
協力:無人島プロダクション
2014年/カラー/16:9/full HD/ドキュメンタリー/80分
http://www.uplink.co.jp/movie/2014/34564
公式サイト:http://mitaoya.com/
公式Facebook:https://www.facebook.com/mitaoya.project2014
公式Twitter:https://twitter.com/mitaoya_movie
http://www.webdice.jp/dice/detail/4524/

極東はるかなる旅人 林蔵の道 子孫たち

2014-12-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞(2014/12/27)
 間宮林蔵には子どもがおらず、直系の子孫はいないとされていた。だが、2002年、林蔵より後の蝦夷地(北海道)探検家、松浦武四郎の研究家秋葉実さんが、武四郎の記録や聞き取り調査を元に、林蔵と先住民族アイヌの女性との間に女の子が生まれ、道内に子孫がいることを突き止めた。林蔵は「間宮」の姓を使うことを許していたが、明治時代となり子孫が役場に「マミヤ」と届ける際、何らかの理由で「間見谷」となったらしい。  林蔵が1844年に江戸で死去した後、家系が途絶えないようにと養子が迎えられた。現在、その士分を継いだ東京の間宮家と、生家が残る茨城県つくばみらい市の両間宮家がある。東京では6代目秀治さん(80)、7代目崇さん(42)、8代目彬君(8)が継ぐ。つくばみらい市には8代目正孝さん(54)がおり、林蔵の顕彰活動に力を注ぐ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/video/?c=special&v=857979304002

官製談合疑惑 札幌市でなぜ続くのか

2014-12-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (12/27)
 また「官製談合」か。あきれるばかりだ。
 札幌市はアイヌ民族関連の印刷物作製の発注業務で不適正な契約が見つかったと発表した。官製談合の可能性があるとして、道警とも対応を協議しているという。
 6月に市病院局の発注業務をめぐり、当時の係長が官製談合防止法違反などで逮捕され、有罪判決を受けたばかりではないか。その陰で、今回発覚した不適正な関係は続いていたようだ。
 これでは市に対する信頼など回復するわけがない。
 どこに問題があるのか。徹底的に調査を進め、膿(うみ)を出し切らねばならない。
 市の内部調査結果によると、市民まちづくり局アイヌ施策課がパンフレットなどの作製業務を発注した際に、特定の印刷出版業者に指名競争入札で落札に有利な情報を漏らすなど配慮していた。
 こうした情報提供は少なくとも記録が残っている2009年度以降続いていて、関わった職員は約20人もいる。組織ぐるみと疑われても仕方あるまい。
 この業者がアイヌ民族関連の出版実績があったため、「業務が円滑に進むと前任者から申し送りがあり、それに従った」との担当課長経験者らの証言がある。
 自らの仕事の手間を省くことしか考えていない、まことに自分勝手な物言いだ。公の仕事に携わっているという自覚はみじんも感じられない。
 「不適正であると知りながら、慣習的に続いていたため、止められなかった」と話している関係者もいる。談合に対する意識の低さには驚くばかりだ。
 これまで何度も市職員が絡んだ談合が明るみに出ている。そのたびに市はチェック体制を強化し再発防止を図ると強調してきた。そのために入札情報の管理徹底や職員研修などに力を入れてきた。
 だが、一連の対策では効果が見られない。自浄能力を欠いていると言わざるを得ない。職員のモラルに依存しているだけでは、業者との癒着を根絶するのは難しい。
 内部で相互に監視し合う仕組みだけでなく、第三者も入れた二重、三重に確認できる体制の整備や罰則強化など、抜本的な改革が必要である。
 上田文雄市長は今期限りで引退する。残り4カ月余りしかないが、この間に緩んだ組織の立て直しに全力を尽くすべきだ。それが市長としての最後の仕事と認識し、取り組んでもらいたい。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/582884.html

「主演・高倉健」の小説、作者が見たスターの素顔

2014-12-27 | アイヌ民族関連
読売新聞 2014年12月26日 09時43分
 “主演・高倉健”の小説がある。芥川賞作家の丸山健二著「鉛のバラ」である。
 「自分の小説の主人公になってもらえないか。そのために写真を撮りたい」。作家のこの依頼を、2003年に健さんは二つ返事で了解、その後、一人自ら車を運転し、長野県・安曇野にある作家の家に乗り付けたという。
 健さんは、黙って孤独に耐える演技が似合う俳優だが、「寡黙な人というイメージは虚像」と作家は語っていた。「あの人は、ほんとに話すのが上手。インテリで話題も豊富だった」。立っているだけで絵になる天性のスターと思われていたが、それも違う、と語った。「観客に拍手喝采されてうれしがるような人ではなく、いつまでたっても存在感がスクリーンに収まりきらない。別格だよ」
 丸山健二は翌年6月、底なしの虚無と向き合う孤高の男を小説にし、表紙に高倉健の写真を使った。当時の話が取材ノートに残っている。
 二人の出会いは、元映画少年の作家が1983年刊の高倉健写真集に文章を寄せたことだった。「それが高倉健という男ではないのか」と題した文は、こう始まる。
 〈何もかもきちんとやってのけたいと思い、これまで常にそうしてきたのは、映画を愛していたからではなく、あるいは役者稼業に惚ほれこんでいたせいでもなく、ただそれが仕事であり、それで飯を食ってきたというだけの理由にすぎない〉
 高倉健は、俳優生活50年記念の写真文集「想」などに自ら記したように、好きで俳優になったわけではない。貿易関係の仕事を目指し、明治大学商学部を選んだが、就職難で働き口はなく、芸能プロダクションのマネジャー見習いの面接に行ったところ、東映の専務から「君、俳優にならないか」と唐突に言われ、食うためにニューフェイスになったにすぎない。
 芸名も気に入らなかった。デビュー作「電光空手打ち」の主人公の名前である「忍勇作にしてほしい」と掛け合ったが相手にされず、渋々ながら高倉健を名乗った。
 俳優3年目の58年、内田吐夢監督「森と湖のまつり」にアイヌの青年役で主演したことが転機となる。監督からは駄目出しの連続で、「お前の手にはアイヌの悲哀がない」とまで言われた。「だったら使わなければいいだろう」。思わず握り拳をつくった時、「OK!」が出た。人間の思い、生き方がスクリーンには映る。そのことを知るきっかけになった。「活字を読まないと顔が成長しない」。監督の言葉を心に刻んだ。
    ■
 気持ちの萎えた時、健さんが何度も読み返し、励まされたという丸山健二の文章は、こう続く。〈とはいえ、いやいやながら仕事をしているのではない。好きとか嫌いとかを尺度にして仕事をするのではなく、やるかやらないかを問題にするのであって、やると決め、引き受けたからには持てる力を惜しげもなく注ぎこみ、奮闘する(中略)それが高倉健ではないのか〉
 「昭和残侠ざんきょう伝」など任侠映画では、義理と人情の板挟みになり、最後はもろ肌脱いで巨悪に斬り込んだ。「八甲田山」では3年の歳月をかけ、吹雪の雪山にもこもり、苦難に耐えた。そうして本名・小田剛一は「高倉健」になっていく。
 〈少しでも前進しようと狙っている。彼は決して溺れない。それが高倉健ではないのか〉。その仕事師ぶりは、小道具担当の細やかな配慮や、それを見逃さず撮影するプロの凄腕すごうでを文章に残していることからも伝わってくる。
    ■
 「よい習慣は、才能を超える」。これは元東レ経営研究所社長の佐々木常夫氏のベストセラー「働く君に贈る25の言葉」の名言だが、健さんは、まさに、才能のあるなしとか、好き嫌いではなく、仕事という習慣を通して、己を鍛え上げた人だったと思う。
 東京の丸の内TOEIでの追悼上映会初日12月6日、「網走番外地」が終わると、観客から拍手が上がった。「任侠おとこ気質ごころに男が惚れて」。それは「不器用」でも懸命に生きる男の立ち姿への讃歌さんかであった。
 射撃で五輪を目指す警察官の愛と苦悩を描く映画「駅 STATION」で、五輪を諦め、狙撃部門に専従するよう命じられた男(高倉健)は語る。「自分は一介の警官です。命令が出れば従います」
 一介の役者は「高倉健という仕事」に徹することで、記録と記憶に残る俳優になった。
 (編集委員 鵜飼哲夫)
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20141224-OYT8T50175.html?from=ytop_ymag

アイヌ文化パンフ 不適正契約と発表 

2014-12-27 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年12月26日09時41分
■札幌市、官製談合か調査
 札幌市は25日、アイヌ文化を紹介するパンフレットなどを作る際、市内の印刷会社1社と正規の手続きを経ずに不適正な契約をしていたと発表した。10月の市議会で市議が指摘し、市が内部調査をしていた。市は官製談合に当たるかどうか道警に相談している。
 市によると、不適正な契約をした可能性があるのは、印刷会社「クルーズ」(札幌市)に発注したアイヌ文化交流センターの紹介パンフレット(2009~11、13、14年度)と、人権啓発用ノート(09~13年度)、アイヌアートモニュメント紹介リーフレット(14年度)の計12件。委託契約料は計約700万円で、いずれも指名競争入札などで落札されていた。08年度以前の契約は資料の保存期間が過ぎているため、確認できていないという。
 市の説明では、03年に市アイヌ文化交流センターを開設した際、アイヌ文化に詳しい関係者から、パンフレットなどの発注先として同社を推薦された。アイヌ施策課は、同社に発注すれば印刷物に関するアイヌ協会の監修などが円滑に行われることから同社に発注。それ以降、「同社に発注すれば円滑に進む」との認識が同課で浸透し、契約が慣例化したとしている。
 ただ、契約にかかわった同課の職員21人への聞き取り調査では、いずれも「入札予定価格は教えていない」と話し、優先的に契約したことによる利益供与も確認されなかったという。
 このため市は今月中旬、この契約が官製談合に当たるかどうか道警捜査2課に相談。同社が有利に契約できるためにどのような情報を漏らしたかについては、「現在警察に相談中のため言えない」としている。
 この問題は今月中旬に市民から住民監査請求があり、市監査委員が受理して調査している。結果は2月1日までに公表される見通しだ。
■「法令違反の疑い、道警に全面協力」 市長がコメント
 不適正な契約が判明したことについて、札幌市の上田文雄市長は「市民の信頼を大きく損ねる行為で、心から深くおわびする。法令違反の疑いがあることから、現在警察に相談中で、事実関係のさらなる解明に全面的に協力する」とのコメントを発表した。
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412260100004.html

札幌市で官製談合か アイヌ文化パンフ、業者に入札情報漏らす

2014-12-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞(12/25 17:13、12/26 00:32 更新)
 札幌市は25日、同市市民まちづくり局アイヌ施策課が2009~14年度に発注したパンフレットなどの作製業務をめぐり、同課の複数の職員が中央区内の印刷出版業者に入札などで有利になる情報を漏らし、受注させていたとする内部調査結果を発表した。同期間のこの業者との契約は12件、計700万円。市は組織的な官製談合があった可能性もあるとし、関係者の処分を検討しているほか、道警と刑事告発を含めた対応を協議している。
 市によると、この業者は09年度以降、発注がなかった12年度を除く5年間、「市アイヌ文化交流センター紹介パンフレット作製業務」の指名見積もり合わせ(3社参加)や特命随意契約に参加し、いずれも受注。09~13年度の「人権啓発用ノート作製業務」の指名競争入札(3~5社)と、14年度の「アイヌアートモニュメント紹介リーフレット制作業務」の指名見積もり合わせ(3社)もすべて受注した。08年度以前は記録が残っていないという。
 市は10月下旬、市議から「同じ業者との契約が続いているのは不自然だ」との指摘を受け、歴代の課長らを聞き取り調査した。
 その結果、交流センターのオープンに合わせ03年にパンフレットを初めて発注する際、当時の職員が「アイヌ民族関連の出版実績があり、関係者から推薦された」としてこの業者に受注させたことが判明。その後も「この業者に発注すれば業務が円滑に進む」として事前に発注に関する情報を提供するなど、不適正な契約が続いていたことを確認した。情報提供に伴う業者からの利益供与はないとしている。
 札幌市では6月、病院局発注業務の入札情報を漏らしたとして官製談合防止法違反などの疑いで当時の係長が逮捕されたばかりで、再びずさんな情報管理が明らかになった。
 上田文雄市長は「市民の信頼を大きく損ねる行為で、心からおわびする。再発防止と信頼回復に全力で取り組みたい」とコメント。業者は「責任者がいないため、コメントできない」としている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/582551.html

札幌市長「信頼損ねた」と謝罪 官製談合疑惑で

2014-12-26 | アイヌ民族関連
産経ニュース 2014.12.25 18:35更新
 札幌市のアイヌ施策課が平成21年度以降、特定業者に業務発注を繰り返し、官製談合疑惑が浮上したことを受け、上田文雄市長は25日、「市民の信頼を大きく損ね、深くおわびする」と謝罪するコメントを発表した。
 上田氏は「法令違反の疑いがあり、警察と相談中だ。事実関係の解明に全面的に協力し、再発防止と信頼回復にも全力で取り組む」としている。
 市によると、この業者との契約は本年度までに計12件、総額約700万円に上る。15年12月にアイヌ関連施設が開館する際、印刷物を監修した関係者らが業者を推薦。その後、指名競争入札などで正規手続きを踏まず、この業者との契約が慣例化した。この間、約20人の職員が契約手続きに携わり、担当の部長や課長が決裁していたという。
http://www.sankei.com/affairs/news/141225/afr1412250031-n1.html

札幌市アイヌ施策課が官製談合か…出版事業で

2014-12-26 | アイヌ民族関連
読売新聞 2014年12月25日
札幌市は25日、アイヌに関する市の出版事業で、アイヌ施策課の複数の職員が市内の出版社1社に対し、入札などで有利に働く情報を漏らして受注できるようにしており、官製談合の疑いがあると発表した。市の内部調査に複数の職員が認めたという。2003年度から組織的に行われていた疑いがあり、市は今月中旬、北海道警に相談した。
 官製談合の疑いがあるのは、市アイヌ文化交流センター(札幌市南区)を紹介するパンフレット、市内の小学生に配布する人権啓発用のノート、アイヌ文様のタペストリーを紹介するパンフレットの作成業務。市が文書を保管している09年度以降、全てを同社が受注していた。
 人権啓発用ノートは09~13年度に2万部ずつ発注し、各年度に71万4000円~113万8200円で契約。パンフレットなどと合わせた09~14年度の契約総額は約700万円だった。
 市の調査によると、03年度に市アイヌ文化交流センターが開館し、パンフレットを作ることになった。同課職員は開館準備で多忙だったため、アイヌ関連の出版物が多い同社が受注すれば業務がスムーズに進むと思い、同社が受注できるような不正を行った。
 その後も同社にアイヌ関連の出版・印刷物を発注することで業務が円滑になるとの認識が課内にはびこり、新旧の課長間で異動時に引き継ぐケースがあるなど慣例化していたという。
 同社に漏らした情報について、市は「警察と相談中で言えない」としている。
 この問題については、10月の市議会決算特別委員会で市議が受注状況に不自然な点があると指摘して、市が内部調査をしていた。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20141225-OYTNT50029.html


白老アイヌ博物館に北海道犬「カイくん」の“娘”

2014-12-26 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2014年12月25日(木)朝刊】
 北海道犬保存会鵡川支部長の豊田康秀さん(70)がこのほど、テレビコマーシャルに出演し「お父さん」の愛称で人気の北海道犬「カイくん」を父に持つ雌の「ゆめ」を白老・アイヌ民族博物館に寄贈した。「ゆめ」は元気に来館者に愛きょうを振りまいている。
 「ゆめ」は2010年(平成22年)6月生まれの4歳。体重は14キロ、体長は50センチ、体高は44センチ。同じく豊田さんが4年前に同博物館に寄贈、今年8月に亡くなった雄の「そら」ときょうだい。
 豊田さんは「そらは4年しか生きられなかったが、かわいがってもらった。北海道犬を知っていただくという意味でこの博物館にそらが来て良かった」と話す。同博物館の飼育担当で、豊田さんと長年知り合いの塩田知治さんは「ゆめはおとなしい。修学旅行生が来たら、ゆめの周りがいっぱいになります」と目を細める。
 同博物館はこうした豊田さんの善意にこたえ20日、「北海道犬の保存、資質向上に尽力され、アイヌ文化の伝承・普及活動に貢献された」と感謝状を贈った。野本正博館長は「4年前にそらをいただき、博物館の顔として全国のプロモーションでも活躍しました。来館者はそらを見てほっこり優しい気持ちになったようです」と話した。
 同博物館は「ゆめ」を含めて2歳から7歳の北海道犬7匹を飼育している。アイヌ民族は北海道犬を「セタ」と呼び。ヒグマやエゾシカなどの狩猟に用いてきた。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/12/25/20141225m_08.html

20年の研究を一冊に/中村一枝さん

2014-12-26 | アイヌ民族関連
釧路新聞 2014年12月25日
  釧路市出身の郷土史研究家、中村一枝さん(83)=札幌市在住=は24日、「永久保秀二郎の『アイヌ語雑録』をひもとく」(寿郎社)を出版した。釧路市内で明治時代にアイヌ民族の教育に尽くした永久保秀二郎氏が、アイヌ民族の4人からアイヌ語を聞き取りまとめた「アイヌ語雑録」を、20年かけて現代人にも読めるアイヌ語辞典風にまとめた。中村さんは「アイヌ語を通じ、アイヌ民族の心に触れるひとときを共有していただけたら幸い」と話している。A5判、324㌻。定価2808円(税込み)。問い合わせは同社011(708)8565へ。
http://www.news-kushiro.jp/news/20141225/201412252.html

台湾・南投県、抗日運動「霧社事件」発生の10月27日を記念日に制定

2014-12-25 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾 2014/12/24 11:23【政治】

(南投 24日 中央社)南投県政府は23日、日本統治時代の1930(昭和5)年に起きた台湾原住民(先住民)セデック族(当時はタイヤル族に分類)による抗日蜂起「霧社事件」を記念し、毎年10月27日を県の記念日に制定した。歴史的事実を後世に伝えたい考えだ。
陳志清代理県長は、事件を忘れないために、10月27日には関連行事を行うとしている。
【 霧社事件 】 日本の統治に不満を抱いた抗日勢力が、現在の南投県仁愛郷にあった霧社地区の小学校で行われていた運動会を襲撃し、日本人約130人を殺害した事件。その後、日本軍と警察は武力鎮圧を行い、600人以上のセデック族の人々が命を失っている。
(呉哲豪/編集:齊藤啓介)
. http://japan.cna.com.tw/news/apol/201412240001.aspx

「アイヌ」ヘイト頻発 反「差別」声上げる時

2014-12-24 | アイヌ民族関連
東京新聞 2014年12月24日
 アイヌ民族の存在を否定するヘイトスピーチ(差別扇動表現)が全国各地で頻発している。金子快之(やすゆき)・札幌市議(44)のアイヌ民族否定発言が火を付けた形だ。差別と偏見に満ちた「在日特権」なるデマが蔓延(まんえん)したのは、メディアの大半が「報じると相手の宣伝になる」などと黙殺したからである。「在日特権」の愚を繰り返さないためにも、アイヌ差別の言説を野放しにしてはならない。 (林啓太)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014122402000155.html

アイヌ民族理解に一役 北海道犬寄贈の豊田さんに感謝状

2014-12-24 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2014年 12/23)

(写真)豊田さん(左)と北海道犬の「ゆめ」。右は博物館で犬たちのお世話をしている塩田さん
 白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信代表理事)は20日、北海道犬寄贈を通じてアイヌ文化の普及啓発に大きく貢献したとして、北海道犬保存会むかわ支部長を務める豊田康秀さん(70)=日高町富川=に感謝状を贈った。来館者の中には犬がお目当てという人も多く、野本正博館長は「アイヌ民族のことを知ってもらえるきっかけになっている」と感謝の言葉を贈っている。
 豊田さんが北海道犬の育成に携わったのは38年前。友人から1頭を譲り受けたのがきっかけで、これまでに約300頭を繁殖してきた。
 携帯電話会社のテレビコマーシャルで「お父さん犬」としておなじみのカイ君の子「そら」(雄)を4年前に同館に寄贈。人なつこい性格が愛され修学旅行生を中心に人気を集めた。そらは残念ながら今年8月に4歳で亡くなったが、「ほかの犬より何十倍もかわいがってもらった」と豊田さん。野本館長は「北海道犬を通じて多くの人がアイヌ文化を学ぶきっかけになった。歴史的な悲しいというイメージもぬぐい去り、博物館の顔として全国プロモーションもしてくれた」と語り、懸け橋役になったことに感謝の思いを語る。
 こうした思いを受け、豊田さんは今年10月、そらと同時期に産まれた「ゆめ」(雌、4歳)を新たにした寄贈。人間で言えば30歳ほどで大人しく甘えん坊の性格という。
 同館は現在、ゆめをはじめ、2~7歳の北海道犬7頭とヒグマを飼育中。豊田さんと幼少期からの友人という同館職員の塩田知治さん(66)が毎日お世話をしているが、「そらが亡くなって残念がる方も数多くいた」という。新しく仲間入りしたゆめは早くも人気で、地元の女子小学生や来館者から館内散歩の要望も「多くの人から寄せられている」と塩田さん。
 今回の感謝状贈呈について野本館長は「こうした形では初めて」といい、これまでの功績を高く評価。「今後も継続して協力していただければうれしい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/20141220285

文化振興計画素案まとまる/釧路市教委

2014-12-24 | アイヌ民族関連
釧路新聞 2014年12月23日
  釧路市教委は、2015年度からスタートする方針の市文化芸術振興計画の素案をまとめた。4月に制定された市文化芸術振興基本条例に基づき、文化振興を総合的に推進するための計画で、来年1月まで市民から素案に対する意見を募集している。計画期間は15年度から17年度までに設定している。「アイヌ文化の保存、継承及び発展」の項目では、アイヌ文化講座などを開設。「文化芸術を担う人材育成」では、生涯学習人材バンク制度の活用や市民自らが情報発信する「情報発信ボランティア講座」などの事業を盛り込んでいる。  
http://www.news-kushiro.jp/news/20141223/201412234.html